今夜の授業は…「マイナスプラス感謝祭!!!」

2016.11.10

生放送教室

『ライブレポート』

我が校の社会の講師・クリープハイプ先生が、リリースしたニューアルバム「世界観」。
このアルバムを聴いて、感じたこと、考えたことを、文字にして生徒のみんなに
送ってもらったのが………

SCHOOL OF LOCK!×クリープハイプ「世界観」半径3mのライナーノーツ!!!

あしざわ教頭「すでに、生徒から届いたライナーノーツは特設サイトにアップされております！」

とーやま校長「そして、このライナーノーツを書いてくれた生徒の中から1名をクリープハイプ先生の全国ツアー『熱闘世界観』のライブレポーターとして招待することになった！」

あしざわ教頭「我が校を代表し、ライブレポーターとしてツアーに参加してくれたのが…滋賀県　18歳　女の子　RN 智薪です！」

とーやま校長「RN 智薪は、今月のはじめ、大阪『なんばHatch』で行われたライブに行ってもらって、そのライブレポートが届いたんだよね！」

あしざわ教頭「そうなんです！」

とーやま校長「俺はライブに行くことが出来ていなくて、智薪の文章を見させてもらって、照明とかどんな表情をしていたとか、想像が出来て、本当に行った気持ちになれるね！　素敵なレポート！」

あしざわ教頭「ワクワクしてるのが文字で伝わってきますよね！」

とーやま校長「智薪の思ったことや感情も込められているから、是非みんなにも見て欲しい！」

RN 智薪のライブレポートは、
特設サイトにアップしているので、是非、チェックしてほしい！

♪　鬼　／　クリープハイプ

あしざわ教頭「実は、わたくしあしざわ、本日！　Zepp Tokyoで行われたクリープハイプ先生のライブに行ってきました!!」

とーやま校長「いいなぁ～！」

あしざわ教頭「始まった瞬間、“バケモノだ！”って思いました！　色気とかが日に日に増していまして、尾崎先生含むバンドメンバーが弾く感じとか、歌っている声が叫びのような瞬間があったりして、音全体が妖艶な雰囲気をまとっているんですよ。まさに智薪がレポートの中で言っていますけど、色気とかがふんだんに出ていて、“なんだこの世界は!!”ってなるんです」

とーやま校長「ザワザワしちゃうんだね！」

あしざわ教頭「ぜひ、みんなも観に行って欲しい!!」

11月26日までツアーが続くクリープハイプ先生！　体に気を付けて引き続きツアーを頑張ってください！

そして、SCHOOL OF LOCK! 今夜の授業テーマは…

マイナスプラス感謝祭!!

あしざわ教頭「マイナスプラス感謝祭？　どういうことですか？」

とーやま校長「あしざわ教頭。数字の11を漢字で書いてみてよ」

あしざわ教頭「はい、十と一で、十一」

とーやま校長「見てみ。“プラス”と“マイナス”でしょ？」

あしざわ教頭「あ―!!　確かに！」

ちなみに明日、11月11日は電池の日！

乾電池の＋－を「十一」にみたてて、
「電池についての正しい知識と理解を広め、常に正しく使ってもらおう」
という日が、11月11日なんです！

とーやま校長「その前日ってことで、今日は、2時間、『マイナスプラス感謝祭』を行っていこうと思う！」

あしざわ教頭「ちょっと電池っていうのがよく分からないですけど…(笑)」

マイナスに思えた出来事だけど、実は自分にとってプラスだった。
あの時は辛かったけど、今の自分がいるのは、あの経験おかげだ。

……そんな「マイナス」だったけど、結果「プラス」に思える！　そんなエピソードを教えてほしい！

例えば…

「最高の恋人に出会えたのは、フラれたきっかけで、自分磨きしたから！」
「入院中、お見舞いに来てくれた友達に本当の仲間について気付かされた！」
「背が高いことがコンプレックスだったけど、雑誌モデルという夢に出会えました！」

そんなマイナスに思えて仕方なかった出来事だったのに、今ではプラスに捉えている、むしろ素直に感謝すらしている！
そんな君の話を学校掲示板もしくはメールに詳しく書き込んでほしい!!

