KIRIN BEER "Good Luck" LIVE

スタジオイリスにあるのは、
ギター、ハーモニカ、パンデイロ、グランドピアノ、そして椅子が１脚。
これらを全て１人で操るのが・・・・
本日の主役、山崎まさよしさんです。

今回のKIRIN BEER “Good Luck” LIVEは、「弾き語り」にこだわった１時間。
ギターの弦も、ピアノの鍵盤も、ハーモニカを吹く息づかいも、生み出される音の１つ１つは、全て山崎まさよしさんからのもの。
それは、誰もが山崎さんを独り占めにできるような、とても贅沢で貴重な時間でした。

まずは開口一番「ども、山崎まさよしです。」と、ギターを抱えながらナチュラルな挨拶でのオープニング。
黒いポロシャツに、ジーンズ、そして履き慣れたスニーカーで登場した山崎さんは、その挨拶通り、実に自然体。
「自分のお兄ちゃんだったらいいなぁ。」「親友だったらいいなぁ」「旦那さんだったらいいなぁ」
自分にとっての「理想の誰か」
これが、山崎まさよしさんが持つ魅力の１つなのだと思います。
境界線無く身近に感じるオーラと、最高のパフォーマンスを見せてくれる姿。
そんな 表現者 山崎まさよしに、人は魅了され続けているのかもしれません。

さて、ちょうど来週　９月２５日でデビュー１５周年を迎えられる、山崎まさよしさん。
オーディエンスから「おめでとう！」の歓声が飛び交い、ハニカミながら
「長いですよね。でもあっという間です。」
と、１５年という音楽活動を振り返ってくれました。

そして、いよいよライブは静かにスタート。
パンデイロを持ち、サンプリングを始め、ギターを鳴らし、ハーモニカを吹く。

「スペシャルなライブが始まった」

そう感じずにはいられない、あの感覚。
美しく、切ない音がスタジオイリスに充満し、私たちを満たしてくれました。
そんな１曲目は「名前のない鳥」
「ずいぶん古い曲から始めました」と、山崎さんのMCがあった後、今年リリースされたシングル「HOBO Walking」のカップリング「シングルマン」を披露。
続いて、アルバム「COVER ALL-YO！」にも収録されている Stingのカバー「Englishman in New York」
カバーを歌う時は、「原曲にこだわるというよりも、とにかく楽しく歌いたい。」と言う山崎さん。
時折、目を柔らかく閉じながら歌う姿がとても印象的でした。

そして、ライブパート２のスタートは、2005年山崎さんが主演された映画の主題歌「８月のクリスマス」から。
グランドピアノの前に座り、指をそっと鍵盤に乗せる・・・。
ここからは、ピアノ＋山崎まさよし　を魅せてくれた時間でした。

「歌を丁寧に聴かせたい時は、ピアノを使うことが多いです。１拍１拍メロディーを通していく感じかな。」

確かに、山崎さんの味わい深い歌声は、ピアノと交わることでより一層ドラマティックに広がる。
そして、聴いている私たちを素直でピュアな心へと導いてくれる。
自分の心をまるごと預けたくなるのは、山崎さんの音楽が私たちを抱きしめてくれるからかもしれません。
そんな雰囲気の中、アルバム「ステレオ」に収録されている「つばめ」、
今月９月２９日にリリースとなる最新シングル「花火」を披露してくれました。
そこで、山崎さんからこんなMCが。
「デビュー当時、主演した映画「月とキャベツ」の役名が「花火」という、すごい思い切った名前なんですけど・・・、あの、新曲です（笑）」

１５年という時を経て、「花火」という曲を発表。
演じた「花火」と、歌う「花火」
この言葉には、１５年間を行き交う大切なものが溢れているのかも・・・。

さて、いよいよ最後のパートへ進み、再びギターを抱える山崎さん。
今年の夏にリリースされたシングル「HOBO Walking」、2003年シングル「未完成」
そしてラストはハーモニカのイントロが響いた「ア・リ・ガ・ト」でKIRIN BEER “Good Luck” LIVEは幕を閉じました。

ライブ終了後、笑顔の中、シンプルで山崎さんらしい　「カンパイ！」　の一言で、オーディエンスもキリンラガーで乾杯！
と、番組終了後にはサプライズが・・・。
その模様は、こちらにも掲載しますので、是非ご覧下さいね！
http://naoco.me/

今後の予定ですが、デビュー１５周年記念リリース第２弾「花火」を９/２９リリースします。（初回盤はDVD付き）
また、同日「福耳メンバー」が山崎さんの曲をカバーしたトリビュートアルバム「HOME～山崎まさよし　トリビュート」がリリースされます。
更に！来月には待望のニューアルバムもリリース！！
是非、チェックしてくださいね！！

改めて、山崎まさよしさん、デビュー15周年おめでとうございます！
そしてステキなライブを本当にありがとうございました！