NakamuraEmi先生の新曲を初オンエア!
「大人の言うこと」について。

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『 大人の言うことを聞け 』

今夜はNakamuraEmi先生の新曲「大人の言うことを聞け」を初オンエア!

とーやま校長「『大人の言うことを聞け』ってタイトルなんだけど、“大人の言うことを聞いちゃダメだ”っていう言葉ならよくあるけど、“聞け”なんだ、って思ったね。ここにNakamuraEmi先生の熱い想いが込められているんだと思う。どんなことを歌っているのか、ものすごく気になるんだけど、まだ、俺も教頭も、この曲を聴いていません」

あしざわ教頭「はい、このあと生徒のみんなと一緒に聴きます!」

とーやま校長「NakamuraEmi先生のライブを一度観させてもらったことがあるんだけど、小柄な見た目からは想像できない熱量とか迫力があるんだよね。そして、曲を聴かせてもらっていつも思うんだけど、この人は本当に包み隠すということがないんだな、って思うんだ。
生活とか人生全てを楽曲に込めている人だからこそ、受け取るものがすごくて、今日も曲を聴けるのがめちゃくちゃ楽しみ!」

あしざわ教頭「僕はまだライブを観られていないんですけど、CDを聴いているだけで“この人は身体と歌がくっついているんだな”って感じるんです。なかなか自分の気持ちを外に出して言うのって難しかったりするんですけど、NakamuraEmi先生は気持ち全部が歌だし、声だし、全部をそこにかけている感じがしますよね。」

そして、この春にニューアルバムの発売が決定しているNakamuraEmi先生!
明日の夜8時からNakamuraEmi先生がLINE LIVEをやるらしいんだけど、その中でニューアルバムについて重大発表があるらしいぞ!

とーやま校長「…みんなはもう準備できたかな? じゃあ、一緒に『大人の言うことを聞け』を聴こうか!」


♪ 大人の言うことを聞け / NakamuraEmi


とーやま校長「ちょっとすごいのをもらってしまったな…」

あしざわ教頭「鳥肌がすごいです…!」

とーやま校長「NakamuraEmi先生がおっしゃる通りだなって思うんだよね。10代のみんなは特に大人から色々言われるじゃん。学校の先生や塾の先生、バイト先の大人、もちろん両親にも……。そういうのって全部受け取っちゃいがちだけれど、そこでちゃんと自分が思えることが本当の自分の気持ちじゃん。
ネットのニュースとかも勝手に誰かがあげたりしていて、悪意に満ち溢れている記事とかもあるよね。それを全部受け取るんじゃなくて、それを見て“興味があるから自分で調べてみよう”とか、“自分には関係ないからいらないわ”ってやっていっていいし」

あしざわ教頭「うんうん」

とーやま校長「そういうことを堂々と音楽に込めて歌ってくれているがSCHOOL OF LOCK!としてはめちゃくちゃありがたいし、何回も聴きたい!」

あしざわ教頭「こうでありたいって思いますね!」

とーやま校長「たったの1曲だけど、俺は今、両手にじんわり汗をかいているよ。聴いているみんなはどんなことが浮かんでいる?」

あしざわ教頭「NakamuraEmi先生の今の立場だから言えることだと思いますし、更に大人になって思うことは違うかもしれないけど、今の想いを言ってくれているような気がしますよね!」


ほおお。
ちょっとびっくりしました。いかにも一方的でなくて、その中でどちらにもぶつかるような衝撃がありました。「聞く」は言う通りにしろ、じゃない。すごいです。
パパちゃん
男性/15歳/兵庫県
2017-01-19 22:12



とーやま校長「パパちゃんが受けた衝撃をちゃんと文字で表してくれているね! 2行の文章だけど、ここにめちゃくちゃ詰まっているよね!」

あしざわ教頭「言い方次第で届き方って変わるだろうし、大人が思っていることが本当に伝わっているかどうかってなかなか分からないけれど、こうやってNakamuraEmi先生の言葉で本当の思いって伝わるんだなって思いますね」

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そして、オンエアを聴いてくれていたNakamuraEmi先生のツイートがコチラ!


とーやま校長「俺たちも『大人の言うこと』についての授業をやりたいね」

あしざわ教頭「やりたいですね!」

10代のみんなは、今も大人からいろんなことを言われてると思うんだけど、
大人に言われて印象に残っている言葉って、どんな言葉がある?

