「宿題『2022年ブレイクしそうなミュージシャンとその理由を答えよ。』」

SCHOOL OF LOCK!


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聴取期限 2022年4月22日(金)PM 10:00まで




まずは【 お知らせ 】 4/22のサカナLOCKS!は……
ゲストに、THE 2 が登場!!山口一郎が語る "プロデュースワーク"!

今年2月22日に再始動!古舘佑太郎(Vo)、加藤綾太(Gt)に加え、ベースに森夏彦(ex. Shiggy Jr.)、ドラムに歌川菜穂(ex. 赤い公園)が加わり4人体制となったTHE 2。新曲「恋のジャーナル」のトータルプロデューサーを務めているのが一郎先生ということで、THE 2を迎えて、そのプロデュースワークについて対談していきます!お楽しみに!

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それでは授業です、音を学ぶ "音学" の授業、サカナLOCKS!。
今回はサカナLOCKS!から生徒の皆さんに出していた、宿題『2022年 ブレイクするミュージシャンを答えよ!』に提出された、今年ブレイクしそうなミュージシャンを紹介、一郎先生が音を聴いていきます。


山口「はい、授業を始めますから席についてください。Twitterを開いている生徒はTwitterを閉じなさい。Instagramを開いてる人はサカナLOCKS!のインスタアカウント(@sakanalocks_official)をフォローしなさい。授業が始まりますよ。」

「今回の授業は、生徒のみんなから届いた『2022年ブレイクしそうなミュージシャン』を紹介していきたいと思います。いっぱい聴いていきたいと思う。これ毎年やってるからね。過去にはヒゲダン(Official髭男dism)、藤井風もいたんじゃない?いなかった?……いたことにしよう(笑)。実際ブレイクした人もいっぱいいる!なので、聴いてみよう。」


★2022年にブレイクしそうなミュージシャン

2022年に絶対にブレイクしそうなミュージシャンは『グソクムズ』というバンドです。
彼らはとにかく"新しいシティポップ"の開拓者という風に感じています。
サカナクション同様に、丁寧な音楽とノスタルジックな音楽の追求が表現されている曲が多く、なぜヒットしないのかと不思議に思うくらいです。
世の中でヒットしそうな曲は「街に溶けて」です。ぜひ聞いてみてください!

たいせー大事
埼玉県/17歳/男性




「シティポップっていうか、フォークですよね。フォークロックというか。はっぴいえんどとか……そういう時代の感じかな?レコーディングも結構面白いですね。ただ……上手いよね。この上手さが洗練されている感じになっているのかな?だから聴きやすいのかもね。僕らが感じているはっぴいえんどとかの上手さとはちょっと違う上手さというかね。サニーデイ・サービスとかのいい意味での荒さ、下町の感じというか……その濁っている感じはあんまりないよね。だから今っぽいのかも。上手いね。面白いと思う。新しくはないんだけど現代風にデザインされているよね、その当時の音楽が。いま若い子が聴くとすごく新鮮に聴こえるんだろうね。いいんじゃないですか、グソクムズ。結構好きかも。出てくると思う、必ず。」



★2022年にブレイクしそうなミュージシャン

2022年ブレイクするミュージシャンはWurtSです。
研究者×音楽家を名乗り、作詞作曲、アレンジ、映像制作まで全てをひとりでやっているソロシンガーです。
2021年に活動を開始して、すでにトヨタのCMに楽曲が採用されています。
また、TikTokを中心にSNSでバズりまくりです。

しょうゆ3世
大分県/18歳/男性




「うん、いいね。センスいいね。世界的に起きている現象だと思うんですけど、こういうバンドサウンドは明らかに減ってきていて。日本はまだバンドサウンドっていうものがマーケットの中で強いんだけど、グローバルで考えると本当に減ってきているなって感じがしていて……自分がバンドをしている上でそう言っているのも何なんだけど(笑)。僕は今この曲しか知らないけど、この曲のアレンジって、そういう分かりやすい……今のシーンの真ん中に来やすいんですよ。けど、コーラスワークとか歌のミックスとか、ギターの歪み方とか……そういう部分でうまくソロミュージシャンならではの個性がちゃんと出ていて、そこに今っぽさがちゃんとあるっていうのはセンスがいいね。あと、映像も自分でやっているっていうのは一番大きいんじゃないかな。いいと思う。……もうきているんじゃないの?くるっていうか、ブレイクしているんじゃないの?でも、ライブがどうなのかが知りたいね。WurtSはどういう感じでライブをやるのかが気になる。いいですね。」



★2022年ブレイクしそうなアーティスト

僕が今年ブレイクしそうだと思っているアーティストは、
シンガーソングライターの「小林私(こばやし・わたし)」さんです。
独特な歌詞、がなりのきいたぶっきら棒な歌声、
文学的なリリシズム、その全てが素晴らしいです!

ルンルンBOY
兵庫県 16歳




「この1曲しか聴いてないから何とも言えないけど……めちゃくちゃ売れるんじゃない?(笑)もうちょっと洗練されてきたらめちゃくちゃ売れると思うな。ここ1〜2年でどうなっていくかかなと思う。でも、もう十分良いけどね。ちょっとこの鈍臭い感じもいいのかな、逆にね。こういうジャンルってすごく洗練されていて、構成もしっかりあって、音楽的理論も構築されているっていうものを求めがちだけど……可愛く感じるのかな?いいと思う。売れると思うよ。すごくいいと思う。」

