野田洋次郎先生、松永大司監督来校!
『才能って何?』

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『 2日目 』
 
今週のSCHOOL OF LOCK!は毎日スペシャルな夢のコラボ授業ウィーク!!
 
けしからん話×シンゲキ
[Alexandros]×武道館招待
セカオワ×ラジオドラマ
…などなど毎日、聴き逃せないぞ!!
この夢のコラボ授業スペシャルの内容は【 コチラ 】からチェック!!
 
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そして今夜の生放送教室は…!
 
RADWIMPS野田洋次郎先生松永大司監督が登場!
 
6月6日(土)から公開された、野田洋次郎先生初主演映画『トイレのピエタ』
 
ここで、あらすじを紹介すると…!
 
園田宏。(野田洋次郎先生・演)
28歳。美大卒。フリーター。
今は窓ふきのバイトをしていて、絵はもう描いていない。
ある日、宏は病に倒れ、医者に余命3ヶ月を告げられる。
 
そんな中、宏が出会った、ある悩みを抱える女子高生「真衣」(杉咲花ちゃん・演)。
余命三ヶ月の28歳と、悩みを抱える女子高生。2人はお互いの素性も知らぬまま、反発しあいながら、次第に惹かれ合って行く。
 
人生に目標のなかった男が、人生の残り時間を告げられた時、この世界に何を残すのか?

 
既にこの映画を観た、とーやま校長とあしざわ教頭の感想は…!
 
とーやま校長「約2時間、観終わって、まず“スゲー体力を無くなった”って思った。それは自分の気持ちに重なる部分もあったし。“宏”っていう青年の気持ちになった瞬間になった時もあったし…。真衣ちゃんの天真爛漫でグサグサと言うけど、それが本質だったり…。宏の本当の部分が真衣ちゃんなんだろうって思ったり…。すごく体力を使ったなって感じたんだけど、なんだか、シンプルにいきたいって思った」
 
あしざわ教頭「僕も観た時、“余命が少ない”って言われて一生懸命『生きること』を考えて葛藤があるんですよね。それで、自分も“自分の人生でもがいてやってるのか?”って考えちゃって…。自分が有意義な時間を過ごせているのかなって照らし合わせて観ちゃって…。“ここまでやってるのかな”って」
 
とーやま校長「ラジオだって他のことだって人の関係だってそうだよね」

そして今夜は、野田洋次郎先生、そして松永大司監督を迎えて、この授業をお届け。
 
「“才能”って何?」
 
洋次郎先生演じる「宏」は、周りから絵の才能があると言われながら、絵を描く事をやめてしまった。
今夜は生徒の君が「才能」と言う言葉を聞いて思い浮かぶことを教えて欲しい!
 
才能は必要だ、才能は必要じゃない。
自分は才能がないから諦めた事がある。
才能はないけど諦められない事がある。
才能は気にした事が無い。
 
才能について考えている事、悩んでいる事を教えて下さい。
学校掲示板、メールから送ってください!
もちろん公開となった「トイレのピエタ」を見た生徒からは、感想メッセージも待ってます!!
 
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そしてさらに!!
今夜は「トイレのピエタ」の劇場鑑賞券を3組6名様にプレゼントします!
「欲しい」という生徒は、自分の熱い“欲しい”というメッセージを、【 校長・教頭へのメール 】で送ってください!!
 
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洋次郎先生「ご無沙汰してます」

とーやま校長「よろしくお願いします! 洋次郎先生は、教頭とは初めましてですか?」

洋次郎先生「違うところでお会いしたことがありますね」

とーやま校長「パイプかーーー!」

あしざわ教頭「パイプとかじゃないです(笑)」

とーやま校長「そして、松永大司監督もよろしくお願いします! ラジオとかに出られることありますか?」

松永監督「全く無いので、とても緊張しています(汗)」

あしざわ教頭「よろしくお願いいたします!」

とーやま校長「映画『トイレのピエタ』、最初に洋次郎先生が出られるというのを知った時は本当に驚きました! 洋次郎先生はこれまで音楽一本でやってこられていたので、これからもそうなのだろうなと思っていたんですが…」

洋次郎先生「俺もそう思っていました(笑)」

とーやま校長「どこからこのお話が立ち上がったんですか?」

洋次郎先生「良い意味で松永監督に狂わされたというか…。全く知り合いでは無かったんですけど、オファーをいただいたんです」

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とーやま校長「そもそも、どうして松永監督は洋次郎先生を主演にしたいって思われたんですか?」

