2017年5月19日
5月19日 震災の記録絵本「なべになった鐘」
今朝は、宮城県石巻市長面を舞台にした、ある絵本についてお届けします。
先日、『LOVE & HOPE』宛てに一通の手紙と「絵本」が届きました。差出人は石巻市の堀込亘さん。堀込さんは、お母さんの光子さんと共同で、「なべになった鐘」という絵本を自費出版。遠のく震災の記憶を後世に語り継ごうと活動されています。
石巻市長面は、南三陸国定公園の一部で、長面湾という静かな入り江に面した自然豊かな集落。そのほとんどが海抜0メートルで、しかも東日本大震災で1メートル以上も地盤沈下。集落を飲み込んだ津波によって全住民504人のうち、死者・行方不明者は、108人にのぼりました。この時、山に避難した人たちは寒さと空腹をしのぐために、お寺の鐘を鍋がわりにしておかゆを作り、救助が来るまでの3日間を過ごしました。
6年前にあったこの実話を描いたのが「なべになった鐘」。今朝は作者のお一人、堀込亘さんに電話でお話伺います。
なおこの本の収益は、東日本大震災の震災遺児のために寄付されるということです。
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