今夜の生放送授業は「2045年超スゴそう問題」!!

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『 2045 』

とーやま校長「2045年、今からおよそ30年後。今SCHOOL OF LOCK!を聴いているみんなが、40歳を超えて大人になってる時代だね。遠い未来のようで、いつかはやってくる未来。そして、この2045年、実は、世界が大きく変わる年!」

あしざわ教頭「これは、"地球滅亡"とかの都市伝説的な話ではないんです」

とーやま校長「そう! 科学がこのまま進化していくと、2045年が超スゴそうな事になるんだって!」

ということで、今夜は、もうちょっと先の未来の授業!
「2045年超スゴそう問題」!!

2045年、ついにコンピューターが、全人類の知能を超えてしまう年。
「2045年には一部の人類が火星に移住できるらしい」
「2045年には科学が今よりも人を幸せにしているらしい」
「2045年には平均寿命が100歳を超えるらしい」
そんな近未来の話を、雑誌「WIRED」の若林恵編集長と一緒に、
今日はしていこう!

生徒のみんなからも、「2045年のここ教えて!」という感じで、
"車は?""学校は?""音楽は、洋服はどうなっているのか?"など、
2045年の未来の事で知りたい事を学校掲示板もしくはメールへ書き込んで下さい。

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♪ Girl A / [Alexandros]


とーやま校長「今日は、ずっと前からようぺ先生も言ってくれた通り、"JR SKISKI"でもう流れている、あのカッコいい曲、『SNOW SOUND』! ついに全貌が明らかになる!」

あしざわ教頭「楽しみ!」

とーやま校長「初オンエア、フルで全部聴くことができるし、更にプレゼントがもらえるらしいよ!」

あしざわ教頭「本当ですか!? ようぺ先生、本当にそういうところが優しいですよね」

とーやま校長「俺らにもいつもおみやげ買ってきてくれるし、生徒のみんなにも何かあるらしいしね! とにかく、アレキサンドLOCKS!を楽しみに待っておこう!!」


とーやま校長「本日の授業テーマが、"2045年超スゴそう問題"ということで、俺と教頭だけでは全く知識がなくて、歯が立たないとはまさにこのことだから…」

あしざわ教頭「無知!(笑)」

とーやま校長「なので、今日はこの方をお呼びして一緒にお話をしていきたいと思います!」

本日のゲスト講師は、雑誌「WIRED」の若林恵編集長!!

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若林先生「こんにちは(笑)」

とーやま校長「(笑) どうしてそんなにニヤニヤされてるんですか?」

若林先生「いや、すごいテンションだなと思って。久しぶりにこんなテンションを浴びる感じで、さっき言ってたことが何一つわからなかった(笑) 自分が年を取ったなって思った(笑)」

あしざわ教頭「(笑)」

若林先生は、雑誌、「WIRED」の編集長を務めていらっしゃいます。

この「WIRED」は、テクノロジーによって、生活や社会、カルチャーなど、
僕たち自身の未来がどうなるのか、ということなどについてのメディア。
最新のテクノロジーニュースや、気になる人物へのインタビュー、先端科学の最前線など、
未来のトレンドを雑誌とWEBサイトで発信されている。

とーやま校長「聞いたんですけど、最新号はオバマ大統領のインタビューが載ってるそうですね」

若林先生「それはね、元々"WIRED"っていうのはアメリカの雑誌で、僕らのはそれの日本版ということなんだよね。
アメリカの今年の11月号では、オバマ大統領がゲスト編集長をやった号。それは、現役の大統領としては初めて、商業誌のゲストエディターを務めたっていう号なんだよ。
MIT(マサチューセッツ工科大学)のメディアラボっていう、世界でもとりわけ先進的な研究所があるんですけど、そこの所長さんって、今は日本人の伊藤穰一さんなんですよ」

伊藤穣一さんは、NHKのプレゼンテーションの番組にも出ているのだそう。
オバマ大統領が、テクノロジーの話をするために、伊藤穣一さんを呼ぶことになったとのこと。

とーやま校長「えー! 誇り高き(日本人)だね!」

あしざわ教頭「日本人、すごいですね!」

オバマ大統領と伊藤穣一さんの対談は、「WIRED」のWEBサイトに上がっているので、
興味がある人はぜひ見てみよう!

