2015年6月19日

6月19日 七ヶ浜まるごとバーベキュー

今朝は、宮城県七ヶ浜町で、あす土曜日に開催される「七ヶ浜まるごとバーベキュー」に注目します。

素晴しいネーミング❤七ヶ浜町は、松島の南に位置する海沿いの町。美しい浜が点在する、風光明媚な町として知られています。東日本大震災による津波で、町の面積の4分の1が浸水、大きな被害を受けましたが、いま復興へ向けて、歩みを進めています。

そんな七ヶ浜町で、初めて行なわれるイベントが、「七ヶ浜まるごとバーベキュー」。どんなイベントなのか?実行委員長の鈴木直也さんに伺いました。

◆あわび、あなご、うに、カニ
七ヶ浜まるごとバーベキューは漁業、農業、商業を合わせて、七ヶ浜をまるごと食べる企画。今回は、「あわびセット」「あなごセット」「うにセット」そして、農業の方から「お肉と野菜のセット」をつくってチケット販売した。アワビ2個、あさり1キロ、ワタリガニを3杯、これが「あわびセット」。「うにセット」は、ウニ5個、あさりを1キロ、ワタリガニ3杯。「あなごセット」は、中くらいのアナゴを3本、あさり1キロ、ワタリガニを3杯。七ヶ浜は、漁業が盛んな割には、食文化が無かった。だからこれをきっかけに、七ヶ浜の海の幸を体感してもらいたい。一番人気は「あなごセット」。即完売になった。


あわびが2個、あさり1キロにワタリガニが3杯付いた「あわびセット」が4000円、あわびに替わって、うに5個が付いた「うにセット」が3000円、穴子が3分くらい付いた「穴子セット」が2000円という、いずれもお得なセットでの販売になっています。

“美味しい海の幸を食べてもらって、七ヶ浜を身近に感じてもらいたい”という鈴木さん、その思いの裏には、七ヶ浜をとりまく、こんな現状があるといいます。

◆七ヶ浜は震災後活気がない。
七ヶ浜は震災後活気がない。街並みはきれいになったが、湾岸工事が進んでなくて、代替店や公営住宅は出来たが、飲食店はほとんどない。町民も観光の方も食べる所がないな〜と現在困っている。宿泊施設も無いので、折角来たので泊まるところもない。
なおかつ、夏場のメインとなる菖蒲田海水浴場が、いまだに湾岸工事の影響で、再開していない。来年あたりには、いまよりは見所がある街になっていると思うが、まずは「まるごとバーベキュー」などのイベントからこの七ヶ浜という町を知ってもらいたいという想いがある。

日本三景・松島のすぐ南で、菖蒲田海水浴場をはじめ、景勝地もたくさんある七ヶ浜ですが、飲食店や宿泊などの施設が、まだまだこれからということでした・・・仙台からも近いし、三陸道のアクセスもいいので、日帰りで楽しんで欲しいですね。

そして明日行なわれる、町の初めてのイベント、「七ヶ浜まるごとバーベキュー」。「バーベキューセット」は前売りチケット制で、当日チケットの販売はありません。ただし、当日ふらっとやってきた方には、こんな楽しみがあります!

◆当日ふらっと来てもOK!
出店は約10店舗を予定。チケットを買っていない方も楽しめるように、単品での販売もある。アワビやウニなど、要は、バイキングの様な。あとお土産として、焼き海苔やずんだもちなど色んな食べ物が集結。子供も楽しめるように、クジや風船わたあめなど遊び場としても楽しめる。
「第一回七ヶ浜まるごとバーベキュー」、いろんな方に七ヶ浜の美味しいモノや、空気や味を満喫してもらいたいのでぜひ当日、10時からやっているので、みなさんで遊びに来てください!よろしくお願いします。


『LOVE&HOPE』。今朝は、宮城県七ヶ浜町で、あす土曜日に初開催される「七ヶ浜まるごとバーベキュー」。アワビにウニ、旬のアサリにワタリガニなど、美味しいものいっぱいです。

あす土曜日午前10時から、午後2時まで行なわれます。ぜひ足を運んでみてください!

