ライブ
SAKANAQUARIUM 2015-2016 " NF Records launch tour "の振り返り

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一郎さんのインスタでジャケットの動画をみて買おうと即決しました!届くのが楽しみです!
サカナクライマー
男/16/新潟県




「おー、サカナクライマー、ありがとう。そうなんです。サカナクションは、5月25日にライブBlu-ray、DVD、『SAKANAQUARIUM 2015-2016 "NF Records launch tour" -LIVE at NIPPON BUDOKAN 2015.10.27-』を発売いたします!これね、装丁って分かる?パッケージね。仕様って言うんだけど。それをインスタにアップしたんですよ。まだ試作段階のやつだったんですけど。何故アップしたかというと、卒業アルバム級の重さのがっちりした感じ?これ以上お金をかけられませんっていうくらいの豪華なものにしたんですね。そして、これは完全限定生産品なんです。つまり、売り切れたらもう無くなるっていうね、これ以上売れたら赤字っていう(笑)。ぎりぎりのラインのやつを作ったので。是非みんなに手にとって欲しいんですよ。その装丁も、(ライブの)オープニングのシーンを再現しているんだな。ライブに来た優秀なサカナLOCKS!の生徒たちは分かっていると思うけど、オープニングの、あの……何て言うんだ……幕が……キュキュって、かーって(笑)……神様ー!みたいな(笑)。すごいシーンがあるんですよ。それを装丁というもので表現しているんですね。やっぱりあのインスタの宣伝効果っていうのは侮れない。先生、Twitterとインスタをどう使い分けるか悩み中だぞ。告知だけになっちゃうなら、LINEで良いんじゃないの?みたいな。サカナクションはLINEも始めたんですね。でも、これをインスタで宣伝したところ結構いろんな反応があってね。あとね、予約すると、ポスターとかもついてくるんですよ。それも、今回ジャケットを作ってくれて、グッズのデザインもしてくれた、田中裕介さん(「新宝島」「さよならはエモーション」「夜の踊り子」「『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』」のMV監督も担当) がデザインしてくれるので、それも楽しみにしていただけたらと思います。みんな、5月25日発売だぞ。」

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今回の授業は、サカナクションの1年半振りとなった全国ツアー、SAKANAQUARIUM 2015-2016 " NF Records launch tour " を、山口一郎先生が振り返っていきます。

「昨年の10月の北海道からスタートして、Blu-ray、DVDに収録される、武道館公演等を挟み、先月の幕張メッセまで続きました。これは、約半年。1年のうち半分ツアーしていたという働き者のサカナクションですけど(笑)。改めて、このツアーがサカナクションにとってどんなツアーだったかというと、ベースの草刈愛美ちゃんが、東京で好きな人に出会い、結婚し、子どもが生まれたんですね。1年半の間、女性に優しいバンド、サカナクションは産休というものをとりまして。愛美ちゃんの子どもが生まれて落ち着くまでは、レコーディングはするけどライブ活動は控えようという形にしていました。このツアーで愛美ちゃんが復活するというところだったんですね。やっぱりね、愛美ちゃんがライブで担っていた部分っていうのはすごく大きいんですね。演奏だけではなく、それ以外でも愛美ちゃんが支えてくれたところが大きい。愛美ちゃんが今まで担当してくれていたものを、浦本雅史さん(多くのサカナクション作品のレコーディングエンジニアを担当している方)に手伝っていただきながら、チームを増やして、ツアーを回ったんです。先生ね、最初はもう本当にどうなることやらと思っていました。先生、初日の札幌のステージは、ANREALAGEのパリコレの音楽を担当して、パリから直行だったので、みんながどういう気持ちなのかとか、チーム全体の雰囲気がどうなのかとか、あんまりはっきり掴めていなかったんですよ。だから、すっごいドキドキしていたんですけど。無事にツアーが終わりました。」

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「今回は、結構特殊なツアーだったんですね。普通ツアーっていうのは、小さなライブハウスからやっていって、最後に大きいアリーナとかやったりするんですよ。でも、サカナクションの今回のツアーは逆だったんです。大きいアリーナをやってからのホールツアーだったんですね。演出の規模が大きい場所と小さい場所では全く違ってくる。例えば、大きい場所だとサイドビジョンがありますね。あとリフターっていって、人が乗って上がったり下がったりするものも作れる。でも、ホールやライブハウスなどの小さいところだとそういうことができないんです。照明の数も違うし、レーザーの本数も違ったりする。サイズが変わる分、演出が変わるので、曲を変えなければいけなかったり、いろんな雰囲気が変わってくるんですね。だから、最初に派手なことをやって後で地味なことをやるので、根本的にライブのスタイルを変えなければいけないのがすごく難しかったんですね。」