あしざわ教頭「なるほど。辛い事が、感謝できるくらいにプラスになった話、それは、すごく聞いてみたいですね！　電池の話は隅の方に置いておきます。電池だけに……。ってなんでだよ！」

まず最初に逆電した生徒は…

世界のぐりん♡　大阪府　女性　15歳　高校1年生

とーやま校長「マイナスな出来事がどうプラスに変わったのか教えて！」

世界のぐりん♡「いじめられたことがあったんですけど、今は感謝しています」

RN 世界のぐりん♡は、小学校5年生の時に男子数名からいじめを受けていて、靴を濡らされていたり、給食のごみを机の上に置かれていたりしたのだそう。

とーやま校長「その時は先生とかも助けてくれなかった？」

世界のぐりん♡「あまり相談できる先生がいなくて、先生自身もその男子生徒に困っている感じだったんです。周りの友達もビクビクしている状態で、助けられる状況じゃ無かったですね」

とーやま校長「親とかには話はした？」

世界のぐりん♡「母子家庭なのであまり相談できないかなって思って…」

とーやま校長「逆に心配をかけるのも申し訳なかったんだね。じゃあ、本当に一人で戦っていたんだね。でも、今となってはプラスになってるわけじゃん。どうやってプラスに変わっていったの？」

世界のぐりん♡「痛みを知っているという部分で、苦しんでいたり、痛い思いをしている人を助けてあげられることです」

とーやま校長「実際に中学校、高校でそういう場面を見て助けてあげたの？」

世界のぐりん♡「はい。あまり友達がいない子に、少しでも力になってあげられるっていうのに気が付いて、話すくらいの事は出来たかなって…」

とーやま校長「話すくらいって言ったけど、それがどれだけ嬉しいことか！　それも、小学校5年生の一年がなかったら、大切なことだって分からなかったかもしれないんだよね」

あしざわ教頭「話しかけられたその子達はどんな反応してた？」

世界のぐりん♡「あまり覚えていないんですけど、前よりかは気持ちが軽くなったんじゃないかなって思います！」

とーやま校長「よく、そこを抜け出して、到達することが出来たね！　きっかけみたいなのがあったの？」

世界のぐりん♡「中学の時に吹奏楽部に入って、そこで協調性を学んで、それが繋がったんじゃないかと思います」

とーやま校長「吹奏楽を頑張って毎日学校に行こうって思っていたわけでしょ？　小5の時の経験と、そういうのがくっつきあって呼び合って、今の世界のぐりん♡を作っているんだと思う。あの時は辛かったけど、良かったって思えているんだね！」