とーやま校長「2045年問題について、僕たちは"2045年超スゴそう問題"って言ってるんですけども、2045年には何が起こるんですか?」

若林先生「いきなりか(笑) 基本的に何が起きるかって言うと…。
"ムーアの法則(半導体の集積率が18ヶ月で2倍になる)"っていう、加速度的に進化するという法則にのっとって、今の進み方で進んで行くと、大体2045年ぐらいに、コンピューターの性能が人類の知能全体を超えるであろうという予測が成り立つ。この話は、レイ・カーツワイルっていう未来学者が提唱した概念で、技術的特異点というのを2045年に迎えるということ」

とーやま校長「そうなると、例えば、僕たち人類の知識や考えを上回るっていうことになるんですか?」

若林先生「もちろん上回るんだけど、たぶん、ここの部屋にいる4人よりも、今のコンピューターの方がすごいじゃないですか」

とーやま校長「既に(上回っている)!」

若林先生「既に(笑)」

とーやま校長「今、2016年なんですけど」

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若林先生「(コンピューターは)すごいじゃない。なので、2045年にコンピューターはすごいことになるって思ってはいるんだけど、今の時点で既にすごいという話」

とーやま校長「もう俺たちはやられてるんですね(笑)」

あしざわ教頭「やられてるって何ですか(笑)」

とーやま校長「ニュースとかでも、将棋の対決で…っていう話があるじゃないですか」

若林先生「囲碁の対決を今年にやって、もうトッププロが負けてるわけ。5戦やって4敗だったかな。なので、もうダメなんですよ」

とーやま校長・あしざわ教頭「(笑)」

若林先生「俺らがよってたかって囲碁のAIと勝負したら、1万回やったって、全部負けるよ」

とーやま校長「俺らは絶対に無理ですね」

あしざわ教頭「そもそもルール知らないですしね(笑)」

若林先生「2045年は、もう何が起こるか全然わからないという話」

とーやま校長「俺たちの想像をも、とっくに超えてしまっている、と」

若林先生「AIの話で言うと、例えば、病気の診断ができるAIについて、今年すでに、人工知能が、人間の診断だと見つけられなかった病気を見つけたという話もあるわけ。だから、もう人間はやられてるじゃん」

とーやま校長「やられてる!」

若林先生「もういいんだよ、機械にまかせれば! …みたいなね」

とーやま校長「もう既に"スゴいこと"は始まっている!」

若林先生「ちなみに、2045年以降に人工の、いわゆる"超知能"って言われるものが出て来て、人間の一兆倍の一兆倍の演算能力だって言われてるわけ」

あしざわ教頭「ヤバい(笑)」

とーやま校長「ちょっともう頭の中が"0"でいっぱいで(笑)」

若林先生「それって、"人間と虫"の比じゃないから。あのね、"人間と石"みたいな話だから」

あしざわ教頭「比べたことないです(笑)」

若林先生「で、俺ら(人間)が、石(笑)」

とーやま校長「俺ら結構やってるよ!?」

あしざわ教頭「石の中ではがんばってる方だよ!(笑)」

若林先生「そう、だから、石なりにがんばればいいって話なんですよ」

今日はそんな楽しい話を、若林編集長から聞いていくぞ!


とーやま校長「今の人間の知能なら、石には余裕で勝ってるじゃないですか」

あしざわ教頭「石は考えたりしないだろうしね」

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とーやま校長「でもいずれ、僕たちが石のような存在になって、人工知能やコンピューターが今の人間のような立場に変わってしまうと」

あしざわ教頭「それぐらいの差が出てしまうというお話ですね」

若林先生「今の時点で、僕らにとっての神様ってそういうもんじゃない? 神様と俺らだったら、"人間と石"ぐらいな差のはず。だから、それと同じなんだよね。
仮に、すごい"超知能"みたいなものが本当にできて、それが世界を支配してるってなっても、俺らはそれに支配されているかどうかすらわからないから」

とーやま校長「そうか、それすらもわからない状態で、日々過ごしてるのか」

若林先生「今だって、もしかしたら、人工知能が世界を回しているのに、俺らが気づいてないだけかもしれない」

あしざわ教頭「そう言われたら確かに…」

とーやま校長「今日は怖い話だ!」

若林先生「だから、映画の"マトリックス"っぽい話だね。全部が実はシミュレーションなんだけど、そうなんだよ。知らなかったの? みんな、自分で生きてると思ってる?

とーやま校長「俺、生きてますよ。だって心臓が動いてます」

若林先生「それの証拠ってある?」

とーやま校長「ああ〜〜〜……証拠を突き付けられた…!」

あしざわ教頭「ダメだ!(笑) 怖い!」

とーやま校長「え!? 確かに、誰にも言われてないし…俺は今、生きてるのか!?」

あしざわ教頭「落ち着いて、校長! 校長は生きてる! 俺が確認してるから、たぶん生きてる!」

とーやま校長「誰にも言われてないし、俺、コンピューターに生かされてるのかもしれないし…」

あしざわ教頭「ごめんなさい、若林さん、ちょっと帰ってもらってもいいですか?(笑) 校長がパニックになってます(笑)」

若林先生「(笑)」

とーやま校長「でも、そうか!」

若林先生「2045年に本当に人間を超える知性みたいなのが出て来るっていう話は、実際はあんまり考えても仕方がない話かもしれないっていう気が、逆にするわけですよ。AIって実は2種類あると言われていて、"汎用AI"っていうものと、特化型の"専用AI"っていうものに別れている」

