米津玄師先生が生放送教室に登場!!
本日の授業テーマは「"嫌い"の因数分解」!

SCHOOL OF LOCK!


SCHOOL OF LOCK!


『 あと998日後 』

とーやま校長「…だよ!」

あしざわ教頭「ごめんなさい。何が? 全然ピンと来ない」

とーやま校長東京オリンピックだよ! あと3年ちょいしかないわけだからね!」

あしざわ教頭「そう言われればそうか…」

とーやま校長「温度差があるな…(笑) 俺たちが生きてる間に、少なくとも、"東京でオリンピック"はもうないからね! 10代のみんなも、もしかしたら最初で最後の東京オリンピック(かもしれない)。 めちゃめちゃすごいことだって、感じない?」

あしざわ教頭「そうか。徐々に今、そのスゴさがわかってきました(笑)」

とーやま校長「(笑) でも、実感はないよね。
おととい、1000日後っていう日に、東京ドームで"KANPAI JAPAN LIVE 2017"っていうLIVEがあって、そこでMAN WITH A MISSION先生とか、柴咲コウさん、布袋寅泰さん、コブクロさん、福山雅治さんのLIVEが行われたの。そこにちょっと携わらせてもらって、その時に"あ、もう1000日切ったんだ!"っていう実感が、俺もそこで生まれたみたいなもんだからね。
スゴくない? オリンピックがやって来るって、あんまり感動ない?」

あしざわ教頭「いや、感動はあるんですけど…」

とーやま校長「去年のリオオリンピックの閉会式では、我らがライゾマチームがMIKIKO先生の先導のもと、次の東京オリンピックに引継ぎがあったよね。ってことは、2020年の開会式・閉会式も、もちろん日本が力を総結集して、もしかしたら俺たちみんなが知っているアーティストがそこで何かパフォーマンスをするかもしれない、とか。
そこで日本の文化という文化が、その数十分の間で全世界に向けて、今までの歴史やこれからの未来が発信されたりとかするんだよ! オリンピックって!」

あしざわ教頭「スゴいですね…」

とーやま校長「ダメだな(笑)」

あしざわ教頭「まだリアリティがないだけ!(笑)」

とーやま校長「スポーツで今活躍してる10代のみんながたくさんいるわけ! 卓球の平野選手とか、伊藤美誠ちゃんとか、3年後はちょうど20歳とかのピーク時が東京オリンピックで、もしかしたらメダルを獲ることができるかもしれないよ。スゴくない?
陸上の桐生選手いるでしょ? 100mでメダルを獲る可能性があるわけだからね!」

あしざわ教頭「スゴいな…! やっとスゴさがわかってきました!」

とーやま校長「…わかってないでしょ?(笑)」

あしざわ教頭「いや、そんなことない!(笑)」

2020年の東京オリンピックまで、あと998日!

SCHOOL OF LOCK!



♪ N.E.O. / CHAI


とーやま校長「この"CHAI"というバンドの勢い、スゴいからね!」

あしざわ教頭「かっこいいって言うか、何かを破壊しているような感じもありますね」

とーやま校長「実際、この曲は自分たちのコンプレックスとかそういったものを、"かわいいじゃん"、"もっと言ってっていいじゃん!"、"弱点じゃなくて武器にしていけばいいじゃん"っていうことを、曲と、そして何よりそのかっこいい演奏に乗せてぶちまけてる!
最近、よくピンクの女の子を色んなところで見ない?」

あしざわ教頭「僕このジャケがすごく印象に残っています」

とーやま校長「かっこいいよね! 最近テレビ番組とかでもよく見るし、今年のFUJI ROCK FESTIVALの"ROOKIE A GO-GO"っていうステージで、夜中に入場規制よ! ハンパじゃないぐらいの人がCHAIを求めてる状態だね!」

ガールズ4ピースバンドCHAI
現在、ファーストアルバム「PINK」、発売中!


さあ、今夜の生放送教室には…!
米津玄師先生ーーーー!!!!

SCHOOL OF LOCK!


とーやま校長「お久しぶりですね」

米津先生「はい」

そしてこんな書き込みが届いているぞ。


ピザ
今日、米津玄師先生が来校ということでピザを注文するんですか?
「黒き幸」ホーリーナイト
男性/16歳/広島県
2017-10-30 16:04



前回の来校は今年の6月21日
色々な流れで一緒にピザを食べました。

米津先生「食べましたね(笑) めちゃくちゃ楽しかった記憶が残ってます」

あしざわ教頭「それは嬉しいですね!」

とーやま校長「何度か来ていただいますけど、前回のピザを食べた生放送が一番楽しかったですか?」

米津先生「そうですね、友達の家みたいな感じでしたね(笑)」

とーやま校長「確かにね!(笑) 友達の家でピザを食べながら好きな音楽聴くのって…」

あしざわ教頭「めっちゃいい時間! 楽しい!」

とーやま校長「ね! それが印象に強いんですね。俺たちも、米津先生が来校してくださるっていう話の時に、"ピザ食べられるのかな?"みたいなね」

あしざわ教頭「それがメインじゃないですけどね(笑)」

とーやま校長「11月1日に新しいアルバムも発売になるということで…あ!」

SCHOOL OF LOCK!


米津先生「はやっ!」

なんと、本日もピザが生放送教室に!!!!

SCHOOL OF LOCK!


今回もデリバリーしていただいたのは、ピザハット赤坂店のイセさん!

米津先生「今回も出てくるかなとは思ってはいたんですけど、思いのほか早かったですね」

とーやま校長「(笑) 確かに、前回はもうあと20分後とかに食べてましたからね。米津先生と言えばピザなんで!
ちなみに、イセさんはSCHOOL OF LOCK!を知ってくださってたんですよね?」

なんと、ピザハット赤坂店のイセさんは中学3年生の時から
SCHOOL OF LOCK!を聴いてくれているのだそう!

