『宿題:「売れそうなバンド名を考えよ!2018」』

サカナLOCKS! 2018.5.10 木曜日

SCHOOL OF LOCK!


山口「はい、授業を始めますから席に着いてください。マンガを読んでいる生徒はマンガをしまいなさい。Twitterを開いている生徒はTwitterを閉じなさい。Instagramを開いている生徒は、Instagramを閉じなさい。授業が始まりますよ。……あのな、先生この間、ユーミンさんの家に行ってきたぞ。ユーミンさんにお呼ばれして、ユーミンさん松任谷正隆さんと……ご飯を食べたんだよ。もうね……当時の……知ってるか? キャラメル・ママって知ってるか?日本語ロックっていうものを作ったきっかけの人たちだから。松任谷正隆さん……ユーミンの旦那さんが、キャラメル・ママのメンバーだったの。その時のお話とかをいろいろ聞かせていただいて。おいしいバーベキューでしたよ。また呼んでください、ユーミン先生。」



ユーミン先生
まるで一郎先生の家庭教師
恋愛ソングはユーミン先生からの
宿題として次のアルバムに載るかも?!
と期待してます、つって。
私服が地味
男性/17歳/沖縄県




「そうね……家庭教師っていうよりは、大先輩ですよ。もうなんて言うのかな……お姉ちゃんみたいな感じ。人生経験豊富なお姉ちゃんみたいな感じ。ご自宅に伺わせていただいた時にも、いろんなお話をさせていただきましたけど、自分の中につっかえていたものがいろいろとほぐれていく感じでしたよ。先週まで2週続けてユーミン先生との授業をお送りしましたが、先生のせきららな恋愛相談みたいな時間が豊富にあって。昔の彼女が聴いていたらがっかりするだろうなって(笑)。でも、そういうお話をする機会がなかなか無かったのと、それをユーミンさんに話せたっていうのがすごく僕にとって良い経験になりましたし、ユーミンさんの番組にも出させていただいて、いろいろお話ができたのは良かったなと思います。」

ゲスト講師:松任谷由実先生の授業
[2018年4月26日の授業]
[2018年5月3日の授業]


松任谷由美先生の番組『Yuming Chord』番組サイト[→ コチラ]


SCHOOL OF LOCK!


SCHOOL OF LOCK!


今回の授業は、宿題『売れそうなバンド名を考えよ!2018』に提出された、生徒の皆さんの回答を紹介していきます。

「バンド名、アーティスト名にもやはりブームや流れがあります。例えば、2018年にメジャーデビューした中でみると、"みやかわくん""スカイピース""ゲーム実況者わくわくバンド"……この3組はSCHOOL OF LOCK!にゲストとして来たことがある先生で、全員YouTubeやニコニコ生放送で人気に火がついた実況者ですね。つまり僕らの時代は、CDショップとかテレビ……そういうものから影響を受けたり好きなミュージシャンを見つけたり、発見する場所がそこだったのが、今はネットに移行していると。そのネットの最前線であるYouTubeやニコ生から音楽を吸収している若者が増えていて、そういう人たちがミュージシャンになっていると。そういう意味で、バンド名もそこの影響が出つつある。そういう傾向が2018年にはあるんじゃないかと思っています。」

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それでは、生徒の皆さんの回答をチェックしていきましょう。



★売れそうなバンド名
"納豆ねばねば"というのはどうでしょうか?
最近は、"ヤバいTシャツ屋さん"や、"打ち首獄門同好会"、"夜の本気ダンス"など、変わった名前のバンドが多くなっているので、他のバンドとの差別化をはかるために、"納豆ねばねば"という名前を考えました。変わった名前にすると良い点が沢山あります。
まずインパクトが強いので、最近はYouTubeでMVを見た時に名前が英語で羅列されたバンドより、変わった名前の方が印象に残りやすいので、もう一度聴こうと思いやすいからです。
上記の理由から、"納豆ねばねば"という名前が良いと思います!
EU
男性/15歳/愛知県




