2017年9月7日

9月7日 九州北部豪雨 朝倉市 原鶴温泉2

7月の九州北部豪雨の被災地、福岡県朝倉市。2カ月が過ぎた今も多くの住民が避難生活を余儀なくされ、被害が大きかった地域では懸命の復旧作業が続いています。

筑後川に面した朝倉市の観光拠点、原鶴温泉では、豪雨災害のあと避難所にいる人たちに温泉を開放。癒しの場、コミュニティの場として親しまれてきました。ただし、ほとんどのホテル、旅館に大きな被害が無かったにもかかわらず、夏の観光シーズンは旅行客が激減。客足は遠のいたままとなっています。

原鶴温泉旅館協同組合事務局長、庄崎茂さんにお話しを伺いました。あの豪雨の日からこれまでの取り組みについて。

◆ロビーが安否確認、コミュニティの場に
原鶴温泉、何ができるんですか?ということですけれども、もう5日の夜から水道が出ないとか、お風呂に入れないとかいう状況がありまして、じゃあ組合でみんなでちょっと集まって協議をしようということで、どういうことがお手伝いできるんだろうという事で、温泉なので温泉しかないのでお風呂は入って貰おうということになりましたですね。11軒くらいですね原鶴の方では。また近くの杷木町の中心部は川を挟んで浮羽市さんに筑後川温泉というのがあります。そちらも協力を頂いてやってくれてるところもあります。いまのところ仮設は家には入れるようになっているみたいなんですけれども、避難所がなくなるわけではないので、やはり当分の間温泉開放はしていこうとは考えてるところです。で、お話しされたのお婆ちゃんだったんですけれども、ご主人と電気コードでつないだらしいんですよ。なんでかっていうと、子供さん達が見つける時に見つけやすいようにということで、あれはちょっと凄かったですね。今回はそういう目に遭った方ばかりですね。それでも気丈に働いてる方もいらっしゃいますし、あとはやっぱり温泉というのは天地効果というのがあるので、リラックスができるということでですね、まー言っちゃうとあれですけど何日かぶりに缶ビールを飲まれたということで本当に美味しそうに飲まれて“生き返った〜”とおっしゃって、何か良いことしてるなと自己満足ですけどちょっと思いましたですね。それと温泉のそのロビーじたいが皆さんが入って来られて“あなたは無事だったの”とか安否確認が出来たり、やっぱりロビーでいろんな話が皆さんで出来て、また新しいコミュニティの役割を果たしたんじゃないかなと。心ある方が、やっぱり着の身着のままで避難所に入られてるかと関しては、それは最初は洋服屋さんが持ってきてくれたらしいんですけれども、“わたしの家にもあるから”という事で下着を持って来られたり、洋服が追加されたり、飲み物はとかお菓子はとかいうことですね、一時期は洋服屋さんにホテルのロビーがなったりしてました。今でもでふつうのお客様が下着をたくさん買ってきてくれたり、水もいるでしょうとかということで支援を頂いたりしてるみたいで、まだ置いてあるところもあります。すごく助かってるみたいで、ほんとになんか人って優しいなと、本当に思いましたね、自然は怖いなと思いましたけど。


仮設住宅も整備されて、避難所にいる方の数は150名を切るところまで来たそうですが、まだまだ住宅再建までは長い時間がかかります。原鶴温泉では今後も、被災者の方への温泉無料開放を続けていくということです。

そして現地ではボランティアの数の減少も課題となっていますが、原鶴温泉では、ボランティア向けの格安プランを提供している宿もあるほか、福岡県では「ふくおか応援割」の販売も始めています。

原鶴温泉旅館協同組合オフィシャルサイト
ふくおか応援割(県の公式ページ)

パーソナリティ:中西哲生・高橋万里恵

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