monobright LIVEレポート

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大阪会場レポート
7月12日(木)
ANATAKIKOUの甘い木曜日の不思議@心斎橋CLUB QUATTRO

「あずさ」大阪府 17歳 女
先週、SOLのmonobright LIVE招待に運良く当たり参戦してきました。もちろん「黒ぶちメガネ、白ポロ、黒ジーンズ」の完璧monobrightスタイルで。monobrightはずっと気になっていたバンドだったので、ライブに行けてすごく嬉しいです。開場ギリギリに会場に着きロッカーに荷物を預け、チケットを持ってる人が入場してから私達は入場しました。周りを見渡してみるとこんな完璧な格好をしていたのは私だけで浮いてたような気がします。ちょっと恥ずかしかったです‥。前の方へ行こうか迷ったのですが、今回は後ろのイスに座って見ることにしました。
7時過ぎ。会場が暗くなりSEが流れてmonobrightメンバー登場。1曲目「紅色ver.2」。前の方はノリノリでした。メンバーのみんなもすごく楽しそうでした。後ろに座ったことを後悔‥。次のライブでは絶対に前へ行こう。3曲目の「まぼろし」はバラード系で今までと違った感じの曲でした。音源が欲しい。4曲目の「未完成ライオット」は1番聞きたかった曲。生はやっぱり違います。すごくカッコ良かったです。この一言に尽きる。やっぱりこの曲が1番盛り上がってたような気がします。桃野さんのMCもすごく面白かったです。息切れしながら1人で突っ走ってるのがとても笑えました。
演奏した曲は5曲と短かったけど、楽しくて面白くてすごく熱いライブでした。このライブで更にmonobrightが好きになりました。これからもっと応援して行きます。変態ロック最高。今回はこんな機会を本当にありがとうございました。

「フナ」兵庫県 15歳 男
MONOBRIGHT先生のライブ行ってきましたー!!!!! 予想外に人の多さにめっちゃたいへんだったけど、めっちゃ楽しかったです!!!!! MONOBRIGHT先生がやってくれた四曲ともとってもかっこ良かったッス!!!!
校長、教頭!!!!今日は招待してくれてありがとーございました♪ 学園祭の方も頑張ってください!!!! ついでに俺もよんでください!!!!(笑) 写メは暗すぎて分かんないですけど、いちよう添付しときます!!!! ホンマありがとーございました!!!!!

「負け犬」大阪府 16歳 女
素敵な時間をありがとう★行ってきました! やっぱ最高ですmonobright!最初に紅色ver.2聴いてからテンションあがりっぱなしでやばかったです!短かったけど濃かった! 知らない方が多かったのか,若干アウェー感あったかもですが,,なんかみんな結構いい感じに巻き込まれてて良かったです。爆笑失笑おこってました★中盤のまぼろしでは完全にやられた(笑)なんであんなかっこいんだろう。もっともっと聴きたい!! て思いました! SCHOOL OF LOCK!ありがとう!

「空坊」兵庫県 17歳 男
クラブクアトロにて行われたmonobrightのライヴ。それは驚きのものでした。ステージが暗くなりメンバーがすごい勢いで入ってきた!
もちろん全員メガネにポロシャツの姿で。その勢いで並のテンションじゃないのがよくわかる。そしてボーカルの桃野が喋りだした。『どうもモノ◎★●×どぅえす!!!!』・・・・何を言ってるのかわからない…。そしていきなり曲ははじまった。いきなりの激しいサウンド、皆が一瞬でのまれてしまった。紅色ver2だ。体が自然にリズムに乗ってしまう。これがついこないだメジャーデビューしたばかりで結成したばかりのバンドなのか!?と驚いてしまった。何よりすごいのはそのライヴパフォーマンス!!その激しい動きはあまりにも怪しい…怪しすぎる…しかし何故かカッコイイ…暴れすぎてギターのストラップが壊れたりピックを落としたり激しすぎだ…。だがまさにロック!!と感じてしまうカッコよさだった。
そして数曲が一気に流れて再び桃野が喋り出した。しかしその喋り方はひたすら熱い熱すぎる。いちいち言葉に力が入りすぎている。そして大阪で食べたたこ焼きのタレをポロシャツにこぼしたというくだらない怒りをぶつけた曲だと言って歌い出したのはメジャーデビューシングルの未完成ライオットだった。全身に鳥肌が立つカッコよさで会場は盛り上がりに盛り上がってmonobrightのライヴは終わった。僕はこのライヴを見て思った……彼等はとても熱い!!!!最高のバンドだと!!!!