松永監督「まず、ミュージシャンの方にお願いしたいって思っていたんです。それでいろんな方の音楽を聴かせてもらって、野田洋次郎という人の作りだす世界が、映画の世界とリンクするなと思ったんです。ライブの映像も見たら、めちゃくちゃ艶っぽくて、綺麗だったんです。もう、この人だ! と思って」

洋次郎先生「“映画を作ろうと思うんですけど…”っていう思いと、脚本とかアイディアみたいなものが送られてきて最初は驚いたんですけど、読んでみたら、すごい衝撃を受けて。今までも脚本とかを読む機会はあったんですけど、お話の中に出ている人たちが他人に思えなくって、物語を作った監督に会ってみたいって思ったんです」

とーやま校長「監督としては、洋次郎先生じゃないといけないっていう感じだったんですよね?」

松永監督「はい。この人にやってもらいたいって思ったら、伝えたくなってしまったんです。でも、周りからは“断られると思いますよ”って言われました(笑)」

とーやま校長「そりゃそうですよね!! RADWIMPSを知っている人からしたら、そう思いますよ(笑)」

あしざわ教頭「よくいったな! ってなりますよね」

洋次郎先生「僕は、お会いする時、最初は演じるとかは考えてなくて、映画化したほうが良いというのを伝えたかったんです。協力できるのなら音楽だけでもやりたいなと思って」

松永監督「スタッフから“野田さんが話を聞きたいって言ってますよ!”って驚きの感じで言われたんですけど、僕自身は“やった!”くらいの感じでしたね。どのくらい大変なことなのか分かってなかったんです(笑)」

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♪ ピクニック / RADWIMPS


とーやま校長「この『ピクニック』という曲が映画の最後に流れますけど、映画を観ていて、魂を使っていたんだなって思うくらい、観終わった時に体力が減っていたんです。僕自身、挫折とかも経験していますし、その時の自分ってどうしていたんだろうって考えていたら、悪い意味ではなくて、疲れたんですよね。色々と考えてしまう映画でした」

松永監督「嬉しいですね。映画を見ながら自分のことを考えてくれると嬉しいな。と思いますね」

あしざわ教頭「僕も、見終わった時に自分がいつ死ぬのかは分からないですけど、“宏くらい、もがいているかな?”とか、一生の間にどれだけ生きることを体験できているかっていうのを考えましたね」

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とーやま校長「洋次郎先生は“園田宏”という人間を演じられていかがでしたか? 演技をするということもそうですけど…」

洋次郎先生「あんまり、演技をしたっていう感覚はないんです。撮影まで監督と1年間、毎月2〜3回会って、映画の話をいっぱいして。ピエタの世界が好きだったし、僕の中で宏がどんどん育っていったんです」

松永監督「宏という役の解釈とか、人物像は相当共有出来ていて、撮影に入る時にはもしかしたら僕以上に“園田宏”をわかっているような気がしましたね」

とーやま校長「映画監督って、役者さんに演技指導とかをするイメージがあるんですけど、特にそういうのはなく?」

松永監督「洋次郎に対しては全くしなかったですね。“園田宏という人の内面を持っている人だ”と思っていたので、それを現場に出してくれればいいと思っていました」

洋次郎先生「あとは、周りの共演者の人がホントウにしていってくれるというか、素晴らしい人たちが当たり前に存在してくれるから、全部がホントウになっていくんです。だから、不思議な体験でしたね。自分としてのドキュメントでもあるけど、宏のドキュメントでもあって。どちらも嘘じゃなくて、どちらも本当。だから後半は、死ぬのが超怖くなりました」

松永監督「すごいのが、台本通りにちゃんとセリフを言っているんですよ」

とーやま校長「確かに、脚本から外れて、自分の言葉にする人もいますよね」

松永監督「“ト書き”と呼ばれる動きの指示も、それ通りにやってくれるんです。でも、洋次郎であり、宏でもある。これは簡単なことじゃないと思いますね」

とーやま校長「そして、『ピクニック』という曲は洋次郎先生が、この映画のために書き下ろした新曲なんですよね」

洋次郎先生「宏は、自分の命と引き換えに絵を描くことを選ぶんですけど、宏にとっての絵は、僕にとって音楽だなと思ったので、“もし歌を書いたとしたらどんな歌だろう?”と思い、振り絞って書きました。いつもとは違う作り方でしたね」

