デミ先生


「ロング・ロング・アゴー」
重松清(著)

この本には、いろんな人の視点で、いろんな時や場面を超えて、誰かの事を考えているお話が6つに分かれて入っています。使われている言葉や表現がやわらかくてとても読みやすいので、みんなの心にすっと入ってくると思うよ。それに、短編集なので、長い文章を読むのが苦手な人や、難しい文章が苦手な人にもオススメ。

みんなには、今どんな悩みがありますか?なんとなく寂しく思ったり、不安に思ったり、もういっそ、考えないようにして、気づかないようにしていることもあるんじゃないかなぁ。誰かに言うでもなく、ぼーっと考えてしまうときに、全然構えずに読んでみて欲しい本です。

そして、君が誰かの事をそう思うように、君の事を見てくれている人が、きっと、いるんじゃないかなって、思えるかもしれません。きゅっと切ない気持ちになるけど、ほんわかあったかい気持ちにもなるよ。これからたくさん出会ういろんな場面で、ふと思い出す素敵な言葉に出会えると思います。