とーやま校長「どういうことですか」

若林先生「"汎用AI"っていうのは、人間みたいに色んなことができる、汎用性を持った知性を持つAI。それはもうほぼ人間をモデルとして作られようとしてるんだけど、実際に囲碁をやるAIは、料理はできないわけよ。囲碁しかできない。それを"専用AI"と言うわけね。だから、例えば、"シェフ・ワトソン"(料理のレシピを作る人工知能)みたいなAIは、料理しかできないわけ。それに特化したAIなのね。
だから、基本的に"汎用AI"と"専用AI"は分けた方がよくて、いきなり人間と同じように思考するAIっていうのは、いつ出て来るのかまだわからない。10年後には出て来るだろうっていう話もあるし、2045年になっても本当に出て来るのかな、っていう話もあったりはする。人間と同じような意識を持った人工知能を作ろうってことをやっている人たちはもちろんいるけど、当面動いていくのは、何かに特化した"専用AI"。
例えば、株取引をするAIとか。それを今は普通にバンバン使用してやってて、金融市場なんて人間が動かしてるわけじゃないからね

とーやま校長「ちょいちょい、怖いことを言うのやめてもらえますか(笑)」

あしざわ教頭「確かに"もう支配されてるんだよ"っていう発言が、ちょっと不安になりますよね(笑)」

若林先生知らないの?(笑)

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とーやま校長「"知らないの?"って言うのやめてください(笑) 言っていいの、今日はもうあと2回ですよ! キラーワード過ぎますよ(笑)」

あしざわ教頭「急にダークサイドに引き込まれるんですよね(笑)」

若林先生「例えば、最近あるやつだと、自分のメールやスケジュール管理を自動的にやってくれるAIがあるの。"この日に打ち合わせがやりたい"というメールが来たら、自動的に返事をして、自分のスケジュール帳にも入れてくれるAIもあるわけ」

とーやま校長「全部理解してくれてるってことですか?」

若林先生「それは何をやっているかと言うと、基本的には、今までの自分の行動(こういうメールに対してこういう風に返しているなど)を学習する。要するに"傾向と対策"って話だね。
Amazonなんかで、この人は週に1回これを買ってるな、って言ったら、それに対して何かやるじゃない」

とーやま校長「"あなたへのおすすめの商品"って来る!」

若林先生「そう。それと同じ考え方なんで、"予測アルゴリズム"って言われてるものなんだけど…え、知らないの?

あしざわ教頭「早い!(笑)」

とーやま校長「しかもさっきより声量が大きくなってる(笑)」

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♪ NANIMONO (feat. 米津玄師) -Danny L Harle remix- / 中田ヤスタカ(Danny L Harle remix)


とーやま校長「編集長は一体何者なんですか?(笑)」

あしざわ教頭・若林先生「(笑)」

とーやま校長「俺らのうかがい知れないところで、もうスゴいことが世の中にはあって、人工知能AIの汎用型は、何となくちょっとだけわかった気がします。もう一個の、ひとつだけ専門にできる特化型についてなんですけど、例えば、今後の僕らの生活の中で活躍してくれる特化型のAIってどういうものがありますか?」

若林先生「車とかはそうですね。自立走行車(自動運転)っていうのは、一種のAIと言えるわけで、何が起こるかを予測しながらルートなども学習していく。もちろんネットと繋がってるので、色んな情報を取り入れながら、自分で考えて走るということになるんだろうとは思います」

とーやま校長「あと、例えば他には?」

若林先生「車の話だと、車がどういう風にふるまうか、最初は人間がプログラムをしなくちゃいけない。今、すごく問題になっているのは、"事故が起きそうな時に、ハンドルを切ると誰かをひいてしまう"という場合、AIはそこで、ひいてしまうのか、乗っている人間を犠牲にして誰かを守るのか、っていう"トロッコ問題"と言われる哲学的な問題があるんです。
某ドイツの自動車メーカーは、"(車に)乗っている人を守ります"って発表したんだよ。要するに、"誰かをひき殺してでも、乗っている人を守ります"っていうプログラムにすると発表したんだけど、大炎上したの」

