「学び舎の春〜LAST RUNNERS〜」合唱プロジェクト
ついに完成した音源をオンエア!

SCHOOL OF LOCK!


『 お釈迦様っこクラブ 』

とーやま校長「2005年、我が校が開校した時、お釈迦様っこクラブ1期生! 我が校のロックの講師ASIAN KUNG-FU GENERATION先生!

あしざわ教頭「開校当時から現在まで、ロックの講師として『アジカンLOCKS!』を休講と開講を繰り返しながら、我が校に寄り添って下さっています!」

そんなアジカン先生!
本日、ベスト・アルバム「BEST HIT AKG 2」
「BEST HIT AKG Official Bootleg “HONE”」
「BEST HIT AKG Official Bootleg “IMO”」

の3作を同時リリース!

「BEST HIT AKG 2」は、2012年以降に発表した作品と
新曲「生者のマーチ」が収録されたベスト・アルバム!

「BEST HIT AKG Official Bootleg "HONE"」「BEST HIT AKG Official Bootleg "IMO"」
この2枚は、ゴッチ先生が前回「BEST HIT AKG」がリリースした時に、
ブログで発表していた“HONE”と”IMO”というコンセプトでセレクトしていたベスト・アルバムを今回、商品化したもの。
  
とーやま校長「そして! 今回、このベストアルバムがリリースされるタイミングで
アジカンLOCKS!が、なんと! 4年振りに期間限定で復活!!!


その名も…「アジカンLOCKS! Bootleg!」


この「アジカンLOCKS! Bootleg」ですが…
本日20時からアジカンのベストアルバムの特設サイトでアップされています!

とーやま校長「アジカン先生は生放送教室にも何度も遊びに来てもらっているし、アジカンLOCKS!ももちろん聴かせてもらっていたけど、あの4人の感じがめちゃめちゃ好きなんだよね!
もう1回目を聴かせてもらっているんだけど、6回くらい声だして笑ったからね! ゴッチ先生のアサシン並みの切れ味鋭すぎるツッコミ(笑)」

あしざわ教頭「相変わらずのイジリだったり、皮肉だったり…満載ですよね!」

この「アジカンLOCKS! Bootleg!」本日から毎週水曜日に更新!
5回に渡って配信されるということのなので是非チェックしてみてください。
詳しくは、アジカン先生のベストアルバムの特設サイトから!

とーやま校長「聴いてみてくれ、とは言うけど…正直お高いんでしょ?」

あしざわ教頭「アジカンLOCKS!Bootlegの聴取は……無料なんです!!!!

アジカンLOCKS!Bootlegを聴いた生徒は、我が校の廊下でもあるTwitterで、「#アジカンLOCKS」を付けて、感想をツイートしてくれ!


♪ リライト(2016) / ASIAN KUNG−FU GENERATION


とーやま校長「ちょっと一言言っておこうかな…。マンゴーーーシャーーーーベットーーーーーーーーーー!!!!

SCHOOL OF LOCK!


あしざわ教頭「どういう意味か分からない生徒は、アジカンLOCKS!Bootlegを聴いてくれ!(笑)」


そして、今夜の授業は…

とーやま校長「去年の春、SCHOOL OF LOCK!で、みんなの曲をつくるプロジェクト、
スクールソングプロジェクトがスタートしました」

あしざわ教頭「みんなが『ありがとう』を伝えたい人へのエピソードを聞いて、UNISON SQUARE GARDEN先生が、曲を制作してくださるプロジェクトでした」

たくさんの応募の中から選ばれたのは、北海道旭川東栄高校。
この3月で閉校になってしまう北海道旭川東栄高校の生徒のためにUNISON SQUARE GARDEN先生がつくってくれた、
合唱曲にして“卒業のうた” 「学び舎の春〜LAST RUNNERS〜」。