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あしざわ教頭「この映画の中で、洋次郎先生演じる宏は、美大を卒業して、才能があると言われながらも、絵を描くことを止めてしまい、余命を宣告されるまではつまらなそうに生きていたと思うんですが…」

洋次郎先生「宏は、この世界を見くびってたし、諦めてたと思うんですよね。でも、最後の最後で、真衣っていう、とんでもない存在に出会っちゃったんです。きっと、宏は残りの何十年を惰性で生きるよりも、残りの数ヶ月で、とんでもない輝きを持った存在に出会えた人生を選んだんじゃないかなって勝手に僕は思っています」

とーやま校長「最初は、宏も真衣も互いに反発していて、相まみえない二人なのかと思っていたんですけど、だんだん気持ちが通じ合っていく……。この二人の関係は恋だったりするんですかね?」

洋次郎先生「見る人によって本当に違うと思います。僕は、恋ではないと思っているんですよ。恋とか愛、情、慈しみ……そういうものの真ん中にあるような関係。恋って、お互いの事を知っていく作業だと思っているんです。宏と真衣はお互いの名前すら知らないんですよ」

とーやま校長「真衣の携帯電話にも宏の名前は“大人”って登録されてましたもんね」

洋次郎先生「人を信用なんかしてないし、誰かに踏み込まれるのも嫌だから…。でも、そんな二人でも惹かれあえたっていうのが、この時代だからこそ、二人が輝いて見えるんですよね」

とーやま校長「監督はいかがですか?」

松永監督「言葉で表してしまうと制限されてしまうんですけど、男と女とか年の差とかも本当は関係ないと思っていて、それぞれが持っている魂みたいなものが共鳴しあう存在だったと思うんです。見る人によっては、恋や愛と呼ぶかも知れない。でも、僕は無責任な言い方ではなくて、作るときに“そういうもの”として描きたくはなかった。必要としている存在に偶然出会ったから、名前も必要ないんじゃないかと思ったんですよね」

洋次郎先生「せっかく生まれたからには、そういう人に出会いたいですよね。性別とか関係なく、この人と一緒に居たいなって思えるような人と出会いたいって誰しもが思う気がします」

あしざわ教頭「残りの命が少ない中、真衣に出会ったことによって、宏の人生が新しく動き出すわけですけど、時間の限りがある中で何を残そうとしていたのかなって思うんですが…」

松永監督「宏にとって、誰の目も気にすることなく“本当に自分のやりたいこと”って何なんだろうっていうことを突きつけられたんだと思います。生きてる中で自分が本当にやりたいことって、なかなか自由に出来ないじゃないですか。それを、宏が最後にやる物語にしたいなと思いましたね」

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とーやま校長「今日は、才能について生徒の皆と話をしていこうと思っているんですけど、生徒の中にも自分の話のように思っている奴、いっぱいいると思う。中学とかまでは順風満帆だったけど、高校に入って打ち砕かれたり…」

洋次郎先生「周りにもっと出来る奴が現れたりね。本当に世知辛いからなぁ……」

とーやま校長「宏も、そういう葛藤がすごかったと思います」

洋次郎先生「でも、宏は周りに自分より才能がある奴がいるから絵を描かなくなったわけではなくて、どちらかというと、世間が認めてくれないからというのがあって。絵で売れるには絵が上手いだけじゃなくて、他にも必要な能力があるんです。コネや、人脈を使って伸し上がっている人を見て、余計に自分の愛しい分身である絵を汚したくなかった。そんな小さな世界に持って行きたくなかったから、宏は筆を置いたんじゃないかと思っているんです」

とーやま校長「洋次郎先生は、才能ってどう考えていますか?」

洋次郎先生「話すのに8時間くらいかかるテーマですね(笑)」

あしざわ教頭「確かに、難しいですよね…!」

とーやま校長「答えがあっても説明が難しいですよね。音楽家として才能とかはどうですか?」

洋次郎先生「才能があるかどうかっていうことですよね…。それは、自分では分からないです。考えたことも無いんですけど、とーやま校長は喋りの才能ヤバイとか思ったことありますか?」