とーやま校長「そこは難しいところですね」

若林先生「仮に、"乗っている人は死ぬけれども、他の人に迷惑はかけません"っていう車にしたとしたら、そんな車は誰も買わないだろう」

あしざわ教頭「そうですね。車を売ってる側としたら大変な問題ですもんね」

若林先生「そういう二律背反があって、そんな問題を、どんなものだったら社会として受け入れていいのかということを、今の段階でプログラムしなきゃいけないんです。それがまた、人工知能が勝手に判断してしまっても困るじゃないですか。誰の責任なんだっていう話になったりするので、そこは人間がちゃんとルールを決めて、どういうことなら許されるのかを議論しないといけない」

とーやま校長「これはすごく難しいですね」

若林先生「難しいよ。だから、AIの話っていうのは、単純に"技術がすごい"って話じゃなくて、そういう議論をしなきゃいけないっていう話になってるわけ。
例えば、今日うちのWEBサイトに上がったニュースだけれど、"ロボット兵器というものを戦場に出すべきか、出さないべきか"っていう話を、2012年ぐらいに国防省が一度決めて出したんです」

とーやま校長「もう話し合いはされてるんですね」

若林先生「そうです。それが実際に5年間の猶予があったんだけど、来年には決めなきゃいけない。トランプがそれをどう決断するのか、まあまた先送りにしてもいいんだけどね。しかも、ロボット兵器っていうのも、人が遠隔操作するものじゃなくて、自分で考えながら人を殺して回れるような兵器のことを言ってるんだよ。そんな自立した兵器を戦場に持って行くかどうかっていう話は、今すぐに議論しなければいけないことになっている。
日本では、自衛隊の海外派兵に対して揉めるわけじゃない。"じゃあ機械ならいいじゃん"っていう話にしちゃうのかどうか、未来の話じゃなくて、本当に今、既に議論すべき話なんだよね」

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とーやま校長「でも、科学の力で戦争も解決できたりするんじゃないかなって思う。機械同士で戦うことになれば、人の尊い命が失われることもなくなるわけじゃないですか」

若林先生「まあ、そうなんだけどね。そうだけど、それで戦争がなくなるわけでもないし、機械同士が戦うって何なんだろうな。それで勝った、負けたってどう判断するんだろうね」

とーやま校長「大前提として、戦うことはやりたくないですよ。でも、それで人の命が奪われることなく結果が出るのであれば…。そうしたら、"技術力大会"ってことになるのかな?」

あしざわ教頭「それは何だろう?(笑)」

若林先生「オリンピックっぽい話ですね(笑)」

とーやま校長「技術で優劣を決めるだけでいいって話か」

若林先生「でも、絶対にそうはならないわけ。だって、相手のロボットを殺したところでどうにもならない。例えば、戦争でやりたいことって"相手国の人間を殺すこと"じゃない? 要するに、その組織を殲滅させることが目的なので、別にロボットが戦っても仕方がないことなんだよね」

とーやま校長「エネルギー問題も解決はしないということですか」

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若林先生「AIや、もっと演算能力の高いコンピューターの出現に期待されていることは、科学がすごいスピードでドライブされるっていうことなのね。そうすると、例えば、遺伝子を操作するとか、核融合をもっとシミュレーションするとか、そういうようなことができるようになってくるんで、今までの科学の力と技術力だとなかなか到達できなかった技術的な飛躍が、それによってもたらされるかもしれない。
だから、AIやスーパーコンピューターというものが出て来ることによって、食糧問題やエネルギー問題を解決していくということは期待されていて、そこは当然進んで行くだろう。
とは言え、それで戦争がなくなるかっていうのは、また別の話かもしれない」

とーやま校長「うーん」

若林先生「人工知能自体も、どこ(の国や組織)がどれぐらいのパワーを持つのか、っていう、"核保有"みたいな話でさ、ロシアとアメリカがものすごい強い人工知能を持つってなったら、今と同じようなことになる気がしない?」

とーやま校長「うん!」

若林先生「だから、食糧問題を解決できるものが科学的にできたとしても、それを政治的にどう使うのか。それ自体が権力や利権になるわけなんで、例えば、"あの国には渡さない"ってことになったら、あんまり問題解決した感じにはならないよね」

とーやま校長「結局、どうしても人間が関わって来てしまうんですね」

あしざわ教頭「そこで不思議なズレが生じてるような感じがしますね」

若林先生「そう。だから、AIとかデジタルテクノロジーで、基本的には効率が良くなるわけね。だから無駄がなくなって、コストが減って時間も短縮される。AIとかは、そういう"一番最短のルートで物事を成しとげていく"っていうことが得意なんだけど、そんな中で、結局"バグ"になるのは、"ヒト"なんだよね」

