2013年8月12日
8月12日 Light Up Nippon in 宮城県亘理町
東北では、東日本大震災から3回目の夏を迎えています。昨日8月11日は、震災から2年5カ月の、節目の日。全国から集められた「花火募金」を元に、被災地に追悼の花火を上げる「ライトアップニッポン」も開催されました。
高橋万里恵も宮城県亘理町の会場で「ライトアップニッポン」の花火を、リスナーの皆さん24人と一緒に観てきました。
花火の前に、まずは地元の方にお話を伺いました。被害の大きかった「荒浜地区」を案内してくださったのは、亘理町「震災語りべの会・ワッタリ」の、安藤美恵子さんと一宮喜輝さんです。
◆亘理町荒浜地区
(一宮さん)北のほうが阿武隈川と岩沼市になります。東は太平洋。松の木一本ありません
(安藤さん)いまはこういうふうに雑草が生い茂っていて、津波の傷跡や痕跡があまり感じられないが、この荒浜地区は昔お米や紅花を積んで貞山堀を通って仙台石巻のほうに運んだ港町。(この地区には震災前は)2500世帯くらいの家があった。今現在はなにも見えないが、よくみると基礎だけが残っている。その他のものは全部流されたり、壊したりしてしまった。
亘理町では、津波で町のおよそ半分が浸水し、306名の方が犠牲になりました。「子供たちの夏の想い出づくりのために」「震災で故郷を離れて暮らす人たちの里帰りのきっかけになれば」。そんな亘理町では今年はじめて「ライトアップニッポン」の花火が打ち上げられました。夕闇が広がる午後7時。打ち上げの時刻です。
◆リスナー参加者の声
「感慨深いものがあった。ニュースでは亘理町のことなどいろいろ聞いていたが、皆さんあきあらめないでここまで頑張ってくれてありがとうと言いたい。今後も東北の復興に目を向けていきたい。」
「すごくきれいなんだけど、すごくはかなくて。でも高く見上げていると皆前を向いていけると思うし。感動しました、ほんとに。」
「震災のときちょうど仙台にいたんですが、すごく思い出しながら観ていて。犠牲者の方の命が光になって表れているなと思いました。すごいきれいでした、ありがとうございます。」
◆地元の参加者の声
「いままでは亘理の花火はうちからも見えたが、震災後はずっとなくって寂しいなと思っていたので、今回来れてよかったなと思っています。」
「いままでは海で花火を見るものだというのがあって。でも震災で海には行けないというか。でもここでやるということで、懐かしさもあり、楽しさもあって。いいですね。」
亘理町では、震災前毎年8月15日に漁港の近くで花火大会が行われていましたが、震災以来中止となってしまったということ。「早く地元の花火大会が開催できる日が来ることを願っている」という声も聴かれました。
また今年の「ライトアップニッポン」は、全国から3000万円を超える「花火基金」が寄せられ、亘理町以外にも、岩手宮城福島を中心に全国15カ所で一斉に花火が打ち上げられました。
被災地に寄せるたくさん想いが、東北の夏の夜空を照らしました。
高橋万里恵も宮城県亘理町の会場で「ライトアップニッポン」の花火を、リスナーの皆さん24人と一緒に観てきました。
花火の前に、まずは地元の方にお話を伺いました。被害の大きかった「荒浜地区」を案内してくださったのは、亘理町「震災語りべの会・ワッタリ」の、安藤美恵子さんと一宮喜輝さんです。
◆亘理町荒浜地区
(一宮さん)北のほうが阿武隈川と岩沼市になります。東は太平洋。松の木一本ありません
(安藤さん)いまはこういうふうに雑草が生い茂っていて、津波の傷跡や痕跡があまり感じられないが、この荒浜地区は昔お米や紅花を積んで貞山堀を通って仙台石巻のほうに運んだ港町。(この地区には震災前は)2500世帯くらいの家があった。今現在はなにも見えないが、よくみると基礎だけが残っている。その他のものは全部流されたり、壊したりしてしまった。
亘理町では、津波で町のおよそ半分が浸水し、306名の方が犠牲になりました。「子供たちの夏の想い出づくりのために」「震災で故郷を離れて暮らす人たちの里帰りのきっかけになれば」。そんな亘理町では今年はじめて「ライトアップニッポン」の花火が打ち上げられました。夕闇が広がる午後7時。打ち上げの時刻です。
◆リスナー参加者の声
「感慨深いものがあった。ニュースでは亘理町のことなどいろいろ聞いていたが、皆さんあきあらめないでここまで頑張ってくれてありがとうと言いたい。今後も東北の復興に目を向けていきたい。」
「すごくきれいなんだけど、すごくはかなくて。でも高く見上げていると皆前を向いていけると思うし。感動しました、ほんとに。」
「震災のときちょうど仙台にいたんですが、すごく思い出しながら観ていて。犠牲者の方の命が光になって表れているなと思いました。すごいきれいでした、ありがとうございます。」
◆地元の参加者の声
「いままでは亘理の花火はうちからも見えたが、震災後はずっとなくって寂しいなと思っていたので、今回来れてよかったなと思っています。」
「いままでは海で花火を見るものだというのがあって。でも震災で海には行けないというか。でもここでやるということで、懐かしさもあり、楽しさもあって。いいですね。」
亘理町では、震災前毎年8月15日に漁港の近くで花火大会が行われていましたが、震災以来中止となってしまったということ。「早く地元の花火大会が開催できる日が来ることを願っている」という声も聴かれました。
また今年の「ライトアップニッポン」は、全国から3000万円を超える「花火基金」が寄せられ、亘理町以外にも、岩手宮城福島を中心に全国15カ所で一斉に花火が打ち上げられました。
被災地に寄せるたくさん想いが、東北の夏の夜空を照らしました。