SCHOOL OF LOCK!
SCHOOL OF LOCK!
ボランティアの方たちや除染の作業員の方たちが被災地のために今も一生懸命頑張ってくれている。

震災からもう4年。あれから街の様子は復興に向けて少しずつではあるが変わりつつある。僕の住んでいる南相馬市は沿岸部は津波の被害、小高区と原町区の一部は原発事故の影響で避難区域に指定されたりと多くの課題が山積みとなっている。あの当時は放射能のことで嫌な思いもたくさんした。けれど、一番心に残っているのはボランティアの方たちや除染の作業員の方たちが被災地のために今も一生懸命頑張ってくれていること。これは感謝してもしきれない。休みの日は宿舎の周りをゴミ拾いして地域に貢献してくれている。こんな細かいことはメディアにも取り上げられないし、みんなに伝わっていない。風評被害も未だ続いている。検査して基準をはるかに下回っていても売れない。安全をもっとわかりやすく国が責任もって伝えてほしい。みんなにもっと現状を知ってほしい。自分は今大学受験真っ最中。志望校に合格して行政、社会福祉の基礎を学びきって将来、生まれ育った地元の復興に携わり、よりよい街にするため自治体職員になりたい。そして被災地の復興の足跡を全国、いや、世界中に発信して二度とこんなことが繰り返されないように伝えていきたい。

あの日実感したこと、
『あたりまえがあたりまえじゃない』

この出来事は絶対忘れてはいけないし、語り継がれなければいけない。1年に1回、この3月11日に改めて身の回りのあたりまえについて考えてみることが必要だと思う。

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