とーやま校長「へ〜!」

若林先生「だから、AIからすると、人間がいない方が全然いいの」

とーやま校長「その方がスムーズに行くから、余計な口を挟むな、と」

若林先生「そう。今でも既にそうなんだよね」

あしざわ教頭「マジか〜」

とーやま校長「だから、俺たちはもう足手まといになってたりするんだ」

あしざわ教頭「こうなってくると、そうなんですね」

とーやま校長「……頭が痛いな!」

あしざわ教頭「(笑) 生徒のみんなもパンクしてないか? 大丈夫か?(笑)」


ここで、生徒からの質問を紹介するぞ。


先生!
先生!質問でーす!!ロボット戦争とかって起きますか?これが怖くて寝れません!
クラジャニ
女性/12歳/兵庫県
2016-12-13 22:55




とーやま校長「37歳の僕でさえ、すごく怖い気持ちでいっぱいになったんですけど(笑)」

若林先生「この間だって、アメリカでロボットの警官が撃ってたじゃん」

とーやま校長「嘘だ〜!」

若林先生知らないの?

あしざわ教頭「あああ! 出た〜〜!! 最後の1回!」

とーやま校長「知らないですよ!」

若林先生「最後の1回(笑) 早めに出しといた方がいいかなと思って(笑)」

とーやま校長「怖い! もう怖い話は嫌だ!!」

あしざわ教頭「生徒が怯えちゃってるんで(笑)」

とーやま校長「なんか、楽しい未来をちょうだい! 明るい、POPな未来!」

あしざわ教頭「(笑)」

若林先生「うん、でしょ? そう思うじゃん。それで、俺も、こういう未来をテーマにした雑誌を作ってきて、何とか明るい未来を描こうと思ったんだけど…」

とーやま校長「"けど"?」

若林先生描けない!(笑)」

あしざわ教頭「いやいやいやいや!!」

とーやま校長「教頭、踏ん張れ! ここで引き込まれたらもう耐えられないぞ!!」

あしざわ教頭「耐えないと!」



2045年
2045年の音楽ってどうなっているのかな?
さよならの意味を知らないあしゅ
男性/15歳/愛知県
2016-12-13 22:32




とーやま校長「お、こういうの行きましょうよ! 音楽! アーティスト!」

若林先生機械が作ってるから

とーやま校長「答えが出た! わー、引き込まれる!!(笑)」

あしざわ教頭「待って! 全部ダークサイドに持ってかれる!(笑)」

とーやま校長「でも、アーティストとかいるじゃないですか」

若林先生「だって、今ですら、AIを使って曲を作るってことは普通にやってるんだよ」

とーやま校長「やってるんですか?」

若林先生「つまり、売れてる曲のデータを解析して、売れる曲の方程式を作って、それでヒット曲を作るのは、人工知能がやってなかったとしても、人がやってるでしょ? それは、人工知能ができるっていう話になるよ」

とーやま校長「そうなると、2016年の今を生きている10代のみんなが絶対にいいと思える曲を、人工知能が生み出すことができる?」

若林先生「今すでに、ほとんどデータでレコメンドってされるわけじゃない。データを解析して、聴かれる曲はもっと聴かれるっていう仕組みが作られてるわけなんで、どんどんそういう風にはなってくと思うよ。なので、本当に音楽というものを楽しいものにしたいのなら、売れてるものを聴いてたらダメなんだって」

とーやま校長「はい!」

あしざわ教頭「おお!」

若林先生「もっと外れたものとか、変な音楽とか、"人じゃないとできないこと"みたいなものに、もっと耳をそばだてないと、気づかない間に機械が作って機械が歌ってるものを、みんなが"いい"って言うようになる。別に、それがそれで悪いことなのかどうかもわからないんだけどね」

とーやま校長「全然出会ったことのない音楽に出会える可能性もあるってことですもんね」

若林先生「それもある。今の考え方で行くと、機械がものすごくユニークな、宇宙人が作ったみたいなものを自分なりに作ってくるっていう可能性はもちろんあって、それはそれで面白いんだけどね。ただ、みんながそれを面白がるかな?」

とーやま校長「そうだな。いきなりそれが出て来た時に、たぶん色んな感情を抱くでしょうし、何か温度を感じないな、っていうことを思ったりするのかもしれない」

若林先生「AIっていうのは"Artificial Intelligence(人工知能)"っていう意味なんだけど、とあるアメリカの有名な思想家は、『AIの"A"は"Alien(エイリアン)"の"A"だ』って言ってるわけ。つまり、人間とは全く違う考え方、論理で、何かを作り上げるというもの…宇宙人が考えているようなものだっていう風に言ってて、実際にそうなんだよね。AIが何を考えているのかって、もはや僕らには、すでにわからないわけ」