SCHOOL OF LOCK!


少しお話を聞かせていただいたぞ。

とーやま校長「米津玄師先生がいらっしゃっていますけど、イセさん、どうですか?」

イセさん「すごく、めちゃくちゃ緊張してます(笑)」

とーやま校長「ってことは聴いてたりするんですか?」

イセさん「普段からガンガン聴いてたりします」

とーやま校長・あしざわ教頭「えーー!?」

米津先生「本当ですか!」

実は米津玄師先生のファンだというイセさん。
米津先生の方を直視できない様子。

とーやま校長「イセさんにとって米津玄師先生はどういう存在なんですか?」

イセさん「カリスマ的存在です」

米津先生「ありがとうございます!」

SCHOOL OF LOCK!


せっかくなので、イセさんが届けてくれたシーフードピザを
さっそく米津先生に食べていただいた。

SCHOOL OF LOCK!


とーやま校長「お味はどうですか?」

米津先生「…熱いっ!

とーやま校長・あしざわ教頭「(笑)」

米津先生「すごい美味しいです(笑)」

ピザハット赤坂店のイセさん、ありがとうございました!
今夜もピザを食べながら放送をしていくぞ!


そんな米津玄師先生はあさって11月1日水曜日に、
ニューアルバム「BOOTLEG」をリリースします!

とーやま校長「おめでとうございます!
もう、明日がフラゲ日。この"BOOTLEG"についてのお話は、後ほど、詳しくお伺いさせていただきます」

SCHOOL OF LOCK!



さあ、米津玄師先生を迎えて送る今夜の授業テーマは、
「"嫌い"の因数分解」!!

あしざわ教頭「因数分解…ですね! なるほど…!」

とーやま校長「出てますね(笑) その、空を切る"なるほど"(笑)」

あしざわ教頭「よくないことを言わないでください(笑) 大丈夫、今、頭を必死で回転させてますから!」

とーやま校長「これはみんなの"気持ち"と向き合う授業をやっていこうと思っている!
まずは、毎日の生活の中で、君が"なんか嫌い"と思っている人やものを思い浮かべてほしい

たとえば、
「小さな嘘をしょっちゅうついてるアイツ」
「人によって態度を変える大人」
など…

とーやま校長「イメージできた? じゃあ、君はなぜ、それが嫌いなのか? これを考えてみてほしい
たとえば、"小さな嘘をしょっちゅうついてるアイツ"が嫌いなお前は…」

あしざわ教頭「嘘が嫌いなのかもしれないですよね」

とーやま校長「じゃあ、なんで嘘が嫌いなんだろう?
ひょっとしたら、自分自身の中に、そういう部分があるからかもしれないしね」

あしざわ教頭「自分の嫌いな部分を人の中で見つけると、すごく嫌な感じがする時がありますよね」

とーやま校長「あとは、そもそも、嘘が嫌いなんじゃなくて、他の理由で、最初からその"アイツ"自体が嫌いなのかもしれないし…」

あしざわ教頭「なんか、嫌いってことを言いたいがために、何かのとっかかりを作っちゃったリすること、ありますよね」

とーやま校長「今日はみんなの"嫌い"を掘り下げていって、そこにある"何か"を見つけられたらと思っている。
たぶん、俺たちも"答え"というものは、2時間かけても見つけらんないかもしれないんだけどね。でも、一緒に考えてみよう。米津先生も一緒に生徒のみんなの"嫌い"の、できたら奥の奥まで行きたいと思います」

米津先生「ぜひぜひ!」

君が「嫌いなもの」そして「それが嫌いな理由」
学校掲示板メールで待っています!
米津先生への質問やメッセージもこちらから!

SCHOOL OF LOCK!



ここでお知らせ!

"閃光ライオット""未確認フェスティバル"
わが校が10代限定の夏フェスを続けて、今年でちょうど10周年!

これ記念して制作したドキュメンタリー映像、タイトルは『未確認ライオット』
明日の夜9時から、LINE LIVEで配信します!
無料で誰でも見られます!
<⇒詳細は、【コチラ】からお願いします!


さぁ、今夜の生放送教室には、米津玄師先生!

こんな書き込みが届いているぞ!


変わりたい!
ピザハットのいせさんになりたい!!
私もピザを届けたい!!!
涼帆
女性/17歳/茨城県
2017-10-30 22:13



とーやま校長・米津先生「(笑)」



バイトやるならピザ屋か…
ピザ屋になれば米津さんに会えるんですか…?(錯乱)
ミジンコ巻
女性/16歳/兵庫県
2017-10-30 22:12



とーやま校長「(笑) そういうことでもないんだけど」

あしざわ教頭「急激にやりたい職業ナンバー1に躍り出ましたよ(笑)」

米津先生「(笑)」

とーやま校長「東京のピザハット赤坂店限定だしね。ただ、もしかしたら明日からめちゃめちゃ増えるかもしれない(笑)」

あしざわ教頭「(笑)」

とーやま校長「我々としては、イセさんを専属でお願いしたいね!」


先ほどお知らせのあった"未確認ライオット"!