山口「なぜそこに至った(笑)。だからってなんで "納豆ねばねば" っていう名前になるんだよ(笑)。

“CDTVをご覧の皆さんこんばんは。納豆ねばねばです。”

……って(笑)。ないない(笑)。確かに、EUのいう、インパクトの強いバンド名にすべきだっていうことと、他のバンドとの差別化をはかるっていうことに対するメリットはある。それはもちろんそうだけど、"納豆ねばねば"にする理由が書いていないから判断できない。……例えば、"納豆ねばねば"っていうバンド名で、Tシャツがねばねばしているとか(笑)。音がサイケデリックで、音がねばっこくなっているとか……そういう関連性があるなら、納豆ねばねばっていう名前がそうなんだって思うけど、インパクトだけでこれっていうのは、説得力に欠ける。……5点。(※)」

(※今回は100点満点中の得点です!一郎先生、厳しめ!!)

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★売れそうなバンド名
私は、最近SHISHAMO先生などの生き物を使ったバンド名がこれから増えてくると思います。なので、"ワカシ"が良いと思います!
なぜワカシなのかというと、ワカシは出世魚である、ブリの子供の頃の呼び名で、どんどんそのバンドが売れるにつれて、ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリと出世させていけば、ファンもアーティストも楽しんでいけると思います。改名ではなく、出世です。この画期的な名前、どうですか?
ドーン!ボーン!チーン…
男性/17歳/鹿児島県




「まあな!(笑) バンド名もアップデートするっていうのは結構おもしろいかなと思う。でも、バンド名が何に変わるかっていうドキドキ感はないね(笑)。要するに、[Champagne]から、[Alexandros]に変わったんだ……みたいな楽しみがないから、「そろそろイナダじゃない?」みたいな(笑)。「ROCK IN JAPANの一番大きいステージにいったんだから、もうワラサって言って良いと思うよ!」みたいな。段階で変わっていく楽しみしかないなーって。でも、ブリに行かずに解散っていうこともあるわけでしょう?あと、ブリになっちゃったらどうするのっていうね。それは困るよね。段階によって改名していくアイディアは面白いけど、出世魚の名前にするっていうのはあまり面白くない。……10点!アイディアを買います。」



★売れそうなバンド名
"僕は神様の洋服"なんてどうでしょう?最近は、変わったバンド名が多いし、「神」というワードが入るバンドも増えてきて、こういうふざけているのか真面目なのかわからないバンド名が売れてくると思います。
もち丸フィッシュ
男性/14歳/埼玉県




「はー……「はい、続いては"僕は神様の洋服"ですー。」って感じでしょ?Mステのタモリさんが。でも、そうなると、衣装は白いローブ……全員白いローブで、頭に天使の輪みたいなのが付いている感じ?(笑) でも、意味がなきゃだめだよ。なぜ"僕は神様の洋服"なのかっていう意味がなきゃだめだから、神がつけば何でもいいみたいになってくるでしょう?例えば、「僕はいつも音楽を作る時に、神様が僕に音楽を与えてくれるんです。つまり、僕は音楽で神様に服を着せているんです。だから、"僕は神様の洋服"っていうバンドをやっているんです。」……とかだったら、何言ってるんだこいつって思うけど(笑)、理解できる。理由がないのはだめだな、やっぱり。……10点。」

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★ 売れそうなバンド名
"あの日、僕らは"なんてどうでしょう?
K-POPがクラスで流行っていて、やっぱりK-POPのアイドルのグループ名って英語なんです。K-POPしか聞かないとか、J-POP分からないっていう人が意外に多くて、どこかでJ―POPバンドミュージックが他のジャンルに押されていると高校生になって思ったので、敢えて日本語のバンド名にしてみました。
あの日、がむしゃらだった僕たちのままで、昔のままでいることの難しさやもどかしさを歌う……というのがコンセプトです。
少しクサイかな?
森!
女性/15歳/沖縄県