とーやま校長「うん」

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若林先生「アルファ碁っていうプログラムがあって、それがこの間、囲碁のトッププロと対戦したわけですよ。その時に、人間側はボロ負けしたんだけど、第2局かな? 2戦目で、AIがすごく変な手を打ったの。囲碁の関係者が"これはミスしたのかな?"って思うぐらいに変な手だったみたい。
それは、プログラムは、人間が普通に考えて囲碁を打っていくのとは全く違う論理で囲碁に取り組んでるんだっていう一つの証になるんだよね。それの良さっていうのは、人間は人間のやり方でしか囲碁をプレイできないんだけれども、実はそれ以外のプレイの仕方もあるのかもしれないということで、ある意味、人間のものの見方を広げてくれる可能性があるのかもしれない。
音楽というものも、AIが真似して作るというようなことじゃなくて、人間が思っていた音楽の概念とは全く違うやり方で音楽を作り出すとしたら、それはものすごく面白いものになるはず。だけど、問題は、それを楽しめる素養がこっち(人間)側にあるのかという話でもあるよね」

とーやま校長「試されるわけなんですね」

若林先生「そう。それは、"聴いたことがない、すごく面白いかも!"って思うべきなんだよ」

とーやま校長「そこを拒絶するんじゃなくて」

あしざわ教頭「新しい文化ってことですか」

若林先生「そう! そうなると、人間とAIの関係ってもうちょっとお互いを補うみたいなものになり得るかもしれない。それはいい話かなって思うんだけど」


♪ 不死鳥 / SEKAI NO OWARI


とーやま校長「今聴いてるみんなが30年後って言ったら、もう40代半ばぐらいになっていて、年を取ると頭でっかちになってしまったりするって話を聞くじゃないですか。でもそうではなくて、その時に現れたものとうまく向き合って付き合って行くこともものすごく大事なこと」

若林先生「それも大事だし、いきなりそこには行かないから、次第に慣れてはいく。例えば、20年前の人が今に来たら、すごくビックリするじゃない。だけど、そういう風にはならない。みんな、段階的に色んなものに慣れていかざるを得なくなるからね」

とーやま校長「そうか。俺らが小さい頃は電話って家にあったけど、それがポケットベルになり、携帯電話になり、スマホになって、っていう段階がちゃんとある」

若林先生「それに、そこもスルっと通過してるわけじゃん。そういう話になってくと思うよ」

とーやま校長「そうか、いきなりドンって話じゃないですもんね」

若林先生「それはそう。だって、もう今からすでに始まっているからね」

あしざわ教頭「すでに、距離をお互いにはかってるっていうことですね」

若林先生「ただ、よく知っておかないと、急に、わがこととして降りかかって来る可能性はあるよね。例えば、"うちの会社にAIを入れるから、明日から君らクビなんで"っていう話が急に降ってくる可能性はあるけど、それは、本当は予測がついてるはずなんだよね。よその会社で友達がクビになっていたりするわけだ」

とーやま校長「話を聞いたりTVで観たり」

若林先生「そうそう。だから、それに対して準備はできるはずなんだけどね」

とーやま校長「だから、ちゃんと色んなものを見たり、感じたりしておかないといけないんですね」

あしざわ教頭「例えば、コメディアン的な人たちはどうなっていくんですか?」

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とーやま校長「お笑い芸人?」

あしざわ教頭「はい」

若林先生「僕の知り合いは、AIにコント作らせるとか、"お笑い"というものをコンピューターに作らせられないかっていう研究をしているよ。僕はまだ聞いてないからわからないけど、面白かったらそれでも良くない?(笑)」

とーやま校長「…それは、どうすれば台本を手に入れることができますか?」

あしざわ教頭「校長、目の色が変わったな(笑)」

とーやま校長「結構な額を出しますよ!」

若林先生「そうなの?(笑)」

とーやま校長「だって大会とかに出れば1000万取れるかもしれないじゃん!」

あしざわ教頭「何かを目指そうとしてる(笑)」

若林先生「ただ、それで売れるかどうかはまた別の話で、演技をする側の問題もあるからね」

とーやま校長「間合いとか言い方とか」

若林先生「そうそう。だけど、それもAIは学んで来たりするかもしれないけどね」

あしざわ教頭「AIから演技指導が来るかもしれないってことですか。"間が悪いです"と(笑)」

とーやま校長「すごいな〜!」

若林先生「だけど、本当に今までやって来なかった間の取り方とか、ちょっとずらすことによって全く違う笑いが生まれることっていうのは、まだ人間の範疇内にあるじゃない? もちろんAIでもできるかもしれないけど、でもそこは人間の方がまだスピーディにできるはずなんで、そこはがんばってやるしかないね」