とーやま校長「これも何度もお話しさせてもらってますけど、米津先生も、実は閃光ライオット時代にデモテープを送ってくださっているんですよね」

米津先生「ありましたね」

とーやま校長「で、改めてこうやってSCHOOL OF LOCK!の生放送教室で、ピザを前に出会うことができて、本当に嬉しい!」

そんな米津先生は、ニューアルバム「BOOTLEG」を11月1日にリリースします。

とーやま校長「まずは、"BOOTLEG"ってどういう意味なんですか?」

米津先生「"BOOTLEG"は"海賊版"っていう意味があります。ちょっと皮肉っぽいタイトルになったんですけど」

とーやま校長「海賊版って、例えば海外のアーティストのものでよくありますけど、公式じゃないものアンオフィシャルなものをまとめて"海賊版"って言いますよね。それが自分のアルバムのタイトルにつくっていうのは、どういうところから来たんですか?」

米津先生"オリジナリティ"っていう言葉が嫌いなんですよね。その言葉自体は悪くないんですけど、使われ方というか、"誰も観たことのないものしか認めない"、みたいな空気感を、たまに感じることがあるんです。
"結局、じゃあオリジナリティって何なの?"って話になるじゃないですか。どんどん"誰も見たことがないもの"っていうのを突き詰めて行くと、最終的には、ノイズミュージックだとか、フェーベルのすっとんきょうなピアノとか、そういう前衛的なものになっていくんです。
それはそれで美しいと思うからいいんですけど、過剰なオリジナリティの信仰っていう意味で、"オリジナリティ"っていう言葉の使われ方には、そういう意味で言ってないんですよ。
そのズレみたいなものを感じて、"嫌だな"と思って、自分がやってるのは、そういう意味で言うとオリジナリティなんてない、色んなところからの寄せ集めなんです。でもこんだけポップであって、自分としては美しいと思っているものを作り上げることができるんだぞ、っていう意味とちょっと皮肉を込めて、"BOOTLEG"っていうタイトルにさせてもらいました」

SCHOOL OF LOCK!


とーやま校長「その『ポップ』ってワードが出ましたけど、今回のアルバムを聴かせてもらっていて、最初の1曲目の『飛燕』のイントロの段階で、"めちゃめちゃ開いてるな"っていう感じがしたんです」

米津先生「本当ですか」

とーやま校長「それで、色んな方とのコラボ…、女性モデルの池田エライザさんとか、菅田将暉さんとの曲も最後に入っていますね。たぶん米津先生の届けたい人やものや声がたくさんあって、それを、色んな人と手をつないで、内へ内へと言うよりも、ちゃんと外へ出していくアルバムだなって、俺はまず思ったんです」

米津先生「そうですね。その通りだと思います。それまでにボーカロイドとか作ってたんですけど、"米津玄師"っていう自分の本名を出して、自分の声で、自分の姿で、活動して行くっていうのは、ひとりで作ることにほとほと飽きが来たところから始まってると思うんです。
そこから、すごく閉じてた音楽を作ってた自分から、どんどん開いて行こうじゃないかっていうことを考えながら、ずっと音楽を作ってきました。今回の"BOOTLEG"っていうのは、それが今までで一番ダイレクトに出たなっていう、本当に美しいアルバムになったなって思いますね」

とーやま校長「もちろん、お一人で音楽をやられている時からもう何年も経っていて、どんどん音楽も気持ちも変わっていくじゃないですか。その変わっていくことに対して、恐怖とか、どういう感情があるんですか?」

米津先生「変わっていくことに対して、"前の姿の方が好きだったな"と思われるリスクはあるだろうな、とは思うし、実際そういう風に言われたら、傷つくって言い方は違うかも知れないけど、申し訳ないなと思うところもあるんです。でも結局、同じことを繰り返してても面白くないし、ずっと同じことを繰り返していたら最終的には自分としてのモチベーションとかクオリティとか下がっていくしかないな、と思うんですよね。
だから、より生産的に音楽を作っていくためには、自分は変わり続けることでしかあり得ないんじゃないかなって思ってやってますね」

とーやま校長「そのマインドがあるからこそ、そういうのを凌駕(りょうが)するぐらい明るいし、でもぐっと潜る曲ももちろんある。今までよりも世界が拡大も拡大、めちゃめちゃ大きいし、上空を飛んでるし、突き抜けてるし、って思う」

あしざわ教頭「僕が米津先生の今回のアルバムを聴いてて思ったのは、いつも以上に、聴いてる途中で自分の考えてることが膨らんでいっちゃうことですね。曲自体の歌詞の意味を越えて、自分が"あ、これを聴きながら何で今こんなことを考えてるんだろう?"とか、自分の思考の深いところに行くとか、そういう不思議な旅をする時間が結構あったりするんです。
それは米津先生が作った世界の乗り物に乗って、自分もそこに行けてるのかなってすごく思って聴かせていただいています」

SCHOOL OF LOCK!


米津先生「それはすごく嬉しいですね」


♪ 灰色と青( + 菅田将暉 ) / 米津玄師


とーやま校長「これが、アルバムの最後、14曲目にあるんですね。菅田将暉さんとコラボされてるんですが、菅田さんとはどういうところから始まったんですか?」

米津先生「菅田くんは、そもそも自分の中で昔からすごく特別な存在で、自分の関わるところにたびたび顔を出す人間だったんです。2014年に『アイネクライネ』っていう曲を東京メトロのCMソングとして作らせてもらったんですけど、その時のCMの映像を撮った監督の映画作品にもう出てたりだとか、あと知人の映画作品にもまた出てたりだとか。あと、"何者"っていう映画にも関わらせてもらってて、『打上花火』もそうだし、たびたび自分の人生のタイムラインにおいて、顔をのぞかせる人間なんです」

とーやま校長「人生のタイムライン!」

米津先生「で、"この人は一体何なんだろう?"ってちょっと気になる。"どこかで共通する部分があるんじゃないか、じゃないと説明がつかない"みたいな感覚が自分の中にあって、この『灰色と青』という曲が2017年の夏から秋にかけての時期に、菅田くんありきで、菅田くんの存在に影響を受けて、できあがったんです。
だからあの曲は菅田くんじゃないと絶対に成立しないし、そもそも彼がいなければ生まれることがなかった曲ですね

とーやま校長「それがこのアルバムの一番最後に来るっていうのも、結構すごくないですか?」

米津先生「人と一緒に歌う、で、それが、確かにアルバムの最後っていうのは、1年前の自分だったら考えもつかなかったと思いますね」


さぁ、今日は米津玄師先生をピザと一緒にお迎えしている!


