閃光ライオット

2012年08月02日

6組目…山梨県「渡辺理沙」!!

5組目の“かめ後うさぎ時々こねこ”が摂氏200℃の爆風で
会場を思う存分荒らした後にステージに登場したのは、
山梨県からやって来た、小柄な少女。



高校3年生。シンガーソングライター。
渡辺理沙。

わずか半年前に曲作りを始めたにも関わらず、
既に、オリジナル曲は50を越える。

まさに、音楽の神様に愛された少女。

おもむろに弾き始めたギター。



美しい旋律。歌声。

先ほどまで吹き荒れていた熱風が止まり、
会場内の500以上の真っ赤な頬には、優しいサマーブリーズ。

「……よかった。(熱気のせいで)PCが壊れなくてすむ」

と思いきや。
今度は、感情が完全に混線中。

言葉を乗せた“音”は、我が物顔で、会場にいる全員の心の
琴線という琴線を触れながら、優雅に踊る。

1曲目。“memories”。



誰がどう聴いても、“別れ”の曲だということは分かる。

そして、会場にいる全員は、それぞれの、
いつかの“別れ”を、心に再放送。

最後に見た、あの人の顔。
最後に触れた、肌のぬくもり。
最後にかけてくれた、あの言葉……


キーを打つ手が震える。
胸が痛くて痛くて、死にそうだ。



実は、この曲は、今年の4月25日、
天国へと旅立った、理沙ちゃんの愛犬・チャーリーのことを
想ってつくられた歌だそうだ。

しかし、音楽の神様は、この歌を、理沙ちゃんから取り上げた。

「“別れ”の中、悲しみに沈む全ての人に届けたい」と言って。

この瞬間、この歌は、理沙ちゃんだけのものではなくなった。


メロディーは会場を飛び回り、
会場全員の“memories”を優しく抱きしめた。



曲が終わった。
声は音符の上を離れて、MCがスタート。


…と。

「この前、愛知で初めてきしめんを食べました。おいしかったです……」



まさかのゆるふわご当地トーク!(笑)

これだから“天才”は分からんのだ!(笑)

音楽の神様に愛された少女は、素晴らしい歌声を聴いて、
弱りに弱ったぼくたちの心をさらにボロボロに(笑)。

そこに来て、2曲目の“友達恋愛”。

これは、そのタイトルの通り、友達と恋愛したらどうなるか?
というフィクション・ラブストーリー。

今度は、ぼくらの心の中に広がる空想ワンダーランドをこじ開けられる。



素晴らしいメロディー&ストーリー、そして、ラブリーすぎるキャラクターのワンツー。
ノックアウトしたぼくの心は、まだ震えている。

ぐらぐらと。
ふわふわと。



サワカレー

投稿者 toukousya:16:03