2017年2月15日

2月15日 女川のグラフィティライター D-Bonsさん3

昨日に引き続き、宮城県女川町のグラフィティライター・D-BONS、通称ボンちゃんのインタビューです。

ボンちゃんは現在、女川駅前プロムナード「シーパルピア女川」のバー、「シュガーシャック」のオーナーやデザインの仕事をしながら、スプレー缶のアート「グラフィティライター」として活動を続けています。

震災後の町に描かれたボンちゃんのグラフィティは、女川、石巻、牡鹿半島に50箇所以上。さらに、女川の恒例行事、3月の「復幸祭」でも、ライブペイントという形でその作品を見られるようです。
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◆復幸祭で描くものは・・・
高橋:作品もそうですしスプレー缶で描いているのを始めてみて、どんどん色がついて作られていくのに感動したんですけど、やっぱり女川の復幸祭で発表を。
ボン:今年3月にあるので、復幸祭があリ、瓦礫ストックという女川のイベントもそうですし、女川のイベントでは結構絵を描かさてもらっていますね。
高橋:今年の復興祭はどんな作品を。
ボン:それも来てのお楽しみじゃないですかね。
高橋:ラジオで伝わりにくいんですけど、ボンちゃんの描く絵は、ヒップホップのアーティストだけど描くのがすごく繊細な桜の絵で。
ボン:本当は繊細なんです。

***
◆子どもたちに夢の選択肢を
ボン:子どもたちをもっと充実した生活にさせたいなと思っていて、それは何かというと、被災地だと言われてどこも工事現場で窮屈な中で、夢の選択肢というか希望や夢を持ってほしいし。夢もありきたりじゃなくていろんな夢を見られる環境を作ってあげたくて。ヒップホップに女川にいながらハマったのと一緒で可能性を広げてあげたい。俺がグラフィティで女川で食っていっているというのを証明することができれば、グラフィティというのは町中で違法なものですから、イメージもマイナス。でもそんなことでもやり方次第で食べていけるというのを見せることができれば、女川の若い子たちも、あのおっちゃんができるなら俺も出来るなというのを見せたい。子どもたちについては協力できることはしたいなと思うし楽しく生きてほしいと思いますね。
中学生を対象にそういう文化に触れる、そのときだけ一階触れるのではなくて継続的に出来る仕組みを考えていて、グラフィティだけじゃなくてダンスやラップ、DJ、ストリート文化に触れる場作りをもくろんでいます。この店はDJブースもあってなんでもできる店というのがテーマ。バーをやっていない時はそういうやつが練習したいなら全然OKという自由な空間として作ったので、そういうのが増えていけば面白いかなと思っていますね。



B-BONSさんグラフィティは、シーパルピア女川のバー「シュガーシャック」にもあるほか、希望の鐘商店街、金華山に行く船の桟橋の待合室、牡鹿半島の 各浜の漁師さんの漁具などを置くコンテナにたくさん描かれています。女川散策するならぜひ探してみて下さい!

そしてボンちゃんのライブペイントが行われる女川復幸祭は3月19日(日)となっています。

パーソナリティ 鈴村健一

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