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きのこのキキメ

免疫維持や体調管理に
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免疫細胞の集まる「腸」が健康のカギ

人体に備わっている免疫細胞のうち、その約7割が「腸」に存在しており、腸内環境を整えることが免疫力を高める需要なポイントとされています。きのこには腸内環境を整えるのに有効な食物繊維が豊富。食物繊維は、便のカサを増やすことで排便を促したり、腸に住む善玉菌の餌となって善玉菌を増やし、腸内環境を整える働きが期待できます。 また最近では、酪酸菌という善玉菌が食物繊維を分解して生成する「酪酸」などの短鎖脂肪酸が免疫維持や健康維持に重要であると注目されており、きのこで菌活はこれらの菌を増やすだけでなく、食物繊維が豊富なため、酪酸などの生成物の増加にも寄与すると考えられます。

日々の体調管理に役立つきのこのビタミン

きのこに豊富な食物繊維が免疫維持に一役買うことに加え、きのこや一部の菌類に特異的に含まれる食物繊維の一種「βグルカン」にも免疫維持に欠かせない働きがあります。βグルカンは腸内の免疫細胞に直接働きかけるといわれているため、食物繊維とのW効果で免疫維持を強力にサポートします。

また、きのこに豊富に含まれるビタミンB群もまた、風邪予防のために意識的に摂っておきたい栄養素の1つ。たとえば、ビタミンB1は糖質の代謝に不可欠な栄養素なので、しっかり摂ることでエネルギー補給を助けてくれます。また、ビタミンB2やB6は喉や粘膜を強化するといわれており、きのこに含まれるビタミンDは、免疫力の向上に関与するといわれています。

≪参考文献≫
・須賀哲也,免疫賦活成分β-グルカン(lentinan)含有機能性食品の研究開発,日本食品保蔵学会誌 VOL.30 NO.6,2004 ・日本機能性食品医用学会 第8回総会(2010年)
・インフルエンザ対する免疫力の検証 ビタミンDと先天性免疫とインフルエンザの関連,ビタミン広報センター,2009-9,閲覧日2020-11-16,http://www.vic-japan.gr.jp/
・Luciano Adorini & Giuseppe Penna,Control of autoimmune diseases by the vitamin D endocrine system,Nature Clinical Practice Rheumatology volume 4, pages404–412(2008)

※1:日本機能性食品医用学会 第8回総会(2010年)

ビタミンB1

ビタミンB1

ビタミンB2

ビタミンB2

きのこ:ホクト(株)調べ
その他食品:日本食品標準成分表より