ゲスの極み乙女。の2015年

ゲスの極みLOCKS! 2015.12.30 水曜日

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─居酒屋

課長「おし、じゃあ、乾杯しよう!…ういっ!ういっ!!やっぱ冬は熱燗だよなー!いやー…こうやって飲むの、久しぶりだな……。…………ん?オレ?いや、いやいや、会社はもう辞めたよ。え、結構前だよこの話!」

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課長「音楽だよ音楽ミュージック。ゲス…ちょっと言いづらいんだけど、ゲスの極み乙女。っていうバンドで。そう、休日課長って名前。えっ?知らないの?結構巷では有名なんだけど…まあね変な名前ではあるけどね。これ結構。結構な感じだよ。紅白、紅白出んの!紅白出るんだって、本当ほんとう!」

課長「どうって言われたって…シングル3枚出したし、アルバムのレコーディングなんかもしてちゃって。そう!今年初めてオーダーメイトのベースを作ったんですよ。これが嬉しいのよ、自分の新いいベースが届いた瞬間が!そう。それでね、これで新曲を弾いたんですよ!“私以外私じゃないの”知らない?本当に?そうなんだよ!!これが最高の音で録れてさこれ聞いて欲しかったな本当…。えっ?面白く?面白く?それすげー難しいな…。」

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課長「じゃあ…今年1年は…。音楽愛の1年でした。

課長「あー。音楽の話になると真面目になってつまんなない事言っちゃうんだよなー。おーお!来年もよろしく頼むよ!とにかくさ紅白見て!!…えっ?次?バイスサワー。」

─電話

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いこか「もしもし?…もしもし?もしもーし?…あ、聞こえてる?……ん?誰って……!?ええ!?マジで言ってんの…!?いこかだよ。ほ・な・い・こ・か。私はね、何でも知ってるの。」

いこか「今、何してたの?なるほどね…もう、年末だもんね……私も掃除しないとなー。………いや、別に、特に用があって電話した訳じゃないんだけど……なんとなく、1年が終わる前に、話、しておきたいなって……。どうだった?今年は…?」

いこか「うん。そうだね、私は………すごい走り抜けた1年だったな。

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いこか「大きな所でみんなの顔を見ることができて楽しかったし。いつもそうだね、思うんだけど今年が一番通り抜けるが早かったなって思うな。あとは…結構紅白歌合戦が決まったのが大きくて、ずっとバンド活動を反対していたお母さんに“自慢の娘だよ。”って言ってもらえたのが一番大きいな。来年もまた親孝行が出来るように、みんなのためにも頑張りたいと思います。」

いこか「うん。大きいホールで出来るようになって、結構後ろの方まで人が入っててくれたんだけど、みんな顔は見えるし、前の方でちっさい子供達が踊ってくれてるのも見えてて、幸せそうな笑顔見れて幸せだなーって。そうそう。だから君の顔も見えてるの。だからいつもありがとう。来年もよろしく。」

─スタジオ

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MARI①「ちゃんMARIさん?」

MARI「ん?」

MARI①「ちゃんMARIさん?」

MARI「え…あ…はいっ!」

MARI①「どう?相変わらず音楽、頑張ってるの?」

MARI「え…あ…はいっ!」

MARI①「今年はどうだった?」

MARI「今年?」

MARI①「今年は、どんな1年だったの?」

MARI「今年はですね……うーん。1月から“私以外私じゃないの”のレコーディングしたり、全国いろんなところにライブに行ったりとか。あと大っきなステージでもライブをすることができて、一つ一つがでかすぎて、なんかもういい意味でついていけないような感じの、もう覚えてないくらいの忙ししさだったので、とても充実した1年だったと思います。

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MARI①「今年は、何か悩んだ事があったの?」

MARI「またクラシックの曲を練習してるんですけど、“キラーボール”でやってるような。それが弾けなくて悩みました。」

MARI①「そっかそっか…じゃあ、この調子でやるのよ。いつでも私は、あなたのそばにいるわ…。」

MARI「あっ!はい!来年も頑張ります!」

MARI①「じゃあね…。」

MARI「え、そばにいる!!?だ、誰だったんだろう…?」

─10代の頃の川谷絵音の頭の中

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川谷「聞こえる?…聞こえる?そんなに驚かなくていいよ。でも、まあ…びっくりするよね。今夜だけの魔法なんだ。」