♪ 学び舎の春〜LAST RUNNERS〜 / 北海道旭川東栄高校3年生


あしざわ教頭「『LAST RUNNERS』。35年間続いたこの高校の最後の生徒、最後の走者、という意味で、東栄高校のみんなが使っていた言葉らしいんですよね」

とーやま校長「それを、ユニゾンの田淵先生が歌詞に入れてくれて。みんなで歌ったのがこの曲なんだけど、やっぱりみんなの3年間、が詰まってる曲だよね。
去年の夏にこの曲をオンエアさせてもらった時に、『この曲を卒業式で歌いたい!』ってメッセージがたくさん届きました」

あしざわ教頭「まあ、言ってしまえば”東栄高校のみんなだけズルい!”ということですね(笑)」

とーやま校長「で、俺たちとしても、本当にいい曲だから、東栄高校のみんなはもちろん、今年の春卒業を迎える卒業生だけでなく、
これから卒業を迎える“みんな”の曲にしたい。そう思って、今月、正式なレコーディングを行いました!」

あしざわ教頭「そう、この曲、正式な音源になってなかったんですよね。今聴いてもらったのも、東栄高校の体育館で歌ってもらった音源ですし」

とーやま校長「『練習したいから曲をください』って言われても、渡せるものがなかったんだよね。だから、作りました!
今回、歌ってもらったのは……我がSCHOOL OF LOCK!の生徒!

あしざわ教頭「この曲を歌いたい! その想いだけで、全国から集まってもらいました!」

とーやま校長「俺と教頭先生を始め、職員もレコーディングスタジオにお邪魔させてもらったんだけど…。
みんなピリピリしてるのかな、って思ったら、最初はそうだったみたいだけど、俺らが言った時はみんなキャッキャッしてたよね」

あしざわ教頭「ぱっと見、同級生みたいでしたね!」

とーやま校長「めちゃめちゃ仲良くなって、一丸となって挑んでいました!」


「学び舎の春〜LAST RUNNERS〜」
今夜は、ついに完成した音源を、この春、卒業を迎えた全ての生徒に届けていきます!


ちなみに、この合唱プロジェクトの特設サイトには、
レコーディング当日のレポートが、写真付きでアップされているので、ぜひそれを見ながら授業に参加して下さい!

そして、“卒業”をテーマにした授業は、今年は今日で最後にしようと思います。
つまり、これまでの学校生活をみんなで振り返るのは、今夜が最後。

大切な友だちに言い残した言葉。
楽しかったあの日のこと。
大好きだったあの人への想い。

お前が“学び舎”で過ごした時間のこと、
そして、“春”を目前にして今思うこと。何でも大丈夫! 聞かせてほしい!


学校掲示板もしくはメールで待っています!

SCHOOL OF LOCK!



とーやま校長「今回、合唱してくれる生徒を募集し始めたのが、今年の2月」

あしざわ教頭「急遽募集をスタートして、そこから、この曲を歌った音源を送ってもらいました」

とーやま校長「わざわざ録音することも労力がいるし、それを送ってくれるっていうのも大変なことだよね」


さらに、音源だけじゃなくて、すごく熱意のこもった手紙を一緒に届けてくれていた生徒もたくさんいました。
今回応募してくれたみんな、本当にありがとう!!


とーやま校長「送ってもらった音源を聴かせてもらってから、何人かの生徒を選ばせてもらって。レコーディングは、今月の3日に行いました」

あしざわ教頭「東京にある、プロのミュージシャンも使っているスタジオです。
しかも、当日は、普段ユニゾンの田淵先生とも一緒に仕事をしている、アレンジャーの伊藤翼さんが、みんなの歌をまとめあげる、指揮者として参加してくださいました

とーやま校長「生徒みんなは個別に練習をしてから当日に臨んでくれていて。その日、全国から集まった生徒の数は、全部で47人




私は5月で20歳になります。
このまま静かに音も立てず大人になりたくないという気持ちが強く、
最後に何かすごいことがしたいと思っていました。
19歳の私より、このプロジェクトに適した生徒がたくさんいることはわかっています。
ですが、私にとって、これがラストチャンス。掴まない手はありませんでした。