「助けられた」とか「辛い時に思い出してる」、っていう言葉もあるかもしれないし、
「すごく傷付いた」「今もずっと引きずっている」っていう言葉を言われたかもしれない。

ということで、今日は2時間、『大人に言われたことについて』の授業をやっていこうと思う!

10代のお前が、大人に言われて心に残っている言葉とか、大人に対して思っていることを聴かせてほしい。
その言葉を言われたときの状況とか、その時に感じたこととかも、学校掲示板もしくは校長&教頭のメールから詳しく聞かせてくれ!

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まず最初に逆電した生徒は……

飛べそうな梨 千葉県 17歳 男性 高校2年生

とーやま校長「飛べそうな梨は、大人に言われて心に残っている言葉ってある?」

飛べそうな梨「あります。僕は、幼稚園くらいの時にお母さんに言われた言葉のおかげで全国大会に行くことが出来ました!」

とーやま校長「えぇっ! 幼稚園くらいってことは5歳くらいの時に言われたってこと?」

飛べそうな梨「記憶がないくらい小さい時に言われました」

とーやま校長「その時の言葉をいまだに忘れないでいるんだ。何て言われたの?」

飛べそうな梨『私は、無理って言葉が一番キライ』って言われました」

あしざわ教頭「すごいな!」

飛べそうな梨「その言葉だけすごい心に残っていたんです」

とーやま校長「その言葉を、飛べそうな梨はどういう言葉として受け取ったの?」

飛べそうな梨「小さい時は、お母さんは“無理”って言葉がキライだから言っちゃいけないんだな、くらいにしか思っていなかったんですけど、最近は“無理”って思ってしまうと前に進めなくなってしまうから、言わない方がいいのかなって思います」

とーやま校長「それは、お母さんが飛べそうな梨に対して、これからの人生を踏ん張って進んで欲しいって思ったから言ったのかな。お母さんに言葉の真意は聞いたの?」

飛べそうな梨「いや、聞いてないです。たぶん、その事もお母さんは覚えていないくらいだと思います」

とーやま校長「なんか、すごい不思議だね。小さい頃の言葉が忘れられずに今も残っているって」

飛べそうな梨「そうですね!」

そして、RN 飛べそうな梨はボート部に所属しているのだが、見事、関東選抜に優勝したのだそう!

とーやま校長「おめでとう!! 全国大会はいつあるの?」

飛べそうな梨「3月にあります!」

とーやま校長「ボート部での練習の中とかで、お母さんからもらった言葉が支えになった?」

飛べそうな梨「僕は5人乗りの船に乗っているんですけど、他の4人には『なるべくネガティブなことは言わないでいこう』って言っているんです。やっぱり、その裏にはお母さんの言葉があるのかなって思います」

とーやま校長「へぇ〜!」

飛べそうな梨「身体に入っているんだね!」

とーやま校長「でも、お母さんはその時の事を覚えていないから、話せていないんだよね。どこかで言うタイミングがあったら言っておきたくない?」

飛べそうな梨「そうですね!」

あしざわ教頭「お母さんも嬉しいと思うよ。そうやって自分が言った言葉を覚えていてくれているっていうのは」

とーやま校長「飛べそうな梨にとって、大人ってものは色んな事を教えてくれる人。みたいなイメージなのかな?」

飛べそうな梨良くも悪くも教えてくれるっていうイメージです」

とーやま校長「そうだよな。全国に導いてくれたものをくれたのが大人なわけだし。これからも飛べそうな梨は色んな大人に出会っていくと思うけど、そこでもお母さんの言葉みたいにキラキラした言葉をポンともらったりすると思う。そんな宝物みたいな言葉がどんどん増えていったらいいね!」

飛べそうな梨「そうですね!」

あしざわ教頭「飛べそうな梨って名前も、“無理じゃない!”って思えば飛べる気がしてきますね!」

飛べそうな梨「(笑)」

とーやま校長「そうだね!(笑)」

RN 飛べそうな梨! 話聞かせてくれてありがとう! 全国大会も頑張れ!!!