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札幌会場レポート
7月13日(金)
NORTHERN EDGE<SAPPORO>@札幌BESSIE HALL

「なるっち@home」北海道 13歳 男
モノブライトのライヴめっちゃおもろかったo(≧∇≦o)(o≧∇≦)o
みんなすごい盛り上がってたし=^ェ^=友達はモノブライト知らなかったんだけど「ヤバい!めっちゃハマってしまったぁ笑」なんて言っちゃってましたChu!(^3^)-☆しかし、トークが面白い!何を言ってるのかわかんないとこがまたいいんすよね笑
もうライヴ終わったら放心状態で……笑帰るのに二時間くらいかかりましたよ笑 言葉じゃ表せないくらいかっこよかったです!!またモノブライトの招待企画やって下さいねヽ(´ー`)ノ

「てぃんきーうぃんきー」北海道 14歳 女
行ってきましたー!まじ楽しかった! 大音響で今も耳鳴りがしている。沢山北海道バンドがでました。スモゥルフィッシュ、シュリスペイロフ、サカナクション、sleepy,ab、そして我らがmonobright!!!!いやー、桃さんのMCテンションは最高っしたb SSMSSS・・・確かに。あなたたちだけMだね(笑)Mなんだね(笑
曲も最高♪特に「未完成ライオット」が最高でした!monobright後なんと隣にリスナーさんがっっ!!!お喋りしましたー。そしてまたもやmonobright後、楽屋に彼らが帰っていくとき、ギターの方に手振ったら振り返してくれましたー。目があったから間違えない!!うがゃああああ!!!!!!!!

今日でもっともっとmonobrghtが好きになりました^∀^
ありがとう校長!教頭!先生方!SOL!

「コカロ」北海道 17歳 女
ポロシャツ眼鏡で少し遅れて着いた小さなライブハウスの中は、肌寒い外とは打って変わって、静かだけれど熱い。そんな中、その場にいた全員の度胆を抜いたのはmonobrightでした。始まるなりVoの桃野ブライトがここぞとばかりに暴れ回り、メンバーは楽器を持ち上げて音を奏でる!正に「青春」という言葉がふさわしい、白いポロシャツが眩しい!私自身、モノブラのライブは初体験でしたが、いろんなことが衝撃でした。MCではまさかのドM発言連発、そしてドSに挙手を要請。居酒屋の酔っ払いさながらのトークで会場を圧倒する桃野ブライト。白熱した演奏を焼き付けた「未完成ライオット」はすごかった。かなり熱いライブでした。
続いてはサカナクション。彼らが演奏を始めた瞬間、会場の空気がガラリと変わったのがわかりました。赤から深い青に色が変わったような、そんな感じ。澄んだ夜の湖のような音が波のように押し寄せてきた「三日月サンセット」 楽しい、と連発するVo山口氏。新曲もやってくれてかなり満足な内容でした。最後の「白波トップウォーター」の凜とした響きは忘れられません。
最後はsleepy.ab 予告なしにライブが始まった瞬間に、まるで会場が真冬の無音地帯になったように感じました。雪が乱反射して虹色になったかのように、静けさが段々と音となり、鼓膜を揺らしていく。ゆっくりと、でも確実に、言葉が侵食してくる「メロディ」で鳥肌が立ちました。素朴なMCとは裏腹に、緊張感溢れるライブ。最後の「メリーゴーランド」には集まった光が一気に放たれるような煌めきがありました。
いままでは北海道のアーティスト、というと、あまり有名じゃないという意識がありました。でも、このライブで、北海道のアーティストだって熱いんだぜ!ということを身をもって実感できました。本当に全て素晴らしかったです。この企画をプレゼントしてくれたSOLとモノブラ、そしてNORTHERN EDGEの出演者の方々に感謝します。貴重なライブを、ありがとうございました!

「RALLY」北海道 17歳 男
こんにちは!モノブライトの札幌ライブに行かせてもらったRALLY(写メの右、左は一緒に行った友達)です!ライブレポートをお届けします!