北海道 19歳 RN チェル



私は高校生になってから不登校になる経験をしました。
思い悩む時期もあったけど、だからこその出会いやキッカケがあり、
今は自分の成長が日々嬉しいと思えて、好きな事も増えた気がします。
そんな中、ラジオで合唱の話を聞いた時に、一瞬で感じた興味を大切にしようと応募を決めました。
これに応募できたこと自体が、私にとって大きな大きな一歩です!

愛知県 17歳 RN のり塩





まずお届けしたのは、レコーディング当日、練習の音声。
そして、レコーディングを終えての感想も聞いていきました。


RN Sa-i「歌ってるときに声量を感じて、その時点で泣きそうになっちゃって。
今回自分たちが歌ったのが正式な音源になるわけですから、緊張もしたんですけど、他の生徒さんとも仲良くなって、楽しくレコーディングできました!」


RN ぼーちゃん「あんまり卒業って実感がなかったんですけど、ちょっとやだなーって感じです。…楽しかったから」


RN あやぞん「おととい卒業しました。高3が楽しすぎて、終わりたくないと思っていたので、歌詞が重なって歌ってて泣きそうになります」


RN かなっぺ「同じ歌をそれぞれの場所で練習した人たちが、1つの場所で歌うってすごいなって感動しました。
自分が卒業するってのもあるんですけど、ひとつにひとつに感傷的になってしまうんですけど、この歌は自分の気持ちに近い歌だなって思いました」


♪ 君が大人になってしまう前に / UNISON SQUARE GARDEN


とーやま校長「最後に声をくれた、かなっぺが言っていたけど、みんなそれぞれの場所で練習していたわけで、当然住んでいるところも違えば、見てきたものも違う。卒業に対する想いや気持ちも全然違うわけじゃん。
だけど、1つの曲を歌い上げるっていうことは1つの目標だよね。それだけでこうやって一丸となれる、改めて音楽の力ってすごいな、って思ったな」

あしざわ教頭「僕もその場で聴いていて、音が重なって一つになった瞬間、みんなバラバラなのに1つのものになった気がしたので、みんなの気持ちが重なった瞬間でもあるんでしょうね」

SCHOOL OF LOCK!



そして、当日参加してくれた中には…
レコーディングの日から2日後に卒業式を控えていた生徒もいました。

それは、東京都 18歳 女性 RN ゆめな
とーやま校長とあしざわ教頭が、RN ゆめなに卒業式を前にして思うこと、聞きました。





とーやま校長「高校3年生で、受験とかもう終わってる?」

ゆめな「終わりました! こないだ終わりました!」 

とーやま校長「結果はどうだった?」

ゆめな「受かりました!!」

とーやま校長・あしざわ教頭「おめでとう!」

ゆめな「もう本当に良かった…!」

とーやま校長「4月からはどうするの?」

SCHOOL OF LOCK!


ゆめな「4月からは大学生ですよ」

とーやま校長「どんな大学生活を送りたい?」

ゆめな「普通に遊んだり、勉強して、おいしいもの食べて、よく寝る。ごくごく普通の」

とーやま校長「でも、それがなかなか難しいからね。なんで今回送ってくれたの?」

ゆめな「すごい受験シーズンだったんですけど、父が見つけてきてくれて、”これは応募するしかない!”と思って急いでCD買いに行って、歌って、焼いて…。
受験勉強しなくちゃいけないんですけど、その合間をぬって、すぐ出しました」

SCHOOL OF LOCK!


