2016年10月25日

10月25日 福島フェス@六本木ヒルズアリーナ(2)

今朝は10月15日、16日の2日間六本木ヒルズアリーナで開催されました「福島フェス」のレポートです。 福島のグルメや特産品、観光PRのブースが出店して賑わいました。

ステージでは「ミスおちょ娘(こ)」が選出されるミスコンも開催された。米どころ、酒どころ福島ならではのユニークなイベント。そして、会場の一角にあったのが「ふくしまの酒まつり」というブースです。福島県は、日本酒の新酒の鑑評会で4年連続「金賞受賞数日本一」に輝く酒どころ。今年の鑑評会では金賞受賞銘柄はなんと18銘柄に及びました。

福島県喜多方市の「夢心酒造」の日本酒も、昨年この鑑評会で金賞を受賞した酒蔵。お話は「夢心酒造」の東海林伸夫さんです。

◆日本酒のコンテストで、福島4年連続1位!
今日はうちの「奈良萬」というシリーズを出しました。福島県の一番西、喜多方市の酒蔵です。唯一国が認めている日本酒の新酒のコンテストで、蔵元はそこで金賞をとることを目指して酒づくりをしているんですが、その金賞の数が、福島県が4年連続日本一だったんです。「夢心酒造も金賞を受賞したんですか?」うちもおかげさまでとらさせていただきました。お酒は日本酒からできるので、いいお米ができるところの日本酒はうまい。水も大事です。米は移動できるけれど、水は移動できない。必ず自分の蔵の下の水を使っていますので、もしかすると米以上に水が大事かもしれない。うちの酒に使われているのは軟水で、飲むと柔らかい感じがします。福島と新潟と山形にまたがる飯豊山系の雪解け水が入ってきていると言われています。利き酒ならぬ「利き水」をすると、各メーカーによって味が違うので面白いですね。
震災の影響は、津波の影響などはありませんでしたが、福島のイメージが悪くなったので、その影響などはありました。特に震災後、どんなに安全ですよと言っても信じない人は信じない。じゃあ誰かに認めてもらうしかないという気持ちもあったので、とにかく鑑評会で金賞をとろうと。個人の蔵元としてもそうだし、お互い情報交換をしたり各メーカー同士もやっているので、県全体の品質がぐっとあがって、金賞が増えたことにつながったんだと思います。どのお店にいっても福島の日本酒はおいしいねといわれることが、僕たち酒蔵にとってはうれしいことですね。
「(試飲)これ危険ですね♪」食事と合わせるともっとおいしいです!


会場には福島県から15の酒蔵が出店して、好きな銘柄2種類を楽しめる「きき酒」は500円。たくさんの方が、福島の日本酒を楽しんでいました。夢心酒造さんの「奈良萬」は、東京「日本橋ふくしま館MIDETTE」で購入可能です。
また東海林さんおすすめの福島グルメは、喜多方のラーメン。喜多方はラーメンの街ということで、朝7時からオープンしているお店も多いとか。あと会津地方の「馬刺し」。ニンニク味噌でいただく独特の食べ方があるそう。サシがなくて赤身だけの馬刺し。一方相馬地方では馬は神様だから絶対に食べない。県内でも風習、食文化の違いがあるんですね。

ラジコではタイムフリー機能で放送後1週間、聞き返せます!
関東エリアの方はこちらからどうぞ。

「福島フェス」のレポート、明日も続きます〜!

パーソナリティ 鈴村健一

メッセージ、ご意見、プレゼントご応募はこちら

特別番組 LOVE & HOPE ~10年目の春だより

TOKYO FM 特別番組 HANABI

「LOVE&HOPE~防災ハンドブック2015」PDF版ダウンロード配信中

アーカイブ

  • いのちの森
  • Support Our Kid's
  • TOKYO FM
  • JFN