当時、私は小学6年生でした。
あの日は、全学年下校時で、6年生以外は帰りの学活を行っていました。
卒業も間近だったので卒業製作を行ってました。

『カタカタっ…』これが始まりでした。
油断してた、甘くみてた、バカにしてた。

何分揺れてるか分からないぐらい、強く激しく長く揺れていた。
吊り下げられたテレビ、窓ガラスの音、どこからか割れる音、そして悲鳴。
これほど怖いものがあるか!? と、思うほど怖かった。

……2、3日。電気が止まりロウソクの夜。
そんな日、薄い新聞が届いた。
音声でははっきり分からなかった事が、全て詳細に写真までついて届いた。

"福島第一原子力発電所 水素爆発"

今、福島県に起こったことがわかった。
そして、"大津波 被災地を襲う"
揺れより怖いものが分かった。

津波、放射能、風評被害…
食べ物と自然の豊富な東北、福島は大ダメージを受けた。

今だってそうだ。
『原発が無くなったら私たちの生活はどうするのよ。』と言っている都民。

そりゃあ困るよ? でもね、電気がなくなっても今のご時世、自力で発電だってできるし、
ロウソクの火だって美しいよ?

福島は電気を作るための県じゃない。
日本の電気を作るためにあるんじゃない。

自然があって美味しい食べ物があって、こころ温まる人がいるから福島県がある。
お願いだから他人事のように扱わないで。知らないふりしないで。

福島県 15歳 女の子
ラジオネーム:ひよこ豆


でも、東北って足腰が強いんだね。
うちの地元の名産『あんぽ柿』。
甘くてしっかりした肉質で… お茶にマッチして毎年食べるのが楽しみだ!!

でも、放射能の影響で2年間出荷も柿をとることでぎねがった…

しかしっ、試験ではあるけれど今年再開することになったんだ!!
震災前よりは生業農家がへっちまったけど、味は変わりねっ。
久々に食べたからいつもよりあまぐ感じだ。みんなも食べてけらい。うめぇがら。

東北の物は全てうめぇよ~。