2012年5月17日

5月17日「宮城県石巻市・牡鹿半島のボランティア(1)」

宮城県石巻市・牡鹿半島は、地理的な理由で復旧に時間がかかっていた場所です。
昨年末には復興商店街が完成。
ただその時点では、「がれきの撤去は春以降までかかる」ということでしたが、現在の状況はどうなったのでしょうか。
震災直後から、現地でボランティアのとりまとめを続けている遠藤太一さんにお話を伺いました。

◆がれき処理の現状
 現在牡鹿半島内の大きいがれき(の処理)は、家の梁や屋根が落ちているようなことはないが、斜面にロープが引っかかっていたり、基礎が壊されたあとに、細かく散らばるプラスチックや金属、釘やガラスを取り除きながら遺留品、拾得物を回収するという形で進めている。
 一番重要なのは震災の爪痕が見えなくなり、石巻市内、仙台や県外へ出ている人が牡鹿に戻ってきた時に、「こんなにきれいなら」と、生活を再建しようと思える街になってもらえればと思い、細かいものまで拾っている。


◆牡鹿半島でのボランティアの役割
 長期で牡鹿のボランティアサポートをしていた人が、順次社会生活に戻っている。ピーク時にはリーダー格が15人〜20人いたが、現在、常駐者は4人。週末は3人という状態。
 金華山、網地島という2つの離島を現場としているため、週末は4人中1人が島に行ってしまう。団体を受け入れる受け皿が小さいため、問い合わせは多いが全ては受け入れられない。そのためお断りをせざるを得ない状態。受け皿をどれだけ広げられるか、学生や、数週間・数か月単位で助けられるという方がいれば受け入れをしている。
 復旧から復興へとフェーズが変わってきている中で、地元の手伝い、子どもの遊び場など気持ちの逃がしどころ(設置)などもできるのではないか。


このインタビューの後、さらに常駐のボランティアが減りました。
現在、常駐しているのは、遠藤さんを合わせて2人です。


遠藤さんが代表を務める牡鹿半島のpikari支援プロジェクトでは、長期間、復旧・復興にたずさわる意思のある方を求めています。
詳しくは、Pikari支援プロジェクトのTwitterかFacebookページをご確認ください。

【Pikari支援プロジェクト on Twitter】

【Pikari支援プロジェクト on Facebook】

2012年5月16日

5月16日「福島県南相馬市小高区・ボランティアの現状」

現在、福島第一原発20km圏内にある南相馬市小高区では、警戒区域の一部解除を受け、住民の方の一時帰宅が認められ、自宅の片付けなどが出来るようになっています。
このため、住民の方の要望を受けたボランティア活動も始まっています。その活動内容について、南相馬市ボランティア活動センター・松本センター長に伺いました。

◆ボランティアの活動内容
 活動場所は主に、避難準備区域が解除された南相馬市小高区。福島第一原発から10.1km〜20kmの区域。
 住宅は水に浸かったまま、津波に流された車両や農機具が畑や道路、ガードレールに引っかかったまま。それが1年間放置されている。地盤沈下と津波で中の家具は水浸し。そうした家を少しでも乾かしたいという住民の希望があり、家から家具や布団などを外に出すという作業。ガレキを集める場所(行政による仮置き場)がないため、敷地内で保管してほしい。家の人もそれは分かっているので、敷地の一角まで運ぶ。
 住民はまだ住んでいない。24時間居てはいけない地区なので、活動する時は仮設住宅に避難している方が車で30分〜40分かけてやってきて、立ち会いの上でがれきを撤去する。



松本センター長によると、小高区は現在も地盤沈下の影響で、雨が降ると道路は50cmほど浸水する状態だということです。
また、がれきを集める「仮置き場」の設置は、南相馬市の工程表では来月以降の予定だということです。


小高区では来週以降、電気が復旧するため、一時帰宅が増え、ボランティアへの要望も増えることが予想されます。
今後のボランティアへのニーズ、そして放射能のケアについて伺いました。

◆ボランティアが足りない
 週末は100名を超えるので人が足りるが、平日は圧倒的に足りない。常時100名くらいのボランティアが必要と見ている。ニーズはますます増える。
 放射能。線量計を持って回っている。線量が高い地域はスタッフへ撤収指示を出している。安心して活動してほしい。
 1年間、放射能の影響で被災当時のまま。被災地を歩くたびに言葉にならない。
 長い間放置すれば建物は痛み、農地も使えなくなる。日本の原風景・農村が崩れようとしている。みなさんの力が欲しい!



ボランティアの受け付けや、宿泊施設などについては、「南相馬市ボランティア活動センター」のブログでご確認ください。
【南相馬市ボランティア活動センター(運営:災害復興支援ボランティアねっと)ブログ】


「南相馬市 生活復興ボランティアセンター」でも、小高区・原町区でのボランティア受付を、18日(金)から開始します。
【南相馬市生活復興ボランティアセンターのブログ】
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