あしざわ教頭「歌ってて思うこととかあった?」

ゆめな「卒業なんで、今ちょっと泣きそうなんですけど…。最後に歌った時とかやばかったです。すごい号泣でした。」

あしざわ教頭「どういう気持ちがあふれてそうなったの?」

ゆめな「受験も大変で、学校とかもあとちょっとしか行けないなって思って、この歌詞とかも一緒に歌ってたら…やばかったです」

あしざわ教頭「自分の通ってた学校のこととか、友達のこととか、色々歌いながら出てきたって感じか」

SCHOOL OF LOCK!


ゆめな「はい」

とーやま校長「あさっての卒業式も、今日が有ると無いとで、すごい違ったんじゃない?」

ゆめな「全然違いましたね! 卒業式は泣かないなって思う方なんですけど。…まぁ当日やっぱ泣くんですけど(笑)
結構今きてますね。もう終わっちゃうのかなみたいな」

SCHOOL OF LOCK!






RN ゆめなの声や想い、そして、この合唱に参加してくれた生徒みんな、
それぞれの想いが込められた、卒業を迎えるみんなのための歌です。


♪ 学び舎の春〜LAST RUNNERS〜 / SCHOOL OF LOCK! 合唱団


あしざわ教頭「みんなの声が重なって大きな川みたいになっていて、その気持ちを大きな海まで届けてくれているような、そんな風景が浮かびました」

SCHOOL OF LOCK!


とーやま校長「この日集まってくれた47人の声。すごく素敵な歌声だね!
どうしても来ることが出来なかった生徒もいただろうけど、これは、卒業を迎えるみんなのための歌でもあるよね」



そして、ここである生徒に逆電をつなぎます。その生徒とは…

とーやま校長「…もしもし!」

ゆめな 東京都 18歳 女性

ゆめな「もしもし!」

とーやま校長「ゆめなだよね! 曲、聴いた?」

ゆめな「聴きましたよ!」

とーやま校長「あの日レコーディングしたみんなの曲が、ちゃんとしたものになったんだけど、聴いてみて今はどんな気持ち?」

ゆめな「あの時、みんなが一つになった感じのままCDになっているんだな、っていうことにすごく感動しています」

あしざわ教頭「みんなの気持ちが完全に乗っかっているよね!」

とーやま校長「レコーディングに参加してみて、どうだった?」

ゆめな「最初は知らない人だらけだし、すごい緊張していたんですけど、『団地』っていう風にとーやま校長に言ってもらって…(笑)」

とーやま校長「俺が名付けたやつね(笑) 俺と教頭が挨拶した時に、目の前にいた3人がものすごく仲が良くて、小さい時から一緒にいたような感じだったから、『団地』って名付けたんだよね」

ゆめな「そんな風に名付けてもらうくらい仲良くなれたので、すごく楽しかったです!」

SCHOOL OF LOCK!

仲が良すぎてとーやま校長から「団地」の称号をもらった3人!


とーやま校長「この2日後に卒業式だったんでしょ? 卒業式はどうだった?」

ゆめな「卒業式でも合唱があったんですけど、今までは普通に歌っていたのに、急に歌詞の意味とか考え出しちゃって…。それで結構泣いてましたね」

とーやま校長「やっぱり涙流れたか。でも、結果良かったね! それは自分の感情が溢れ出した証だと思うから。
そういうことを4月からもたくさん経験して欲しいし、大学はいつから?」

ゆめな「4月からあります」

とーやま校長「もうすぐだね。そこで昔から団地で一緒だったような友達ができるはずだし、美味しいものも食べて、よく寝て、寝て、寝て……」

あしざわ教頭「勉強もしような(笑)」

ゆめな「はい(笑)」

とーやま校長良い大学生活になることを心から願っているよ! 声を届けてくれてありがとう!

SCHOOL OF LOCK!


ゆめなはい、ありがとうございました!!


そして、学校掲示板にはSCHOOL OF LOCK! 合唱団による「学び舎の春〜LAST RUNNERS〜」を聴いて、たくさんの感想が届きました!