最初、モノブライトが出る前は客はいっぱいいたんですが、前2バンドでは盛り上がりきれない感じで(2つ共うまかったのに…)自分も微妙な感じ。
でも、やってくれました!モノブライト!!始まって一曲目紅色ver.2で俺のテンションは激上がり!モノブライトがハナから全開でくるんですもん。桃野さんも例の気持ち悪い動きしまくり!髪を振り乱し、カクカククネクネとステージから身を乗り出して煽ってくる!2曲目R+Cで俺は弾けて、前列に突っ込んで大はしゃぎしちゃいました!あのグルーヴはたまんないっす!4人で暴れるところでは暴れ、キメるところはきっちりキメてくる。3曲目は静かな曲で(すみません、曲名忘れました…)聞かせてくれました。これも良い!テンションを下げる静かさじゃないんですよ。ここでMC。桃野さんの変態全開でした「今日、で、で、出る他のバンドは全部イニシャルがSでして、さ、さ、札幌もSで。で、で、で、モノブライトだけがMなんですよ!!そ〜んな僕たちは楽屋でムチ打ちを……ブタと呼んでくれれば……云々」勿論、冗談ですけど口調も焦ってるっというか、キョドってるっていうか…そんな感じで面白い!4曲目は未完成ライオット!あの松下さんのオブリ感あるギターも最高!5曲目の曲名とかは覚えてないんですが(てか、あったかどうかも不確かですが…)、6曲目はSOS!松下さんの激情のチョーキング、スウィープがすごかった!やっぱり松下さんは俺のギターヒーローです!ギター小僧はチェックしてみてください!!そして、最後は桃野さんはギターを投げ出し、マイクを振り回し、絡みつき、瀧谷さんも出口さんも松下さんも弾きまくり叩きまくりで大暴れしてライブ終了!!!
激しいアクション、かつ難しい事をやってのけるテクニック。最高です!!!皆さん、ライブに行きましょう!言葉じゃ伝わらない事がいっぱいある!五感を全部使ってモノブライトを感じてください!!
ありがとうモノブライト!ありがとうスク−ルオブロック!!ライブ超楽しかったです!あんなにテンション上がったのは久しぶりでした!ありがとうございました!!!

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東京会場レポート
7月10日(火)
NORTHERN EDGE<TOKYO>@代官山UNIT

「人魚王子」群馬県 16歳 男
school of lockを愛して病まない人魚王子です☆★☆★☆★☆★☆
すんごく楽しくてschool of lockには厚く感謝の意を評したいと思います!!!!友達も大喜びでした★
本当にテンキュ★テンキュ☆テンキュ☆

「あべchan」東京都 14際 女
monobright先生のライブサイコーでしたbb
初めていくライブでしたがとっても良かったです!!!
桃野先生がマイクを倒すというハプニングもありましたが・・・ 笑
最後にピックを投げてくれたんですが、欲しかった(>_<)
それだけが心残りです・・・桃野先生のハイテンションに最初はビビリましたが(笑)でも最後の方になると感激していました!!!! ホントにホントにいい経験でした!!! また行きたいです!!!!!!!!!

「まーちい」東京都 17歳 女
まーちい(右)
monobrightライヴ、参戦して来ました! 自分たちは数少ない"コスプレ"でいたので、ちょっと恥ずかしかったです(笑)レポになってないですが、良かったら読んでください!
一言で言うと、とにかく激しい。
1曲目の紅色ver.2は、個人的に大好きな曲(好きになったキッカケの曲)だったのですが、彼らかなり飛ばしてました。特にVo.&G.の桃野さんが……パッと視線をやると、今いた場所にいない!!!笑 それがまた、激しく熱くしていました!

MCもウワサ通り変態でした(笑)
この日、monobright以外に出演していたバンドが、「シュリスペイロフ」、「サカナクション」「sleepy.ab」(どれも良いバンドでした)、だったのですが、頭文字が全てSなんですね。まさかそう来るか…?と考えていたら、「俺ら頭文字Mでさ…ドSの中のドMなわけね。」と、桃野さん(笑) 会場全体が笑いに包まれて、温まって来ているのを感じました。

MCのあとも曲をやって、新曲の未完成ライオットをやってくれたときには本当にテンションが上がりました。初めてライヴで聴いたのですが、音の厚みが増して、成長しているのを感じました! とにかく、どの曲も全身全霊で、楽しそうでした!! 最初は静かだった会場も、彼らが演奏をやっていく内に拳を上げる人が増えて、確実に引きつけていました。めちゃくちゃ楽しかったです!!!!monobrightが更に好きになりました。SOLありがとう!!!

ぱん(左)
ポロシャツにメガネというmonobrightファッションで参戦したのは恥ずかしかったけど、すっごい楽しめました! ライヴはまさにHENTAI★(誉め言葉w) そしてMCは更にHENTAI★ 爆笑 そんなmonobrightにあたしは、ハマってしまいました(^ω^)monobright以外のバンドは初めて聴いたけど、どのバンドも気になったので、今度聴いてみようと思います!! 最高のライヴをタダで見せてくれた、SOLに感謝!!!!!

