＜SE：夏祭りの音＞

アイナ「あれ？ ダンスルーム、お祭り？？ 」

アイナ「夏が来たからかな？ いいなー夏祭り。行きたいなー！ 夏祭りと言えば、今日はこういう授業をしてってことなんかな……」

アイナ「（妄想）あのな、夏祭りデート、初めてやねん！ 今日アイナ、浴衣やんか？ 髪もアップにしてきてんけど……」

アイナ「似合ってる？♡」

＜SE ：ブッブー＞

アイナ「ブッブーって何？ 職員さんどういうこと？ 似合ってないってこと？ え？？ 」

アイナ「なんかカンペ出てきた！ “布をめくれ”……何これ？ 」

アイナ「たこ焼き器やんーーーーー！！！！ 」



アイナ「SCHOOL OF LOCK! 表現の講師 アイナ・ジ・エンドです。」

アイナ「生徒ちゃん聞いてよ！ 実はダンスルームに、たこ焼きの具材が、いっぱい用意してあって。で、たこ焼き器に紙が貼ってあって、こう書いてあんねん。」



アイナ「これすごくない？ 具材も揃ってて、タイトルも決めてくれてるんですよ。私たこやき大好きなので、最高やん！ っていう授業ですね。」

アイナ「先週、職員さんに『アイナちゃん、どんなたこ焼きが好きなんですか？ どんなレシピやってるんですか？』って聞かれたのは、そういうことやったんか。』

アイナ「せっかく具材もフルで用意してくれてるし、やりますか……」

アイナ「たこ焼きクルクルLOCKS! 」



アイナ「今夜は、アイナ・ジ・エンドのオリジナルのたこ焼きを作りながら、［アイナ掲示板］に届いた書き込みを紹介しよう！ で、生徒にたこ焼きを食べてもらおう！ ということで、たこ焼き早速作って参ります。」

アイナ「まず、粉と水と卵を合わせて、今こんな感じ。音聞こえるかな？ 」

アイナ「がっつりちゃんとやってますよ。これで油をしきます！ 本当は油は、油しきみたいなんでやってしくんですけど、私は昔からいつもティッシュでやっております。」

アイナ「家の近所には『あほや』っていうたこ焼き屋さんがあって、その『あほや』っていうたこ焼き屋さんは、油を結構多めに入れてたの。で、油を多めに入れたら美味しくなるんじゃないかと思って、ずっと真似させてもらっております。」

アイナ「では、ちゃんと温めたので、前もって流し込んでいきます。本当はちょっと時間がかかるの。ええ音です！ 」

アイナ「しっかり枠に当てはめて行くんじゃなくて、多めに溢れるぐらい入れた方がいいんですって。なんでかって言うと、くるくる回す時に生地が足りなくなったりする時ありません？ ちっちゃいたこ焼きになっちゃう。でも多めにやると、生地がはみ出てる分、くるって回す時に大きく包み込めるの。だから、ちょっともったいないかなってぐらいはみ出して作るのが、アイナ・ジ・エンド流です。お腹すいてきたー！ 」



アイナ「はい、生地流し込んだので、続いて天かすですね！ これは、大阪の『カリトロ』っていうたこ焼き屋さんの真似なんですけど、天かすをアホみたいに入れるんですよ。天かすをなんで先にいるかって言うと、タコは重さがあるので沈むんですけど、天かすは浮くんですね。だから先に天かすを入れて、タコで沈める。天かすをアホみたいに入れる。この天かすをアホみたいに入れることによって、カリカリってします。フワフワっていうのは生地で、カリカリって言うのは天かすのパワーだと思ってます。」

アイナ「そして、タコ入れます……たこ焼きアイナま〜〜ん！ 」



アイナ「（たこやきマントマンOPテーマに乗せて）タコタコタコタコ タコタコタコタコ〜♪ たこ焼き２個饅頭 アイナ饅頭♪ これはうちのおかんが歌ってたやつですね。」

アイナ「今日はSCHOOL OF LOCK! の職員さんが、生姜と桜えびと鰹節を用意してくれてる。あと青のり！私は桜えびを少し入れていこうと思います。」





アイナ「桜えびが好きな人は、おっさんたこ焼きラバーの層やと思うんですよね。子どもの時はあんまり桜えび入ったたこ焼き好きって思ったことなかった。ちょっと渋くなるんですよ。」

アイナ「ここからは、生地が焼き上がるまで少し待つんですけど、この間に最近私が作ったたこ焼き話でもしようかな。」



アイナ「香椎かてぃちゃんっていう、今Haze'sっていうバンドやってて、元々ZOCのアイドルにいた子と一緒に、かてぃちゃんちでたこ焼きパーティーをしたことがあるのね、２人で。かてぃちゃんが『アイナさん、たこ焼き器ありますよ』とか言うもんやから、コンビニで材料買って場面でやったんやけど、かてぃちゃんちのたこ焼き器がおかしかったのか私たちのやり方がおかしかったんか、もんじゃの出来損ないみたいな見た目で。私大阪人として、本当に鼻をへし折られた！ みたいな気持ちになっちゃって、本当にショックだったんですよ。かてぃちゃんは『まあ味は美味しいですよね』とか言ってたけど。」