「あー……なんか、グループサウンズのバンド名みたいだね。ちょっとなんか……ジャンルが少し青春パンク的な感じがしちゃうよね。でも、暗い曲も書けるし、明るい曲も書けるようなバンド名ではある。ただ、"あの日、僕らは"っていうイメージから逸脱した曲はかけなくなりそう。だからバンドの寿命が短そう。40歳くらいになったときに、意味が変わってくる……郷愁、懐古的なものになってくる。あの日は良かったなってなっちゃうから、ちょっと重くなってきそうだな。……15点かな。」

「……今日、採点が厳しいかな?大丈夫?(笑)」

SCHOOL OF LOCK!




★ 売れそうなバンド名
Endless The Rain
4Kとハイレゾ
男性/20歳/岩手県




「潔く、バンド名だけ……まあ、10点かな。なんかな……終わらない雨でしょ?日本語の方がかっこいいよね。なんで英語にしたんだろうなー……っていう感じね。」



★ 売れそうなバンド名
君観(きみかん)
"緑黄色社会"みたいな漢字だけのバンドが流行りそう。
そして、すでに略されたような名前が最近多いから。
1日議長
女性/13歳/奈良県




「はー……でも、君観は何を略しているのかな?あ、そこを考えさせるってこと?"君を観察中"かもしれないし、"君が観測している星"みたいな?(笑) 君観……ちょっとかたい気もするけどな。漢字だけのバンドが流行りそうだからって考えたわけね。でも、なぜ君観なのかを書いてほしいなー。」

SCHOOL OF LOCK!


そろそろ今回の授業も終了の時間なのですが、今回の宿題に関して、一郎先生が思うところがあるようです。

「みんな、バンド名の由来を書いてくれないと、響きだけで言われたらキリがないから。先生の宿題の出し方も悪かったかな……じゃあ、もう1回宿題を出そう。売れそうなバンド名を考えてほしいのだが、そのバンド名に対する、なぜそのバンド名なのかっていう由来だったり、ストーリーをつけてくれるといいかな。だって、生徒諸君も、そのバンドの人たちがどういう人たちで、なぜそういうバンド名なのかってバンドを好きになってから気になるだろう?だから、そのストーリーも含めてのバンド名だと思うから、由来も書いてくれると嬉しいかな。響きだけだと際限なくあるから。ただ、由来を書かなくても意味が内包されていそうなものだったらそれで良いんだけど、この、響きだけできているこの若者ノリに先生はついていけないな(笑)。だから、もうちょっと深く掘り下げてバンド名のことを書いてくれたら嬉しいです。」

「確かに、今のバンドをやっている人たちも、意味を求めていないし、ノリでやっている感……そういったところも現代的なのかなっていうのはこの宿題の回答から感じ取れますね。聴いている人たちもそうなのかなって。先生も、サカナクションの前に2つやっていました。1つは"ダッチマン"っていう、オランダ人っていう意味のバンド名と、中学校の頃にやっていたバンドは、"Orbit"っていうバンドをやっていました。軌道にのるとか……軌道って意味なのかな。……なんかちょっと青臭いじゃん。中学校の時の自分が考えたバンド名とかさ。そういう風に人生で僕は3回バンドを組んで、3つのバンド名を作ってきたけど、みんなにもストーリーを本当に考えてほしいんだよ、先生は。自分がバンドを作るぞっていう気持ちで、架空のストーリーでも良いから考えてくれると嬉しいな。」

「今回は、先生の宿題の出し方が悪かった。申し訳ない。だからもう1回生徒諸君、送ってくれ。採用されて点数が80点以上だった生徒には、もう5月だけど、カレンダーあげるから(笑)。残り半年分くらいしか使えないサカナLOCKS!のカレンダーを送るから、頼むぞ!」

ということで、宿題の提出[→コチラ]

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