映画『怒り』 李相日 監督と対談!!

SCHOOL OF LOCK!


すず「SCHOOL OF LOCK!の女子クラス!GIRLSLOCKS!!2週目担当!広瀬すずです。今日あの…女子クラスにあのお呼びした方がいらっしゃるんですけど、もうお呼びしてもいいですか。一人でしゃべれない…(笑)どうぞ!」

李監督「おじゃまします。」

SCHOOL OF LOCK!


すず「おはようございます。今夜は女子クラスきていただいたのは…私が出演させていただいた映画『怒り』の監督、李相日監督です。」

……

すず「こうやって喋ることないから…大丈夫ですか…?」

李監督「とにかく『怒り』を持ってなんとか繋がろう(笑)」

すず「よろしくお願いします(笑)」

■ 映画「怒り」予告2




すず「映画「怒り」は…1年前の未解決殺人事件を軸に、千葉、東京、沖縄を舞台にした3つの物語でつむがれていくんですが、私は、沖縄編に登場する、小宮山泉役で演じさせてもらいました。オーディションを受けて出演できる事になったんですが…ずっと、女子クラスでも話してきましたが、撮影は本当に大変でした。」

SCHOOL OF LOCK!


李監督「どんな話をしてたの?人生の壁にぶつかってますみたいなこと?」

すず「はい!」

李監督「(笑)」

すず「私が、李監督に言われた『自分とは勝負しないの?』っていうのが人生で一番、ズカ!ズキ!グサ!ってきてその話もしました。」

李監督「いろいろオーディションで決まってから
リハーサル始まったじゃないですか、結構地獄のリハーサルが(笑)」

すず「…はい(笑)」

李監督「それで過ごしてる時に感じたんだろうね。すごく負けず嫌いでしょ?」

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すず「はい。」

李監督「負けたくないってオーロが出ているんだけどそれが外に向かってるように見えて。だからリハーサルで演じてても、こういうのを見せるんだ!っていうのに必死になってる気がして。なんかそれはおかしいよって、“自分をちゃんと見た方がいんじゃないの?”っていう意味で、そんなに喧嘩したいのなら自分とやればいいじゃない。っていう意味で言ったつもりなんだけどね。」

すず「…はい…」

李監督「(笑)」

すず「そして映画怒りは今週土曜日に公開になります。今日は、監督とこうやって話すことは今までほぼにないので 。」

李監督「そうだね。」

すず「いろいろ質問したいと思います。このSCHOOL OF LOCK!に通う生徒のほとんどが10代なんですが、監督はどんな10代だったんですか?」

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李監督「ずいぶんひねくれた10代だったと思います。」

すず「と言いますと?」

李監督「安っぽく言うと大人の言うことはあんまり鵜呑みにしないみたいな、あとはなんだろうな真面目に勉強もしてたわけでもないし大したことはなんもしてなかったね。今振り返ると。」

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すず「えっ、でも映画監督になるって決めたのはいつなんですか?」

李監督「20代半ばくらいかな。」

すず「へー」

李監督「大学の時に就職活動もしないで、映画の現場にバイトでいったのね。たままたま。それで”ああ、ここいいな”って思って。ただ監督になれるなんて思わないからプロデューサとかさ、プロデユーサーってカタカナでなんかかっこよさそうじゃん。」

すず「わかります(笑)」

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李監督「そっちかなって感じだったんだけど、やってくうちにどんどん作る方にはまっていって、気がついたら作る方にシフトしていったのかな。」

すず「でもいろんな監督がいらっしゃるじゃないですか?私作品が始まる前から、李監督は厳しいすごいって聞いてたから、」

李監督「厳しいって何が厳しいってみんな言ってたの? 」

すず「でも、私は厳しいとは思わなかったです。指の数ミリの…」

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李監督「針の穴みたいなこと?」

すず「そういう所をなんかすごくいろんな所から探って、ですっごい考えるじゃないですか、私はそれがわかんなくなっちゃったんですけど、そこに行くまですごい考える。どうしたらそうなれるんだろうって思って考えるんですけど、考えない。」

李監督「感覚でやるほうだもんねどっちかっていうと。」

すず「そうですね。」

李監督「感覚も大事だよ。でも感覚は考えて、考えて、考えられなくなっても感覚は残るから。だから最初のリハーサルで感覚に頼りすぎるんだよなーって。わかりやすかったのは台本にあるところは、わーってやるけど、“じゃあ台本一回やめてこのシーンとこのシーンの間やってみて。”って言ったら止まるでしょ?止まってたでしょ?」

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すず「止まりました。」

李監督「考えてないからだよね。」

……

李監督「(笑)」

すず「(笑)そうですね。」

李監督「でも当たり前だけど、そのキャラクターにとってはさ、映像に映る前後の人生がいっぱいあるじゃない。そういうところは考えていかないと埋まらないし、そういうところをいっぱい考えてやる時捨てればいいんだよ。そうしたらどっかに残ってるから。っていうのを永遠やってたんだけどね」

SCHOOL OF LOCK!


李監督「だから最後やってた事とか考えてた事とかあんまり覚えてないでしょ?撮影してるときの。」

すず「その芯の至るまでのものが、最後の方ですけど、なんか一気に出てくる感じは、あります。」

李監督「ほっといてちょっとどっか押したらその人の感情が、」

すず「こういう時間があったっていうのは思ってました。」

李監督「そうかい。(笑)」

すず「そうです。(笑)今夜は李監督に女子クラスに来てもらいましたが、なんだか未だに心の準備ができていなくてそわそわしています。」

李監督「なんとなく噛み合わないまま閉めに入ろうとしているよね。」

すず「(笑)なんか分かんないんですけど、作品の内容もグッと締め付けられるものがあるじゃないですか。なんか監督だけじゃなくキャストの方にお会いするのも結構うわっとなっちゃいます。」

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李監督「それは出来た映画を観てから?」

すず「観てから余計に話せないんです。」

李監督「なんだろうねその話せないっていう。」

すず「なんかわかんないです」

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李監督「思ってることは色々あるけど、言葉に出ないってことなのか、っていうことでもないんだ?」

すず「そういうことでもあるんですけど、でも監督はちょっと別…」

李監督「なんか別のややこしさがあるわけね(笑)」

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すず「監督が一番ドキドキする。」

李監督「(笑)なんなんだろうな。」

すず「そんな映画”怒り”の中には「信じる事」そして、「疑う事」って何なんだろう?特に10代のみなさんだからこそ感じることだったりがたくさんあると思うので、今週土曜日映画館に足を運んでもらえたら嬉しいです。」

SCHOOL OF LOCK!


すず「李監督今日は本当にありがとうございましたした。」

李監督「おじゃましました。」

すず「お邪魔しました。」

李監督「(笑)お邪魔しましたか?」

すず「(笑)すみません」

すず「それでは、私とはまた明日!広瀬すずでした!」

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