2017年4月25日

4月25日 福島県相馬市 松川浦 菊地基文さん(2)

今週1週間は、福島県の漁業、そして生活する人々の「いま」を特集します。
そして、福島を応援する企画として、毎日、福島県産の美味しいモノ・郷土品の
プレゼントもご用意しました。
火曜日のプレゼント、「小女子(こうなご)のちりめん」200グラム を3名様
当選者は以下の3名さまです。

「スパイシー♪」さん
「りえまま」さん
「ピロピョン」さん


以上3名様、おめでとうございます♪
現地より直送にてお届けしますので、
スタッフからご連絡させていただく可能性があります。
よろしくお願いいたします。

***

引き続き、福島県相馬市「松川浦漁港」の若き漁師、菊地基文さんのインタビューです。
国の基準よりも、さらに厳しい基準を設けて調査を続け、 いまでは、およそ100種類の魚を水揚げできるまでに再生した松川浦漁港。そもそも、このあたりの海で獲れる魚「常磐もの」は、全国的にも上手い魚のブランドとして有名なんですが、菊地さんは、「常磐もの」復活の道筋を見えてきたことを、こう感じていると言います。

◆漁業者としての喜び
(※聞き手:中西) (菊地さんが、水揚げした常磐ものについてどんな感想が)こないだいわきの寿司職人の親方から連絡が来て、こちらからヒラメとか色々送ったんですけど、「ヒラメ食って涙が出た」と言っていましたね。やっぱり違うと。それは嬉しいですよね。直接扱う人、一番舌が肥えている人から評価をもらうというのは漁業者としては最高ですよね。(僕は相馬の人間ではないんですけど、すっごい嬉しかったです。僕も相馬で上がったものを食べさせて頂いて、ものすごく美味しかったので)あんなもんじゃないですよ(笑)


さらに、相馬の海と漁業について詳しく伺いました。

◆いま、相馬の海は
トータルで豊かにはなっていると思いますね。福島の沖は。この魚は震災前はそんなに数はいなかったのに・・・というものが上がっています。アカムツ…東京だとノドグロって呼びますよね。根魚と呼ばれる魚ですかね。カサゴ類とか。(食べたい!!実際この6年間で漁業に興味を持つ人を育成するのは難しかったと思いますが現状は)こういう現状になっても毎年、底引き船や小型船に若者が毎年1人ずつくらい入ってきています。ここの基幹産業は漁業で、ずっと優秀なんです。今まで儲かって来たんです。中学校卒業したての鼻たれ坊主が1000万円くらいもらえる世界だから。(そうなんですか)10カ月で1000万円くらいもらえます(それだけ豊かな漁場がこの相馬にあるということですか)それもそうなんですが、一番大きいのは気性の荒い漁師が多いという浜だからですかね。荒らしているとほかの浜から船が出なければ独り勝ちになるんです。その日の浜値が上がるんです。それも企業努力なんですが、海が荒れれば荒れるほど出たがる(笑)(そんなリスクを冒したがる精神はどこからくるんですか)魚獲ってくれば(価格が)跳ね上がるのが分かっているから。タンカーすら走っていないような海でも操業しているんです。船頭連中が無線で「大きい船出てねえな」と。下で働いている人たちにするとかんべんしてくれという感じなんですけどね。(それでも船を出すというのは技術が当然高いということですよね)そうですね。魚獲る技術は上手いと思います。


あしたも、菊地さんのインタビュー、松川浦漁港の美味いものプレゼントあります!

パーソナリティ 鈴村健一

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