アイナ「…あ、ジュウって言ってる！ 聞こえる？ わ〜この音好きぃ♡ めくれるかな？ 箸が…焦らず、しっかり1点1点決めて行くんだ！ 頑張れ！！ 」

アイナ「…キターー！！ よし、このまま調子よく！ 行けた？ 行けた？ 行けた行けた！ パパ―ママ―！ 行けたよー！！！ 」

アイナ「たこ焼きできたー！ イエ―――イ！ ガオガオ、やったね☆☆」

アイナ「ちょっとぐちゃぐちゃだけど、見た目も悪いけど…取れないな。できたのはできたんだけど…行けるかな？ 行けた！！！ 」



アイナ「食べて行こうと思います！ 私は塩マヨが好きなんですよ。『わなか』っていうたこ焼き屋さんがあって、アイナ・ジ・エンド大阪城ホールでソロ公演の時もコラボさせていただいたんですけど、1番好きかな？ 『わなか』の塩マヨいうやつがあって、それとアイナ・ジ・エンドコラボで“アイナスペシャル”っていうのを出してもらったんです以前。私はそのぐらい塩マヨが好きです。」

アイナ「いただきまーす！ 」

アイナ「ふぅふぅふぅふぅふぅふぅ……熱い。ん、結構美味しい！ すごい美味しいです！！ 」



アイナ「シンプルな味が好きなので、美味しいなって思います。生徒ちゃんも食べたいでしょ？ 食べたいんじゃない？ じゃあ、しょうがないなぁ〜〜」



アイナ「樋口、たこ焼きが食べたいからってこんな素敵な…嬉しいわよ？ あなたはこんなこと言ってくれて。ジャニス26日当たって、おめでとう！ 26日って最終？ すごい。」

アイナ「私も実は、ドキドキでね。稽古に稽古を重ねる日々で、もう不安と安心が稽古のたびに同時に来るんですよね。普段こんなことはないよ？ いつもは1曲歌い終わったら安心して寝れるんだけど、今回は1曲終わっても、次また頑張んなきゃいけない曲がいっぱい増えるから、全然安心しない。でも精一杯頑張るんで樋口、見に来てほしいな。ちゃんと健康でね！ 」

アイナ「ちなみに、東京でおすすめの場所っていうのは、魚べいがやっぱ1番いいんだけど、魚べいは行くって言ってるから…私は、中野が好き！ 中野ブロードウェイをちょっと歩いたり。ちょっと古い時代のレコードが置いてあるレコード屋さんがあるんだけど、そこは割といいかな。」



アイナ「てことで、こんな素敵なことを言ってくれたので、樋口にあ〜んしてあげちゃいたいと思います。たこ焼き、あげるね？ 樋口、あ〜ん♡」

樋口「ガブッ」

アイナ「うぃ〜〜（笑）『ガブッ』て言った。怖い樋口。え〜〜女の子樋口…結構がっつり食べるね。」



アイナ「あるよ。私は実はね、マッサージとか受けてて、気持ちいいな〜って思ってても、『はい気持ちいいです』って言えないんだよね。なんか恥ずかしい。かぽたすちょっと違うかもしれないけど、私も表現できないこともある。でもその時に、『気持ちいい』っていう言葉を言うのが恥ずかしいだけで、他の言葉だった言えるの。例えば、『今すごい血が巡ってきてて、久しぶりにこんなマッサージしてもらいました！ 』とか。それって、『気持ちいい』って言わずとも、『あ、アイナ、今喜んでんだ！ 』って相手に伝わる言葉だとは思う。」

アイナ「だからかぽたすも、『楽しい』とか伝えよう伝えようと思うと、ちょっと言いづらくなったりするじゃん？ 気を張ったり。だから、別の楽しいワードを思いつくのはいいかもしれない。例えば私と一緒で、『最近人と喋ってへんかったから、なんか血通ってきてる気するわ〜』とか。おかしいけどこれ（笑）ちょっとおかしいと思ってても、それは言い続けてたらかぽたす語になるし、板に付きます。例えば、たこ焼きをあなたにあ〜んしてあげて、『美味しい』と言わず、『うま＆うま』ということもありですね。」

アイナ「だから、かぽたすさん、これ食べたら『うま＆うま』と言ってくださいね？ あ〜〜ん♡ 」

かぽたす「うま＆うま〜〜♡ ガブッ！ ムシャムシャムシャ… 」

アイナ「なんか増えてるねんけど！ こわ！！ 大丈夫ですか？ SCHOOL OF LOCK! （笑）」


M. 偽りのシンパシー / アイナ・ジ・エンド


アイナ「たこ焼き、『うま＆うま』頂いたんで、気持ちよく終わろうと思います。生徒ちゃんは、夏祭り気分味わってもらえたかな？ SCHOOL OF LOCK! 表現の講師 アイナ・ジ・エンドでした！！ 」




★表現にまつわるお悩みをアイナ先生に直接相談する「表現の時間」、君の頭の中を表現してもらう「あいうえお哲学」、生徒とアイナ先生のオススメの本で本棚をつくる「生徒と私の本棚」、各授業に参加したい生徒は [ アイナ掲示板 ] または [ メール ] からエントリーをお待ちしています！