学び舎の春
感動しました!!
中学での3年間を思い出します。自分にとって最高の3年間を過ごせたことに改めて感謝の気持ちがあふれます!ありがとう!じゃ足りない!
ぱるっち
女性/15歳/石川県
2018-03-28 22:52

学び舎の春〜LAST RUNNERS
学校での思い出が頭の中でわっと広がっていきました。
泣つもりやなかったのに自然と涙がでました。
これからのことで不安な自分の背中を、そっと、でも力強く押してくれてるような。
この歌のレコーディングに参加した皆さんの歌声が、優しく響いてきて素敵でした。歌ってる一人ひとりにもそれぞれの思いがあるんやなって思うと涙が止まらなくなりました。
この歌に出会えて、卒業した今聞くことができて、とても幸せです。
新!すーぱーさるまつ
男性/18歳/兵庫県
2018-03-28 23:02

団地
校長、教頭、お久しぶりです!
団地と呼ばれた3人組にいる1人です!
母と弟と音源を聴き、本当に感動しました。やはり合唱の力は素晴らしいですね( ¨̮ )
当日は校長と教頭に話を聞いてもらい、卒業と誕生日を祝ってもらいました。
一生の思い出です、私の宝物です。
4月からは大学生。新しい出会いを大切にがんばります!
これからもSOLの生徒として、放送を聴き続けます。
Nocturne
女性/18歳/東京都
2018-03-28 23:04



とーやま校長「その宝物は、自然に現れた訳でもなく、誰かが持ってきてくれたものでもない。
Nocturneが、ちゃんと自分で取りに行って、なんとか探し当てたから手に入れられたわけじゃん。
ずっと手を出し続けたからこそ、宝物がそこにあるってわかって、ちゃんと自分の手元に引き寄せることができたと思うんだ。
これは、参加してくれた47人もそうだし、そうじゃないみんなにも言えることなんだよ」

あしざわ教頭「春から新しい友達を作るにも、自分から飛び込む力だったり、そこか今回のように広がることもたくさんあるから、みんなも勇気を振り絞っていろんなこと挑戦してほしいです!」

SCHOOL OF LOCK!


ここからは、今年卒業を迎えた生徒と話をしていきます。
まず最初に逆電をしたのは…

とーやま校長「もしもし!」

ヒヨリガイナイ 長野県 15歳 女性 中学3年生

ヒヨリガイナイ「もしもし!」

とーやま校長「ヒヨリガイナイは、『学び舎の春〜LAST RUNNERS〜』は聴いた?」

ヒヨリガイナイ「今日、初めて聴きました。やっぱり、友達のことを思い出したりしましたね」

とーやま校長「それは、どんな友達?」

ヒヨリガイナイ「その子は1歳の頃からずっと一緒の子です。保育園の前から知り合いで、そこから中学校まで一緒でした」

あしざわ教頭「大親友だね!」

とーやま校長「幼なじみ以上だね。その子はヒヨリガイナイにとってどういう存在なの?」

ヒヨリガイナイ「一番大事な大事な友達です!」

とーやま校長「その友達とはどんな思い出がある?」

ヒヨリガイナイ「その子とはそんなにケンカもしたことなかったんですけど、中学2年生の時に初めてすれ違いでケンカしちゃって。それが一番思い出に残ってます」

とーやま校長「今まではそんなことなかったわけでしょ?」

ヒヨリガイナイ「はい」

とーやま校長「そのケンカから、2人はどうなったの?」

ヒヨリガイナイ「1週間くらい離れたんですけど、その子以外に友達がいなかったので、1人で学校に行ったりしていて…。
本当にちょっとのことだったので、こんなことで別れたくない友達だなって思って、私の方からLINEで『ちょっと学校で話そう』って言って、2人ですれ違った原因とかも話して、仲直りしました」