世界のぐりん♡「はい！」

今はすごく学校が楽しくて、友達とドラマの事について喋ったりしているというRN 世界のぐりん♡！

とーやま校長「ドラマはどんなのを見てるの？」

世界のぐりん♡「逃げ恥（ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』）ですね！」

あしざわ教頭「星野源先生のダンス踊っちゃう？」

世界のぐりん♡「今、練習中です！(笑)」

とーやま校長「マジか！　いつか動画送ってくれな！」

あしざわ教頭「頼むぞ！」

とーやま校長「でも、本当に良かったなぁ！　最後に、マイナスだと思っていたことに、今の世界のぐりん♡から感謝を届けよう！」

世界のぐりん♡「辛かったけど、いじめのおかげで人の痛みを分かるようになって、人を助けられるようになったから感謝しています！」

とーやま校長「プラスになって良かった！　話を聞かせてくれてありがとう！」

世界のぐりん♡「こちらこそ、ありがとうございます！」

♪　季節は次々死んでいく　／　amazarashi

とーやま校長「ちゃんと、あの時いて欲しかった人に世界のぐりん♡が今、なれているっていうのが本当に素晴らしいことだと思うよ！」

あしざわ教頭「見事にマイナスがプラスになってますしね！　踊りも素晴らしいんでしょうね！　電池だけに……。なんでだよ!!!」

とーやま校長「…………」

■ 電池
今ちょうど化学で
電池について勉強しています！
電池だけに、

SHELLY
女性/18歳/栃木県
2016-11-10 22:13

あしざわ教頭「ありがとう！　今日はSHELLYだけの書き込みを読むことにする！　そういう感じで行く！」

とーやま校長「内容はよくわからなかったけど、書き込みありがとう！(笑)」

あしざわ教頭「俺はお前の味方だ！！」

とーやま校長「(笑)」

続いて逆電した生徒がプラスに変えたマイナスな出来事とは…

はぁ～ちゃん　京都府　女性　16歳　高校2年生

あしざわ教頭「中2高2は……フリーーーダーーーム!!」

はぁ～ちゃん「フリーダーーム！」

＜パシャ！＞

あしざわ教頭「撮らないで！(笑)　あれ？　今のは俺の“心の自撮り”かな？」

とーやま校長「心の自撮りって何？(笑)」

あしざわ教頭「今、上手いこといってるな～って時に撮ってるんです」

とーやま校長「怖いよぅ～(笑)」

あしざわ教頭「楽しいだろう？(笑)」

とーやま校長「はぁ～ちゃんも、マイナスな出来事に感謝する気持ちがあるんだよね。それはどんなこと？」

はぁ～ちゃん「第1志望の高校に落ちたことに感謝しています！」

とーやま校長「2年くらい前の話か。でも、第1志望の学校に落ちた時ってショックはショックだったでしょ？」

はぁ～ちゃん「すごくショックで、合格発表の時は立ち直れなかったです」

RN はぁ～ちゃんは、試験の1週間くらい前から放課後も残って勉強を教えてもらったが、残念ながら、結果は不合格…。
当時は「頑張っても結果がついて来ないこともあるんだな」と思ったのだそう。

あしざわ教頭「番号が無い時の絶望感たるや、すごいよなぁ」

はぁ～ちゃん「結果を中学校に報告しに行った時に、当時の担任の先生がいて、“二人で話をしよう”って言われたので、私が第2志望の高校に受かりましたっていう話をしたら、『第2志望の高校に受かること自体奇跡だし、それはきっと運命やから、第2志望の高校でも自分の道を信じて頑張り！』って先生が言ってくれて…」

とーやま校長「優しいことを言ってくれるねぇ！」

はぁ～ちゃん「落ちたことに対して否定的な考えを持たずに楽しく高校生活を送れているのは、当時の先生のおかげやと思います！」

とーやま校長「はぁ～ちゃんが落ち込んでいるのも見た瞬間に分かっていただろうし、しかたなく行くのではなく、導かれた結果、第2志望の高校に行くことになったんだっていう言葉はデカかったね！」

はぁ～ちゃん「はい！　自分にとっての支えになりました」

とーやま校長「これは感謝だな！」

あしざわ教頭「今、学校はどう？」

はぁ～ちゃん「すごく楽しいです！」

RN はぁ～ちゃんは、友達とお昼ご飯を食べている時間が一番楽しいのだそう。
好きなおかずはお母さんの作った玉子焼きなのだとか！

あしざわ教頭「最強のやつじゃん！」

とーやま校長「はぁ～ちゃん、食べさせてくれない？」

はぁ～ちゃん「高校に遊びに来てくれたら食べられますよ！(笑)」

とーやま校長「マジで行くよ！」

あしざわ教頭「校長、人の後をつけるの得意だからなぁ」

とーやま校長「勝手なこと言わないでよ！(笑)」

＜パシャ！＞

とーやま校長「心の自撮りだ―!!(笑)」

あしざわ教頭「今、上手いこと言ったわあ～」

とーやま校長「なんで俺が言ったことなのに教頭の心で自撮りするんだよ(笑)　はぁ～ちゃん、こんな教頭どう思う？」

はぁ～ちゃん「私は面白くて好きです！」

あしざわ教頭「ありがとう!!」

＜パシャ！＞

とーやま校長「最近の教頭がよく分からない！(笑)　じゃあ改めて、マイナスだと思っていたことにありがとうの気持ちを届けておこうか！」

はぁ～ちゃん「第1志望の高校に落ちてしまってすごくショックだったんですけど、当時の担任の先生が励ましてくれて、たくさんの温かい言葉を貰ったおかげで、今の自分が楽しい学校生活を送れているのは第1志望の高校に落ちたおかげやと思ってます！　ありがとうございます！」

