SCHOOL OF LOCK!

「二十歳の踊り場」
いつも、SCHOOL OF LOCK!の階段の踊り場で授業をしているクリープLOCKS!
― "踊り場" は、階段の "途中" にある場所。
二十歳は、十代が終わって、これから大人になるための一年。
まだ大人になりたくないなって思いながら通過する人もいれば、早く大人になりたくて、駆け足で通過する人もいる。
大人と子供の間…福島県の二十歳の生徒が「二十歳の踊り場」で思う事を聞いていきます。



ちゃんみわ 二十歳 福島県
大人にちゃんと自分はなれるかという不安と
このまま子供でいたいという気持ちが入り交じっていて
どうしたらいいかわからないです。
大人になるって何なのでしょうか? 子供のままでいてはダメですか?



カオナシ先生「なるほど、難しいですね…。僕、今二十七歳なんですけど、二十歳の頃と何が違うかっていうと、二十歳の頃は人にこう見られたらどうしようとか、恥ずかしいとか思ってたんですけど、だんだんそういうのがだんだんなくなってきて…それは大人になったな、と思います。
そういう感情って、持ってた方がいいものだったかもしれないし、でも僕が今人の目が気にならないっていうのは、嫌いじゃないんです。
何年かたって、自分が変わった後に、これは変わらなきゃよかったな、これは変わってよかったなって自分で気づけばいいと思うんですよね。…私が言ってる事、分かるかな? 簡潔に言うと『あせる事はない』という事です。(笑)」

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とーやま校長「僕も二十歳の時は恥ずかしさがいっぱいあって、人前でこれをやったらどう思われるんだろうとか、いろいろ考えてました。」

と、ここからなぜか "お風呂の入り方" の話に。
どんな話だったかは秋夜祭に参加してくれた生徒の胸の中だけにしまっておいて下さい(笑)。

とーやま校長「 "子供のままでいちゃダメですか?" って書いてくれてるけど、俺は全然いいと思うんだよな。まぁ、何が大人で何が子供かっていうのは難しいけど…」

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尾崎先生「僕は、どんどん子供に戻っていってるような感覚がありますね。メジャーデビューして、やりたい事だけやらせてもらっていて。バイトしていた時のほうがちゃんとしてたかなって思います。でも、人に迷惑さえかけなければ、子供になっていくのも悪くないと思います。」


うるし 二十歳 福島県
自分の選んだ人生が正しかったのかがわかりません。
心の奥では自分が選んだ道が正しい! って思ってるけど今が辛すぎて、逃げ出したい気持ちでいっぱいです。
どうしたら自分が選んだ道が正しかったって思えますか?


尾崎先生「僕も一緒でずっと悩んでましたね。メジャーデビューしたのが27とかだったんで、少なくとも7年はそう思ってましたね。メジャーデビューした今もそう思う事があるし。…僕、一回就職してたんですけど、1年間ですぐやめちゃったんですよ。でも、フとした時に "あのまま就職してたらどうだったのかなー?" って考えたりして。」

カオナシ先生「僕もずっと悩んでたんですけど…自分のタイミングできめればいいなって思っています。もし、辞めてもそこでおしまいじゃないし、生きてる限り何でもできるし。まぁ、子役のアイドルになるのは無理ですけど……あ、今ボケました(照笑)」

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会場「(笑)」

カオナシ先生「二十歳って、みんなが変わって行くし、早く決めなきゃ!って悩む時期じゃないですか。でも、僕の友達の早く決めてずっと同じ仕事している人も、途中で仕事を変えた人もみんなちゃんと元気でやってるし、選択タイミングは元気でいる以上いつでもあると思います。」

とーやま校長「 "逃げ出したい" っていう気持ちって、ネガティブに聞こえちゃうけど、 "本当にやりたい方向に進んだ" っていう風にも言えますよね。」

尾崎先生「そうですね。違う道を選んだ時に、逃げたっていう人もいれば、違う道を選んだっていう人もいるから…それは自分の都合のいいように選んでいけばいいと思います。」

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