「……どれも全部いいね、今回!」



★2022年ブレイクしそうなアーティスト

一郎先生こんばんは!
Suspended 4th(サスペンデッド・フォース)さんだと思います!
昨今、マカロニえんぴつのような穏やかなロックしすぎていないバンドが流行ってるなと感じます。(TikTokとかインスタのリールに使いやすいからかな?)
コロナ禍でフェスが無い世の中だったけれど、今年はフェスをやりそうだなという雰囲気があるので、バチバチの音鳴らしてる”サスフォー”が来るんじゃないかなとおもってます!
(ベースが最高にかっこいいです)

ナ行変格活用
東京都/19/女性


「もう1人いるの?もう一人、同じSuspended 4thを挙げてくれている生徒。」


★2022年にブレイクしそうなミュージシャン

Suspended 4thがブレイクすると思います。
メンバー、一人一人のテクニックが高く、特に「ストラトキャスター・シーサイド」という曲では、その特徴がよく現れていると思います。
また、このバンド定期的に路上ライブを行っており、既に名古屋内ではかなり有名な存在になりつつあります。
この波が日本全国へと広がっていくに違いない。

Mikazk__
愛知県/18歳/男性




「なんかすごい……僕らからすると懐かしい感じがするね。なんか……バンド界隈が逆行している感じがするね。こういうジャンル……キャッチーであることが、ある種 “タブー”だったのに、そこを……キャッチーさを持って激しくやっているバンドって感じ。良いと思う。ライブを観ていて、楽器やりたいなって思っちゃいそうな感じだよね。Suspended 4th、ちょっと覚えておきましょう。」



★2022年にブレイクしそうなミュージシャン

2020年に講談社で主催された音楽フェス「IMAGINARY ROCK FESTIVAL」
という架空のアーティストが架空の演奏をするというフェスで登場した、Green Ghort Ship。
最初は架空の存在でしたが、2021年に「Green Back」というMVを公開し、現実でデビューを果たしました。
それまでは、あくまで架空のキャラクターで、音楽を想像することしか出来なかったのですが、現実でそのキャラクター達の曲が公開され、とても感動しました。
「架空」のバンドが「現実」で曲を出すというこの新しい手法が、ブレイクしそうだと思います。

オイカワ
北海道/16歳/女性




「うん、なるほどね。架空のバンドが現実で曲を出すっていう流れって過去にあったかな?『リリィ・シュシュのすべて』っていう映画で、リリィ・シュシュっていう架空のミュージシャンが映画の中に存在していて、そのミュージシャンを取り巻く若者たちの話っていう物語がありましたけど。でも、こういう風に生まれてきたりするっていうのも昨今あるんだろうなって思いますね。」


今回の紹介は以上です。一郎先生的に気になったミュージシャン、今年ブレイクしそうなミュージシャンはありましたか?

「今日紹介した中でいいなって思うのは……まあ、全部いいね。でも、グソクムズは、いいし面白いと思うけど、大ブレイクするかっていうと結構運が必要だと思う。タイアップとかそういう要素が出てくるし、売れるチャンスがあってそれを楽曲として作っていくとなると、そういう傾向にない気がする。一部でちゃんとしっかりファンを掴めるけど……こんな言い方をすると怒られるかもしれないけど。あと、WurtSくんは、他の楽曲を聴いていないから分からないけど、今っぽいね。売れそう。ライブをどうするのかなっていうところはすっごい気になる。すごいばっちりのライブをやったりするんだったらくるかもしれないね。……もうきてるんじゃないの?僕がどうこう言うところじゃないんじゃない?小林私くんは、すごい気になる。まだもう1〜2年かかるんじゃないかって思うけど。でも、役者とかやっちゃいそうだよね。そっちの方の感じもあるよね。だけどなんか鈍臭いんだよなー。その鈍臭い感じが共感できるのかな?Suspended 4thは、コロナがあけてライブシーンが帰ってきたときにすごい面白くなってくるんじゃないですかね?……こういうジャンルって何ていうんだっけね。凛として時雨もこういう感じがあったじゃないですか。レーベルどこがやってるんだろう……PIZZA OF DEATH!テクニカルな感じね。でもこれで(所属レーベルが)PIZZA OF DEATHっていうのがまた面白いなって感じがするから注目しましょう。Green Ghost Shipは、実際にどうやってライブをするのかなって感じもするしね。」

「でも、最近の……今日紹介した人たちってそうだけど、いい意味でタブーがないよね。僕らの世代からするとハメ外してるなって感じというか(笑)。だから、爆発してるなって感じだね。非常に2022年は面白そうな年ですなー!ふふふ(笑)。」

「じゃあ、最後にもう1曲お届けしようと思う。これは、2022年ブレイクミュージシャンっていうか、僕がプロデュースしたっていうか……パトロンになった(笑)。そんなバンドがいて、THE 2っていうミュージシャンがいるんですけど。古くん……元The SALOVERSの古舘祐太郎とか、メンバー全員が人生2回目のバンドをやるっていうテーマで結成されたバンドで、すごく面白いので聴いてもらおうかなと思う。次回、サカナLOCKS!にゲストとして呼ばせて。そこはもうプロデューサーとして呼ばせて。使わせて、このサカナLOCKS!という場を……すんません!ふふふ(笑)。そこで詳しくお話しさせていただこうと思います。」

「では、曲紹介とかしちゃおうかな。THE 2で「恋のジャーナル」!




「プロデュースっていうのをやったことがないんです、私ね。まあ、サカナクションをプロデュースしているっていう感覚はあるけど、他のバンドをプロデュースするっていうことはないから……でも、楽曲についてはいろいろやってないから、実はこのTHE 2に関しては。鼻くそほじくりながら「いいんじゃなーい?」って言ってるだけだから(笑)。ふふふ(笑)。その辺も、来週古くんを呼んでいろいろ聞こうかなと思うので、ぜひ聴いてほしいと思います。」

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