2017年9月19日

9月19日 ツール・ド・東北2017 (1)

今朝は先日、16日17日に宮城県で開催されました、「ツール・ド・東北」のレポートをお届けします。

2013年に始まって今回で5回目を数える「ツール・ド・東北」。宮城県沿岸部の3市2町を舞台に風光明媚なコースを自転車で巡りながら、被災地の「いま」を感じ、そして東北の美味しいものも楽しんじゃおう!という素敵なイベント。中西さんも例年このイベントに「東北応援大使」として参加しています。

今年は近づく台風18号の影響を受けてややコースが短縮されたり、ステージやブースイベントも縮小されての開催となってしまいました。それでもエントリーした方の数はなんと4200人!初年度が1500人で去年は3800人でしたから着実に成長して来ています!

今回、新設されたコースが一つあって、それが「奥松島グループライド&ハイキング」。津波で被災した東松島市の野蒜地区を巡り、宮戸島を周回するというコース。この新設コースも含め、開催された今回の「ツール・ド・東北」について主催団体の一つである、河北新報社の鈴木紳一さんに伺いました。

◆新設・東松島のコース〜今後は3県拡大へ!
な)5回目ということで、長く続けていきたいという意思がまた継続された。
す)今まで4回はツール・ド・東北の認知度をあげていこうということで、発信して人を集めることに力を入れてきたんですが、5回目は安全宣言シールを貼って走ってもらったり、ビーコンを着けたり安全面に力を入れる、ちょっと地味なんですけど、日本のいま自転車環境ってひじょうに悪いので、ツール・ド・東北から逆に安全面でも自転車文化のモデルにしていきたいという意欲をもって、チャレンジをしてる私なりの今回の意義づけです。
な)あとは東松島のコース、ハイキングも今回は一緒にやりながらというコースも出来ていましたけど、野蒜の駅、さきほど行ってきましたけど、語り部の方が話をしてくださって、震災のことをもう一度見て頂く聴いて頂くということが、来られた方にとっても地元の方にとっても重要なのかなと感じたんですけど。
す)じつは石巻湾から松島湾というのもとうぜん被災地で、東松島市も大きな犠牲者を出していますので、そこにいろんな人たちに来て頂いて現状を知ってもらうということで、今回は加えたということです。
な)今後なんですけども・・・
す)じつは宮城県も仙台平野あたりが震災直後の形がたくさん残ってまして、被災した小学校が残ってたりそういう仙台平野の方の被災地を見てもらうような手はないかと考えたり。いろんな被災地があることを知って頂く、という部分も考えていかなくちゃと思ってます。目標として掲げてるのが、3県拡大というのが有りますので、宮城以外の被災地を周って頂く事も考えなくてはと思っています。
な)広がり、深く・・・
す)拡大と進化しか許されないという覚悟で取り組んでおります。


あすも引き続き「ツール・ド・東北」のレポート、お届けします。

パーソナリティ 鈴村健一

メッセージ、ご意見、プレゼントご応募はこちら

特別番組 LOVE & HOPE ~10年目の春だより

TOKYO FM 特別番組 HANABI

「LOVE&HOPE~防災ハンドブック2015」PDF版ダウンロード配信中

アーカイブ

  • いのちの森
  • Support Our Kid's
  • TOKYO FM
  • JFN