『チケット転売問題』に関する生徒の書き込みを紹介。

サカナLOCKS! 2017.2.2 木曜日

SCHOOL OF LOCK!




★曲
一郎先生こんばんは!
気になったのですが、風をあつめての一郎先生ver.は出さないのでしょうか?とても気になります!お答え頂ければ嬉しいです!
仮面蟻
男性/17/兵庫県




山口「そう。みんな知ってるか?オロナミンCのCMで、私、はっぴいえんど「風をあつめて」を歌っております。山口一郎です。原曲は細野晴臣さんが歌っているわけですよ。みんな知ってるか?"はっぴいえんど"って伝説的なバンドですよ。このバンドに先生はものすごく影響を受けている。ずっと聴き続けてきたバンドの大好きな曲を歌う機会があったんですよ。このCMを監督したのが田中裕介監督「新宝島」とか「『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』」「さよならはエモーション」のミュージックビデオを撮ってくださった監督です。監督から「一郎君、歌ってくれないかな?」ってオファーがあって、是非やらせてくださいってやりました。アレンジを世武裕子さんと一緒にやって歌ったんです。とーやま校長もこの間、話してくれたらしいですけど、是非問い合わせてくれれば(笑)。……発売とかなるのかなー……難しいよね、多分。いっぱい問い合わせがあると発売ってことにもなるかもしれないけど、今の所そういう話にはなっておりません。」

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「先日、このサカナLOCKS!で、サカナクションが今行っているツアーで電子チケットを導入したという話と、その背景にはチケット転売をなんとかしようという思いがあるという話をしたのですが……

[2017年1月19日の授業]

この授業を受けて生徒の皆さんから様々な反応が届きましたので、今夜は[サカナ掲示板]に届いた書き込みを紹介していきたいと思います。」



★転売
一郎先生の言う通りだなって思いました。
私は行きたかったアーティストのライブに落選して行けなくて、でもチケットは何枚も転売されてるのが現状です。
転売は犯罪だと思います。法律に違反してる気がするのになんで法は見て見ぬ振りをするのでしょう。Twitterを開けば転売の広告があるし、それを見るたびに腹立つし悲しくなります。
北の街
女性/16/北海道




「これね、法律には実は違反していないのよ。そこが難しいところなのね。この間も話したけど、チケット転売は会場前で「チケットありますよー。」ってやっているダフ屋行為は法律で規制されているんだけど、インターネット上で転売になるとこれは違反になっていないんですよ。法律がまだ行き届いていないんですね。しかも、経済学者の人とか地位のある人が「チケット転売は経済的には問題はない。」って発言をしちゃったりしているのよ。でも、これはモラルの問題だから難しいよねってことなんですよね。だから、行きたかったライブに行けなくて、そのチケットは何枚も高い値段で売っている……って北の街ちゃんは、そんな思いを感じているんでしょうね。これ、Twitterで転売の広告が結構あるんですね。うーん……ちょっと、いろいろ難しいですね。」

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★一郎先生がんばれ!
バイトでコンサートスタッフをしているので、一郎先生のおっしゃっていることよくわかります。チケット関係のトラブルは割とありますが、転売チケットで入場したお客さんを退場させる場面などは見るに堪えません。結局、業者だけがよい思いをしているのだと思います。
スタッフとしては電子チケットはまだまだ手探りなので不安もあります。トラブルの対応などはこちらも四苦八苦することがあります。でも、適正価格でチケットが手に入り、なおかつアーティストの皆さんにお金がいくシステムが構築されるならばそれが一番だと考えます。
様々なアーティストの皆さんが対策を打ち始めていますが、一郎先生の取り組みもその一石となるはずです!頑張ってください!
キャロさん
男性/21/千葉県




「ありがとうございます。キャロさんはコンサートスタッフをやっているからこその目線が書かれていますけど、いろいろシステムが変わると、それを担当するスタッフもやることが変わるので面倒くさかったり難しかったりするのよ。だから、ミュージシャンがこういう取り組みをする上で、助けてもらわないと実現しないんですね。電子チケットにすることでの変化に苦情もたくさんあるんですね。例えば、今までチケットを2枚持っていて、一緒に行く人が行けなくなったから、普段仲がいいあの子を連れて行こうかなって思っても、まだ電子チケットだとそれができなかったりするし、スマートフォンを持っていない人は電子チケットって何?って話ですからね。今対応方法をいろいろ考えているのでね……待っていてください。どんなことも始まったばっかりはいろんな問題があるので、それをどんどんクリアしていこうと思っています。」




★チケット転売
確かに、アーティスト側としては悔しいですね…
アーティストの立場で自分たちのチケットを転売させないことだけを考えていると思いきや、一郎さんはちゃんとお客さんのことまで考えてくださって…泣けてきますね…
私もこれまで行ったライブのチケットは全部取っておいてあるので、電子チケットで手元に残らないのは寂しいですが、それでも転売を防げるなら!我慢します!
ぽわわ
女性/15/東京都




「そんな、大げさですよ。でも、チケットをとっておくっていうのはあるのよねー。僕も昔行った外タレのライブのチケット……持ってるもんね。捨てきれない。そういう思い出としてのチケットは電子チケットになるとなくなるから、僕らは代わりに来た人みんなに配るオリジナルチケットっていうのを作っているので、それで我慢していただけたらと思っています。」

