* 放 送 後 記 *

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─海

課長「うーん、全然ダメだな……。」

課長「おっ!?きた…?ついに……!」

課長「きましたきましたっ!これはデカいぞよしよしよしよし……!……あっ!バレた………!くっそ………!まだ一匹もダメだな今日は……。」

(携帯のなる音)

課長「(*舌打ち)せっかくの休日だって言うのに……。」

課長「もしもし!?さすがに勘弁してくれよ、半年ぶりの休日なんだぞこっちは…!何?……事件だと!?」

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─『コポゥ!休日課長』オープニング

課長「世にはびこる、言葉にならない感情、通称コポゥ。その正体を暴くのが、オレの使命…ちょびヒゲメガネにサスペンダー。キュートなおなかに時々ベース。そう、オレの名前は…!コポゥ!刑事!休日課長!」

第一話『休日だけど出勤!休日課長!』

─コポゥ!署

川谷「課長!事件です!……課長!課長!」

課長「うーん。」

川谷「課長!ブラインドの隙間から外眺めても、別に誰も来ないですから。」

課長「おお!川谷か。どうなんだお前。最近、携帯のゲームにハマってるらしいじゃないか。」

川谷「もしかしたら1ヶ月で一番使ってるかもしれなくて、カードの請求がアップルストアばっかりで…。」

いこか「そんなことより課長!生徒から、こんな書き込みが届いているんです!」

課長「何…?タレコミ…?」

いこか「いや、書き込みです!」

課長「タレコミだとぉ…?」

いこか「いえカキコミです。」

課長「ちゃんMARIくん、読んでくれたまえ!」

MARI「はい!」

MARI「【栃木県14歳女の子ラジオネームふじっこのまめ】さん。」



好きな人と楽しく話せた後に、跳びはねたいくらい幸せだけど、もう消えてしまいたいような死んでしまいたいような衝動に駆られます!
あの感情はなんなんでしょう。。
恥ずかしいんですかね?
こんなの私だけですか??
ふじっこのまめ
女/14/栃木県




課長「好きな人と話ができたのにも関わらず、消えてしまいたいような衝動に狩られるだと…?川谷…!」

川谷「はい!」

課長「これは事件だ!」

川谷「最初っからそう言ってます!」

課長「よし…!早速、捜査を開始だ!」

課長以外全員「はい!」

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─街で聞き込み

川谷「…はい、…はい!なるほど、以前、掲示板に、『ハイレゾ対応のウォークマンがほしい』そう書き込みをしていたんですね?ありがとうございます!」

─街で聞き込み②

いこか「え!?2月に漢字検定の2級を受ける!?本当にそう言っていたんですね?貴重な情報、ありがとうございます!」

─コポゥ!署サイバー対策室

MARI「うーん、最近の掲示板のデータを見たところ、ゲスの極み掲示板だけじゃなくて、学校掲示板にもちょくちょく書き込みをしていたようね。」

いこか「ちょっとまって、ちゃんMARI。」

MARI「ん?」

いこか「そこじゃなくて、もうちょっと下、スクロールして…あっそれ!」

MARI「ん?このデータは、まさか……!?」

─再びコポゥ!署

課長「どうだ、お前たち、成果の方は?」

川谷「はい。【ふじっこのまめ】さんは、割と音にはこだわるタイプです。」

課長「最近の10代には珍しい、本格派という訳だな。他には?」

いこか「そして、【ふじっこのまめ】さんは、中学2年生にも関わらず、高校卒業レベルの漢字検定を受ける、向上心の高さを持ち合わせています。」

課長「ふむ、勉強に対しても、なかなかガッツリ取り組んでいるということだな。」

MARI「あと、課長、これを見てください。」

課長「11桁の数字…!?これは……暗号か?」

MARI「違います、電話番号です。」

課長「何!?本人の電話番号か!?よし、じゃあ……直接聞き込みだ!」

課長以外全員「はい!」

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課長「もしもし!?」

ふじっこのまめ「もしもし!」

川谷「【ふじっこのまめ】さんですね?書き込みを読ませていただいたんですが…詳しく事情聴取させてください。川谷です。」

川谷「好きな人はどんな人なんですか?」

ふじっこのまめ「去年クラスが同じで、席が隣だったんです。授業中は寝てるんですけど話すと優しい人です。」

川谷「あっーっもう俺みたいな人ですね。」

ふじっこのまめ「(苦笑)」

川谷「そんなにおもしろくないですか?」

ふじっこのまめ「あっいや、はい…えっ。」

川谷「あっ、すみません僕が電話するとみんなたいだい“はい”しか言わなくなるんですよ。僕が悪いんですかね?」

ふじっこのまめ「…。」

川谷「そんな感じですよね。すみません。僕の事を嫌いになっても、SCHOOLOFLOCK!のことは嫌いにならないでください!!」

課長「話を続けよう。」

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みんな「(笑)」

川谷「今は別のクラスなんですか?」

ふじっこのまめ「はい。」

川谷「どんなタイミングで話をするんですか?」

ふじっこのまめ「休み時間とか廊下ですれ違ったリとかで話します。」

川谷「どんな事を話すんですか?」

ふじっこのまめ「学校の事とか…いろいろ話します。」

川谷「最後に聞きたい事があるんですけど、好きな人と話をできた後に、幸せなんだけど、消えたいような衝動に駆られるときいたんですけどそれはどういうことなんでしょう?」

