LiSA「まずは書き込みを紹介します！」
今月で長かった高校3年間が終了です！
今までは長いなぁと思っていた日々も気づけばあっという間に終わってしまいました。
友達にはこれからの信頼頑張れ！という思いと、まだ遊んでいたいなぁと寂しい気持ちがあります…
でもこの寂しい思いの分、次また会った時に嬉しさが倍になるならこの寂しさを忘れちゃいけないと思いました！
これまでの楽しい日を、これまでの軌跡を大事にしてこれからの日々を楽しみたいも思います！
あんぴっち二世
男の子/18/埼玉県
男の子/18/埼玉県
LiSA「前向きでいいメッセージですね。卒業に対して、お別れに対して、前に進んで行く光が見えますよ。卒業おめでとう！」
LiSA「ということで登校4日目！LL教室の講師、LiSAです！先ほど書き込みでも紹介しましたが、春は旅立ちの季節ですね。今いる場所から、新しい場所へ旅立つ、そんな季節ですね。昨日もLL逆電で、新しい生活に不安を持つ生徒とお話しをしましたが、みんなそんな気持ちなんじゃないかな。でも前向きに楽しんでほしいですね！」
LiSA「今夜はこちらの授業をお届けします！」
『LEAVE』
LiSA「”卒業する”とか”旅立つ”という意味ですね。私も20歳の時に地元の岐阜から上京してきました。今日はその頃のお話を、その時聴いていた音楽とともに紹介していきたいと思います」
LiSA「私は高校まで学校へ行って、その頃からずっと地元でバンドをやっていたんですが、メンバーが高校を卒業して就職したりして、そのバンドが上手くいかなくなっちゃって。だけども、私は音楽しか今までやってきてないと思った時に、「今、勝負かけないと、いつ行くんだ」って思ったのが、20歳でした。なので20歳になって、「行くなら今しかない」と思って、東京に出てきました」
LiSA「その時、東京の家も全部決めて、母に東京に行くことを言ったら、めちゃくちゃ反対されました。あれはお正月でしたね。正月早々に家出しました（笑）みんながハッピーニューイヤーってハッピーな気持ちの中、「私、東京行くわ」って言って出てきた記憶がありますね。その頃は誰にも応援されない中、1人で荷物をまとめ、お母さんとも口を聞かないで、リュック1つだけ持って1人で新幹線に乗り、iPodで音楽を聴いていました」
LiSA「その時ちょうど流れてきた音楽が、Vanessa Carlton(ヴァネッサ・カールトン)の『A Thousand Miles』でした。その時、カントリーポップみたいなポップスの音楽がすごく好きで、ランダム再生で聴いていた中の1つだったんですけど、画面に出た『A Thousand Miles』というタイトルが、岐阜から東京までの距離を示しているようで、この曲だけを新幹線の中で2時間くらい聴いてました（笑）「今しかこの涙ないな」って思ったからずっと泣いてた。そんなことをすごく覚えてます。実際は、遠距離恋愛の恋の歌なんですけど、タイトルだけで勝手に岐阜から東京までの歌だと思ってました（笑）洋楽あるあるですね」
LiSA「それで初めて東京に住んだら、バイトがめちゃくちゃ大変でした。バンドやりたい、音楽やりたいって出てきたんですけど、それに合うバイトがなかなか無くて。土日はライブしたいのに、土日にシフトに入れないとなかなか雇ってもらえないし、みたいな葛藤がありながら、それでもバイトを掛け持ちしながら、東京で一生懸命生活していましたね」
LiSA「でもそんな毎日がすごく不安で、希望はね、東京に出てきた時から、過ごしていくにつれてどんどん無くなっていきました。「私、このままで大丈夫かな」とか「本当に歌で良かったかな」とか後悔もたくさんありました。それでも夢を歌ってくれる先輩とか、頑張っている人の姿を見ながら、私もそうなりたいという夢を見ながら頑張っていました」
LiSA「その時にすごく好きだったのが、ELLEGARDEN。中でも、イントロ聴いて一番テンション上がってたのが『スターフィッシュ』。このイントロは本当にズルいと思う。不安な気持ちとかが開けるんだよね。歌詞は恋の歌だったりとかするんですけど、ワードが自分の気持ちとリンクしたりして、勝手に自分の歌だと思ってた。不安を消してくれるような音楽でした。細美さん自身スターだし、憧れの先輩でしたね」
LiSA「そこから色んな音楽を聴きながらバンド活動をやって、たくさんオーディションを受けました。とにかく時間がない、歌が歌えるなら何でもいいやと思って、オーディションの本を見ながら年齢に該当するものは全部送ってました。その中で受け入れてもらえたのが、アニメの劇中歌でした。でもアニメというものに私はあまり触れたことがなかったし、求められたのが、可愛い歌を歌ってくださいという発注だったんですよね」
LiSA「今までパンクが好きで、むしろ男の人に混じって「おりゃあ」ってやりたかったのに、可愛いってどうやって表現するんだろうと思って私が思いついたのが、松浦亜弥さんでした。その時の可愛いの代表は松浦亜弥だろと思って、DVD見たりとか、音楽を聴いたりとかして、ずっと鏡の前であややの真似してた（笑）『♥桃色片想い♥』めちゃくちゃ踊ってた。あややの曲、だいたい全部踊れるよ（笑）仕草とか見せ方とか、女の子として生まれたからこその可愛いの表現を勉強しなきゃと思って、松浦亜弥さんを聴きまくってましたね。当時、「LiSAで〜す」みたいな感じだったもんね（笑）ちょいちょい言われてたの。聴きすぎると歌が移るように、映像見すぎるとMCも映りますよ」
LiSA「というね、好きなものが色々混ざって今のLiSAになっているわけですけども、やってきたことだったり、感じてきたものっていうのは、本当に何も無駄にならないです。だから、みなさんも今までやってきたこと信じて、この春、新たな場所に旅立つ準備をしてほしいなと思います！」
LiSA「じゃあ私からメッセージを送りたいと思います！でも私が言えることは、やっぱ1個かな！」
『今日もいい日だっ』
Ｍ 無色透明 ／ LiSA
LiSA「この曲は、私のデビューミニアルバム『Letters to U』に入っている曲なんですが、”何者でもない自分”っていうのを今のうちにちゃんと書いておこうと思って、東京に出てきた時に思った気持ち、それこそ『A Thousand Miles』を聴きながら出てきた気持ちをそのまま書いた楽曲です。ここから何色に染まっていくか分からない自分の人生を、みなさんに楽しんでほしいなと思います。なので、”今日もいい日だっ”って思いながら、1日楽しいこと見つけて、明日も頑張ってねっ！」
LiSA「ということで今月の授業はここまで。LL教室の講師、LiSAでした！今日もいい日だっ！ばいちっ！」