米津さん!
BOOTLEGの発売まであと2日…そしてフラゲ日はついに明日です!!発売おめでとうございます!!私は試聴会に参加させて頂きましたが、その時から早く10月終われー!!とひたすら願っておりました!明日は運良く学校が休みのためお昼にフラゲする予定です笑
本当に発売おめでとうございます。
真顔の死神ガール
女性/17歳/茨城県
2017-10-30 17:23



米津先生「ありがたいね〜」

とーやま校長「視聴会ってこのアルバムの"BOOTLEG"を、全曲聴くんですか? 国際フォーラムでしたっけ?」

米津先生「そうですね。何人だっけ? 千何人ぐらいの規模で、ありましたね」

とーやま校長「そこに米津先生はいらっしゃったんですか?」

米津先生「俺は行ってなくて、映像でコメントを撮って、エライザとか菅田くんとかにも頼んでコメントを流しつつ、曲を聴いてくみたいなやつをやりました」

とーやま校長「国際フォーラムなんてめちゃめちゃでかいところで、爆音で聴いた時の第一印象、みんな、まずどんなものが浮かんだんだろう?」

あしざわ教頭「すっごい贅沢な時間ですよね」

とーやま校長「うん! 明日フラゲ日で、それが自分の手元に来て、何度でも聴くことができる時間が、11月1日が、すぐそこまで!」

SCHOOL OF LOCK!



さあ、米津先生と一緒に送る今夜の授業は、
「"嫌い"の因数分解」

とーやま校長「まぁ嫌いなものとか人とか、必ずありますよね?」

米津先生「そうですね。全然少なくはなってきましたけど、昔は嫌いなもんってめちゃくちゃいっぱいありましたね」

とーやま校長「米津先生がパって思い浮かぶ、10代の時に嫌いなものとか、こういうヤツ嫌いだったなとか、あります?」

米津先生「大体、自分以外の人間みんな嫌いでしたね(笑)」

とーやま校長「おっと〜(笑)」

あしざわ教頭「きたぞ(笑)」

とーやま校長「それは何でなんですか?」

米津先生「今になって思うのは、色んな自分の弱さとか自分の至らなさとか、うまくできない自分に対して八つ当たりみたいな感じで、"お前ら全然ダメだ"って、ただ"嫌い"と言いたいがために言ってたみたいなところはあるのかな、って何となく思いますけどね」

とーやま校長「理由もなく、とにかくなんか当たり散らしたい、とか。"まさに今の俺だわ"って思ってるヤツいるんじゃない?」

あしざわ教頭「そうですね」

とーやま校長「そして君はどうなんだい? もしもし!」

あんずんずん 神奈川県 15歳 女性 中学3年生

RN あんずんずんは米津先生の「BOOTLEG」はすでに予約済みなのだそう。
そんな米津先生が大好きなRN あんずんずんが"嫌い"なものとは…

あんずんずん私は、クラスにいる"踏み絵系女子"が嫌いです

あしざわ教頭「初めて聞いた!」

『踏み絵系女子』とは、RN あんずんずんが作ったという造語。
クラスに嫌いな子がいると『踏み絵系女子』は、「あの子嫌いなんだけど、どう思う?」という感じで聞いて来るとのこと。

あんずんずん「それが、私に聞かれたら"踏み絵"なんですよね」

とーやま校長「これを踏めるのか、踏めないのか」

あんずんずん「そうです。それで江戸時代の(隠れ)キリシタンあぶり出すみたいな感じで、"そう思う"と同調しちゃうか・"そうは思わない"ってちゃんと言えるか、踏み絵を踏む・踏まないで、敵・味方を判別するような子がいるんです。その子がすごく嫌だなっていう嫌悪感を抱いています」

とーやま校長「あんずんずんは、どこから来る嫌悪感なのかを考えてみたことはあるの?」

あんずんずん「"踏み絵系女子"がずるい、って思うのは、ひとりになりたくないっていうのが、その人には根本的にあると思うんです。それで周りを取り囲んでボスみたいにいばったりして。
でも結局、踏み絵のテーマにされた子も傷つくし、"私も嫌い"ってその場しのぎで同調しちゃった子は、本当はその踏み絵のテーマの子が好きなのかもしれないのに、悪く言っちゃったっていう罪悪感で傷つく」

とーやま校長「聞かれた人("踏み絵系女子")に良く思われたいってことで、本当は踏みたくないのに踏んでる子がいるかもしれない、ってことだね?」

あんずんずん「はい。逆に同調しなかった子はしなかった子で、その"踏み絵系女子"からハブかれるというか、距離を置かれるんです。これはいわゆる、踏み絵で言うと"処刑される"っていうことですかね(笑)」

とーやま校長・あしざわ教頭・米津先生「(笑)」

あんずんずん「なので、周りは傷つくのに、その"踏み絵系女子"は傷ついてない、まさに、いいとこ取りっていう感じです」

とーやま校長「そうですよね。米津先生、その踏ませてるヤツは、自分のことを言ってないわけですもんね。自分は踏んでるのか、踏んでないのかっていうのもそこにはないわけでしょ? 卑怯だよな」

米津先生「うん、確かに」

とーやま校長「…っていうのが、自分の嫌悪感の出どころってことか」

あんずんずん「はい、そうです」

あしざわ教頭「実際に周りにそういう子がいるってことだよね」

あんずんずん「います。私も実際に"あの子どう思う?"って聞かれたことがあって、その時はまだ自分が弱い部分があって、本当はそのターゲットの子を好きなのに"私も嫌い"って言っちゃったんです。その後に"あー、なんで嫌いって言っちゃったんだろう?"っていう罪悪感にさいなまれたっていう経験があります」

とーやま校長「そうだね。その踏んでしまった子に対しても申し訳ない気持ちだし、何より自分もものすごいダメージ食らうんだもんな」

あんずんずん「はい」

とーやま校長「これが"踏み絵系女子"ね! なんかすごく端的に表す、いいワードだな、ってまず思っちゃった」

あんずんずん「(笑)」

あしざわ教頭「すごく流行りそうな言葉だね(笑)」

とーやま校長「米津先生、もしかしたら学校にこういうヤツいたかな、とか思いますか?」

米津先生「いたかもしれないですね。俺は、もうそういうものに対しては近づかないっていうもので生活してきたんで…。だって不毛じゃないですか。
たぶんこういう子は甘えてるんですよね。自分の中に満たされないものがあることに対して、自分の周りを心地のいい空間で埋め尽くしたいわけですよ。それは、周りの人間に甘えて、ひとりで生きていけないっていうことでもあって、そういう人間とはなるべく関わらないっていうのが一番手っ取り早いなって思いながら、自分は学生生活を送ってましたね(笑)」

SCHOOL OF LOCK!