川谷「今、何してた?そっか…。じゃあ、猿のイラスト…?あれ??羊?あ、そっかそっか……。どうだった?今年は?…まあ、聞かなくてもわかるけど。あれでしょ!今ポケットモンスターのルビーとサファイアが……でしょ?あれでレベル70にみんなより先にいって、ヤンキーのやつらが教えてって寄ってきてね。それ言われてヤンキーと仲良くなったんだよ。懐かしいなー。」

川谷「僕はね今バンドをやってます。ほら、でも君も音楽好きでしょ?でも、今の僕は君が思っている以上に音楽のことしか考えれないくらいのところに今いてね。だから安心して。結構未来は楽しいよ!本当に信じられない様な事が、いっぱい起きて、テレビにたくさんでたり、いろんな人に音楽聞いてもらったり、楽曲提供したり。今までで一番いい年だったな。でもきっと来年はもっと良くなるし、再来年はもっとよくなるし、悪くなるなんてことはないから。今だけだよ、ヤンキーにバカにされるのも。お前ポケモンだけだったんだな。って思われるのも。」

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川谷「そうだな…未来が見えない君に一言言うとしたら…。一言っていうかあれだね、ポケモンの後に君は『黄金の太陽』っていうゲームにはまったでしょ?でもあれ君がハマっただけでれ誰もやってなかったでしょ?だからやめたほうがいい!モンスタハンターをやろう!!そしたらまたヤンキーが『おおーお前スゲーな』ってなるから。(笑)」

川谷「えっ何?将来生きていけるかが不安なの?そっか…でも楽しくないって思うなら。俺ね結構音楽に助けられてたの。前から好きだったんだけど、『音楽ってなんだろう?』って。ただ音楽って楽しく聞くっていうのじゃなくて、考えて、この音楽聴いてる時間が一番大切だなとか。だから、とりあえず音楽聴こう。それ以外適当でいいよ。自分が好きなことだけすればいいよ。それが君には音楽だから。」

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川谷「………あ、そういえば、今日、聴いてもらいたいものがあるんだ。まだ、誰にも聞かせていない曲なんだけど………。この曲はねゲスの極み乙女。ってバンドを俺今やってるんだけど、ゲスの極み乙女。のなんか新しい部分というか、この曲を聴いたら。ゲスの極み乙女。っていうのがどういうバンドなのかが、それこそ分かるというか。歌詞は番号づけされた歌い手で、いっぱい歌うたう人いるけど、ただ番号付けされてるだけで、特に特色がないというか、すごい皮肉なんだけど、歌詞は暗いけど、曲はすごい踊れるし、かっこいい。単純に。」

M シリアルシンガー / ゲスの極み乙女。

─将軍様のお部屋

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MARI「遅いっ!」

課長「いや、すまぬ。今宵は、≪コポゥ≫にかかる月が、見事だったものでな。」

いこか「美しき夜を語るのは……。」

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課長「き、貴様らっ…!」

川谷「まあよい!」

課長「川谷、絵音殿…!」

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川谷「……休日課長!ちゃんMARI!そして、ほな・いこか!これで…役者は揃った訳だな。あともすれば、≪コポゥ≫がやってくる…。時は大晦日………!ついに、我らの生き様を、天下に知らしめる時がきた!最後にもう一度、3人の覚悟のほどを、聞かせ願おう!」

課長低音でもってこの世を轟かせよう!

MARI渋谷をゲスまみれにしてみせよう!

いこか私たちの曲、そして姿でも勝負!!

川谷頑張る!

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川谷「では……武器を持て!…いざ!…門を開けい!」

川谷「さあ!皆の者!この旗が見えるか!我らの名は、ゲスの極み乙女。!」

課長「横浜アリーナ!武道館!いや、我らが目指すは、その遥か先!」

MARI「たるは、皆の者が想像すらしない、さらなる景色をご覧に入れよう!」

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いこか「振り離されないよう、しっかりついてくるがいいわ!」

川谷「まずは、天下の人々の心を掴んでみせよう!時は来た……!いざ……!合戦じゃ!」

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