2013年7月22日

7月22日 石巻川開き祭り&スタンドアップウィーク2013

東北もいよいよ夏休み。今朝は、宮城県石巻から、夏の恒例イベントの話題です。

7月31日・8月1日に行われる、石巻最大のお祭り「川開き祭り」。そして、石巻の街作り団体 ISHINOMAKI2.0が主催する、スタンドアップウィークです。

去年はクロノス・高橋万里恵が、この2つのイベントに参加。クロノスとのコラボによる、フットサルイベントも行われ、アーティストのGAKU-MCさんも出場しました。GAKUさんチームは、リスナー参加者・石巻の地元中高生を相手に、一切手を抜かず 20連勝すると言う大人げなさも見せ(笑)、一方、高橋万里恵は自分の攻めるゴールがどっちかも分からないという状態でした。。。

あれから1年。今年もそのシーズン。まずは、伝統行事「川開き祭り」について、ISHINOMAKI2.0のメンバーで、石巻出身の、古山隆幸さんに伺いました。

◆年に一度、石巻が人であふれる鎮魂のお祭り
大正時代にはじまって100年くらいの歴史があるお祭り。供養、鎮魂の祈りを目的としたお祭り。毎年31日の初日は鎮魂の祈りをメイン。1日は川開き祭りのメインである花火大会や鼓笛隊パレードがある。東北各地からたくさん人があつまって開催される。こんなに石巻に人が集まるんだというくらい、町の中が(渋谷の)スクランブル交差点以上になる。歩けないくらいです。


そして、この川開き祭りに合わせて行われるのが、スタンドアップウィーク。今年も、様々な企画を用意しています。

◆石巻ハッカソン
毎年川開き祭りの前の2週間にやっているスタンドアップウィーク。2013年のコンセプトとしては世界で一番おもしろい町を作ろうというキーワードで街づくりに関する話し合いの場を作ったり、たくさんの企画をしている。7月26日の前夜祭を皮切りに8月1日まで開催する。石巻2.0として去年からやらせてもらっている、石巻ハッカソンというのがある。ハックとマラソンを掛け合わせたもの。これは1日〜3日という限られた期間で行う開発イベント。今年も第2回石巻ハッカソンとして、7月26日から28日、石巻工業高校で開催。開催して成果を上げるとかサービスを作るのが目的ではなく、石巻の若者と、いま最前線で活躍しているエンジニアを合わせて、それぞれ石巻工業高校の中で3日間でアプリケーションを作る。何が起きるかと言うと、アプリもできるがそれ以上に、石巻の若者たちが「なんだこの大人は、なぜこんなわざわざ石巻まできて汗水たらしてアプリを作っているんだ」って思う。その姿はカッコいいなと、去年はそれが成功した。東京から来たエンジニアたちが意味も分からず汗水たらしてアプリ開発、サービスを作る背中をみて、若者たちが触発されて一気に開発の現場に足を突っ込む若者たちが増えてきた。だからこそ今年も石巻ハッカソンは開催される。その中から世界にチャレンジできる若者が生まれたら、また石巻が面白い新開すると思ってワクワクしている。


そして、このスタンドアップウィーク2013、この夏も、クロノスとのコラボイベントを実施します!

【クロノス・Ishinomaki2.0 presents リ・フッチボリスタ&GAKU-MC LIVE】 Supported by 白元・アイスノン

7月31日(水)は、震災直後から石巻でボランティアを行ってきたGAKU-MCさんによるスペシャルライブ、(入場無料)、8月1日(木)には、フットサルイベントです。

前回、高橋万里恵のサッカーがあまりにひどいと批判を浴びたため(?)クロノスも本気でいきます。なんと、中西哲生が参戦!場所は、石巻の中心市街地、「町の中でフットサル」です!現地で飛び入り参加も可能ということで、GAKU−MCさん、中西哲生と一緒にボールを蹴履帯という方、ぜひぜひご参加下さい。


◎STAND UP WEEK 2013
7月27日〜8月1日 石巻中央各所で開催
http://ishinomaki2.com/category/project2/stand-up-week/