「Uターンチェアー」千葉県 16歳 女
15時56分 教室の傘立てからビニール傘をパクった─

とにかく寝不足だ。それに今日はやたらと失敗だらけで落ち込むことが多かった。思い出すのも嫌。重苦しい…。電車の窓から見える無数の雨粒にそっと囁いてみた。「朝の占いは水瓶座が今日の最下位だとか言っていたが、それは少し信じても良いのかもしれない」と。
そんな気持ちの、損な私をあの日、代官山UNITが迎え入れてくれた。

─2007年7月10日19時03分
[NORTHERN EDGE]

いよいよ1組目のバンドがステージに立つ。
「こんばんわーシュリスペイロフですー」
どうもはじめまして。
第一印象は良い感じ。複雑な変拍子、ノスタルジックな歌詞に会場はゆらりくらり。『現実』という殻が良い音楽によってゆっくりと崩され、人々が異空間に惹きこまれていく瞬間。小さな部屋で温かいスープを飲んでいる気分だ。うん、好きだなーこういうの。真っ赤な照明が締め付ける。
「改めまして、シュリスペイロフと申します。えー…っと、札幌から来ました。
…。へへっ…(笑) …。札幌から…。(キョロキョロし始める)
札幌、さっ…ぽろ、、(会場からふつふつと笑いが起こる)
札幌…から、きっと…札幌から、…来ました(笑)
…。へへへっ…。(紛らわすようにチューニングを始める)
札幌は…東京まで飛行機で一時間半。もうすぐ、すぅーぐです。…へへへっ
…。話すことは…ないです(笑)
(ここでメンバー紹介)
やる時はやる男、野口君(ベース)。
七三分けじゃないけど…髪、分かれてるからブチョー(ドラム)。(笑)・・・・・。
(ブチョー:「…自分紹介しないの?!」)
あ、じゃあ紹介して?
(ブチョー:「……(困)」)
(お客さんの方へ向き直り)…宮本です(笑)
…シュリスペイロフにもし興味を持ってもらえたら、お客さんの後ろの方で売っています500円3曲入りのCDを持ってきました。これ北海道でしか売ってませんので是非よろしくお願いします。じゃ、次の曲…いきまーす…。」
ぎこちないMCを塗り替えるかのように再び鳴らされた世界。…なんだろう。16年間生きてきた中であんなに朝焼けを恋しく思うことがあっただろうか。いつか訪れたのかも分からない雑踏の中に、恋しい人の姿が見えた。懐かしい。あぁ。いつまでもこのアウトロが終わらなければ良い。
「次の曲で最後でーす」

どうして…
どうして今まで出会えなかったのだろう。また会えるかな、シュリスペイロフ。覚えておきたいのに彼らの表情は私の目の中で滲んでしまった。まだ、NORTHERN EDGEの夜は始まったばかりだった。
─19時32分 シュリスペイロフ演奏終了。

19時48分 続いて2組目。
SEが流れ、メンバー登場。髪が長く線の細い綺麗な女の人がさらりとベースを構える。 ボーカルがオーディエンスへ両腕を広げ、歓声が上がる。1曲目。ノノ!! 地面を掘り起こすようなテクノロック!!踊らずにはいられない!キラキラピラピラ…!そしてなんと言ってもベース!!スカートのように美しく舞う髪の隙間から荒っぽく男らしいビート!!!
「皆さんこんばんわ、サカナクションです! みんな楽しんでる? 俺は楽しい!」
笑顔が眩しい。
「僕たち私たち、サカナクションは5月9日に1stアルバム『GO TO THE FUTURE』をリリースしました。……買った人! (しゅびびーん! とたくさんの手が挙がる)
おぉーいるねぇ!!
(女性客:「よかったよー!」)
ありがとう!…何曲めが良かった?
(女性客:「フクロウ!」)
渋いねぇ、「フクロウ」は俺の親父が好きって言ってた(笑) (女性客:「2ndはいつー?」)
これ言っても良いのかなぁ。…12月頃を予定しています。
(客一同:「おぉー!」)
えー…何言おうとしたんだっけ。話しかけるから忘れちゃったよ!(笑)
僕たち私たちサカナクションは、さっきのシュリスペイロフや次に出てくるmonobright、sleepy.abと地元札幌で金曜にまたライブをします。行く人いるかな?あ、いる(驚)!
シュリスペイロフは札幌の地に…こう、足をつけて頑張っています。俺らはたまに東京や大阪に浮気しますが…(笑) monobrightもシュリスペイロフもそうですが、知ってるバンドが東京に続々と進出して我々もそろそろやばいなと。スリーピーは札幌の番長です!」
本当に地元が好きなんだ、この人。でも歌声は沖縄民謡風。曲中はお客さんに届きそうな程に身を乗り出し踊ってみたり、バンドの前で指揮を振ったり。
北海道の広い大地でこの人はいつもこんな風に翼を広げているのかな。精一杯音楽の海に踊らされ、私達もサカナクションもみんな深海魚。『凄いねサカナクション!』『他にはない感じだよねぇ!』『なんでさ…、あんな音楽をできるんだろう……』彼らがステージを後にしても多くの客から賛美のため息が漏れていた。
─20時15分 サカナクション演奏終了。