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♪ ラバボー / RADWIMPS


とーやま校長「最初に言われた時は小さかったから言葉の意味も分からなかったと思うけど、体のどこかが反応してその言葉を心の中に持ち続けた飛べそうな梨も、スゴイなって単純に思えたなぁ」

あしざわ教頭「もしかしたら、遺伝子レベルで何かが繋がっていたのかなぁって思いますよね」


続いて逆電した生徒が「大人に言われたこと」とは……

たじまい 栃木県 18歳 女性 高校3年生

とーやま校長「たじまいは、高校3年生ってことは受験生?」

たじまい「受験生です! これから私立の受験があります」

とーやま校長「調子はどうだい?」

たじまい「ちょっと不安です…」

あしざわ教頭「不安か…。でも、今自分がやっていることが全てだと思うし、自分がやっていることを信じて、絶対に合格できるように頑張ろう!」

たじまい「はい!」

とーやま校長「たじまいも、大人に言われた言葉で忘れられない言葉ある?」

たじまい「あります。自分の夢を大人に否定されたような言葉です」

とーやま校長「それは、ちょっと思い出したくない言葉だね」

たじまい「そうですね…」

RN たじまいが、その言葉を言われたのは高校1年生の頃。
中学校の先生になりたい。という夢を持つRN たじまいに、塾の先生が言った言葉なのだとか。

たじまい「かつて通っていた塾に、高校に上がっても時々教えてもらいに行っていたことがあって、その時に言われました」

とーやま校長「なんて言われたの?」

たじまい『たじまいは、理系教科が苦手なんだから、(中学校の先生は)趣味にして、社会の先生にでもなったら?』って言われました」

とーやま校長「それは軽い感じで?」

たじまい「向こうは軽い感じでしたね」

あしざわ教頭「アドバイスっぽく言っているつもりだったんだろうね」

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たじまい「そういうつもりだったんだろうけど、すごいビックリしましたね」

とーやま校長「ムカつくっていうよりも、ビックリの方が大きかった?」

たじまい「なんてことを言ってくれるんだ! って思いました。私は地学が好きで、中学なら地学が教えられるので、どうしてもなりたい職業だったんです。でも、それを否定されたので“なんでそんなこと言うんだろう…”って思いました」

とーやま校長「その時まで、大人ってどういうイメージがあった?」

たじまい「塾の先生だし、夢を尊重して導いてくれたり、励ましてくれたり、背中を押してくれるんじゃないかなって思っていました」

とーやま校長「でも、実際に言われたのは真逆のことだもんね」

たじまい「そうですね…」

とーやま校長「そこから、たじまいはどうしたの?」

たじまいやっぱり好きな事を教えたいし、諦められないので、今も夢に向かって勉強してます!

とーやま校長「じゃあ、塾の先生に言われた言葉は、たじまいにとっては“なにクソ!”って思える言葉だったのかな?」

たじまい「そうですね! 燃えます!!」

とーやま校長「イイね! 燃料に変換出来たわけだ!」

たじまい「はい。反面教師にして頑張ってます」

あしざわ教頭「すごい!! カッコいいよ!」

とーやま校長「その塾の先生とは今も会っているの?」

たじまい「今は会っていないんですけど、妹が同じ塾に通っているので、もし本当に中学の先生になれたら、“先生、なれましたよ!”って言いに行きたいです!」

あしざわ教頭「それはカッコいいな〜!」

とーやま校長「めっちゃイイね! でも……これは聞き流してくれてもいい。俺はたじまいよりも20年も長く生きていて、だからこそ言えることかもしれないんだけど、その塾の先生も、たじまいより長く生きているでしょ?」

たじまい「はい」

とーやま校長「長く生きている分、答えをいくつか持っていたりするんだよね。それがたじまいにとって、良い答えなのか悪い答えなのかはわからないんだけど、(大人って)間を抜いてポンと答えを出してしまうんだよ

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とーやま校長「それは、10代のみんなや俺ら側からしたら引っかかる所はあるけど、向こうもたじまいの事を思って言ってくれてたりするのかなって思って。もちろん、今はそれを受け入れる必要もないし、それをバネにしていつか教員免許を持って『なれましたよ!』って言いに行けば良いと思うんだけど、そういう所も大人の良いところでもあり、悪いところでもあるなって思うんだよね」

あしざわ教頭「結果的にではあるけど、たじまいは良い方向に行っていたりするから、それも不思議だよね。エンジンに変えているわけだから、たじまいはそのまま進んでいって欲しいな」