RN はぁ～ちゃん、話を聞かせてくれてありがとう！　これからも友達と楽しく過ごしてね！

■ 電池
電池
初めて書き込み読まれて嬉しいけど、
それが、電池､､､
うっうれしい、？
電池だけに、
ちなみに今は電気分解、といてます、
電池だけに、､､､。

SHELLY
女性/18歳/栃木県
2016-11-10 22:50

あしざわ教頭「ありがとう!!!」

＜パシャ！＞

とーやま校長「俺、この流れ全然分かってないんだけど…(笑)」

あしざわ教頭「書き込みを読んでいる俺、ありがとう!!!」

＜パシャ！＞

とーやま校長「みんな、今日は電池逆電じゃないぞ！(笑)　『マイナスプラス感謝祭』だから！」

あしざわ教頭「どんどん書き込んで、俺をプラスに変えていってくれ！」

とーやま校長「何で教頭をプラスに変えていかないといけないんだよ！(笑)」

■ たんさん
私は炭酸飲料が好きだなぁ。電池だけに。。

さきいか。
女性/15歳/沖縄県
2016-11-10 22:55

あしざわ教頭「なんでだよ！　……さきいかありがとう!!」

＜パシャ！＞

あしざわ教頭「今は、書き込みを撮りました」

とーやま校長「えっ？」

あしざわ教頭「さきいかの書き込みを思い出として撮らせていただきました」

とーやま校長「今日、ずっと『電池だけに…』って言っているけど、何？」

あしざわ教頭「僕のもう一つの人格です(笑)」

とーやま校長「11月11日が電池の日だっていう話はしたけど、そこからすごい『電池だけに…』って言うじゃん！　生徒も巻き込んで何してるんだよ(笑)

あしざわ教頭「最初は思わず言ってしまったんですけど、言ってしまったからには放っておくわけにはいかないんです。電池だけに……。なんでだよ！」

とーやま校長「怖いよ～！（泣）　どこで間違ってしまったんだろう？」

あしざわ教頭「校長が作り出したモンスターですよ！」

とーやま校長「俺なの？(笑)」

みそうさぎ　大阪府　女性　14歳　中学2年生

とーやま校長「みそうさぎ、今日はごめんな。なんかよく分からなくない？　大丈夫？」

みそうさぎ「あはは……(笑)」

とーやま校長「心の自撮りは良いけど、生徒を引かすのだけはやめてくれよ(笑)」

あしざわ教頭「でも、引かれている俺も…」

＜パシャ！＞

あしざわ教頭「…ってことですから!!」

とーやま校長「理解しようとしている自分はいるけど、それが正しいのかどうか分からなくなってきた…」

あしざわ教頭「ごめん、俺もよく分かってないんだ(笑)」

とーやま校長「改めて！　みそうさぎには以前、マイナスな出来事があって、今はプラスになって感謝出来ていることがあるんだよね。どういう事がプラスになったの？」

みそうさぎ「自分の低い声がコンプレックスだったんですけど、今は大好きなバンドの男性ボーカルの曲が歌えるようになって感謝しています！」

とーやま校長「自分の声が好きじゃないってよくあるし、俺も昔は自分の声が嫌いだったけど、特に、女子は敏感だよなぁ」

RN みそうさぎが自分の低い声がコンプレックスになったのは、小学校の低学年の頃からで、
普段の会話とかでも周りの女子に比べて高い声で話せない自分がイヤだったリ、合唱などで女子だから高い声で歌わないといけないのに高い声が出せなくて、辛かったのだそう。

