2017年10月10日

10月10日 復興への願いを込めた日本酒1

東北と熊本。被災地をつなぐ、「日本酒」について、お伝えします。

いま東北では復興の象徴としての日本酒の製造が、注目を集めています。そんな中から今回、お話を伺ったのは、福島県会津坂下町の酒蔵、「曙酒造」の鈴木孝教さん。
この土地で明治から続く老舗蔵元・曙酒造は今年8月、東北と熊本という2つの大きな地震の被災地をつなぐ日本酒を製造しました。名前は「絆結(きゆ)」、絆を結ぶと書きます。

◆小さな支援の継続が繋がって
漢字を見ていただければ分かるんですが、「絆を結ぶ」。東日本大震災で被害の大きかった岩手県・宮城県・福島県、そして熊本県。その被災四県のお米を使ったお酒を作ったらどうだろうというのが発端です。今年の8月に、東京国際フォーラムで城南信用金庫が中心となって、全国の信金さんに声をかけて「よい仕事おこしフェア」が行われたんです。その目玉としてお声がけをいただいて、うちがどういったお酒を作れば良いかということを皆さんと相談して進めました。曙酒造としては皆さんに選んでいただいた過程は、東日本大震災の時にうちも蔵の壁が剥がれて、冷蔵庫に入っている瓶が千何百本割れてかなり揺れがひどくて被害があったんですけれども、その中でケースには名前が書いてあったんですが中身の瓶に名前を書いてないお酒があって、このお酒は何だとわかんなくなった状態のお酒がたくさんあった。それを最初は一本一本利き酒して元の場所に戻そうなんてうちの会社の強者もいたんですけれども、ちょっとそれは無理だろうという話になってじゃぁそれは大吟醸から純米までブレンドをして、復興支援的なことができないかと。うちもかなり被害があったんですけれども、沿岸部の皆さんのことを考えると、まだ屋根が残ってるだけいい。そんなところからスタートして、『ハート天明』というお酒を作ったんです。

東日本大震災で両親を亡くした子どもさん達を支援するあしなが育英会に、一升瓶5000本・1本600円ずつ寄付したり、福島県の一番北のほうに新地町というのがあるんですが、20何年前から、これもたまたま「ひとめぼれ」だったんですが、「いっぱいしみず」というおいしい水があって、その水を持ってきて特産品づくりとして、鹿狼山(かろうざん)というお酒を作ったんです。恩返しができるのは今じゃないかということで、雀の涙ほどだったんですけれども一升瓶から100円(を寄付)とか。そういうのを3年間やってきて、いろんな形の評価をいただいて。曙さんだったら相談してみる価値があると相談をいただきました。


東北三県、そして熊本。それぞれのお米をブレンドして作った日本酒。
実は、こういう産地の違うお米を ブレンドしてお酒を造るのは大変難しいらしい!吸水率が違うなど苦労することも多いといいます。それでも試行錯誤されて作った結果・・・かなり評価の高い味を創り出したということです。

明日も、この続きをお伝えします。以上「LOVE & HOPE」でした。

パーソナリティ:中西哲生・高橋万里恵

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2017 東日本大震災から5年 LOVE&HOPE 2016年3月11日(金) 特別企画放送

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