LIVE REPORT

放送日時:2014年7月12日[土]
ゲスト:SHEENA & THE ROKKETS

Information

1978年、鮎川誠、シーナを中心に結成。
結成35年を迎え、常に時代の中で革新的な存在であり、日本のロックシーンにおいて抜群の存在感を誇る。
ロケッツ結成までに鮎川が在籍していたサンハウスで培った、ブルースロックへのリスペクトを基盤に、YMO チームとの邂逅から生まれたニューウェイブ、テクノサウンド、そしてパ ンク、ロック、ブルース、サイケデリックを全て包み込んだロックンロール、また彼らのソリッドなスタイルは、後の“めんたいロック”の基盤となり、デビュー早々から多くのアーティスト、ミュージシャンらに影響を与えた。

また、時代を先駆けて海外へ向けての活動もスタート。
エルビス・コステロやラモーンズ、ウィルコ・ジョンソンとも共演・共作、アメリカのA&M レコード、フランスのスカイドッグ・レコードなど海外でも数多くのアナログ、 CD をリリース。
2011年には、サンハウス時代の盟友でありオリジナルメンバーである、奈良敏博(B)が再集。
35年を経て今なお精力的にライブツアーを行うという点においても、ロケッツは奇跡的な存在である。
デビュー時には音楽的にも社会的にも尖った若者中心だったライブ会場も、現在はステージから発されるLOVE&PEACE なバイブレーションを体感するファミリー層にまで、世代を越えて広がっている。

ニューアルバム『ROKKET RIDE』(初回限定盤CD+DVD)
ニューアルバム『ROKKET RIDE』(初回限定盤CD+DVD)
¥3,780円(税込)

ニューアルバム『ROKKET RIDE』(通常盤)
ニューアルバム『ROKKET RIDE』(通常盤)
¥3,024円(税込)
7月23日(水)発売!

■LIVE
『シーナ&ロケッツ 35th ANNIVERSARY”ROKKET RIDE TOUR @野音』
9月13日(土)日比谷野外音楽堂【開場 16:30 / 開演 17:30】

※その他、詳しい情報はオフィシャルページをご確認ください。

「SHEENA & THE ROKKETS OFFICIAL WEBSITE」
http://www.rokkets.com/

SHEENA & THE ROKKETS 写真

LIVEレポート

東北南部から沖縄にかけて全国的に真夏日となった今回、
KIRIN BEER Good Luck LIVEにお迎えしたのは、
溶けてしまいそうな身体に芯が通るロック!
SHEENA & THE ROKKETSの皆さんです。

ヴォーカルのシーナさんが体調を崩されてしまったため、
(シーナさん、どうぞお大事なさって下さい!)
急きょ、ボーカル&ギター:鮎川誠さん、
ドラム:川嶋一秀さん、ベース:奈良敏博さんの
3人バージョンでライブを届けて下さいました。

デビュー35周年。
長年、東京から全国で活躍をされる皆さんですが、
変わらぬ博多弁のトークがあったかくて素敵☆
九州人の一人として、鮎川さんのお話を聴くとなんだかホッとします。
そして、昔と全く変わらないスラリと長身のスタイルの良さに驚き!

今月23日には、18枚目となるアルバム「ROKKET RIDE」を
リリースされるSHEENA & THE ROKKETSの皆さん。
全てメンバーで一斉に録音するというスタイルで
しかも、一発録りで完成させたという作品!
オフィシャルサイトでは、カウントダウンがあと10日と8時間を切っていて
いよいよと期待に胸が膨らみます。

そして、そんなニューアルバムからも演奏して下さった今回のライブパーティ!
まずは、ライブ・パート1。

スタジオを一回出て、ロケットのカウントダウン&発射音で、
再び登場!ライブへテイクオフ!!
スタジオに集まったファンの皆さんから歓声が上がります。

3人バージョンならではの選曲。
スタートは、
“Batman theme~Oh No! I'm Flash”をメドレーで。

鮎川さんの「OK!」の声をきっかけに、
“Batman theme”

これぞRock!ひずんだギターの音にビリビリと。
ギターのネックを走る指に誰もが興奮!
ベース、ドラム全て一気にギアが入ります!!