たじまい「頑張りたいです!」

とーやま校長「今のたじまいにとって、大人の言うことってどういうもの?」

たじまい大人が言うことも確かに正しいけど、でも、それに全て乗っかる必要も無いかなって思います

とーやま校長「そうだね! その視点さえ持っていれば色んな事がスムーズにいけるはずだから、このまま入試も頑張れな!」

たじまい「はい! 頑張ります!」


♪ 駱駝 / 高橋優


とーやま校長「“こいつはバカだな”っていう大人の言葉は、軽く受け止められる度量とかが欲しいよね」

あしざわ教頭「自分も間をすっ飛ばして話していないか気を付けないとな、って思って背筋が伸びましたね」

とーやま校長「大人側が言う答えも誰かの受け売りだったりするし、誰かが“良い”って言っているから“良い”って言ってる大人もいたりして、どうしてそれが良いのか理由を聞くと答えが返ってこない時もあったりするんだよね。……難しいな! 俺たち、大人なのかな?

あしざわ教頭「どうなんでしょう…?」


ここで、掲示板に書き込まれた「大人の言うこと」についての書き込みをいくつか紹介していくぞ!

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大人の言うこと
大人の言うことは正しいこともあるけど、正しくないこともあった。だから、見極めないといけないと思った
さわおお
男性/18歳/北海道
2017-01-19 22:40



とーやま校長「大人も、毎日誰かに答えをもらい続けているわけでもないし、一応は年齢というもので大人ということになっているけど、分からない事もたくさんあるからね」

あしざわ教頭「人も育ち方によって全然違うからね」

とーやま校長「さわおおが、これから(大人に言われたことを)どう選んでいくかっていうのもデカいかもしれない!」


大人が全て正しいわけじゃない
大人の方が自分よりは長く生きてるわけだから、生きる術を知っているかもしれないけど、それが正しいかどうかは自分で見極めるべきだと僕は思います。大人の言うことを聞いた上でその考えが現在の世の中に適応できるかどうかを考えることがより大きな大人になる事だと思います。
とんこーせい
男性/16歳/福岡県
2017-01-19 22:53



とーやま校長「大人にとって正解だったとしても、とんこーせいにとっては正解ではなかったりすることもあると思うし、相性とかもあるだろうしね」

あしざわ教頭「もしかしたらね」

とーやま校長「俺のやり方、私のやり方、大人のやり方……ガチッと合わない事もあると思うな」


校長と教頭は…
校長はいい意味で大人になりきれてないと思いますよ!乃木坂の盛り上がる時とか、生徒の話になみだを流しながら、話してくれるところとか。
教頭は大人ですね。パイプもいっぱい持っていらっしゃるし、浪人とか作ったDVDが売れないとか苦い経験もたくさんしていると思うからです。
エイリアンの騎士
男性/18歳/北海道
2017-01-19 22:59



あしざわ教頭「ちょっと(笑)」

とーやま校長「(笑)」

あしざわ教頭「何が一番いけないって、校長が一番笑っているのがよくない!(笑)」

とーやま校長「やっぱり、作ったDVDが売れてなくても笑顔でいられるっていうのは大人ですね〜」

あしざわ教頭「別にこちらは傷を負っているわけではないですから!(笑)」

<来ましたーーーーー>

あしざわ教頭「やめろ!(笑) 来ましたの意味が変わってくるから!」

とーやま校長「でも、エイリアンの騎士は、そう思っているってことだから」

あしざわ教頭「いやいや、別に僕は悲しいのを隠しているわけではないんですって! 俺は傷ついてない! 強く生きてます!(笑)

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ここからは再び、生徒が「大人に言われたこと」を聞いていきます!

