2014年12月29日
12月29日 富岡町おだがいさまFM「除夜の鐘」(1)
福島県富岡町の臨時災害FM、「おだがいさまFM」から、大みそかに放送される〔除夜の鐘〕。
「おだがいさまFM」は震災当初、郡山市内の避難所「ビッグパレットふくしま」の館内放送としてスタート。その後、町民からの要望とスタッフの尽力で、臨時災害FMの認可を受けて、現在は、富岡町の方が避難生活を続ける、郡山市内の「おだがいさまセンター」から町民向けの情報などを、放送しています。
そんな「おだがいさまFM」が、去年に続いて準備を進めているのが、大みそかの「除夜の鐘」の放送です。去年は、龍台寺の鐘の音を収録して、故郷を思う町の皆さんに届けられました。この時、震災で傷んだままの龍台寺の再建を願っていた住職のお話しもお届けしましたが、あれから1年、ようやく来年1月から取り壊しがはじまり、寺の再建がスタートするという事です。
そして今年、「おだがいさまFM」から届けられるのが、同じく富岡町の、西願寺の「除夜の鐘」。先日、「おだがいさまFM」の久保田彩乃さんが西願寺を訪ね、鐘の音を録音、住職の吉田信さんにお話を伺いました。
◆西願寺の「除夜の鐘」
寺は今から180年前。浄土真宗ではこの辺ではいちばん新しい寺。吉田さんは6代目。生まれも育ちも富岡。帰還困難区域になっている現状は悲しい。ここは町内としては線量の高さはベスト3くらい。現状はそのレベルではないが平成29年2月までは帰還困難区域なのは変わらないので、そのあとはバリケードは取ってもらいたい。檀家の方が自由に墓参りできるのが望ましい。片づけはしていない。
本堂が歪んでいて正面から入ることは出来ない。お飾りは持ち出していわきの仏壇屋さんに預けている。除夜の鐘は前は撞いていた。震災後は今日初めて撞いた。これから先、壊してここに本堂を建てたい。
この日に録音された西願寺の鐘の音は、12月31日の大みそか、午後7時半から、年明け午前1時にかけて放送される、「おだがいさまFM」の年越し特番の中で届けられます。
全国各地、離れ離れになって避難生活を続ける町民の、心をつなぐ鐘の音、郡山市内では、通常のラジオで聞くことができるほか、インターネットのサイマル放送でも聴取可能です。
「おだがいさまFM」オフィシャルサイト
「おだがいさまFM」は震災当初、郡山市内の避難所「ビッグパレットふくしま」の館内放送としてスタート。その後、町民からの要望とスタッフの尽力で、臨時災害FMの認可を受けて、現在は、富岡町の方が避難生活を続ける、郡山市内の「おだがいさまセンター」から町民向けの情報などを、放送しています。
そんな「おだがいさまFM」が、去年に続いて準備を進めているのが、大みそかの「除夜の鐘」の放送です。去年は、龍台寺の鐘の音を収録して、故郷を思う町の皆さんに届けられました。この時、震災で傷んだままの龍台寺の再建を願っていた住職のお話しもお届けしましたが、あれから1年、ようやく来年1月から取り壊しがはじまり、寺の再建がスタートするという事です。
そして今年、「おだがいさまFM」から届けられるのが、同じく富岡町の、西願寺の「除夜の鐘」。先日、「おだがいさまFM」の久保田彩乃さんが西願寺を訪ね、鐘の音を録音、住職の吉田信さんにお話を伺いました。
◆西願寺の「除夜の鐘」
寺は今から180年前。浄土真宗ではこの辺ではいちばん新しい寺。吉田さんは6代目。生まれも育ちも富岡。帰還困難区域になっている現状は悲しい。ここは町内としては線量の高さはベスト3くらい。現状はそのレベルではないが平成29年2月までは帰還困難区域なのは変わらないので、そのあとはバリケードは取ってもらいたい。檀家の方が自由に墓参りできるのが望ましい。片づけはしていない。
本堂が歪んでいて正面から入ることは出来ない。お飾りは持ち出していわきの仏壇屋さんに預けている。除夜の鐘は前は撞いていた。震災後は今日初めて撞いた。これから先、壊してここに本堂を建てたい。
この日に録音された西願寺の鐘の音は、12月31日の大みそか、午後7時半から、年明け午前1時にかけて放送される、「おだがいさまFM」の年越し特番の中で届けられます。
全国各地、離れ離れになって避難生活を続ける町民の、心をつなぐ鐘の音、郡山市内では、通常のラジオで聞くことができるほか、インターネットのサイマル放送でも聴取可能です。
「おだがいさまFM」オフィシャルサイト