とーやま校長「その時点で一緒にいた期間は13年、そんな二人の時間はもちろん初めてだったわけでしょ? 謝るとき、めちゃくちゃ緊張したんじゃない?」

ヒヨリガイナイ「そうですね。でも、よくわからない気持ちになっちゃって…」

あしざわ教頭「向こうの反応はどうだった?」

ヒヨリガイナイ「相手もなかなか話してくれなかったので、”ああ、このまま終わっちゃうのかな”って思いました」

あしざわ教頭「でも、自分から声をかけて、ちゃんと謝ったんだね」

とーやま校長「それで仲直りできたんだ」

ヒヨリガイナイ「はい! もっと仲良くなりました!」

とーやま校長「そこをくぐり抜けると強くなるよね! 中学校3年間の一年間も、今まで以上に仲良く過ごせたんだ」

ヒヨリガイナイ「はい!」

SCHOOL OF LOCK!


だけど、高校ではその友達と離れ離れになってしまうというRN ヒヨリガイナイ。

とーやま校長「初めて、その子がいない生活が始まるんだね」

あしざわ教頭「今はどんな気持ち?」

ヒヨリガイナイ「あまり人と関わるのが好きじゃないので、高校に行って、その子と別れて大丈夫かな、とか思って結構不安ですね…」

とーやま校長「そういうことはその子には話せているの?」

ヒヨリガイナイ「向こうも私の性格わかってるんですけど、直接はあまり言えてないですね。言い過ぎると向こうにも重荷になっちゃうかなって思って」

とーやま校長「卒業式はどういう気持ちだった?」

ヒヨリガイナイ「その子と別れることは悲しかったんですけど、学校はそんなに好きじゃなかったので、あんまり泣けなくて。
でも、その子はいつも泣いたりしない子なんですけど、卒業式だけボロボロに泣いていました」

そして、卒業式の後にその子に向けた手紙を書いて渡したというRN ヒヨリガイナイ。

ヒヨリガイナイ「15年間、一緒にいてくれてありがとうっていうことと、これからもずっと友達だよってことを書きました。
だけど、私は卒業式の日に泣けなかったし、その子に感謝の気持ちが伝わっているか不安で…」

とーやま校長「ヒヨリガイナイもさっき言っていたけど、これだけ一緒にいて、がっつりケンカもして、さらに仲が深まってる二人のことは、向こうもなんとなく分かってるはずだと思うよ。
これから一生会えないわけでもないし、ちゃんと気持ちを伝えられる瞬間はどこかでやってくるはずだから。
今までより会う時間は少なくなるだろうけど、その時に向けて、ヒヨリガイナイも自分の高校生活でやりたいことやって、楽しもう! 同じ気持ちで友達も高校生活を過ごすはずだから」

SCHOOL OF LOCK!


ヒヨリガイナイ「はい!」

とーやま校長離れれば離れるほど、お互いの気持ち深くなることもあるからね!

あしざわ教頭「そうそう! お互いが宝物を持ち寄って話すみたいな時間が来るから」

ヒヨリガイナイ「その時に話せるように、高校でも頑張りたいと思います!」

とーやま校長「そうだね。やることはいっぱいあるよ! ただ、全部お前のものになる時間でもあるからね。
卒業おめでとう!! 友達との関係もずっと続くよう、祈っているよ!

ヒヨリガイナイ「ありがとうございます!」


続いては…

コウィンロッカー  北海道 15歳 男性 中学3年生

とーやま校長「『学び舎の春〜LAST RUNNERS〜』は聴けた?」

コウィンロッカー「聴けました! 3年間、今までお世話になった先生とか、部活で一緒にやってきた仲間の顔が思い浮かびました」

とーやま校長「部活は何部だったの?」

コウィンロッカー「陸上部です!」

とーやま校長「お世話になった先生っていうのはどういう先生?」

コウィンロッカー「女の先生で、砲丸投げの先生だったんですけど、今まで僕に短距離を教えてくれた先生が去年の春にいなくなって、砲丸投げを教えていた先生が短距離を教えることになりました」