やまっさん! 静岡県 16歳 女性 高校1年生

とーやま校長「やまっさん!も、大人に言われた言葉で心に残っている言葉がある?」

やまっさん!「あります。中学の時に先生に言われた言葉のおかげで3年間学校に行けました!」

とーやま校長「ということは、やまっさん!は、ちょっと学校に行くのがしんどい時期があったんだ?」

やまっさん!「学校が嫌いだった時がありました」

RN やまっさん!が中学2年生の時の担任の先生はクラスの事に協力的じゃなく、
学級委員長だったRN やまっさん!は先生の分も自分がやらないと、と思って頑張っていたんだとか。

やまっさん!「だけど、私たちがやったことに対して文句言ってきたりして…」

とーやま校長「先生が言ってきたんだ!」

やまっさん!「そうなんです。性格とかも噛み合わなくて、どんどんストレスが溜まってきていた時に1年生の時の先生に相談したら、『大人って理不尽だよね』って言ったんですよ」

とーやま校長「それは何歳くらいの先生?」

やまっさん!「35歳くらいですね」

とーやま校長「じゃあ、世間的には立派な大人だよね。その先生が『大人って理不尽だよね』って言ってくれたんだ。それを聞いてどう思った?」

やまっさん!“自分も大人のくせに何言っているんだろう?”って思いました」

あしざわ教頭「そうだよね(笑)」

とーやま校長「まずはそっちか!(笑) 俺としては、10代の心を持ったまま歳を重ねる人もいるんだ。っていう感想なのかなって思ったんだけど」

あしざわ教頭「やまっさん!としては、“あんたが言うなや!”ってことでしょ?(笑)」

とーやま校長「最初はそう思ったんだ?」

やまっさん!「そうですね。でも、よくいる大人じゃなくて、この人なら信じてみてもいいんじゃないかなって思えました

あしざわ教頭「同級生が言ってくれているみたいだもんね」

とーやま校長「そこから、やまっさん!はどうなったの?」

やまっさん!「その後も担任は1年間変わらないので1年間ずっと辛くて、中3になってクラスが変わっても、その事を引きずっちゃって学校がイヤになっていたんです。
でも、言葉をくれた先生の存在が大きかったし、辛い時に色んな話を聞いてくれて、その先生のおかげで3年間学校に行けました」

とーやま校長「じゃあ、やまっさん!が高校に行くことが出来ているのも、俺たちと話が出来ているのもその先生のおかげだね!」

やまっさん!「はい!」

とーやま校長「俺の周りの大人は、どこかで(大人と子供の)線路が切り替わることもなく、歳を重ねている人が多いなって思うよ。そういう人は自分が大人だっていう自覚が無かったりするだろうし、“大人だからこう言わなきゃいけない”っていうわけではなくて、自分の思ったことを人に言えるんだと思う」

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あしざわ教頭「やまっさん!が先生から言葉をもらって力に変えたように、やまっさん!自身が大人になった時に、誰かにそういう言葉をかけられる人になりそうだよね

やまっさん!「なりたいですね!」

とーやま校長「そうだね! いつかやまっさん!も、20代30代になって、結婚して、自分の子供とかにもそういう言葉を言えたら良いよね」

あしざわ教頭「めっちゃ良いですね!」

とーやま校長「そしたら子供が『いや、お前もだろ!』って思うだろうけど」

あしざわ教頭「歴史は繰り返す!(笑)」

とーやま校長「(笑) やまっさん!話聞かせてくれてありがとう!」

やまっさん!「ありがとうございました!」


♪ 雲の形 / フラワーカンパニーズ


そして、最後に逆電した生徒が「大人に言われたこと」とは…

にゃんぽ 山形県 16歳 女性 高校1年生

にゃんぽ「親から矛盾していることを言われて、自信を持てずにいます」

とーやま校長「それは、どういうことを言われたの?」

にゃんぽ「習い事でピアノを習っているんですけど、親はいつも『失敗してもいいから、まずやらないといけない』って言うんです。だけど、実際に失敗すると、『もっと練習が必要だったんじゃないの』とか、『練習に集中したらよかったんじゃないの?』って言われて、矛盾しているなって思います」