とーやま校長「確かにそうだよな。踏ませてる子は、安心がほしいだけですもんね。なんでこっちが、メンタル的なダメージを背負ってまでお前に安心を与えないといけないんだ、っていうことじゃん」

あしざわ教頭「そうですよね。なんで逆はダメなんですかね? "あの子のこと好き?"じゃダメなんですかね?(笑) "嫌い"な方が盛り上がったりするのかなってことなのかな?」

とーやま校長「あー。ひ、ひざ、あげ…!

あしざわ教頭「え? 何の話?(笑) どうした?」

とーやま校長「"踏まない"ってことですよ。"膝"を"上げ"るんです…」

あしざわ教頭「…あんずんずん、"この人、嫌い?"

あんずんずん「えーっと……(笑)」

とーやま校長なんていう"踏み絵"させてるんだよ!

一同笑い

あしざわ教頭「あー、ごめんなさい(笑) だってわかんないから」

とーやま校長「今俺のでっかい写真を、どうして生徒のあんずんずんに踏むか踏まないか、させるんだよ! ここにとんでもないヤツいたぞ!
だから、"踏まないで常に足を上げ続ける"ってことを言いたかったわけよ。米津先生、わかりますよね?」

米津先生いや、わかんないです(笑)」

一同笑い

とーやま校長「お開きだよ。終わりだ! 散れ、散れーい!

SCHOOL OF LOCK!


あしざわ教頭「"散れ、散れーい"じゃないよ(笑)」

とーやま校長「(笑) でも、あんずんずんは、そうやって"なんで嫌いなんだろう?"っていうのを辿って行ったところに、ちゃんと自分の優しい気持ちとかあったよね。そもそも人のことを想ってるからそう思うんだから、そこは自分で安心していいところだと思うけどね」

あしざわ教頭「自分の意見をはっきり言おうと思ってるっていう意識があるからね」

あんずんずん「あー…! そうですね」

とーやま校長「その子も気づいてくれたらいいのにな。とても浅はかなことをしてるんだよ、っていうのをね」

あんずんずん「でも、たぶんその子が大人になっていくに連れて周りも離れていくっていうか、いつかその子がひとりになる時が来るのかなって思っています。その子はひとりになった時に、初めて、自分の今までの行動とかに気づくのかなって感じていて、でも、そういう気づき方ってどうなんだろう、って思ったりもします」

とーやま校長「そうだね。今、"やめた方がいいんじゃない?"って言ったところで、またこの踏み絵がさらに加速するかもしれないですしね」

米津先生「うん。でも、あんずんずんは相手の子の先のことまで見越した上で、すごいなと思って(笑) 俺、15歳でそこまで考えられなかったなって思った。すごく優しいな」

とーやま校長「うん!」

RN あんずんずん、話を聞かせてくれてありがとう!


♪ ナンバーナイン / 米津玄師


とーやま校長「曲を聴きながら想いを巡らせていて、ちょっと色々考えちゃうな。結局、踏ませたがるのは自分なわけじゃないですか。"私はこうなのよ!"っていう押し付けで、"そうじゃなかったらイヤだ"、っていうのが、僕が嫌いなものとか人はそこなんです。
結局自分の話じゃん。あんずんずんは自分のことよりも踏ませてる子とか、踏ませられてる子とかのことをちゃんと突き詰めて考えられるから、俺はすごく好きなんだよ」

あしざわ教頭「そうですね。あんずんずんは、ずっと人のためのことを言ってますからね。確かに、その悪口を言わせようとしている子は、自分が得するようにどうなるか、っていうことしか考えてないように見えますよね」

とーやま校長「そう。全部主語が"自分"っていうのが、俺の中では大きい気がする」


さぁ、本日はほぼ冒頭からピザがあるわけだが…

とーやま校長「もう一枚いっときます?」

米津先生「もう一枚いっていいですか?(笑)」

とーやま校長「お腹すいてます? じゃあいっちゃいましょう!」

SCHOOL OF LOCK!


とーやま校長「ピザ、いかがですか?」

米津先生「うーん、…普通!

とーやま校長・あしざわ教頭「(笑)」

とーやま校長「もう1時間以上経っちゃってるんでね(笑)」

そんな中、こんな書き込みが来ている。


BOOTLEGいよいよ発売!
米津玄師先生の『BOOTLEG』予約済みです!
早く聴きたくてうずうずしています。明日学校が終わったらダッシュでCDショップに受け取りに行きます。
11月のライヴにも参戦します!!今からとても楽しみです!
うさぎのカイロ
女性/17歳/愛媛県
2017-10-30 16:52



米津先生「ありがたい!」


米津先生は、「BOOTLEG」の発売日であるあさって11月1日からツアーがスタート。
"米津玄師 2017 TOUR / Fogbound"

