2011年12月16日

12月16日「Ishinomaki2.0 『復興バー』」

今週は、宮城県石巻の若い世代が立ち上げた草の根の復興プロジェクト「Ishinomaki2.0」の現地レポートをお送りしています。

Ishinomaki2.0の松村豪太さんが作り、東京の美大生たちが未来のイメージを壁に描いた、小さなカウンターバー「復興バー」。




復興バーのオーナー、松村豪太さんに伺いました。

◆毎晩生まれる新しい“つながり”
 (店内は)せまい。椅子の数だけでも全部で10。それも無理やり置いている。そこに15〜20人が入る。
 自然と隣の人と触れ合って話すきっかけが出来てしまうバーだと思っている。昨日は記録に迫る25人。若い子も多いが年配も多い。外から来た大学の先生から、地元の肉屋、瀬戸物屋、呉服屋のご主人や奥さん、東京から来た外国人と話す。


◆お店が持つ意味
 明日の計画を考えられる、集まれるバーが欲しいと思って作った。表の黒板に「見切り発車」と書いて始めてしまった。まだ何も完成していないがとりあえず開けちゃえと。
 場所を作る大切さ。Ishinomaki2.0自体が色んな動きがあり、やりたいことがある人のきっかけづくりをするプラットフォームだが、復興バーは小さくてリアルなプラットフォーム。どこかに行きたい、やりたい、仲間を探したいという時に、場があると一気に具体化する。お酒を飲みながら出てくるアイデアもたくさんある。スターウォーズの話題で盛り上がって、被災地のがれきの中でパレードが出来たらいいよねとか。人が訪れるきっかけにもなる。いつまでも忘れられないということが被災地・石巻にとって一番大事。
 我々と正反対にあるのは、自粛。ふざけるなと思う。この場所に足を運ぶことが大事。色んなことができる状態になっている。チャンスがたくさん生まれていて、津波が来たからこそできる動きをしていきたい。楽しみながらやりたいし、そうしなければ津波に負けたことになる。もっといろんなことをやっていきたい。



Ishinomaki2.0は、復興そのものを楽しもうとしています。


【Ishinomaki2.0】

2011年12月15日

12月15日「Ishinomaki2.0 フリーペーパー『VOICE』」

今週は、宮城県石巻の若い世代が立ち上げた草の根の復興プロジェクト「Ishinomaki2.0」の現地レポートをお送りしています。

Ishinomaki2.0は、様々なジャンルの方が、それぞれの職業を生かした復興のアイデアを形にしています。

日本中に5万部を配布したフリーペーパー「VOICE」を制作したのはIshinomaki2.0のメンバーで、広告代理店のプロデューサー・飯田昭雄さんです。
青森県出身の飯田さんは、被害の大きな地域でできることはないかと、震災直後に東京から石巻に入り、現在は、仕事に費やす時間の多くを、Ishinomaki2.0の活動に傾けています。

◆フリーペーパー「VOICE」の意図
 石巻で被災した人達は、道を歩いている人をつかまえても、誰もが映画1本分くらいのストーリーを持っている。4月から石巻に入り、色んな話を聴いていて、こういう声こそ伝えなければと思った。町の人の声に全てが凝縮されている。未来も現在も過去も含め。そこで「VOICE」と名付けた。その声を伝えるのが僕らの役目なんじゃないか。

◆これからの日本は東北から変わる
 復興のフェーズが進んでいない。ガレキは片付き泥掻きは終わった。街はキレイになったが、次どうしようかというところで足踏みをしている被災地が多い。それを見て、広告代理店・コミュニケーションを作ることを生業にしているので、ネットワークを使ってモノを作るノウハウを持ってくることにした。プロダクトデザイナーやウェブデザイナーを置いて、異能集団を集めることで、承認プロセスを飛び越して「やっちゃう」。現実的なプロセスをどんどん立ち上げてすごいスピードで形にしていく。そういった活動が、リアルな生活に作用していく。そこで“のれん分け”をする。マネをしてくれと。
 これからの日本は東北から変わると実感している。日本は地方が変えると思う。高齢化社会で坂を転げるように転がる中、問題意識を持っているのは、東北をはじめとした地方。被災の問題だけでなく生活サービス全般の問題。今までのように誰かエライ人に話を通してはんこをもらってから考えよう…では無理。ここにいる人達は、明日にでも行動をしなければいけない。来月の生活費を稼がなければいけない。構造自体を変えなければいけない。そういう意味で日本再生のチャンスはここにある。
 なぜこの街が変わっていくのか、どうしたら変われるのかという実験の最前線にいると思っている。それを見て欲しいし、伝えていかなければいけない。日本を変える歯車になるならなりたい。今しかない。



フリーペーパー「Ishinomaki2.0 vol.0 VOICE」は、Ishinomaki2.0のウェブサイトから、データをダウンロードすることができます。
また、間もなく 最新刊の「vol.1 future」も発刊される予定です。


【Ishinomaki2.0】
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パーソナリティ:中西哲生・高橋万里恵

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