とーやま校長「これが、いつからプラスに変わっていったの？」

みそうさぎ「小学校高学年の時にラジオでSEKAI NO OWARI先生や、ユニゾン先生、［Alexandros］大王とかを知って、その時に友達カラオケに行ったんです。そこで自分の好きなバンドの曲を歌ったら低い所が気持ちよく出て、自分にもこんな良いところがあるんだって気づけたんです！」

とーやま校長「なるほど！　他の女子じゃ出せないもんね！」

みそうさぎ「高い声は出ないけど、自分の好きなバンドは歌えるって気づけたことで、なんで今までこの声をコンプレックスとしか思えなかったんだろうと思いました」

あしざわ教頭「すごい！」

とーやま校長「今回、みそうさぎは声がコンプレックスだったけど、みんなどこかはコンプレックスを持っていて、でも、どこかでそれがバチッとハマる瞬間があるんだよね！」

あしざわ教頭「完全にひっくり返ってるもんね。めちゃくちゃプラスになってるし、女の子が歌う男の歌ってすごい良いんだよ！　男子としてはたまらないんですよね！」

RN みそうさぎは、そこからカラオケもよく行くようになり、何回も行くことによって“このバンドをもっと知りたい！”と思い、ライブにも行くようになったのだとか！

あしざわ教頭「どんどん良い方向に行ってるじゃん！」

とーやま校長「これはすごい発見だったね！　今は自分の声、好き？」

みそうさぎ「好きです！」

とーやま校長「これだよ！　コンプレックスだったものを愛すことが出来る強さね！　良かったね！」

みそうさぎ「良かったです！」

とーやま校長「改めて感謝しておこうか！」

みそうさぎ「昔はこの声がコンプレックスでしかなくて、女子なのに高い声が出ないことに不安を抱いていましたが、今は、カラオケで男性ボーカルの曲が歌えるようになってとても感謝しています！」

とーやま校長「みそうさぎありがとう！　良い声だよ！」

みそうさぎ「ありがとうございます!!」

♪　Hey Ho　／　SEKAI NO OWARI

とーやま校長「誰しも自分の嫌いな所があって、でもそれを好きでいてくれる人も絶対にいるし、なにより自分が好きになれたら本当に素晴らしいことだよ！」

そして、本日最後に逆電した生徒は…

6の2乗　長崎県　女性　17歳　高校3年生

とーやま校長「高校3年生ってことは受験だ！　調子はどう？」

6の2乗「明日、合否が発表されます！」

とーやま校長「おお～！　良い結果になることを祈ってるよ！」

あしざわ教頭「長崎に念を飛ばすよ！」

＜パシャ！＞

あしざわ教頭「ちょっと余計なものも送っちゃったわ(笑)　たぶん、俺が祈ってる写真も届いてるよ！」

とーやま校長「でも、心の自撮りだから見ることは出来ないんだよね？」

あしざわ教頭「6の2乗の心の中に送ってるから……」

とーやま校長「怖いわあ…。それで、6の2乗はどんなマイナスな出来事に感謝を届けたいの？」

6の2乗「親友に悪口を言われたことに感謝しています！」

とーやま校長「えっ？　これはどうして感謝できるようになったの？」

6の2乗「高校2年のクラス換えで親友2人と同じクラスになれたんですけど、親友2人はすごく仲が良くて、仲が良すぎてしょっちゅうケンカをしてるんです。それで、仲裁に入るんですけど、その時はよく喋るんです。だけど、仲直りしたらまた二人だけの空間……みたいになっちゃって…」

とーやま校長「その二人の為に一生懸命頑張っているのになぁ！」

6の2乗「その繰り返しがイヤになっちゃって、グループから離れようとしたらネットに悪口を書かれちゃったんです」

とーやま校長「それはイヤだね…」

6の2乗「SNSとかもやっていなかったんで友達に見せてもらったら、クラスの子たちが親友に向けて“それは辛かったね”って励ますような言葉を書いていたんです。それでクラスの子も全員敵なのかなって思うようになって、クラスの子も拒絶するようになってしまいました」