◎石巻川開き祭り
7月31日〜8月1日
http://www.ishinomakikawabiraki.jp/index.html

2013年7月19日

7月19日 現役東大生のインターネット政党「Youth Up」



参議院選挙投票日直前。今日は若い世代に向けて、政治への関心を呼びかける、ある現役大学生の取り組みをご紹介します。東京大学工学部4年生の鈴木邦和さんは、今年6月、若者の声を政治家や政治団体に届けるインターネット政党「Youth Up(ユースアップ)」を立ち上げました。また、これに先立って、昨年、政治情報サイト「日本政治.com」もオープンしています。

■有権者、特に若い世代に政治や選挙の情報を届ける
去年9月に会社を立ち上げ、「日本政治.com」という政治のサイトを運営している。
有権者の方に、政治や選挙の情報をよりわかりやすく伝えられるようなメディアをつくろうと始めた。また有権者がどのようなことを考えているのかという調査も行っていて、電話調査やインターネットを使った調査もやっている。
70%が20〜30代と若い世代で、これは政治サイトとしてはめずらしいこと。
今回の参議院選挙では(利用者が)10万人に。有権者の方にとって便利なものがつくれたのではと思っている。


鈴木さんは工学部の大学生。もともと政治にはほとんど関心がなかったといいます。そんな鈴木さんのマインドを変えたのが、東北の被災地でのボランティア活動でした。

■震災ボランティアが政治に興味を持つ第一歩に
わたしは(震災後)ずっと石巻と気仙沼、東松島にボランティアで入っていた。
特に石巻の雄勝に入っていて、ボランティアはもちろん重要だが、私自身ができることは非常に限られていて、政治や行政が果たす役割の大きさは比較にならないものがあると感じた。
ただ必ずしも、政治がうまく機能していない場面もたくさん目にした。
例えば補助金の枠が非常に限定されている。がれき撤去のためには使っていいが、人件費としては使ってはいけないなど、いろいろな規定があって。
でも実際に雄勝で必要だったのは、フェースが変わるなかで、人と人とをつないで産業を起こしていくことや、もう少し補助金では賄えないところが実はいま必要とされていて、活動を断念せざる負えない状況もあった。
もう少し現場のニーズと政治がちゃんと繋がれるような状況なら、ああいったことは起こらなかったのではないかと。それが政治に興味をもち、なにかやろうと思ったきっかけになった。


大学を一時休学してボランティア活動を行った鈴木さんは、復学した後、若者と政治を結びつけるプロジェクトに取り組みます。それが「日本政治.com」と「Youth Up」でした。決まっていた就職内定も辞退して、いまは、この活動をさらに拡大していこうと、意気込んでいます。

■世論と国会の討論を「見える化」したい
有権者の声をもう少し政治側に伝えるという役割があってもいいんじゃないかと。それは被災地に行ったときにすごく感じたので。
わたしは選挙が終わったあとのほうが勝負。いろんなサービスをいま作っている途中だが、そのうちの一つが「世論と言論と国会の討論をつなげるプラットフォーム」をつくる、ということ。
国会の討論はわかりにくい。一方で有権者がなにを考えているかは、世論調査で大きなところはわかるが、細かい法案のところはわからない。そこの風通しが非常に悪いので、インターネットを使ってクリアにしたい。世の中の議論が見えやすくなって、建設的に議論ができるようにしたい。


「Youth Up」は、リアルな政治活動を行う政党ではなく、若者の声を集めて政治家に届ける「ロビー活動」を行うプロジェクト。6月末にスタートし、現在の賛同者は700名ほどで、今後の展開に注目です。被災地から生まれた新しい芽が、日本の政治に新しい風を吹かせてくれるかもしれません。

Youth Up
日本政治.com
«前の記事へ || 1 | 2 | 3 |...| 814 | 815 | 816 |...| 1066 | 1067 | 1068 || 次の記事へ»

パーソナリティ 鈴村健一

メッセージ、ご意見、プレゼントご応募はこちら

特別番組 LOVE & HOPE ~10年目の春だより

TOKYO FM 特別番組 HANABI

「LOVE&HOPE~防災ハンドブック2015」PDF版ダウンロード配信中

アーカイブ

  • いのちの森
  • Support Our Kid's
  • TOKYO FM
  • JFN