閃光ライオット

2012年11月04日

閃光ライオット感謝祭 5組目…Brian the Sun

5年前の陽が落ちる夕刻。

第一回『閃光ライオット』、15組目に登場したのが彼らだった。


Brian the Sun。


オーディエンスの心と体をかき乱し、見事準グランプリを獲得したあの日から、もう5年。
時の刻む早さを今日、強烈に痛感した。



彼らがシーンのど真ん中からやって来る日を待ち続けてた生徒たちはきっと多いハズ。その期待はありながら時の刻む早さをもってしてもなかなか嬉しいその日は訪れない。しかし、2012年7月4日にようやくファースト・シングル「Sister」がリリース。たくさんのことが彼らの前に立ちはだかり、紆余曲折を経ての今日。


さぁ! Brian the Sun! 俺たちにその現在地を教えてくれ!!!




緊張感に包まれる。

いきなり始まったのは、5年前のあの日の記憶と匂いと熱量が刻まれた曲………


「suitability」!!!!!!!!!!


ステージの前の方にやって来い!!!! あの日はすぐそこだ!!!!!!

完全に心乱されて暴れろ!!!
この空間は、どこにもない!!
この瞬間にしかない、どこまでも解放していい場所だ!!!

一斉に手をあげたオーディエンスが!! 前に押し寄せる勢いが!!
彼らのライブ・パフォーマンスを物語る!!!!!!!!



2008年、高3だった時の Brian the Sunから、
2012年のBrian the Sunへ。

そう! 続くは新曲「Sister」!!


Brian the Sunの今を見て。
みんなは、今、何を思うのか。


オーディエンスは変わらず、暴動の渦のまま。



「楽しいことは、いつか忘れてしまうと思うけど、それでいいと思うよ。
だから、楽しいことも悲しいこともいろいろ経験して、忘れて生きていきましょう」



そう森くんがいって始まった、「はちみつ」

オーディエンスの動きが、ピタリと止まる。
真摯な目で一直線に、見つめる。

「楽しいことは、いつか忘れてしまう」



でも忘れたくない瞬間だからこそ、その言葉が心に強く響いてくる。




「20才になって、いろいろと払わなきゃいけなくなるけど、ごめんなさいして、こんなことやってていいのかなーって、そんなことばっかり考えてた。けど、そんな時、いつも『Naked blue』っていう曲の最後の歌詞を思い出して。“月の裏側に咲く花”って歌詞。そんなんファンタジーやん。ここにいる誰も信じてないと思うケド……」



そして、最後に、ボーカルの森良太が、こう強く言った。


「人生何があるか分からんやん。でも、信じたら、必ず道は開けるから。」



その言葉から、疾走。
あの曲、「Naked blue」が疾走する。


彼らが言った。
「閃光ライオット」に出て音楽をやろうと決めた。


良い意味でも悪い意味でも、
「閃光ライオット」に、人生を狂わされた男たちの姿。

その彼らが紡ぎ出す音に、姿に、全身の鳥肌が立った。



解き放たれたような覚悟と意志と狂わしいほどのリズム・音楽の羅列に!!
迫り来るあの日と今と目の前の誰かとこの空間に!!

心を音楽に奪われてしまう感覚に次々と襲われて、
一瞬一瞬、体内からいろんな感情が沸き上がっては、
どこかへと泡の如く消えてゆく感覚に!!



彼らがいた今日。僕らがいた今日。

この瞬間が感情がどこかへといつしか消えていってしまうかもしれないけど、
未来へどこまでも持って行きたい。

そう強く、思った。





M1.suitability
M2.Sister
M3.はちみつ
M4.Naked blue



ダンガリー

投稿者 toukousya:19:24