日程はこちら!
2017年11月1日(水)・2日(木) 大阪府 フェスティバルホール
2017年11月4日(土)・5日(日) 兵庫県 神戸国際会館こくさいホール
2017年11月8日(水)・9日(木) 埼玉県 大宮ソニックシティ
2017年11月18日(土) 徳島県 鳴門市文化会館
2017年11月19日(日) 愛媛県 松山市民会館
2017年11月23日(木・祝)・24日(金) 福岡県 福岡サンパレス
2017年11月26日(日) 鹿児島県 鹿児島市民文化ホール第一
2017年11月29日(水) 新潟県 新潟県民会館
2017年12月1日(金) 北海道 ニトリ文化ホール
2017年12月7日(木) 宮城県 仙台サンプラザホール
2017年12月9日(土) 福島県 郡山市民文化センター 大ホール
2017年12月14日(木) 神奈川県 パシフィコ横浜 国立大ホール
2017年12月16日(土)・17日(日) 愛知県 名古屋国際会議場センチュリーホール
2017年12月23日(土・祝) 岡山県 岡山市民会館
2017年12月24日(日) 広島県 上野学園ホール

FINAL
2018年1月9日(火)・10日(水) 東京 日本武道館(※追加公演)


とーやま校長「今まで武道館はありましたか?」

米津先生「初めてですね」

とーやま校長「米津先生にとっての武道館っていうのはどうですか?」

米津先生「田舎育ちだっていうのもあると思うんですけど、あんまり武道館に思い入れがないんです。で、"武道館やります"ってバって出したら、LINEとかで『すごいね! おめでとう!』みたいのがすごく来て、"ああ、そんなにすごいことだったんだな"って感じがすごくありますね」

SCHOOL OF LOCK!


とーやま校長「武道館って言っても、人それぞれですよね」

米津先生「そうですね」

<⇒米津玄師先生のツアー情報など詳しくは【公式サイト】をチェック!>


そして、校長たちの目の前には「BOOTLEG」の初回限定版がある。

SCHOOL OF LOCK!


とーやま校長「さっき見させてもらったんですけど、アナログ(レコード)盤が入るぐらいのすごいジャケットじゃないですか。実際に中に、アナログが入ってるんですよね?」

米津先生アナログなんですけど、音は出ないんですよね」

とーやま校長「これは色とかもめっちゃかっこいい!」

あしざわ教頭「そうなんです。中にある絵も! これももちろん米津先生がお描きになられたんですよね。これもかっこいいんだよなぁ」

米津先生「はい、描きました」

とーやま校長「今回も3形態!」

・ブート盤【初回限定】
・映像盤【初回限定】
・通常盤

とーやま校長「毎回米津先生がこだわっていますが、今回もそういうことですか?」

米津先生「やっぱり自分は絵を描くし、CDをモノとして作るっていう価値がどんどん少なくなってきている時代なので、やるんだったらとことんやってやろうっていう、採算度外視でやるつもりでね(笑)」

とーやま校長「この間も"これだけこの力を注ぐってことは結構大変だ"と(笑)」

あしざわ教頭「これはすごいものですからね」

米津先生「まあでも、このくらいやった方が楽しいじゃないですか」

とーやま校長「せっかくですしね。全部部屋にあってもいいよね」

あしざわ教頭「これをこのまま部屋に飾るだけでもすごくいいと思う」

とーやま校長「圧巻だよね」


さぁ、そんな米津先生とお送りする今夜の授業は…
「"嫌い"の因数分解」


1週回って
好きな人が嫌いです。
全然こっちを見てくれません。
totti_abi
男性/15歳/山形県
2017-10-30 19:08



SCHOOL OF LOCK!


あしざわ教頭「自分がすごく好きな人がいてアプローチはしてるんだけど、全然こっちを見てくれないから、もう何なのよ、ってなってしまっていると」

とーやま校長「自分はこれだけやってるのに」

米津先生好き過ぎてアンチになるみたいな話ですね」

とーやま校長「米津先生の中にそういう自分がいたりはしますか?」

米津先生「俺は全然わからないですね。好きがゆえに憎い、みたいな、頭の中で理論はわかるけれど、それが一体どういう感情なのか、共感を覚えたことはないですね」

あしざわ教頭「でも、"こっちがこんなに何かをしてるのに、何もしてくれない"って勝手に生まれてるものとかありません? "俺は優しさでこれをやってあげたのに、何か一言ありがとうと言ってくれてもいいのに"とか、自分からしたことだけど見返りを求めてしまってる自分がいることもあるなって、今話を聞いてちょっと思いましたね」

とーやま校長「それも、俺の中の話では"結局自分なのよ"っていう話なの。俺も結構それがあるんですよ。でも、そう思ってしまう自分が、よりイヤになっちゃって、"何て浅はかなんだろう?"と。好きな人だったら、好きな人のためだけに与え続けることでもう完結してるのに、"なんでそう思えないんだろう?"っていうところに、俺は入ってっちゃってたりします。
いつまでもそこがわからないなぁ、とか、うまくできたらいいのになぁ、と思いつつも、 バランスが取れない!」

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『嫌い』from自分
『嫌い』っていうのは、元を辿ると自分に辿り着く、みたいな話がいつまでも心に残ってます。
最近はかなりマシですが、時々、自分がひたすら嫌いになることがあります。で、その元を辿ると、自分に辿り着く。そして延々と堂々巡り。
他人のせいにしたくないし、気にせず忘れてしまうのもまるで逃げ出すみたいで嫌です。
こんな時、どうすればいいですか?
マカロニ@魂
男性/15歳/神奈川県
2017-10-30 23:01



とーやま校長「どんどん自分のことが嫌いになる?」

あしざわ教頭「そうですね。辿って行くと、結局自分のことになっちゃうっていうことですね」

とーやま校長「米津先生は、自分ってどうなんですか?」

米津先生「自分嫌ですねー。今でも嫌です。周りとか、それこそ女の子とか見てて、自分じゃ絶対に出せない歌声してる人間を見てたりしたら、"なんで俺はこんなに低い声なんだろう?"とかすごく思う。それこそ今回のアルバムに入ってる池田エライザとか、『打上花火』のDAOKOちゃんとか見てて、儚くってか細くって、そういうのを与えられると、"何で俺はこんな感じで生まれてきたんだろう"みたいな、嫉妬みたいな感じが強くありますね」

