ビールな一品

十六島のり 写真

放送日時:2013年2月2日[土]
十六島のり
< 島根県 >

エフエム山陰
稲田 茂

おすすめポイント

今回 山陰からおススメする「ビールな一品」は、
冬の日本海の荒波が育んだ極上の岩のり「十六島(うっぷるい)のり」です。
漢字で「十六島」と書いて“うっぷるい” …山陰の難読地名ランキングトップクラスです(笑)

産地である島根県出雲市十六島町は、島根半島に位置し、
夏は海の底が見えるほど透明度の高い湾の町。
そして、まさに今頃(12月~2月)、ごく限られた岩場に育つのりを、
平均年齢60歳以上の方が、スパイク付きの地下足袋をはき、
身を切られるような寒さに耐え、手作業でつみとります。
特徴は、とにかく磯の香りが強くて、きめが細かく、シャキシャキの食感!!
なんと今から1300年前、奈良・平安時代には朝廷に、
また江戸時代には時の将軍に収められていたという歴史が文献に記されています。

地元では、お正月のお雑煮に欠かせない食材なのですが、
私のおススメは、はがきサイズの海苔を火であぶると潮の香りが立ち上って、食欲をそそります。 
天然の日本海の風味と、ビールの組み合わせ、一度体験してみて頂きたいです。
番組へのメッセージはこちら
メールマガジンの登録はこちら
ページトップへ戻る