2017年4月26日

4月26日 福島県相馬市 松川浦 菊地基文さん(3)

今週1週間は、福島県の漁業、そして生活する人々の「いま」を特集します。
福島を応援する企画として、毎日 福島県産の美味しいモノ・郷土品のプレゼントもご用意しました。


水曜日のプレゼント、松川浦漁港の漁師・菊地さんの「清昭丸」から
『ミズダコのボイル(冷凍) 足1本まるごと500グラム』
を3名様にプレゼント!

当選者は
★クニクニ さん
★ラビちゃん さん
★たかちゃん さん
以上3名さまです。

おめでとうございます!
産地直送でお届けします。お楽しみに☆

※スタッフからご連絡させていただく可能性があります。

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引き続き福島県相馬市「松川浦漁港」の若き漁師、菊地基文さんのインタビューです。厳しい基準で調査、試験操業を続けてきた松川浦では、
いまようやく、震災前の活気を取り戻しつつあります。菊地さんは、「漁師が加工品の開発に乗り出したり、漁師自らPR活動を始めたのも、震災があったから」と、本当に前向きに活動を続けています。最後は、菊地さんが考える松川浦、福島の漁業のこれからです。

◆震災前にはできなかったこと
(※聞き手:中西)ここの漁業は、ずっと優秀なんです。今まで儲かって来たんです。中学校卒業したての鼻たれ坊主が1000万円くらいもらえる世界だから。(それだけ豊かな漁場がこの相馬にあるということですか)それもそうなんですが、一番大きいのは気性の荒い漁師が多いという浜だからですかね。タンカーすら走っていないような海でも操業しているんです。(それでも船を出すというのは技術が当然高いということですよね)そうですね。魚獲る技術は上手いと思います。(特有の相馬の技術ってあるんですか)ここで作った技術がありますね。底引き船って底を引くので魚が中で死んじゃうんですね。ここは網に工夫をしていて活魚で持ってくるという。(生きたまま)ええ。船にも活魚槽といういけすがあってそこに入れて持ってくるんです。(するとクオリティが全然違う)活魚の方が全然値段が上がります。(値崩れしたり漁に出られないとか色々あったと思いますが、この6年を振り返ってどうですか)やりたいことをただやってきただけなので。こんなことは震災前だったらできなかっただろうということが実際に形になっているし。そういう意味では逆にプラスなんじゃないかなと思うくらいです。(どんこボールもそうですが、あがってきたものを自分たちで加工でさらに美味しくするという部分も続けていくんですか)続けようと思っています。若い漁業者で任意で団体を作ってやっているんですが、それ以外にも水産加工と個々の浜で上がる魚の発信、ただイベントに行って食べさせてというPRだけじゃなく、雑誌も作っているんです。「食べる通信」という。活字に残してPRするというのも一つだし。(震災前はやったなかったことですよね。それができるという意味でもプラスに捉えていると。今後はどうしていきたいですか)今後は・・・こういう感じでやりたいことをやっていきたいす(笑)自分の本業は漁業だし、食べる通信もそうですし商品開発も地域のこともそうなんですが、本操業を迎えた時に自走していけるようにしておきたいなと思っています。


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そして今日も福島の美味しいモノ・郷土品のプレゼントです!今日は、松川浦漁港の漁師・菊地さんの「清昭丸」から
「ミズダコのボイル(冷凍)」 足1本まるごと500グラム! こちらを3名様にプレゼントします!
メッセージフォームから、ぜひ放送の感想とともに、ご応募ください!

あしたは、福島の風評被害の払しょくにとりくむ、カナダ人の方の活動をクローズアップします。もちろん、福島の「いいもの」のプレゼントもあります!

パーソナリティ 鈴村健一

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