2017年10月20日

10月20日 東北・秋の復興グルメ『雪っこ』

今週は『東北・秋の復興グルメ』に沢山ご応募いただき
誠にありがとうございました。
酔仙酒造の『雪っこ』当選者は
・みどりっこ さん
・白玉あんみつ さん
・なななんと さん
以上の3名様です。おめでとうございます!

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今週は『東北・秋の復興グルメ!』と題して東北の「いま」と、絶品!秋の復興グルメをお届けしています。

今朝は岩手県陸前高田市の地酒、『雪っこ』の話題です。
酔仙酒造がつくる、この時季限定の白いお酒『雪っこ』はまもなく50年を迎える地元に愛されるロングセラー商品です。津波で社屋全てを失った2011年も、県内の酒蔵を間借りしこの地酒を造り続けました。翌年の夏には大船渡に新たな酒蔵を完成。あれから6年、酔仙酒造の「今」を伺いました。お話しは酔仙酒造の常務取締役、新沼厚生さんです。

◆首都圏や西日本で売り上げが回復しない
社屋全部津波で流出して、若い7人の社員を失った。こうなってくると7人の社員が戻ってこないのが一番辛いかな。「蔵を建てる」なんて何も先の見通しもないまま言っちゃたためにやらざるを得なくなった。でも今になって周りの方に「100年もつ立派な蔵建てたね」と言われるんですが、会社が10年持つかな、と言いながら今やってます。それほど売り上げがなかなか回復しないですね。地元の売り上げは被災してからすぐ皆様の熱い支援のおかげで落ちることはなかったんですが、首都圏や西日本はまだ2割も復活してないかな。だからあと5年経って、本当に大丈夫かと見通しが立つのはその辺かなと思ってます。ですから五里霧中の中で無我夢中って感じです。


震災の翌年には新しい蔵を建ててお酒を造り始めましたが、出荷量としては地元のお客さんに出すのが精一杯だったそう。全国の飲食店に届けられるまでに「5年」かかり、その間に得意先やお客様を失ってしまったそうです。そんな中、どんな困難な時も必ずこの時季造り続けてきたのが『雪っこ』です。改めてこの商品について伺いました。

◆「雪っこがあったから、酔仙として生きのびる道を模索したのかな
雪っこは何十年も前から駅の売店でもお世話になってるお酒で、冬だけ常温で売れる生酒。にごり酒ともちょっと違って「活性原酒」と言って生の酵母が生きています。それから岩手の酒米を新米が獲れたらすぐ仕込むということで、普通の蔵でしたら杜氏さんも10月11月に入るんですけど、私どもは9月には仕込みを始めて、10月1日の「日本酒の日」には必ずこれを出して出荷式もやっています。毎年このお酒は欠かさず作って出して、そろそろ50年になります。このお酒があったらから酔仙としては生きのびる道を模索するしかなかったのかな。
これいろんな飲み方があるのを私いろんな方にお伝えしているんですけど、こないだ大学生に「おじさんの教えてくれない13番目のブレンド見つけたよ」って、熱燗を教えてくれた。面白いなと思って、そういうお客さんの情報が本当にありがたい。なるべく多くのお客様に知ってることは全てお話しして、それで戻ってくることがこんなに幅広くあるんだと思っています。


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LOVE&HOPE、今朝の『東北・秋の東北復興グルメ』は岩手県陸前高田市の酔仙酒造『雪っこ』(720ml)を3名の方にプレゼントします! 
プレゼンントご希望の方はLOVE&HOPEのブログから「雪っこ希望」と書いてご応募ください。応募は本日24時まで受付。当選者はブログで発表します!

「雪っこ」は“活性原酒”といって、酵母や酵素が生きたままの原酒だそう。冬期限定酒で毎年10月から3月末までの期間限定発売。生酒でありながら「冷暗所」であれば半年間保存が可能なこともこの商品の魅力です!

雪っこは酔仙酒造のオンラインストアでも購入できます!

パーソナリティ 鈴村健一

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