とーやま校長「これはワクワクするね! …もしもし!」

死にたいタニシ 東京都 17歳 男性 高校3年生

死にたいタニシ「もしもし!」

とーやま校長書き込みを見たんだけど、色々詳しいだろ?」

死にたいタニシ「詳しいというか、興味があるというか…」

そんなRN 死にたいタニシが編集長に聞きたいことは…。

死にたいタニシ"人間っていうのは、将来何を目指して行けばいいか"ということを聞きたいです

とーやま校長「なぜこれを疑問に思ってるの?」

死にたいタニシ「AIがどんどん進化して、人間よりも高い処理能力を持って、速く正確に問題を解決できるようになったら、デスクワークっていらなくなっちゃうじゃないですか」

とーやま校長「仕事において、そうだよな」

死にたいタニシ「自分は今受験生で、大学に入学して、いい会社に入って…っていう、いわゆるエリートコースみたいなものを目指して受験をするっていう人はいると思うんですけど、デスクワークがつぶされてしまったら、そのエリートコースがエリートコースでなくなってしまうと思っているんです」

とーやま校長「奪われてしまうんだもんね」

若林先生「ふたつ可能性があるね。例えば、自動車工場みたいなものがあったとする。そこには経営者はいるわけ。労働者はいなくなるけれど、経営者はいるわけで、もちろんロボットに投資はしなきゃいけないけど、給料を払わなくていいっていう意味においては、経営側に回ってしまえば、今よりもすごく儲かるって話はあるかもしれないんだよね。
でもこれってすごく嫌な話だろ?(笑)」

とーやま校長・あしざわ教頭「(笑)」

とーやま校長「いや、でも、なるほどって話ですね!」

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若林先生「だからそこが結構怖くて、つまり労働者っていうものは全部排除されてしまうかもしれないんだけど、経営者はもっと儲かるっていう仕組みが作れる。なので、エリートを目指すなら、そこを目指すっていう手はあるわけね」

死にたいタニシ「はい」

若林先生「嫌なこと言ってるだろ?」

校長・教頭・死にたいタニシ「(笑)」

若林先生「死にたいタニシさんが、世界平和とかみんなの幸せとかどうでもいいから、"俺はとにかく金持ちになってのうのうと暮らすんだ"って思うんだったらそこを目指した方がいい。
で、仮に、自分が普通に会社に入って、普通の社員で定年までやり過ごそうと思うんだったら、それは結構難しい話になってくるだろうなっていう風には思う」

とーやま校長「今の編集長の話を聞いて、死にたいタニシはどんなことを思ってる?」

死にたいタニシ「結局、自分のオリジナリティみたいなものが必要なのかなって」

とーやま校長「それは、死にたいタニシがどういう人間なのかっていうこと?」

若林先生「いや、たぶん、仕事上において、反復可能なこととかは機械の方が正確にできるので、そうじゃない、ある種のクリエイティブな発想を持っているだとか、機械だと中々思いつかないようなことを思いつくことができる能力が必要だって意味かなと思いますけど」

死にたいタニシ「そういうことです」

若林先生「それは、その通りだと思いますよ。あとはね、例えば、病院の例で、伊藤穣一さんが言っている話ですけど、診断のようなことは医者の仕事だったんだけど、実はそっちの方がAIに食われる可能性があって、むしろ看護師の方が残るかも知れないと言っているんです」

あしざわ教頭「ほう!」

若林先生「病院って病気の人が行くところで、その人たちはケアが必要なんだけど、治療するっていうよりも癒すっていう部分においては、機械より人にやってもらいたいということもある。素敵なお姉さんなり、素敵なお兄さんにやってもらった方がいいじゃん」

とーやま校長「まあ、回復も早くなるような気がします」

若林先生「そういうところの方が、もしかしたら残るかもしれない。だから、"ああ、人で良かったな"って思える領域は恐らくあるはずで、そこにいられるかどうかは重要かなって気はします。
そういう場所は大企業にもあるかしれなくて、そのためには、実際にコミュニケーション能力だとか、人の話をよく聞けるだとか、そういう能力の方が大事になってくるんだよ」

あしざわ教頭「未来には、単純作業とかはAIに任せて、クリエイティブだったり、心の部分だったりとかを、人間がやっていくような…」

若林先生「そういうイメージだと思いますね。単純でなくても、複雑なことでもAIの方が処理能力が高いので、人間じゃないとできないようなことはとても重要。しかも、そこにお金が落ちるような仕組みにしないといけない」

とーやま校長「だから、お互いのいいところをちゃんと合わせて、認め合って、機械とやっていくっていうことが大事なことだね」

死にたいタニシ「はい。共存する、ってことですかね」

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若林先生「そう。あと、大企業っていうのはいつまでも大企業ではないから、基本的には、自分がビジネスを起こしていくとか、フリーでも食べていけるとか、そういう風なことを考えた方が絶対にいいよ。これからの世の中っていうのは、アメリカでは早晩、労働人口の半分がフリーランサーになるって言われてるんです」