詳しくはこちらから

2015年6月18日

6月18日 復興bar@銀座2015

今朝は、宮城県・石巻市から、東京・銀座に出張オープンする一軒の「バー」をご紹介します。

石巻の町づくり団体「ISHINOMAKI2.0」が、津波で破壊された町に、手作りでオープンしたお店、『復興バー』です。



復興に関わるたくさんの人たちがお酒を傾け、交流するこのお店が、来週、東京・銀座に期間限定でオープンします。

ボランティアがきっかけでこの復興バー銀座の企画を立ち上げ、実行委員を務める茂手木厚志さんに伺いました。

◆お酒と共に被災地のリアルを
元々、石巻に震災後すぐに立ち上げた『復興bar』を、われわれボランティアスタッフが訪れた時に地元の方々が、震災後の未来へ向けて熱い話をしているのを目撃した。テレビや雑誌、新聞などメディアを通して見る被災地と地元の方から直接見聞きする被災地では違う。良い情報も悪い情報含めて、銀座にお店があることで東京の方々がお酒を飲みながら交流を深めて知ってもらおうと言う目的で始めた。被災地の色んな方々、事業に携わる方々がマスターになる。一年目に続いて三年目も出店するダンボール工場「今野梱包株式会社」。代表は石巻の住民で、震災当時は体育館の避難所で、避難者の方々のための壁面を作った方。石巻、被災地の力を見てほしいと思う。着々と復興へ向かって歩いているが、食の復興や事業の創出など様々なカラーが変わる。発展的な笑顔があるお店。



※過去の画像です。

銀座の復興bar、「日替わりマスター」という形になっていて、復興に関わる様々な人たちが、連日 入れ替わりでカウンターに立つことになります。

2013年の夏に第1回目が行われ、今年3回目。銀座で生まれた東北と東京の繋がりは、年の重ねるごとに広がっているようです。

◆銀座から生まれる東北と東京のツナガリ
二年目は一年目と比べてお客さんの数は153%アップ。去年の集客は4700人くらいだった。連日お店から溢れるほど人が来ていたし、お客さん同士の横の繋がりもあった。ボランティア団体はもちろんだが、東北出身の方々が銀座の真ん中で地元の方言を使っておしゃべりすることができる。ここまでみんなが喜んできてくれる場が銀座にあるというのは嬉しい限り。1品500円。今年はメニュー数を多くした。なぜかというとなるべく被災地の食事を味わってほしいと言うことと、生産者の顔が見えるメニューにしたかったから。各メニューに生産者の想いを記した。これを来場者全員に配布する。なぜこの食材を食べるのかを考えてほしいと思っている。今年6月26日(金)から8月8日(土)までとなっている。ちょっとイレギュラーで今年は日曜日も開催予定。昨年まではトータルで32日間稼働。おかげさまでマスターをやりたいという人が大変多くて、40日間オープン。昭和通沿い・銀座1丁目で開催。昨年より落ち着いて飲むことができると思う。この店の交流を踏まえていずれ東京と東北がもっと密な形になってお互い協力し合って事業を支えあう、震災前以上のお付き合いができたらいいなと思う。


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今日はこの復興バー銀座からプレゼントがあります。
復興バー銀座店で使える2,500円分のチケット(500円×5枚つづり)こちらを10名様にプレゼント!欲しい方は、このブログのメッセージフォームからご応募ください。

ちなみに、復興バー銀座の日替わりマスターには、南相馬市「福興浜団」の上野敬幸さんなど、この番組でレポートした方も登場する予定です。
復興bar@銀座は、毎年6月ごろにオープンします。これは銀座で知り合った東北の人たちに夏休みを利用して、会いに行って欲しいからという理由もあるそうです。銀座でぜひ交流を深めて、次は東北へぜひ!

スケジュールなど詳細はこちらから!
☆復興bar@銀座フェイスブック
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パーソナリティ 鈴村健一

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