とーやま校長「へー! それは、折り合いをつけるんですか? それとも、そのまま次に行くんですか?」

米津先生「頭のどっかで、それはずっとありますね」

あしざわ教頭「それは、ある瞬間、"あ、やっぱりいいかもな"って思う時ももちろんあるってことですか?」

米津先生「基本的に嫌ですね」

とーやま校長「例えば声だったら、手術とかしない限りずっとその声なわけじゃないですか。一生付き合って行かなきゃいけないじゃないですか」

米津先生「一生付き合っていかなければいけない中で、"じゃあどうやって美しく生きるか"っていうことを日ごろ考えていかなければならないわけであって、そことの葛藤ですよね。綱を引く引っ張られ合いというか、そんな感覚がものすごく強くあります」

とーやま校長「もちろん今回のアルバムも美しい曲がたくさんですけど、そういった自分の引っ張られ合いとかも全てを超越するような美しい音楽を作った時に、そういうのが消えたりとかしないんですか?」

米津先生「いや、これは一生消えないと思いますけどね。それでいいと思うし、それを受け入れて生きていくっていうのが一種の美しさだろうなと思います」

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続いての逆電生徒は…

ばなーなー 栃木県 17歳 女性 高校2年生

とーやま校長「出た! ばなーなーじゃん! 米津先生にもジョークの生徒と電話を繋いだことがあったと思うんですけど、うちのばなーなーも、めちゃめちゃジョークが得意なんです」

あしざわ教頭「そうですね(笑)」

というわけで、改めて、チャンピオンに輝いたあのジョークをRN ばなーなーに言ってもらったぞ!

ばなーなー"学者はマスカラつけてますからー(scholar=『学者』)"!」

とーやま校長「米津先生、いかがですか?」

米津先生「…」

ばなーなー「あの、『スカラー』っていうのは…」

とーやま校長「(笑)」

あしざわ教頭「本来は俺らが説明しなきゃならないのに、本人に説明させて申し訳ない!(笑)」

ばなーなー「申し訳ないです!(笑)」

とーやま校長「(笑) でも、これは10週勝ち抜いたんだよな?」

ばなーなー「はい!」

米津先生「へー! それは素晴らしいですね」

そんなRN ばなーなーが嫌いなものは…

ばなーなーカラフルでかわいいアイスクリームなどの食べ物を、おしゃれにSNSにアップしてる人がちょっと嫌いです

とーやま校長「限定も限定だね(笑)」

一同笑い

ばなーなー「SNSで"イイネ"をもらうためだけに、食べ物を買って粗末にしているのがちょっと嫌です」

とーやま校長「いわゆる"インスタ映え"ってやつだね。粗末にしてるっていうのは、ばなーなーにはわかるの?」

RN ばなーなーは、ニュースか何かで、そのかわいいアイスクリームが
ゴミ箱に捨てられているのを見たことがあったとのこと。

ばなーなー「私はすごく食べ物が好きなので、それを見た時に"なんで自分の評価をあげるために、そうやって粗末にするのかな?"って許せなくて、それでちょっと嫌いになりました」

とーやま校長「それが嫌なんだね。米津先生もTwitterをやられてますよね。Instagramとかもやられてますか?」

米津先生「やってます」

とーやま校長「最近こういう言葉が多いじゃないですか。米津先生は、こういうのに対してどういう見解をお持ちなんですか?」

米津先生「"インスタ映え"って色んなところで聞きますね。これは…そんな人がいるんですねぇ。
今の話を聞いてて、"ビックリマンチョコ"をシールだけもらってチョコを捨てるっていう話と近いなと思って(笑)」

あしざわ教頭「あったあった!」

とーやま校長「昔ね! あれは、中身のオマケのシールだけ欲しくて、お菓子を食べずに捨ててたっていうのが、結構社会問題になったんだよ」

ばなーなー「本当ですか! 許せない…!」

とーやま校長・あしざわ教頭・米津先生「(笑)」

米津先生「それはよくないですね。本末転倒ですね」

RN ばなーなーは、自分が食べ物に対しての想いが人一倍強いから
その行為が嫌なのだとすぐに繋がったのだそう。
そんなRN ばなーなー自身はSNSをやっていないそうで…

ばなーなー「顔が見えない人と仲良くなるのが怖いなと思ったからです。あ、この掲示板は別なんですけど!」

とーやま校長「Twitterとかでそうなると嫌だなって思ってやらないんだね」

あしざわ教頭「俺はたまに自撮りとかしちゃうんだけど、それについてはどう思う?」

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ばなーなー「(笑) まぁでも有名人なんで!

一同笑い

とーやま校長「有名か?」

あしざわ教頭「やめろ!(笑)」

とーやま校長「教頭はSNSを多用するだろ? Twitterもだし、Instagramも」

あしざわ教頭「します。 僕は、自分をよく見せたいとか、それが"ない"と言ったらウソになると思う。さすがに食べ物をそういうふうな扱いしないけれどもね。自分をよく見せて発信するっていうのは、それも嫌なの?」

ばなーなー「それをするのは個人の自由なので私は何も言えないんですけど、ちょっと"う〜ん"って感じです(笑)」

あしざわ教頭「それは、SNSをやってる人自体が、イメージ的に嫌なの?」

ばなーなー流行に振り回され過ぎてるっていうのが、嫌かも知れないです」

あしざわ教頭「なるほどね。でもSNSのいいところは、新しい情報がすぐに手に入ったりとか、例えば、ばなーなーの好きなアーティストの情報もバッと入って来たりするじゃない。それもSNSのいいところじゃない?」