とーやま校長「どこにも所属せずに仕事をする」

若林先生「インターネットかリモートとか、それが可能になる仕組みはあるんだよ。企業としても、社員をずっと抱えているよりも、柔軟性も保てるし、新しいアイディアを入れ込むこともできるっていう意味では、そっちの方がいい。
早晩、それは、若い子が直面する問題になってくるはずなので、大企業が自分を守ってくれるなんて思っちゃダメだし、自分ひとりで生きていくっていうことを想定はしておいた方がいいと思う」

とーやま校長「だから、逆に(仕事の幅が)広がっていくんじゃない?」

若林先生「そう、広がってるはずだよ。そのためには、色々な社会スキルとかが必要になってくるから、それを学ぶために企業に行くのはもちろんいいと思う。ただ、その先、そこにいればずっと安心だっていうことには絶対にならないので、常に勉強はし続けなければならないし、世の中で何が起こっているのか学び続けなければならない」

とーやま校長「どうだ、死にたいタニシ」

死にたいタニシ「すごく興味深い話です」

とーやま校長「本当だよね! これは、広がってるよ!」

あしざわ教頭「自分が好きなものとか興味があることを、もっと広げていいって話ですよね」

若林先生「広げていい、そういう話だと思います」

とーやま校長「死にたいタニシ、まずは、受験をがんばれよ!」

死にたいタニシ「はい!」

とーやま校長「死にものぐるいでがんばって、楽しい未来になりそうだな!」

死にたいタニシ「はい!」

話を聞かせてくれてありがとう、RN 死にたいタニシ!


もっと話を聞きたいけれど、もう黒板の時間。
本日は若林編集長にお願いをしたぞ。

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とーやま校長「2045年には人類が火星に移住しているかとか、そういうことも聞きたかったよね」

あしざわ教頭「そうですね」

とーやま校長「だから、まだ黒板終わってないですけど、編集長にまた来てもらうことになりますよ」

あしざわ教頭「ぜひ! 本当に色んな話が聞きたいです」

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『 いまのあたりまえをうたがえ!! 』

若林先生「今まで"会社に入れば安心だ"とか、会社とか、学校とか、当たり前にあったじゃない。そういうものが、全然当たり前じゃなくなってきているんですよ。大企業がなくなるっていう話もあるんだけど、2045年には、そもそも会社そのものがあるのか、っていうぐらいの大きな転換の中に、僕らはいる。だから、"こうしておけば安心である"、"こうしておけば幸せに生きていける"、みたいに、今まで言われてきたことが、ほぼ、通用しなくなるんですよ。
その時に大事なのは、その状況に合わせて自分が適応できるということだと思う。
新しい、今起きていることに感覚を張り巡らせて、自分ができることは自分で常にやって、どんな環境が来ても適応できるようにする。友達を作ったり、コミュニケーション能力を高めておくことも含めて、そういうことをやっておくことが大事かなと。
未来は予測ができないので、予測できないものとして、立ち向かえ、ということです

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♪ ライク・ア・ローリング・ストーン / ボブ・ディラン


自分たちは"石"として生きていくしかないと覚悟していたけれど、
最後には、自分は自分らしく、やりたいことをやれると思えた授業でした。

若林編集長、ありがとうございました!
ぜひ、またお話を聞かせてください!

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【FAXイラスト】


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RN ももとりまかろに



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【逆電リスナー】
死にたいタニシ 東京都 17歳 男性

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【オンエアリスト】
22:03 Girl A / [Alexandros]
22:27 サイレントマジョリティー / 欅坂46
22:39 NANIMONO (feat. 米津玄師) -Danny L Harle remix- / 中田ヤスタカ(Danny L Harle remix)
23:09 SNOW SOUND / [Alexandros]
23:21 ワタリドリ / [Alexandros]
23:34 不死鳥 / SEKAI NO OWARI
23:51 ライク・ア・ローリング・ストーン / ボブ・ディラン

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明るい!俺達の未来は明るい!
若林編集長!楽しかったです!

校長のとーやま

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ちゃんと自分を見つてけおく!
未来に向かうにはこれが必要!

教頭のあしざわ

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SCHOOL OF LOCK! 放送後記

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LOCKS!SCHOOL OF LOCK!の講師陣

  • ミセスLOCKS!

    Mrs. GREEN APPLE

  • Saucy LOCKS!

    Saucy Dog

  • 宮世琉弥

    宮世琉弥

  • 乃木坂 LOCKS!(賀喜遥香)

    乃木坂46(賀喜遥香)

  • 乃木坂 LOCKS!(井上和)

    乃木坂46(井上和)

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