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とーやま校長「あのー……ちょっとだけあります(笑)」

全員「(笑)」

とーやま校長「違うんです(焦) それは、とんでもなく打ちのめされて、ここまで来てるって思っているからで、才能がある人に対しての嫉妬がハンパじゃないんですよ。同じ時期にこの世界に入ったすごい人たちを見てきて、負けを認めたところから、“俺はどうするんだ?”っていうのを思い始めたのが……自分で言うの恥ずかしいですね(笑)」

洋次郎先生「言っちゃえ、言っちゃえ!」

あしざわ教頭「ゴーサイン出てます(笑)」

とーやま校長「負けを認めたことが、一つの才能なのかなって、映画を観た後に思ったんです」

松永監督「才能っていう言葉が本当に難しいのは、結果じゃないんですよ」

洋次郎先生「俺もそう思います。自分に才能があるかどうかなんて、考えながら皆何かしているわけではなくて、作り出したものを見て、感動する人がいたら、その瞬間にそれが才能になると思う。その人自身が才能ある、ないっていう事じゃない気がしますね」

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ここで、掲示板に書かれたこの書き込みをしてくれた生徒に逆電!


才能
私は今、美術高校に通っています。本気で絵を描いている人達と毎日一緒にいて、刺激的ではあるのですが、沢山の才能に囲まれているとこれから先自分が何を追究していくべきなのか時々分からなくなります。今月末には来年から専攻する実技を決定しなければいけません。今は全てのものが魅力的で色々なものに誘惑されてばかりです。自分の才能や適性を自覚できないまま専攻実技の選択をするのが不安です。本当に好きなものだからこそ絶対に後悔のない選択をしたいです。何かを選ぶときどんな気持ちでいたらいいですか?
uzu
女/16/神奈川県
2015/06/09 17:12




uzu 神奈川県 16歳 女 高校1年生


とーやま校長「uzuは、トイレのピエタ観た?」

uzu「観ました!」

とーやま校長「せっかく洋次郎先生と監督がいるから、感想聞かせてくれる?」

uzu「野田洋次郎さんと園田宏くんが全然違う人間なんですけど、似たような魅力を感じて。何かを起こそうとしている人って、こんなスケールで世界を見ているんだなって衝撃を受けました。悲しい面もあったんですけど、映画を観た後はずっと心臓がバクバクしていました!」

洋次郎先生「嬉しいです。ありがとう!」

とーやま校長「今、まさにuzuも、絵を描いているんだよね? 美術高校に通っていて、周りにいる人たちの凄さに気づいたんだ」

uzu「はい」

とーやま校長「才能については、どう思う?」

uzu「今までは好きっていう気持ちでやって来た美術を、これから先、武器にしていかないと状況になってきて、この時期に自分が美術を武器に出来るのか、出来ないのかを知るのが、才能の分かれ道じゃないかなと思っています」

洋次郎先生「学校の中では、勝ち負けがあるの?」

uzu「他の人を見ていると、実力の差とかもあるし、これから先は美大受験もあるので、戦っていかなきゃいけないかなと思います」

あしざわ教頭「僕も、美大に行って絵をやっていたので、その気持ちは分かるんですけど……。色んな選択肢があって、どれに進めばいいのか迷っているんだよね」

uzu「そうです」

あしざわ教頭「あまり“無理して一個に絞らなきゃ!”っていうのを考えない方が良いのかなとは思っていて。僕は、美大にただ行きたい。っていう思いで入って、そこに行ったら何か掴めるものがあるんじゃないかと思ったんだ。大学に行って、色んなものに触れて、そこでようやく自分の好きなもの、嫌いものがわかってきた部分もある。だから、今一個に絞らないと! って思わないでいいと思う」

洋次郎先生「美術の世界こそ、勝ち負けなんてなくていいなって思うんです。俺も音楽やってて、高校ではバスケもやってて。でも、音楽を選んだ理由は、バスケで試合をやっていた時に必死な相手のプレイヤーを見て、“俺、この人に勝ちたい!”っていう気持ちが無いなって思ったから、音楽やろうって思ったんです」

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洋次郎先生「美術って、上手い人が売れたり、残ったりする世界じゃないから、素敵だと思うんです。RADWIMPSも高校時代、ヘタクソなバンドで、初めてバンドの大会で優勝した時も、一番ヘタクソなバンドだったって周りから言われまくってたし…。だから、短所が長所に一瞬で変わる時があるから、全く気にしなくてもいいのかなと思いました」

uzu「はい! 本当にその通りだなって思うんですけど、やっぱり上手い人とか見ていると、“自分もこうなりたい!”とか、欲しいものが出てきてしまって…」

松永監督「だんだん、好きで始めたのに、そういう風に考え出すと嫌いになったりしないですか?」

uzu「絵を描くことは楽しいんですけど、美術高校に入ってから、好きの種類が変わってきて、“もっと美術で成長したい”っていうのがあるので、ただ楽しいだけじゃダメだなって思っています」

