BUMP HEADLINES!
update : 2007.7.16
2007.7.16_HIGH LINE RECORDS 10TH ANNIVERSARY〜10年目の夏〜
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『BUMP LINES!』をご覧の皆さん。ご無沙汰しております!昨年の『涙のふるさと』のリリース以降、バンドが長い長い潜水期間に突入していた為、この『BUMP LINES!』も久しぶりの更新になってしまいましたが、その長くて深くて大切な潜水期間を経て、ようやくBUMP OF CHICKENが動き始めます!
と言っても、バンドは常に、リハーサル、レコーディング、リハーサル、レコーディング・・・を繰り返していたので、休んでるつもりは全くなかったのですが。それでも、バンドの活動を心待ちにしていてくれた皆さん!今日の番組の中でメンバーからのコメントでもお伝えしたように、「SCHOOL OF LOCK!」の超プレミアなイベント「YOUNG FLAG」へのBUMP OF CHICKENの出演が決定しました!! 10/19(金)@ZEPP TOKYO、メンバーもこのイベントへの出演を心待ちにしています。各会場素晴らしいアーティストが出そろう中、ZEPP TOKYOのステージに立てるってのはホントにラッキーなこと。今現在発表されているラインナップを見ても超プレミアチケットになってしまうのは確実だとは思いますが、このチケットをゲットできた幸運な皆さん、会場でお会いできることを楽しみにしています!

そしてそして、この「YOUNG FLAG」へのBUMP OF CHICKENの出演が発表された今日この日、実は、"バンプ"のメンバーは、10/19に立つステージと同じ場所、そう、ZEPP TOKYOのステージにて渾身のライブを繰広げていたのです!「なにーっ!そんなの知らなかったよ!!」という皆さん、このライブの情報、皆さんが知らなくても当然だったのです。実は、今日、ハイラインレコードの10周年記念イベント「HIGH LINE RECORDS 10TH ANNIVERSARY〜10年目の夏〜」に、"バンプ"はゲストバンドとして飛び入り参加したのです!完全シークレットだった為に、会場にいたお客さんでさえ知らなかった"バンプ"の飛び入り出演。その模様を『BUMP LINES!』の再稼働の第一弾レポートとして、ちょこっとだけお伝えさせて頂きますね。


ハイラインレコードとBUMP OF CHICKENの関係と言えば、もちろん、インディーズでの1st ALBUM『FLAME VEIN』と、2nd ALBUM『THE LIVING DEAD』をリリースしたのがハイラインレコードのレーベルからという歴史があり、今日のこのめでたい10周年記念ライブに"バンプ"が飛び入り参加するのは当然&必然ってところなのです。とは言え、急遽出演が決定したこともあり完全シークレットでのステージになった今日のライブ、お客さんの反応も含めてとても興味深いライブでした。楽屋でのメンバーは至って冷静そのもの。ただ、いつも通りのライブへの情熱と期待を胸に秘めた静かな熱がみなぎっている様子でした。それぞれハイラインに所縁の深いアーティストの白熱のライブが続き、会場は否応無しに興奮の熱が充満しています。いよいよ、"バンプ"のステージの前の転換の時も、次の出番が"バンプ"だとは知らないお客さんをよそ目に、我々スタッフは何だか落ち着かない心持ちでしたが、メンバーの楽器がステージに運び込まれだした頃から、あちらこちらでザワザワとお客さんが色めき立ってくるのがわかりました。多分、楽器の種類で"バンプ"のステージを見分ける鋭いお客さんもいたんですね。

そして、ステージが暗転、何だかこの後どうなるんだか解らない期待と不安に満ちた空気が会場を埋め尽くします。そして、いつものSEが!その途端、会場全体が怒濤のように波打ち、「"バンプ"の出演だ!"バンプ"がヤル!!」と興奮したお客さんがドォー!っとステージに詰め寄り、たちまちステージ前は拳を突き上げた人の渦が出来上がりました。そしてメンバーがステージに登場!! 会場は更にヒートアップし、怒濤のような歓声がメンバーを猛々しく迎え入れてくれたのです。それぞれが所定の位置につき楽器を構え、"藤原"がギターを高々と担ぎ上げて"鬨の声"を示すと、それはいつものワンマンライブと変わらない渾身のライブの始まりでした。思いも寄らない"バンプ"のライブとの遭遇に、尋常ではない盛り上がりを見せた会場は、曲が進むに連れて更に一体感を増していきました。そして、ライブではリリース後初めての生演奏になる『涙のふるさと』が演奏されると、会場がどっとドヨメキ立ちます。「今日のこのハイラインの10周年記念のめでたいイベントにすごくでたかったんです。このライブに呼んでもらえてホントに嬉しいです。有り難う!俺等はね、そう、ハイラインの大切なアーティストだったんですよ。お世話になりました!このライブ、ワンマンのつもりで頑張ります。最後までヨロシク!」"藤原"がMCします。10周年を祝う気持ちと、いつも通りのライブを燃焼する気概が、渾身の演奏となって響き渡っていました。そして、ライブのラストでは、BUMP OF CHICKENの始まりの曲、ハイラインからの1stALBUM『FLAME VEIN』の1曲目に収録されたナンバー『ガラスのブルース』が、でもこれも、いつものワンマンライブと同じように、最高のライブを締め括るラストナンバーとして演奏されたのでした。

偶然このシークレットライブに居合せてくれたお客さん、有り難うございました!そして、番組やこの『BUMP LINES!』で今夜のライブを知った皆さんには、このレポートで少しでもその臨場感がお伝えできれば幸いです。
今日のこのシークレットライブへの出演は、"バンプ"にとって、この後の夏フェスへの出演、そして「YOUNG FLAG」への出演、そしてそして待望の新曲のリリースと、今年後半に向けていよいよBUMP OF CHICKENが稼働し始めることを高らかに告げる、まさに"鬨の声"に他ならなかったように思えるのです。

Report: 吹野史斉 (TOY'S FACTORY)
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