続けての“Oh No! I'm Flash”
THE ROKKETSの曲。
圧倒的にこの爆音が気持ちイイ!カッコイイ!!
レジェンドの存在感を放つ3人。
歌詞も今じゃ書けないであろうまさにROCKな男の歌。
鮎川さんのシャウトの貫録!

鮎川さんの独特の語り口に酔いしれながら、
“Virus Capsule”

これも衝撃的な曲。
鮎川さんのギターはギュインギュインと胸を掴み、
奈良さんのベースは、身体の深いところに響いてくる。
川嶋さんのドラムに、弾けていくような感覚を味わう。
音で聴かせる、まさに脳天にくる迫力。


ライブ・パート2。
もうすぐリリースになるニューアルバム「ROKKET RIDE」から。
“Madness city”
作詞は、サンハウスの頃から一緒に制作している柴山俊之さん。
そして、曲はもちろん鮎川さん。
「世界に喝を入れる曲でもある。」というこの曲は、
歌詞も、音も、バシッと警策で肩を叩かれたような強さがありました。
鮎川さんのギターソロは、この曲でも炸裂!

当時SHEENA & THE ROKKETSの音を初めて聞いて衝撃を受けた
少年達がいたように、
今、もし初めてSHEENA & THE ROKKETSの音を聞いた
平成生まれの人達がいたら同じように痺れる感覚を覚えたはず!
とにかく魂の熱さ、濃さが人一倍、いえ、人何十倍も!
そこに魅了されます。

続けてもニューアルバムの中から、
阿久悠さんが書かれた“ロックンロールの夜”

この曲は、「ずっとずっと作るたびにやっぱり違うように作ろうかなと
何度も作り直していて、ブルースが大好きな俺たちが
一番やりたいのは何だろうかと考えたときに
Do The Boogieで、ブギーで作ろう棒読みでも良いやん!」という
思いになって完成したのだそう。

阿久悠さんがROCKを通じて伝えたかったメッセージが込められた曲。
シンプルなブギーで歌うからこそ、その言葉がストレートに届いてくる。
レジェンドが歌っても説教臭くなく、
まるで仲間に伝えているように聴こえてくるのは、
3人の若さからなのか、音のカッコ良さからなのか・・・


ライブ・パート3。
最後のパートでは、カバーから。
まずは、フランク・シナトラの“My Way”
オリジナルではなく、もちろんROCKバージョンで!
シド・ヴィシャスやセックス・ピストルズのMy wayカバーに
衝撃を受けましたが、鮎川さんバージョンも同じようにパンチを受けました。
演奏前に「I'm going my way!」とおっしゃっていたように
まさに、SHEENA & THE ROKKETSのMy Way!
スカッとしました。

ウィルコ・ジョンソンとロンドンでレコーディングした
なまずの唄 “CATFISH”
ドラムが爆発!まるで電気なまず。

最後は、活動を続ける中で道を照らしてくれたという
大好きなビートルズとローリングストーンズがやった
ビートルズのカバー“I Wanna Be Your Man”を。

最後の最後まで、エキサイティングな選曲です。
そして、鮎川さんの言葉には、
色んなアーティストへのリスペクトが溢れていました。

スタジオの空気が薄く感じるほどに盛り上がったライブ!
最後の最後まで全力で届けて下さいました。
全身全霊で好きなことに打ち込むこと、続けることへの喜び、
そこから生まれる私達を鼓舞させるエネルギーを感じた
衝撃のライブパーティ。
SHEENA & THE ROKKETSの皆さん、本当にありがとうございました☆
ライブの様子

ライブの様子

Set List

  • 1.Batman theme~Oh No! I'm Flash
  • 2.Virus Capsule
  • 3.Madness City
  • 4.ロックンロールの夜
  • 5.My Way
  • 6.CATFISH
  • 7.I Wanna Be Your Man
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