とーやま校長「その先生に感謝の気持ちがあるんだ」

コウィンロッカー「はい! 2年生の時に100mで結果が残せなくて、4×100mリレーのメンバーに選ばれなかったんです。
それがすごく悔しくて、3年生では絶対選ばれたかったんですけど、その先生が不安だった僕を応援してくれたことで、リレーメンバーに選ばれて、地区大会で優勝して全道大会に行くことが出来ました!」

とーやま校長「すごい!!!」

あしざわ教頭「だってその先生はもともと砲丸投げを教えていた先生なんだもんね。短距離のこととかはどうやって教えていたの?」

コウィンロッカー「前の先生から色々聞いたことをノートにまとめて、それを見ながら教えてくれました!」

あしざわ教頭「先生も勉強して、一緒にやってたんだね」

コウィンロッカー「はい。同じ目線で一緒に練習してくれました!」

とーやま校長「先生からしたら、砲丸投げを教えていた自分が短距離を担当することで、生徒のみんなは不安に思うだろうな、って思っただろうし、生徒からしたら、頼りないなって思うのも当然じゃん。
実際、コウィンロッカーも最初はそう思ってたでしょ?」

コウィンロッカー「はい、思ってました」

とーやま校長「正直、先生だって人間だから『私にだって事情があるんだよ』って思ってしまうこともあったと思うけど、そこをひっくるめて、それでもやりますって決意したんだね。その結果、全道大会だよ!」

あしざわ教頭「すごい先生だし、お前もすごいよ!」

SCHOOL OF LOCK!


とーやま校長「その先生には感謝の気持ちを伝えることはできたの?」

コウィンロッカー「3年生を送る会でちょっとだけ伝えられて。でも、今はもうちょっと言えばよかったな、って思ってます」

3年生になって不安な気持ちでいっぱいだったけど、しっかり練習を教えてくれたこと、そして全道大会に連れてってくれたことへの感謝は伝えられたけど、
先生の事を信用できるようになってから毎日の練習が楽しかった、ということも伝えたかったというRN コウィンロッカー。

とーやま校長「でも、全部伝えていたらコウィンロッカーもどこか安心しちゃって、次に進む時のスピードが出ないと思うんだ。
ここで言えなかったことによって、コウィンロッカーの中で先生への思いがまだ足りていない状態だと思うんだよね。高校に入ったら陸上はやるの?」

コウィンロッカー「まだ何も部活は決めてないです」

とーやま校長「足りてないものを埋めなくちゃいけないって思った時に、人間って自分でも思ってもない力が出たりすると思うから、腹八分目で良かったんじゃない?」

SCHOOL OF LOCK!


コウィンロッカー「そうですね!」

あしざわ教頭「あとはもう、コウィンロッカーのその姿を見せて、先生に伝える、これだよね。
お前がこれから高校に行って、めちゃくちゃ有意義に過ごしてる姿とか、俺はこんなことに自信持ってます、っていう姿を伝える。そうやっていったら良いと思うよ!」

SCHOOL OF LOCK!


コウィンロッカー「分かりました!」

とーやま校長「高2の秋くらいに久しぶりに中学校に行って、”ちょっと聞いてよ、先生〜!”って言うだけで先生はめちゃめちゃ嬉しいからね!
次に先生と会う時のために、色んな話ができるように楽しい高校生活を過ごそう! コウィンロッカー、卒業おめでとう!!」

コウィンロッカー「ありがとうございます! したっけね〜!

とーやま校長・あしざわ教頭したっけね〜〜〜!!!


そして、本日も黒板の時間になりました。

SCHOOL OF LOCK!


SCHOOL OF LOCK!


『 ここからたくさん始まってばかり 』

卒業を迎えて、みんなどんなことを感じたかな。
それまで、みんなはどんな言葉を手に入れた? どんな悔しい思いがあった?