そして、学校に行くのがイヤになってしまったRN 6の2乗。
部活でも悪口を言ってくるような子がいて、家にいても泣いてばかりいたのだそう。

6の2乗「親にそういう姿を見せたくなかったので、部屋にこもってラジオを聴いていたんです。そしたらSCHOOL OF LOCK!でUNISON SQUARE GARDEN先生の『オリオンをなぞる』が流れたんです」

とーやま校長「曲を聴いた時、どんなことを思った？」

6の2乗「メロディがすごく優しくて、救われるというか、すごく幸せでした。一人じゃないんだなって思って、自分でもびっくりするくらい“CD買いに行かなきゃ”ってなったんです。そこで、アルバムの中に入っていた『23:25』という曲に出会えました」

UNISON SQUARE GARDEN先生の『23:25』は、部活を辞めようか迷っていたRN 6の2乗の心にスッと寄り添うような楽曲だったのだそう。

6の2乗「それで、部活を辞める決意をして、今、バンドを組んでます！」

あしざわ教頭「ほお…!!」

6の2乗「ずっと挫折していたんですけど、アコギが放置されたまま置いてあったんです」

とーやま校長「そいつが呼んでたんだ！」

とーやま校長「バンドは誰と組んでいるの？」

6の2乗「悪口を言った親友と組んでいます！」

あしざわ教頭「ええっ!?」

とーやま校長「そんなことがあるんだね！　どうやって組むことになったの？」

6の2乗「絶対に許してたまるかって思っていたんですけど、ユニゾン先生の曲に励まされて、自分から変わらないといけないなって思ったんです」

そして、高2の途中から自分からクラスの子に挨拶したり、感謝の気持ちを伝えるようにしていったRN 6の2乗！
すると、どんどん見る世界が広がって、親友の事も許せるようになったのだそう。

6の2乗「そしたら、ケンカしている間に私も親友二人も音楽が好きになっていて、バンド組もうってことになったんです」

とーやま校長「奇跡だね…！　全部なくてはならないことだし、一つでも欠けていたらこの3人はバンドを組んでいなかっただろうね」

あしざわ教頭「ケンカしている間に音楽を好きになってたっていうのもすごいなぁ！」

6の2乗「はい！」

とーやま校長「マイナスな時期があったからこそだ。全部つながっているんだね。今は仲良いんだ？」

6の2乗「はい、仲良いです！」

なんと、その親友2人もRN 6の2乗と同じ大学を受験しているのだそう！

とーやま校長「ってことは明日、合否が出るんだ！」

あしざわ教頭「これは受かっていて欲しい!!」

とーやま校長「いけるよ！　人を想う気持ちと、色んなものを持ち続けた結果が、今の6の2乗だから！祈ってるよ。そして3人でカッコいい音を鳴らせな！」

6の2乗「はい！　ありがとうございます！」

■ 電池
教頭！！！
挫けないで！
貫きましょう。
電池だけに、

SHELLY
女性/18歳/栃木県
2016-11-10 23:39

あしざわ教頭「ありがとう！　俺はこの書き込みを家に飾る！」

そして、本日も黒板の時間になってしまいました。

『マイナスに1つ足せ』

マイナスな時に気づいたことでもいい
マイナスな時に見えたものでもいい
勇気でもいい、好きだったけど嫌いになってしまった友達でもいい

マイナスというものに1つ線を足すことによって、
いつか必ず、そのマイナスがプラスになります!!!

あしざわ教頭「校長先生！　校長先生のおかげで一つ気づけました。やっぱり、貫き通すことが大事なんですよね。『電池だけに…』と言い続けることによってSHELLYという味方も見つけられました。ありがとうございました！」

とーやま校長「俺、そういうつもりで言ったわけじゃないんだけどなぁ…(笑)」

あしざわ教頭「みんな～！　11月11日は電池の日だぞ～!!」

【FAXイラスト】