2017年8月23日

8月23日 復興グルメシリーズ〜北三陸編「荒海団の荒海ホタテ」

今週1週間は、復興グルメシリーズ〜北三陸編!
水曜日のプレゼント、『荒海団の荒海ホタテ』
当選者は以下の3名さまです。

「つばさかぁちゃん」さん
「うみねこパン」さん
「mama」さん


以上3名様、おめでとうございます♪

★ ★ ★ ★ ★

今週は『LOVE & HOPE』が東北各地で見つけた“美味しいもの”をご紹介する「復興グルメシリーズ〜北三陸編」!今日は岩手県野田村から『荒海団の荒海ホタテ』をご紹介します。

岩手県野田村は震災前にも10メートルを超える防潮堤があって村を守っていましたが、東日本大震災では最大18メートルとも言われる巨大な津波が村を飲み込み大きな被害をもたらしました。現在は市街地の再整備と共に、海辺では、防潮堤と堤防、盛り土された津波防災緑地、“三重の守り”が完成しつつあります。


◆防潮堤で勢いを止める
仮設住宅がすべてもう解体になるのですべてなくなります。で、仮設店舗もなくなって、ちょっとこう大きい一区切りかなと思います。で海側の方は都市公園が出来て、住宅なんかは建てられないんですけども、防潮堤があって、その中にまた防波堤みたいな高台が出来たので安全になったのかなと思いますね。じゃ2つだったら大丈夫なのか?っていう部分もあるんですけど、結局勢いを止める部分で、2つあることによってその勢いを止められるのかなと思います。賛否両論あるとは思うんですけれども、やっぱり海が見えなくなるってのもあるんですけれども、やっぱり今後村を守っていくときに必要なのかとは思います。個人的な部分でですけれども。


お話しは荒海ホタテ営業センターに務める、村役場産業振興課のいわて復興応援隊 町田恵太郎さん。村の防壁の完成と村の営みの再生は、仕上げの段階に入っている印象ということでした。

一方で壊滅的な被害を受けた村の基幹産業である漁業も港の整備や養殖の再開など、徐々に復興が進み、2014年には腕のいい野田のホタテ漁師たちによる「荒海団」が結成され、上質な野田のホタテを全国に発信していく取り組みが始まりました。

◆荒海団の荒海ホタテ
荒海団っていうのはですね、野田村役場とですね野田村漁業協同組合、第三セクターである(株)野田村、とメインの漁師さんたち「漁友会」っていうんですけども、その4つの団体で作りあげた組織ですね。やってることは今までと変わらないんですけども、やっぱりいいもの、品質のいいものをもっと広げていこう、発信していこうという取り組みです。ホタテって天然と養殖があって天然って海底に居るんですけど、養殖は沖合の方に行って、吊るして育てるんですけども、野田村の場合は「かご養殖」と言ってですね、かごに入れて養殖します。で、ふつうの主要な養殖方法がですね、貝に穴を開けて「耳ずり」という養殖方法をやるんですけど、その点でまず帆立が生き生きするというか動ける状態で育ててます。こうかごの中でぱくぱくホタテが動くことによってあの貝柱は筋肉なので、やっぱり大きく身が入ってくるのかなと思います。で、あと外海でやってる部分、県南とかほかの地域だと「湾」でやるんですけど、内湾でやるより外海でやった方が潮の流れも速くでですね、プランクトンも滞留しないので、要はホタテのエサがたくさんある状態で育ててます。漁師さんにとっては過酷な環境だと思います、ただホタテにとっては良い環境だと思います。で、貝に対して身が詰まってるというかですね、貝柱も大きいですし、なかなか他の地域で3年ぐらいでこの大きさになるのにやっぱり餌も豊富な部分もあって2年とか2年半ぐらいで「こんなに大きいんだね」といわれるので、まずそこの大きさですとか、あと貝殻の綺麗さ、で、もちろんやっぱその美味しさとしてはですね、熱を加えるとすごい甘みが増すので、食べてみて驚かれると思います。今までは地元の魚屋さんなんかでは流通してたんですけれども、それがこういった機会をきっかけにですね、首都圏なんかの一流店で取り扱い頂いておりまして、本当に好評頂いております。ちょっと今年はですね、去年の台風10号の影響で生産量の減少もあったりとか、あと業務用の出荷も増えてきたので、ちょっと一般販売は今年は未定なので、その取扱いの飲食店さんの方に行って頂くしかないのと、あとまあ野田村に来て頂ければ取引してる魚屋さんなんかでも販売してます。


波の荒い外洋で、かごの中で自由に動き回って育った元気なホタテ、肉厚の貝柱は熱を加えると甘みが増すんだそうです!バターもいいけど蒸すだけで食べるのが絶品!とのこと。

★ ★ ★ ★ ★

LOVE&HOPE「復興グルメシリーズ〜北三陸編」、2年物のぷっくりまるまる太った1キロ入りの「荒海ホタテ」むきヘラ付きで、3名の方にプレゼントします。

ご希望の方は、『LOVE&HOPE』のブログのメッセージフォームから、『野田村の荒海ホタテ希望』と書いてご応募ください。
本日いっぱい受け付けます!(当選者はブログで発表します。)

『LOVE&HOPE』「復興グルメシリーズ〜北三陸編」、明日は岩手県田野畑村から 海の旨みだけで作った「番屋の塩」をご紹介します。

パーソナリティ 鈴村健一

メッセージ、ご意見、プレゼントご応募はこちら

特別番組 LOVE & HOPE ~10年目の春だより

TOKYO FM 特別番組 HANABI

「LOVE&HOPE~防災ハンドブック2015」PDF版ダウンロード配信中

アーカイブ

  • いのちの森
  • Support Our Kid's
  • TOKYO FM
  • JFN