SCHOOL OF LOCK!
SCHOOL OF LOCK!
『思ったことは口にしなさい!何も言わなかったら、決定した時に反対する権利はないのよ』

震災から初めのうちは原発事故への差別、地震のニュースが頻繁に全国で流れてました。・・・・・・今年で4年。今はどうでしょうか?震災のことは覚えていますか?全国ニュースでもほとんど取り上げられなくなりました。東日本大震災から私は多くのものを学び多くのものを投げかけられたのではない のかな?と考えていました。皆さんはどうでしょうか?もう、歴史の1ページになってしまいましたか?
全国的に取り上げられてない部分を私はここで述べたいと思います。原発事故はもう解決したと思いますか?地元のニュースでは、“汚染水が流れでてました。”“中間貯蔵場所は何処にするか?”こんなニュースが流れてます。そうです。全く解決していないのです。なのに、政府は原発を推薦しています。そんなでいいのでしょうか?私達が止めなければ政府は脱原発をすることはないでしょう。原発を推進していいのでしょうか?またあのような大きな地震がならないとは限らないです。その時、また福島と同じ状況になったらあなた達はどうしますか?このままでいいのでしょうか?私はもう絶対に繰り返してはならないと思います。

これからの世界を担うのは私達です。私達から意見を発信していかないといけないのではならないのかな?と思っています。私は家庭科の授業である問題を投げかけられた事があります。こういう時だからこそこの授業をする。と言われました。そうです。原発のことです。先生は黒板にこの様な図を書きました。

高 自然エネルギー(太陽光、波、風力etc)火力発電 安 原子力発電

ここで、先生は私達に「原子力は二酸化炭素を排出しないし、とても電気代は安いのよ。それに比べて自然エネルギーは自然が相手だから毎日毎日同じ量の電気を取れないし、電気代は高いわ。ここで、あなた達が将来働くようになったらどっちの電気を使いたい??正直に答えていいのよ。」私は、将来どんな仕事に就いたとしてもそこまで高いお給料ではないだろうと思い、原子力発電を選びました。ほとんどの生徒が原子力発電を選びました。先生は「これが、現実なのよ。」泣きながら続けました。「いくらあんな酷い経験をしても、選んでしまうの。それは悪いことではないの。私だって、政府が初めて原発を作ると言った時反対しなかったんだもの。私だって加害者なのよ。」心に響きました。私の家庭科の先生は授業でよく「思ったことは口にしなさい!何も言わなかったら、決定した時に反対する権利はないのよ」そのとおりだと思いました。

一匹のアリが大きなエサを見つけました。しかし、一匹では到底運ぶことができません。これが、何匹も何万匹も集まったらどうでしょう?運べますよね?これと同じです。私は、原発推進に反対です。しかし、大きな政府に私一人が投げかけても誰も聞いてはくれないでしょう。
しかし、同じ考えの人がたくさん集まり訴えれば少しでも政府は私達の考えに耳を傾けてくれるのではないでしょうか?自分は関係ない。そんなことは思わず少しでも、福島の問題、原発事故の問題を考えてみてください。関係ない人などいないのです。関係ないと思っていた人が私達にそう教えてくれたのです。原発を作っても何一ついいことはありません。“便利なものを作り我が身を滅ぼす”この言葉が、今回の事故で私が学んだ事です。

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