松永監督「すごいな〜。高校生で、こんなことを考えてることがすごいと思う! 僕は、映画の学校とか全く行ってないんです。大学を卒業してから自分でやり始めたタイプなので、高校の時からやりたいことを見つけてやっているuzuさんはすごいです!」

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洋次郎先生「“好きだけじゃなくなっている”って、すごく良い途中だと思う。俺は、音楽が大嫌いになったことも何回もあるし、15年やってきて、何度も苦しめられる瞬間があったけど、それがあって、今があるから。大好きなものっていうのは、大嫌いを一回通ったほうがいいと思う。だから、今は良いところに向かってるんじゃないのかな。悶々とするのも正解だと思う」

とーやま校長「好きの強度が変わっていっている途中なのかもしれないね。この気持ちを作品にぶつけてほしいな!」

洋次郎先生「ほとんどの16歳の子たちが、何が好きかも分からない中で、悩めるくらい好きなものがあるっていうのは強みだと思う」

とーやま校長「uzuありがとう! 頑張ってね!」

uzu「はい。ありがとうございました!」

いつもは、とーやま校長に黒板を書いてもらいますが、本日は洋次郎先生と松永監督に書いてもらいました!

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『 信じる 』

40歳で初めて長編映画を撮れたということは、自分自身も、自分の思いの強さも信じました。初めて出会った野田洋次郎という人のことも信じました。

スタッフ皆のことも信じて、この映画が良いものになるんだっていう気持ちを信じた。とにかく信じるしか無かったんです。
信じ続けた結果、出来た『トイレのピエタ』という映画。それはとても誇れるものだなと思います。

才能というものとはイコールじゃないのかもしれないけど、僕にとって“信じる”というのは僕を支えた大きな力だと思いました。


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『 真衣になれ!! 』

真衣は、ピエタのヒロインなんですけど、僕は、彼女が大好きなんですよ。
彼女は僕にも無くて、宏にも無いものを全部持っていて、彼女に教わったことは沢山あるんです。

どれだけ人に好かれるかみたいな世の中になっている気がして。友達が何人いるかとか、そういう世界で僕たちは生きているけど、実は違うんじゃないかって思うんです。
真衣は人に嫌われているけど、自分を知っている。そうせざるを得ない生き方をしていて、それを美しいって思うし、俺もそうでいたい。
自分のしたいこと、信じていることをやったら、そこに摩擦が生まれるから、絶対に誰かには嫌われるんですよ。でも、俺はそれで良いと思う。

好かれてばかりの人生は、どこか気持ち悪くて、これからも自分の信じることで生きていきたい。
そう、心から思っています

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とーやま校長「映画を観て、“シンプルに生きたいな”って思いました。そして、お二人が書いた二つの黒板と、今思ったことを勝手に直結させていただいて、また明日からも生きていこうって思えました!」

松永監督「嬉しいです!」

洋次郎先生「ありがとうございます!!」

とーやま校長「是非、また来てください! 映画『トイレのピエタ』、マジで皆に見て欲しい!」


洋次郎先生、松永監督、本日はありがとうございました!

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【FAXイラスト】
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RN のろすけ

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RN ぶるっち。

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RN 合唱少女のとみー


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【逆電リスナー】
uzu 神奈川県 16歳 女
 
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【オンエアリスト】
22:05 君と羊と青 / RADWIMPS
22:26 桜トンネル(Music) / 菅野よう子
22:39 ピクニック / RADWIMPS
23:08 エロ / クリープハイプ
23:45 夢番地 / RADWIMPS
23:51 叫べ / RADWIMPS
 
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『トイレのピエタ』、大好きな映画になりました。
より速く、よりシンプルに進んでいきたい!
 
校長のとーやま
 
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
 
『トイレのピエタ』を観て、自分が本当にしたい事とか考えるきっかけになると思います。
ステキな映画を作ってくれた松永監督、野田先生ありがとうございました。
 
あしざわ教頭
 
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