ばなーなー「それはすごくいいところだと思うんですけど、なんか気に入らない(笑)」

一同笑い

あしざわ教頭「そっかー、辞めた方がいいのかなぁ(笑)」

とーやま校長「米津先生がSNSをやっている理由は、どういうところからなんですか?」

米津先生「自分はインターネットの中で音楽を作ってきた人間なんで、だから人と繋がることなんです。音楽を作って"こういうのを作りました"みたいな、自分の言葉を発信するって言ったら、自動的にそこしかないという感じだったしね。
俺は子供の、本当に小学生ぐらいの頃からすっとインターネットが大好きで、顔の見えない向こう側にいる人たちと交流を持って、"どんな生活を送ってるのかな?"っていうことに想いを馳せながら、やり取りをすることがすごく好きだった。
でも確かに、悪意を持った人間っていうのはいっぱいいて、それに対して恐ろしいなと思う気持ちはすごくわかるんだけれども、でも、すごく愛らしい人間が画面の向こう側にはいるんですよね。だから、そういう出会いっていうのが確実にあるわけであって、"それはそれで面白いんじゃない?"って俺は思うんだけどね」

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とーやま校長「全部が全部頭ごなしに扉を閉めるんじゃなくてね。ばなーなーも言ってたけど、この学校掲示板もそうだからな」

ばなーなー「はい」

とーやま校長「実際、全然会ったこともないみんなだけど、ばなーなーの書き込みにレスをくれたり、ばなーなーもしてくれたりとかさ。ただ、やっぱりカラフルなアイスを捨てるヤツもいるんだよなー! 目立ちたいんだよな!」

あしざわ教頭・ばなーなー「(笑)」

とーやま校長「自分を見てほしいんだよな。面白いと思われたいんだよ! ほんとによ!」

あしざわ教頭「校長の意見が強くなってない?(笑)」

とーやま校長「浅はかー! って言ってやるよ! 遺憾の意ー!」

あしざわ教頭「"どんだけー"みたいに言わないで(笑)」

RN ばなーなー、ありがとう!
これからもよろしくね!


さぁ、そろそろ黒板の時間。
今日はもちろん米津玄師先生にお願いしたぞ。

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『 嫌い 』

米津先生「今回の自分のアルバムも、過剰なオリジナル信仰みたいなものに対するアンチテーゼというか、そういうのが"嫌いだ"っていうところから始まっています。
"嫌い"なものって、生きていくと一つや二つ絶対に生まれるものであって、それに対して"なぜ嫌いなのか?"とか、"嫌いなんだったら、それに対してどういう風なリアクションを起こすのか?"、そういうことを逐一考えて回答を出さなければならないな、って自分は思いながら音楽を作ってます。
それによって、今回"BOOTLEG"っていうアルバムが出来上がって、それがものすごく美しいアルバムになったと自分では今思っているんです。
だから、何かに対して"嫌い"だとか"嫌だ"とかそういう風に思うことは、とてもネガティブなことだけども、それによって美しさだとか楽しさだとか、ポジティブな方に変換させることができるんですよね。
ポジティブな方に変換した結果、繋がれる愛情とか、そういう普遍的なところに接続できるようになって、それは、ものすごく美しい営みだなと思うんで、"嫌い"っていうのはものすごく生産的なことなんだろうなという風にも思ったりしますね」


♪ 灰色と青( + 菅田将暉 ) / 米津玄師


とーやま校長「今一度、嫌いなものを自分のぐーっと深いところまで行ったら、もしかしたら本当の自分に出会えるのかもしれないと思いましたね」

米津先生「はい」

とーやま校長「米津先生、またお越しくださいね! それから、あさってのアルバム発売と共に始まるツアーも、より寒くなりますから、お体気をつけてください」

米津先生「がんばります!」

とーやま校長「またあのピザを食べたくなったらまたここに来てください」

あしざわ教頭「そういう場所みたいになってる(笑)」

米津先生「ピザ食べに来ます!(笑)」

米津先生、今日は2時間ありがとうございました!



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【FAXイラスト】


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RN サオリ


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RN いく


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RN なつめぐ


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RN 智薪


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RN ストレイシープ


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RN 塩田先生


SCHOOL OF LOCK!

RN まりさ❁まどか


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RN さきっちょ


SCHOOL OF LOCK!

RN ふてふてりんご


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RN 豆乳由来成分ちゃん


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RN ひらべったい犬


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RN アニヲタ


SCHOOL OF LOCK!

RN ハムカツ御膳


SCHOOL OF LOCK!

RN ふてふてりんご


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RN ももとりまかろに


SCHOOL OF LOCK!

RN みじんこ365°


SCHOOL OF LOCK!

RN ♡桜嵐@永遠のSOLファン♥


SCHOOL OF LOCK!

RN ♡桜嵐@永遠のSOLファン♥


SCHOOL OF LOCK!

RN ♡桜嵐@永遠のSOLファン♥




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【逆電リスナー】
あんずんずん 神奈川県 15歳 女性
ばなーなー 栃木県 17歳 女性

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【本日の放送部員】
みるけりあ@すくーるおぶろっく 茨城県 16歳 女性
月坂46 茨城県 16歳 女性

radikoタイムフリーで聴く!
⇒放送部についてくわしくは【 コチラ 】

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【オンエアリスト】
22:04 N.E.O. / CHAI
22:26 灰色と青( + 菅田将暉 ) / 米津玄師
22:48 ナンバーナイン / 米津玄師
23:15 TOKYO GIRL / Perfume
23:50 灰色と青( + 菅田将暉 ) / 米津玄師

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帰って1枚目から米津先生のアルバム聴く…、
そしたらまたより巨大にBOOTLEGを大好きになれる気がする…!!

校長のとーやま

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米津先生の色んなエネルギーが詰まった、BOOTLEG必聴!!
そして部屋に飾りたい…!!

教頭のあしざわ

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LOCKS!SCHOOL OF LOCK!の講師陣

  • ミセスLOCKS!

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  • Saucy LOCKS!

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  • 宮世琉弥

    宮世琉弥

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