2017年12月28日

12月28日 仙台初売り

今日は年明け2日、3日に行なわれる宮城県仙台市の伝統行事「仙台初売り」についてお届けします。
お正月といえば全国各地のデパートや商店街で「初売り」が行われますが、「初売り」といえばなんといっても仙台の「初売り」!通常、販売するモノに豪華すぎる景品や特典をつけることは「景品表示法」で禁じられているんですが、この「仙台初売り」だけは国から「特例」としてそれが認められているという、特別なものなんです。仙台商工会議所の、後藤淳さんに伺いました。

◆江戸時代からの歴史
仙台初売りですごいのはまず歴史の部分。江戸時代の書物にもすでに初売りが行われていたと残っていますので、そういう歴史に裏打ちされた行事であること。仙台商品が日ごろのご愛顧、感謝の気持ちを込めて、驚くほどの豪華景品を付けて販売したというのが大きな目玉だと思います。ほかの地域で景品が買った金額の1割までと決められていた時代に、仙台だけは歴史的な商慣行ということで2割までいいですよ、ということがあったほど有名な行事です。もともと古くは旧仙台藩のエリアで行われていた行事ですので、仙台のみならず県内、岩手の県南部、福島の方々も楽しみにしている行事だと思います。正月は初売りに行かなきゃはじまらないというような、そんなところがあると思います。


朝まだ暗いうちからスタートするお店もあって、人気店には長蛇の列が出来るほど。仙台だけでなく東北各地から価格以上のものが詰まった福袋や、茶箱と呼ばれる「福箱」を求めて、たくさんの人が集まります。
そしてこの仙台初売り、東北沿岸部の被災地の企業にとっても、大切な行事だといいます。

◆復興の後押し
被災地で水産加工品などの製品を作ってる方々もようやく工場を再建されて、品物をお客さんに出せるようになって、ひとつはそうして皆さんに早く自分の所の商品を届けたいという方にとっても大きな行事だと思います。震災以降とくに言われるのが、沿岸部の方々から、“もっと仙台市が頑張ってくれよ”という。仙台市が頑張ってくれればその周りの市町村もおのずと盛り上がってくるんだ、だから仙台市さん、もっと頑張ってくれよっていう応援のメッセージを頂くんで、我々商工会議所の職員もそういった気持ちで日々東北全体を仙台が引っ張っていくんだっていう気持ちでやってます。


間近に迫った「仙台初売り」。今回の目玉についても聴いてみました。

◆地域の伝統文化としての仙台初売り
じつは我々もお店の目玉商品は当日にならないと分からない。ここ最近の傾向でいうと、よく言われるモノ消費からコト消費ということで、いろいろ“経験できる”福袋が増えているんじゃないかと。それも女性向けの体験できるような福袋が多くなってきていると思います。それ以外にも街のいろんなところで郷土芸能をやっています。地元の太鼓や獅子舞、南京玉すだれをやってたり、街全体がお祭りをやっているような雰囲気で、こういう初売りは日本全国どこにも無いようなカタチだと思うので、そういう意味でも地域の伝統文化としての仙台初売りというのを、皆さんに体験頂くと面白いんじゃいかなと思います。


今朝は、年明け2日3日に行われる宮城県仙台市の伝統行事、「仙台初売り」について仙台商工会議所の後藤淳さんに伺いました。

仙台初売り、詳しくはコチラから

パーソナリティ(月ー水)中西哲生・ケリーアン(木)中西哲生・綿谷エリナ(金)速水健朗・綿谷エリナ

メッセージ、ご意見、プレゼントご応募はこちら

LOVE & HOPE スペシャル 7年目の春便り〜ふたつの故郷(ふるさと)〜

TOKYO FM サンデースペシャル やさしい日本語 Supported by ヒューマンアカデミー

「LOVE&HOPE〜防災ハンドブック2015」PDF版ダウンロード配信中

アーカイブ

  • いのちの森
  • Support Our Kid's
  • TOKYO FM
  • JFN