ふじっこのまめ「友達に彼と話たよ!って話してる時はスゴい嬉しいんですけど、一人で部屋にいると、あの答え方であってたのかな?とかいろんな感情がでてきて…。」

川谷「…ということなんですが、課長、いかがですか?」

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課長「【ふじっこのまめ】さん。あなたが好きな人は、授業中はいつも寝ているんですね?」

ふじっこのまめ「はいそうです。」

課長「そしてあなたはこのテンションについてこれていますか?」

ふじっこのまめ「あまりついていけていません…。」

みんな「(笑)」

課長「そして、あなたは、好きな人と話をできた後に、一人で思い返していると、消えたくなる。そういうことですね?」

いこか「それ全部、本人がさっき言ってくれたことですけどね。」

課長「ふふふふふ…このコポゥ見えた!【ふじっこのまめ】さん。あなたの言葉にならないこの感情、コポゥの正体はズバリ……!誰しもが味わう恋愛の初期衝動だ!」

川谷「…そうですね。」

いこか「大丈夫?ついてこれてます?」

ふじっこのまめ「…。」

いこか「そういうことあるよね。でもこれが初期衝動なんだって誰もが経験する事なんだって。」

ふじっこのまめ「そうなんですね。」

課長「僕の話してもいいですか?」

いこか「どうぞ。」

課長「僕は思い返すよりも先に、話す前にこれから言うこと大丈夫かな?このこと言ってもいいかな?って考えすぎちゃって、最初お付き合いした人に口が震えてなにも話せなかったっていう経験があるんですけど、そっから5年たって、大学生になってお付き合いした時はペラペラ話せたので、あんまり考え込む事ないですね。」

川谷「まあね。」

課長「でも今は、もう一人でしか話せないですけど…彼女がいないから。」

川谷「なんで退化したの!大学生でレベルアップしたのに。」

課長「1人でもペラペラ話せるようになったからね。」

いこか「あっ1人でも話せるようになったんだね。」

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川谷「それヤバい奴じゃん!!でもまぁ分かるけどね、俺もときめきメモリアルとかに話しかけてたもん。」

みんな「(笑)」

MARI「私あのあんまり話した事ない人でもある。そういうこと。変な事言ってなかったかな?とか。」

川谷「俺もよくあるよ、ちゃんMARIが外で変な事言ってないかな?とか。」

MARI「(笑)心配されてるごめんね。」

川谷「廊下で突然“コポゥ!”とか言ってないかなとか。絶対ヤッベーなとか思われるからさ。」

MARI「思われるね。」

川谷「でもふじっこのまめさんの好きな人は多分恐らくゲスの極み乙女。の事が好きだと思うので、廊下ですれちがってコポゥ!って言ったら“えっ?知ってんの?”って話がひろがるはず。」

課長「大丈夫それ?あの時のコポゥ大丈夫だったかな?とかならない。」

いこか「なるよ!!」

MARI「絶対言わない方がいい!」

川谷「そうだね一番なるかもしれない。」

川谷「まぁということなんですが、では最後にコポゥ!の練習してお別れしましょう。俺が“すれちが〜い”っていうので“ざまのコポゥ!”っという感じでお願いしますね。」

ふじっこのまめ「はい。」

川谷すれちが〜い…。

みんな…ざまのコポゥ!

川谷「捜査に協力していただいて、ありがとうございました!」

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─SCHOOL OF LOCK! の空き教室

課長「ゲスの極みLOCKS!生徒みんなからのメッセージ、SCHOOL OF LOCK!のゲスの極み掲示板、そしてメールで受け付けています!アドレスは全てコチラから!」

課長「www.tfm.co.jp/lock ロックのスペルはエル・オー・シー・ケー!」

川谷「ゲスの極み乙女。の略は、“ゲス乙女。”」

課長「いこか様、今日のはどうだい?」

いこか「ゲス乙女。は百点!!」

…でました!初めての百点!(アドレス読みと関係ないけど…)
今テレビCMでゲスの極み乙女。先生の楽曲大人チックが使われていますが、それに出演している窪田正孝くんも「ゲス乙女。」って言ってますもんね〜。

今回の採点コーナー自体には、ちゃんMARIが突然参戦してきましたが
マイナスをいこかさまからつけられてました〜!!

みんな30点満点目指してガンバレー!

それでは、ゲス乙女。とはまた来週!どこかの教室で!

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─港

課長「人の心がある限り、コポゥは決してなくならない。明日もオレは、コポゥを求めて旅に出る。そう、オレの名は…!コポゥ刑事、休日課長……!」

MARI「課長、誰に向かって喋ってるんですか?」

課長「ちゃんMARIくん!?いや、これはちょっと、あれだ!ほら、エンディング的な、ほら、あるだろ、よく、ドラマとかで。」

MARI「エンディング…!?」

課長「そんなことより、何か用かね!?」

MARI「課長!これを見てください!」

課長「こ、これは……!?」

MARI「課長!……事件です。」

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