次がmonobrightということでUターンブライト、ぺこぺこと最前列へ移動。愛しの出口ブライト前を陣取る!ドキドキ、ドキドキ…。桃野ブライトのムスタングが運ばれてきた! はぁ、ドキドキ…。すると…メンバーが調整の為にステージに上がってきた!
きゃぁぁぁぁぁ(@m@)!
無造作に楽器を鳴らす白ポロ+黒縁メガネ+黒スキニージーンズの、ある意味V系な4人。 お客さんの「ももー!」の声に桃野さん、『ちらっ→声のした方向をにやけながら右手でちゃいっと空を叩く』もう始まる…!

─20時30分 monobright、例のSEで登場。
「っおはよっっ!!!!」桃野のライブスイッチON!
1曲目『紅色ver.2』!
始まりから桃野の変態ダンス炸裂!!!フロアが跳ねる!踊る!出口さんの表情が素晴らしく楽しそう!!「♪絡み合う愛情は〜」続くナンバー『R+C』にテンションは最高潮!!!きゃぁぁ!たっきーぃぃ!!!「はい皆さんmonobrightです!!!(松下ブライトがギターをかき鳴らす)
NORTHERN EDGE!!!
んヌぉーザンヘェッッジッジッ…!(水を口に含み、ブルブルっと吐き出す!)
このね!イベントにね!バンドっ!(例のようにくねくねし出す)
あのーぉ……シュリスぺイロフとぉ〜!(指折り数え始める)
…サカナク★〇♂§ゑ〜!それから…スリーぃ※‰×◎〜のね!!
このね、Sとっ! Sとっ! Sのね!! スリーSっ!!! の中にね!!ぼぉくらのね!このカタマリのねっ!…M!!をねっ!!ってみんなMかみんな?!みんなドMか?!もしね!隣りの人がMならね!ビンタをしてしまえ!!!(会場は終始大爆笑なのに他の3人はずーっと無表情!)

次の曲はバラーァドいきます!! 弾き語りライブに来てくれた人は聴いてことがあると思いますが!」
『まぼろし』
…この曲、別人。
それまでぴょんぴょん跳ねては腕を振り回し大笑いしていた女子達は、ぽかーんと口を開け、しかし鋭いまなざしで桃野を見つめていた。構築した我を自ら壊すようなmonobrightが好きだ。「告知でもします!夏フェス出ます!!あのぉ〜うロッキンジャパンのフェスとかぁ〜サマーぁソニッックとか〜!!!夏フェスでライブおしまい!!!あとは無ぁしっっ!!!!
(客:「えぇ〜っ!!!」)
…ぅうそ!やりますっ!!!!今後の予定は…ホームページに!!!
…ロッキンジャパンはチケットまだ取れる…? 取れない?とれ…る?とれ、とれな…とれ、る…みんなが勇気を出せば買えるっっ!! ゆーぅきをね!!!!!!」
やはりメンバーの無表情が面白くて、じろじろと愛しの出口さんを眺めていたら…目が合ってしまいました…(汗)ステージから目立ったんだろうな、自分らと同じ格好で最前列に立つ女…(恥)ライブは自分の姿が憧れの人の視界に入るからこそ、体を張って愛を表現することも怠らないUターンブライト…。
「7月4日にデビューシングルをリリースして初めてのライブでねっ!今日のために!みんなで初めてっ!白ポロシャツを着てきました!!!この曲は多分…にじゅぅぅ〜…ろく〜年位前?…の曲です!!!」