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「大きくアリーナとホールで変わった演出は、オープニング。これは、いかに規模が小さくなっても同じように見せられるかっていうのが難しかったですね。それと、「years」っていう曲のときは、幕張メッセのときは、ふわふわーって布がなる演出があったんですよ。ホールにはそれが無いとかね。あとは、GOCOOっていう和太鼓チームがアリーナツアーにはいたんだけど、ホールツアーにはいない、とかね。規模が変わったものを、どう変えていくかっていうのを考えるのが難しかったですね。どっちかというとアリーナはエンターテイメント色が強いライブにして、ホールはもっとストイックなものにしよう、集中力を高めるライブにしよう、というところでいろいろ変えていきました。だからね、アリーナとホールの楽しみ方は全然違ったと思いますね。」

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「ツアーのセットリストの変更も、僕らはあんまりセットリストの変更はしないんですけど、ライブが終わった後に、出待ちの子たちといろいろ話をしたり、コミュニケーションをとっていく上で、こういうのが欲しい、ああいうのが欲しい、これが面白い、これはこうした方が良いって、いろいろと意見を頂くんですね。それを聞き入れながら、無視しながら(笑)、ちょっとずつ工夫をしていったり。やっていくうちにブラッシュアップされて、この曲の方が良いんじゃないかって、変えていったりしましたね。」

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「グリーティングイベントっていうのも行なったんですよ。先生ね、今回のツアーまで、グリーティングイベントっていうものを知らなかった。これは、ある程度グッズを購入してくれた方には抽選券みたいなものが袋の中に何人かには入っているっていうようなことをやったんですよ。それで、当たった人がライブ終わった後に、僕とゆっくり話す、みたいな。本当にブッダのようですよ(笑)。輪になって、みんなは床に座って、僕を囲んで、「何か質問がある人は?」みたいな(笑)。すごく面白かったです。これは、ライブ後のグリーティングイベントだけじゃなく、やりたいなって思いました。」

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「そして、最後に、幕張メッセを2DAYSやったんですよ。これね、本当はやる予定じゃなかったの。決まってなかったんですよ。大至急、押さえたの!なぜそうしたかというと、やっぱりアリーナをやった後にホールをやってセットリストが成熟したんですよ。それをもう一回大きなアリーナで演出をしっかりやって締めたいと。今回のツアーで、ワンマンでは最後にしようと思っている曲順とかがあるんですよ。だから最後にちゃんと締めくくりたいなって思ったんですね。」

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「武道館のライブ映像が5月25日に発売されるんですけど、この映像も、実は「years」のMVを担当してくれた山田智和監督にお願いしたんですよ。山田監督って、ライブ映像を作ったのが(今回が)初めてだったんですね。後、重要なことを言うと、先生ね……実はまだ、このライブ映像見ていないんですよ。出来上がったものを見ていない。というか、何も見ていない。山田監督にオファーした時に約束したんですよ。山田監督がライブ映像を作るのが初めてだから、僕がいろいろ言うと流されちゃうだろうなと思ったから、僕はもう完成して製品になってからしか見ませんって宣言したんです。だから、先生も楽しみにしているんですけど。……このライブ映像は本当に良いものになっていると思うので、見てないけど(笑)。装丁は良いから!あと、周りの反応が良いからね。音はもちろん聴いているのでね。音は良いですから。これにどんな映像がついてくるのか……ライブを見られなかった人も体験できるんじゃないかと思っております。」

そろそろ今回の授業も終了の時間です。

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「先生ね、実は今回のツアーが始まる時に、もうサカナクションはこのツアーで終わりかなって思っちゃったんですよ。なんでかと言うと、あまりにも今までやってきたスタイルと変わってしまったから。このツアーでもうツアーは回れないかもしれない……新しいアルバムを作る事は出来ないかもしれない……って思ったんだけど、終わってみてその気持ちが全部変わりました。1年半もライブをやらなかったのに、こんなにもたくさんの人が待っていてくれたっていうこともそうだし、音楽って最高だなって。そこに帰れたので。メンバーもしっかり愛美ちゃんを支えてくれたし。次の新しい宝島に向かって、頑張っていこうって気持ちになれました。ただ、今まで通りの事を今まで通り進んでいくのは面白くないなと思うので、サカナクション先生たちらしく、新しい、誰もやった事が無いことにチャレンジしていって……失敗しても良いしね。変わらないまま、変わっていけたらと思っています。」

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