『はぁ〜、いいね、この季節の公園。涼しいし。あれ？オリオン座？今日は星がよく見えるね！
ん...ってかさ、何なの？急に呼び出したりして。...え？彼女との関係が!?
なにそれ？いや、普通に学校祭の準備ってみんなしてるんでしょ？じゃあそれを忙しい理由にしちゃダメだよ。
だってじゃいあんとくんは彼女のこと好きなんでしょ？好きだったらメールしてあげたいって思うだろうし。
あ、メールの文章打つのがめんどくさいって思うんだったら直接電話しちゃえばいいじゃん！
あとさ、聞いちゃいなよ「なんかあった？」って。ちゃんと言葉交わさないと気持ち伝わらないよ。
彼女も寂しいんだよきっと。学校祭も大事だけど、彼女のことも大切にしてあげないと。ね？がんばって！...あれ？いま花火の音しなかった？』

『そっかぁ、今日、花火大会だった！ねぇ、ここから見えないかな？...見えないか。あれ？ねえ、ちょっとedge！花火だよ！悩み過ぎだよさっきから。
え？好きな子？部活に支障をきたしたらって？だってさ、好きなんでしょ？好きなら止める必要ないと思うよ。
彼女のことを考えて告白しない方がいいのかなって思っているedgeは素敵だけど、告白したくてできないって苦しんでるんだったらダメだよ。
もっと男としてのかっこよさとか見たいなって思うよ私。いっちゃいなよ？こんなに彼女のことを想ってるんだったらさ、ね？じゃあさ、ほら！花火しようよ。』

『いや〜、やっぱ夏は花火だね。線香花火って綺麗だよね〜、すごい幸せな感じがするな〜。...って、ねぇ！ねえってば！
落ち込むのはわかるけどさ...でもホントに好きなんでしょ？ホントに好きならさ、私、運命ってあると思ってるんだ。
だからきっとまた出会えると思うし、彼女もさ、自分の親が無理矢理別れさせたっていうことですごく寂しい気持ちになってると思うんだよね。
だからさ、タケチョコがしっかりして前に進もうって思わないと彼女はもっと悲しくなっちゃうと思うの。
いや、次の恋にしろいってるんじゃないよ！どうしたら会えるかとかさ、前向きなほうに考えていこうよ。
タケチョコが笑ってる姿、彼女も絶対見たいと思うからさ、もっと良い方に考えていこうよ。運命って絶対にあるよ、大丈夫。』

『なるほどね...いや、違う姿は確実にドキッとすると思います。でもいいんじゃないですか？着ても。
建前もあるし、最後の年だし。やっぱり好きな気持ちは消せないですから。私はそれぐらいしてもいいと思います。
でもそれって、好きな人にも彼女にも伝わらないじゃないですか実際。
だったら、ねぇ？それぐらいしてもいいんじゃないかと思うんですけどね。彼女さんには申し訳ないですけど。
別にでも好きって言うわけじゃないですから。「今日の格好どう？」って普通に友達にも聞きますからね。
全部そんな理由つけちゃっていいと思います。でもね、自分がツラくなるかっていったら、覚悟はしないといけないとは思います。
でもね、好きな人に浴衣姿見せてね、もしかしたら「かわいいね」って言ってもらえるかもしれないじゃないですか？
そのために浴衣着て、思い出作って卒業するのと、なにもせずに卒業するのと、どっちが後悔するかって考えたら答えは出るんじゃないですかね。
私は、それくらいはしてもいいと思う。それも青春だしね、うん。』

『そっか...でも、きっとまんねちゃんは「行きたい」と思って今の高校を選んだと思うから、高校は最後まで行ったほうがいいと思う。
ホントに実際、勉強って社会に出たら必要ないこともあると思うんだけど、でもやっぱり学校でしか経験できないことってたくさんあると思うんだ。
まんねちゃんの夢がどんな夢かわからないけど、その夢にもしかしたら生かされてくるかもしれないし。
とりあえず今は勉強がんばって、学校生活を楽しむことが大事なんじゃないかな。
勉強しながらでもその夢にちょっとでも近づく方法もあるかもしれないから、もっと広い視野で物事を考えてみるとかね。
とにかく全部マイナスに考えないほうがいいと思うな。笑って、高校も楽しんでほしいと思います。』