『未完成ライオット』
桃野ブライトのシャウト!マイクスタンドを倒しても大暴れ!!瀧谷ブライトたのしそーう!!!松下ブライト×出口ブライトのコーラスは……うっとり…。この曲は聴く程に悲しい。初期ジブリ映画を観た後と、この曲を聴いた後の色は似ている。叫びとは、涙より悲しい。なのに叫んだら、涙が出てきた。未完成なんだ、僕らは。その後、『バタフライングリップス』。ライブも終盤。時間は止まれ。早く止まれ。 『頭の中のSOS』の最後で桃野がギターを置いて自分用と出口用のマイクスタンドをかっさらい、コードを体に巻き付け走り回り、マイクを引っ掴み、頭を機材にぶつけながら私の真横にあるスピーカーによじ登り仁王立。ステージではメンバーが激しい演奏を続けている。

「皆さぁぁぁんどうもmonobrightでしたぁぁ!!!!!」
次の瞬間、桃野はステージにダイブ!!!!!!
《グジャジャジャギャイイービュワーン》
持ち主の体当たりを受けた水色のムスタングが耳をつんざく。メンバーが演奏を止めた。…桃野がぐったりしている。メンバーはお辞儀をし、ステージを去る。しかし桃野はステージ中央で倒れたままだった…。『………モモー!!』『もも大丈夫??!』『もも頑張れー!!!』『桃野ー!!!』『ももー!!!!』……
─21時05分 monobright演奏終了。

─そして本日のトリ、sleepy.ab。
時計を見忘れた。この人達で本当にひとつのバンドなのか? ギターボーカルは…中学の時に好きだった塾の先生に激似…。センターで椅子に座るギターはゆらゆら帝国、ベースはACIDMAN、ドラムは湘南之風…といったような、あまりにかけ離れた雰囲気。一人一人切り取って貼り付けたよう…。
…そんなことに気を取られていると、もう演奏は始まっていた。
寒空で凍えているような歌声。小田和正…とも違う、元FISHMANS佐藤伸治…とも違う…。海の妖精クリオネは、きっとこんな歌声なのかもしれない。
鋭利な現代人の心が、白雪色のシルクをまとう。
汗が冷えてきた。客は微動だにしない。「スリーピーです。」ベースの人だ。
「僕らは札幌を中心に活動しているバンドで、夏にはサマーソニック、ライジングサンなどの出演も決定しています。(Vo&Gtの方:「うん…フェスなんかはね、良い機会だと思うので、どうぞ足を運んでください。」) …今日はNORTHERN EDGEということで、出演バンドは地元札幌で一緒によくライブをしたり交流のあるバンドで、こうして東京でたくさんのお客さんの前で演奏ができて嬉しく思います。」…さすが番長(笑)と思っていたら、Vo&Gtの方が
「…さっき番長とか言ってたなぁ。…全っ然そんなことないんで!(笑)」
いやいや、よそ者から見ても一目で分かります。その演奏技術は紛れもなく…!!
「5年前に初めてここでライブをした後代官山に行って、さっきリハが終わってからまた歩いて懐かしんでいました。僕らの目標は…もっと有名になって、皆さんに札幌に来てもらうことです!札幌が…だんだん熱くなっています…!!今後ともご注目ください!」
(拍手の後、沈黙…)
「失笑ですか…。」
違うんですよ…番長、感激しているんです。今の気持ちにど真ん中の『札幌がアツい』のお言葉!
MCが終わり、しばし我々の体はsleepy.abの音楽に預け、今回のライブをフラッシュバック。今夜観た、北海道が生んだ4つのバンド…日本で一番寒い場所で育ち、温かさのありがたさも良く知っている人達…手がかじかんでも、たくさん練習して、あんなふうに……私も、その仲間に入りたかったな…羨ましい………この場所は心地が良い…立っているのか座っているのか……自分に必要なもの程、一体化するんだ………だから、この音楽はこんなに近いんだ……………
「sleepy.abでした。おやすみなさい。」─

─《次は〜、終点〜〇〇〜〇〇〜。お降りの際はお忘れ物をなさいませんよう〜》
…いつの間にか電車で居眠りをしていた。何の夢を見ていたんだろう。
駅の時計は0時はとっくに過ぎている。おかげで乗換えの終電に乗り遅れた。
ツイてない一日は終わったんじゃなかったの?
2駅か…3時間は歩かなきゃ。

降り続く雨。ポロシャツの袖で、メガネの水滴を拭った。