卒業という、人生に何度もないこの瞬間は、君のこれからを導いてくれる全てだと思っております。
色んな感情があると思う。そして、それを全部置いてきますっていう覚悟あるやつは置いてっていいと思うし、
これはちょっともったいないな、まだ次の新しい生活に持ってきたいな、っていうやつはそれでいいと思う。根こそぎ全部引きずって持ってきたいってやつも、それでいいと思う。
今、卒業という時間を迎えて思ってること、感じてること、全部大事にしてほしい。
そして、ここから新しい生活が始まります。

君はここから、始まってばかりだ!


♪ 学び舎の春〜LAST RUNNERS〜 / SCHOOL OF LOCK! 合唱団


♪ 春が来てぼくら / UNISON SQUARE GARDEN


ここまで辛かった奴も、楽しかった奴も、
好きな人に気持ちを伝えることができた奴も、できなかった奴も、
SCHOOL OF LOCK! に対して感謝の気持ちを持ってくれている奴も、感謝の気持ちを直接伝えに来てくれている奴も。
全員、よくここまでたどり着いた。

改めて……


SCHOOL OF LOCK!


SCHOOL OF LOCK!



「 卒業、おめでとう!!! 」


SCHOOL OF LOCK!


SCHOOL OF LOCK!



あしざわ教頭「起立! 礼!」

とーやま校長・あしざわ教頭また明日ーーーーーーーーーーー!!!!!



【FAXイラスト】


SCHOOL OF LOCK!

RN ハムカツ御膳


SCHOOL OF LOCK!

RN ふてふてりんご


SCHOOL OF LOCK!

RN ふてふてりんご


SCHOOL OF LOCK!

RN 沙耶花


SCHOOL OF LOCK!

RN なつめぐ





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【逆電リスナー】
ゆめな 東京都 18歳 女性
ヒヨリガイナイ 長野県 15歳 女性
コウィンロッカー  北海道 15歳 男性

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【本日の放送部員】
ひか☆りん 長崎県 17歳 女性

radikoタイムフリーで聴く!
⇒放送部についてくわしくは【 コチラ 】

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【オンエアリスト】
22:05 リライト(2016) / ASIAN KUNG−FU GENERATION
22:11 学び舎の春〜LAST RUNNERS〜 / 北海道旭川東栄高校3年生
22:28 これが私の生きる道 / PUFFY
22:39 君が大人になってしまう前に / UNISON SQUARE GARDEN
22:44 学び舎の春〜LAST RUNNERS〜 / SCHOOL OF LOCK! 合唱団
23:13 はじまり feat. キヨサク from MONGOL800 / Mrs. GREEN APPLE
23:37 君はともだち / UNISON SQUARE GARDEN
23:47 学び舎の春〜LAST RUNNERS〜 / SCHOOL OF LOCK! 合唱団
23:51 春が来てぼくら / UNISON SQUARE GARDEN

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さあやってくるぞ新しい生活!
たくさんのドキドキに出逢えますように!

校長のとーやま

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今日までありがとう。
そして明日からもよろしく。

教頭のあしざわ

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LOCKS!SCHOOL OF LOCK!の講師陣

  • ミセスLOCKS!

    Mrs. GREEN APPLE

  • アイナLOCKS!

    アイナ・ジ・エンド

  • Saucy LOCKS!

    Saucy Dog

  • 宮世琉弥

    宮世琉弥

  • 乃木坂 LOCKS!(賀喜遥香)

    乃木坂46(賀喜遥香)

  • 乃木坂 LOCKS!(井上和)

    乃木坂46(井上和)

  • ビーバーLOCKS!

    SUPER BEAVER

  • ヨビノリLOCKS!

    ヨビノリたくみ

  • SEVENTEEN LOCKS!

    SEVENTEEN

  • INI LOCKS!

    INI

  • 景井LOCKS!

    景井ひな

  • 新しい学校のリーダーズLOCKS!

    新しい学校のリーダーズ

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