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★う〜ん??
業者がチケット転売…
最初から高額で売りたいとかどうより、
音楽を伝えるライブを商売に使ってる感じ、チケットトレード、かなり戸惑った。行けたかもしれないのに。
最初はチケットトレードはいいと思ったけど…
むずかしい。
海水と淡水とあいつ
女性/16/千葉県




「そうなのよ。実際にチケットトレードをやろうと思ったらいくつのステップがあるのね。簡単にできない状況なんですよ。それに、手数料とかもあるの。「何の手数料なんですか?」って僕にも質問がよくあるんだけど、そういうシステムを組んだり運営するための手数料です。それをみんなが使うようになったり、長い期間やっていくとコストは抑えられていくし、いろんなミュージシャンが共同でやったりすると、そのサーバーをシェアできたりするから価格が抑えられることになるかもしれないですね。あと、理解されていけば、チケットの中にその手数料も最初から入れ込んでいくっていうこともできるんですけど、まだ全員が理解してもらっていることではないからそれも難しいかなっていうところですね。」

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「チケット転売の問題って何が問題かというと、前回もお話ししましたが、僕らはチケットの値段を決めているんですよ、あと500円上げるか、下げるか……これくらいの演出の規模でこれだけの動員を見込めるからこのくらいの価格にしようって……本当に細かく考えて作っているんですね。だけど、それをチケット転売されちゃうと、関係のない値段で出回ってしまう。」

「例えばですけど、チケット転売で、2,000人キャパシティの会場で業者がチケットを1,000枚押さえちゃう……みたいな問題もあるんですよ。それだと、ファンは1,000人しか買えなくて、チケット業者が1,000枚持っていると。その値段がものすごく上がっていて、なかなか買えないとすると、1,000枚中の500枚しか売れなかったと。業者はそれでも元が取れるからそれでいい。でも、ソールドアウトしているのに、会場をいざ見てみたら、「あれ?(お客さんの入りが)スカスカじゃない?」……ってことが起きているんですね。確かに、チケットを他の人に譲りたいっていう気持ちがある人たちはたくさんいるし、それを無下にするつもりはないけど、業者が入ってやっていることは問題だなって思っているんですね。それで利益を得ることは、ダフ屋行為と変わらないなって思うんですよ。インターネット上ってだけでね。だったら、行けなくなった人たちのチケットは自分たちの範囲内でトレードしていこう。そういうシステムを作ればいいんじゃないかっていうのが今の動きです。」

「経済的にはこの問題は問題じゃないかもしれないけど、僕はモラルとして問題になっていくし、文化を尊重しない社会、文化のことを考えない社会は絶対に衰退していくと思う。世界から誇れなくなると思う。経済は文化のためにあるとまでは言わないけど、経済も文化もひとつとして考えていく時代にしないと、日本人としての倫理観とか道徳観とか……よく、オリンピック招致の時に "おもてなし" って言っていたけど、その感覚……日本人しか分からない独特の感覚を未来に残していけなくなる気がするんですね。なので僕はミュージシャンなのでこの問題を取り上げているけど、みんなもそれぞれの社会に出て行ったり、学校でも問題があると取り組んでいくように、僕はこの問題に取り組んでいるので、音楽を好きな人たちに何かを感じてもらえたり、いつかチケットを買うときに思ってもらえるといいかなと思っています。」

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今回の授業も終了の時間になりました。

「なんかね、こういう真面目な話をすると……批判が来るのよね(苦笑)。Twitterとかに、「真面目な話いらない」とか「何様だ」とか言われちゃうんだよね……それ、本当に辛いんだよ、辛いんだよねー。でも、先生はいろいろ考えていることがあって……もういいかなーと思って。変にみんなの意見を組み過ぎて自分の気持ちを言わないってことはやめようと思っているし、先生は政治的なことは絶対に発言しないつもりなの。自分の考え方や思想はみんなに話すつもりもないし、音楽にすればいいかなと思っているから。だけど、音楽に関わることはいろいろ言っていこうって決めました。だから、この今のマジョリティとマイノリティのバランスのままサカナクションは頑張って、いろんなことを伝えていく……通訳みたいな役割として頑張っていきたいなと思う。マイノリティのまま東京ドームでライブをやりたいと思う!東京ドームでライブをやる人ってみんなが知っているバンドとかミュージシャンだと思うじゃん。そうじゃなくて、一部の人しか知らないんだけど、東京ドームでライブをやっている……っていうのがかっこいいなーと思って。マイノリティ・ドームツアー!(笑) サカナクションは結成10年ですけど、10年以降の目標にしていきたいと思います。」

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「ここで、サカナクション先生からお知らせです!
2月18日(土)24:00から、
恵比寿LIQUIDROOM『NF1R』を開催します!

毎月やっている、サカナクションが開催するイベント『NF』。こちらを1R……つまり、LIQUIDROOMのホールだけを使って行う、音楽に特化したイベントを行っています。ここはストイックな音楽だけのイベントになっています。NF自体も3月から大リニューアル!未成年も来られるデイタイムでの開催も企画していますよ。そして、ツアーに伴い、大きい場所でNF開催も考えています。実現するか分かりませんけど……やっていけたらと思っています。地方の人も来られるようなことも考えているので、楽しみにしていて欲しいです。NFも本当に大変なんですよ……これもいつか話をしていきたいと思っていますけど。音楽を伝えるっていうことは曲を作る以外にもいろいろあると思っているのでね。先生は頑張っていきたいと思っています。」

『NF』Official Site[→コチラ!]

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