とーやま校長「だって、“失敗してもいい”って言われたのにそんな事言われたらなぁ…! 結果出てから言わないでよ、って感じだよな?」

にゃんぽ「はい…」

とーやま校長「ズルいなって思うよな」

にゃんぽ「思います!」

あしざわ教頭「例えば、ピアノの発表があって、にゃんぽが“演奏どうだった?”って聞いた時に言われるの? それとも、何も言わずに親から言われる感じ?」

にゃんぽ「車の中で何も会話が無かったんですけど、親の方から話しだしてきて……」

あしざわ教頭「結構ワーッて言われちゃうんだ」

とーやま校長「エールも込められているとは思うんだけどね。でも、俺も“先に言ってよ!”って思っちゃうなぁ」

にゃんぽ「そんな風に言われると、次にやる時にちょっとイヤだよね」

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とーやま校長「今でもその言葉が引っかかってたりする?」

にゃんぽ「その時から失敗するのが怖くなって、中学の時も学級委員長に推薦されたんですけど、また親からなにか言われるかもしれないって思うと出来なくて断ってました」

とーやま校長「こういう発言をしたら、こう言われてしまうんじゃないか問題。俺でもあるもんなぁ…」

あしざわ教頭「僕もあります。飛び込んでみたいけど、飛び込んだことによって周りに被害が及んだ時に責められたらどうしよう。ってことを考えて、思った以上に飛び込めない事があるよね」

とーやま校長「言葉が出る前に、頭の中にその人の顔がチラつくんだよね。そこに伺いを立てるような言葉になっちゃって、それを繰り返していくうちに“この作業、何なんだろう”って思うんだよね。…にゃんぽは、ピアノ好き?」

にゃんぽ「弾くことは好きです!」

とーやま校長「だよね! 本当の所はすごくシンプルなんだよ! なのに、“親に怒られないようにしている自分って何だろう?”って気持ちに陥るじゃん。
そんな時間は無い方が良いんだけど、でも、あった方が良い時間でもあると思うんだ。今は分からないかもしれないけど、それでもいい。俺は、そんな時に使う魔法の言葉があるんだ。
怒られたくない。嫌われたくない。だけどそんなこと『知らねぇっ!!!!』
って心の中で叫ぶの。口に出して言うときもある。それを言うことによって、“俺の人生だし、どう思われたっていい!”っていう気持ちになれるんだ」

あしざわ教頭「確かに、自分で解放出来る瞬間があると、思った以上の事が出来たりするんだよね。これは、親に言われているからこそ、飛び込んだ方が良いとも思うな」

とーやま校長「それによってめちゃくちゃ良いピアノが弾けた時に、今まで親が言ってきた言葉とかが、実は感謝できる言葉になるかもしれない。今は“何だよ!”って思っていいんだよ。でもいつか、そんな言葉になったら良いなって俺は思ってる!」

にゃんぽ「はい!」

とーやま校長「親とギクシャクし過ぎると色々ややこしくなっちゃうから、いい感じで受け流しつつ、12回に1回くらいは『知らねぇっ!!!』って言おう!」

あしざわ教頭「これから先、にゃんぽの家では何ヵ月に1回聴こえるんですね(笑)」

とーやま校長「枕に顔を埋めて聴こえないようにな!」

にゃんぽ「はい(笑)」

とーやま校長「じゃあね!」

にゃんぽ「ありがとうございました!」


そして、本日も黒板の時間になってしまいました!

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『 自分で決めてよい 』

立派な大人も、そうじゃない大人もいるんだけど、いくつかある内の選択肢のひとつとして、「大人の言うこと」をもらう。
それを“自分で決めなくてはいけない”ではなくて、“自分で決めてよい”
それくらいの軽い気持ちでもらっておくくらいの方が良いと思うな。自分で決めていいんじゃない?

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あしざわ教頭「何かを言われた時に、自分が何を感じて、心の中に何が浮かぶかって事が大事で。そこから自分で“じゃあ、こうしよう!”っていう思いに変えられたら、本当は素晴らしいことだと思います!」

ちゃんと「大人の言うこと」を聞いて、自分はどう思っているのか。きちんと選択していこう!


【FAXイラスト】


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RN ドン・コタージュ


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RN ふてふてりんご


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【逆電リスナー】
飛べそうな梨 千葉県 17歳 男性 高校2年生
たじまい 栃木県 18歳 女性 高校3年生
やまっさん! 静岡県 16歳 女性 高校1年生
にゃんぽ 山形県 16歳 女性 高校1年生

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【オンエアリスト】
22:05 大人の言うことを聞け / NakamuraEmi
22:25 また来年になっても / My Hair is Bad
22:40 ラバボー / RADWIMPS
22:49 駱駝 / 高橋優
23:12 多分、風。 / サカナクション
23:42 雲の形 / フラワーカンパニーズ
23:52 The Choice Is Yours / RHYMESTER

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今日はたくさん心が動いた2時間でした。

校長のとーやま

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どんな大人になりたいか。考えてみるのもいいかも。

教頭のあしざわ

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