2013年7月16日

7月16日 いわき市・四倉海水浴場オープン

今朝は、福島県いわき市から、海水浴場 再開の話題です。海の日の昨日、震災以降、2年ぶりに海開きを迎えたのが、いわき市の四倉)海水浴場です。昨日は、いわき市も、絶好の海水浴日和だったみたいですよ! いわき市 観光交流課 草野さんに伺いました。

◆2年ぶりの再開
いわき市では震災前の平成22年度は、9箇所の海水浴場があり80万人の海水浴客が来ていた。ところが東日本大震災の影響で23年度は開設を見送り、24年度は勿来海水浴場をなんとか開設できた。本年度は四倉海水浴場と、勿来を開設することが出来た。四倉海水浴場は砂浜では特段影響はなかったので、遊泳エリアの瓦礫がないかということで潜水士に確認してもらい、安全が確認できたことで開設に至った。

いわき市できのうオープンしたのは、四倉、勿来(なこそ)の2つの海水浴場。放射線量についても、いわき市の調査で安全が確認されています。

◆毎日の測定、数値の公表で安全を確認
海水浴場開設期間中は毎日空間線量を図っている。海水浴場内に掲示板を建てて掲示している。海水についても7月、8月に2回ずつ水質の測定をとる。本日9時現在、四倉海水浴場では空間線量は0.05msv/h、海水はセシウム不検出。数値もHPで公表する形を獲っている。

こうして環境も整い、再開を迎えた四倉海水浴場。絶好のお天気の中、きのうはオープニングセレモニーも行われ、地元の方や家族連れで、ビーチは久しぶりの賑わいを見せました。

◆仕事がなければ海に入りたい
大変多くの方が来られた。1000人くらいは来ていたかなと。特に地区の実行委員会の待ち望んでいたようで、お客さんも天候が良かったことも有り、久しぶりに海に入るという方も多かった。四倉の海水浴場はとても砂浜が広い。国道から500mくらいある広い砂浜で景色も見晴らしがよく気持ちが良い。私は仕事中だが、仕事がなければ私も海に入りたい。四倉海水浴場のすぐとなりに、道の駅四倉港がある。震災で被害を受けたが昨年度リニューアル。おみやげ屋さんやお食事処がある。釜飯や海鮮丼など四倉でしか食べられないものがある。駐車場も隣接。駅からも非常に近い。ぜひお気軽に来ていただきたい。
             

いわき市では今年、四倉海水浴場、勿来海水浴場の2箇所がオープン。8月18日まで海水浴を楽しめます。

※四倉海水浴場は、常磐道「いわき四倉IC」常磐線「四倉駅」
 勿来海水浴場は、常磐道「勿来IC」常磐線「勿来駅」が、それぞれ最寄りです。

2013年7月15日

7月15日 ビーチで津波を知らせる合図 「オレンジフラッグ」

<オレンジフラッグの一例>

今日は海の日。海のレジャーに出かけるひとも多いのではないでしょうか。でも、東日本大震災ではその海で、津波により多くの方が犠牲になりました。もし、あなたが海に入っているときに、地震がおこり、津波が発生したら?

そこで、東日本大震災をきっかけに、海と関わりの深いサーファーやライフセーバーの声から生まれたのが、オレンジ色の旗「オレンジフラッグ」です。サイレンや防災無線では伝えにくい「津波」の情報を、視覚的に伝える手段として、いま各ビーチで広がりを見せています。お話は、JPSA(日本プロサーフィン連盟)の理事長、牛越峰統さんです。

◆津波の危険を知らせる「オレンジフラッグ」
海に来ている方だとわかるが、風向きでサイレン等が聞こえないことがよくある。沖から吹いてくる風に岸から向けているコールがぶつかると、結構聞こえないというのがプロの試合などでもある。
震災後、防災無線やアナウンス、サイレンが聞こえないこともあるので、視覚的な合図としてオレンジフラッグを考えた。


牛越さんの体感としては、沖で泳いでいると、震度3くらいまでは、地震を体で感じることは難しいといいます。「津波警報、津波注意報がでたときに、危険を伝える手段を一つでも増やしたい。」そんな思いから生まれたのが、「オレンジフラッグ」です。フラッグのサイズや掲げ方は、ビーチにより異なります。大きな垂れ幕のところもあれば、大漁旗のように、人が振るものもあります。

◆海に入る前に「津波防災」の意識を
現在オレンジフラッグの導入は、神奈川県鎌倉市、静岡県御前崎市、そして千葉全域。千葉の夷隅市太東ビーチでも進んでいる。オレンジフラッグが津波注意報、津波警報の流れになっているので、ぜひその色を目安に、もしその現場に自分がいたら、フラッグがその場になくても、オレンジ色的なカラーがあれば、自分でまわすということも頭に入れておいてもらいたい。
全海岸にオレンジフラッグがあって、それを振る専門の方がいれば、対応的にはすごくいいが、やっぱり緊急時はオレンジフラッグがなかったらどうやって伝えるか。オレンジ色の光は電気の光をイメージしている。もしオレンジフラッグがなくても、車なりにライトがあったら、岸から海に入っている方に知らせると。もしくは笛、最悪は大きな声をだして、手のジェスチャーも交えて、「津波だから危険だから(海から)上がれよ」と伝える。
自然界の海で遊ぶわけだから、それなりの知識は知っててほしいなと思います。



日本プロサーフィン連盟

オレンジフラッグについて
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パーソナリティ 鈴村健一

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