8月18日「10代限定文学新人賞 蒼き賞、連載開始!」

未来の鍵を握る学校SCHOOL OF LOCK! と
未来の鍵を描く出版社幻冬舎のコラボ企画
文学史上最もロックな10代限定文学新人賞!


「蒼き賞」

10代の文学新人賞 第一回「蒼き賞」はコチラ!

“世界が終る夜に”
をテーマに5月末に募集をスタートして・・・作品応募総数、なんと約3000通ッ!! あまりのレベルの高さに、作品を絞り込むのに難攻! しかしついに決まりました・・・

今夜、3000通の中から最終ノミネートされた作品を一挙に発表〜〜〜ッ!

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「蒼き賞」

完成された1冊の小説ではなく、「あらすじ」と「第1話」のみを募集して、最終ノミネート作品に選ばれると、SCHOOL OF LOCK! のサイト上で全10話完結を目指して毎週1話づつ連載がスタートする未完成の文学賞!

グランプリには賞金30万円!!
そして優秀作品は、幻冬舎から本物の小説として書籍化しちゃいますッ! そして今から、最終ノミネートされた作品全てを発表するよ〜!!

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さぁ! 早速「蒼き賞」の最終ノミネート作品を発表・・・とその前にぃッ!! 今夜はぜひ、生徒のみんなに紹介したい人がいます!

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今回、一緒に蒼き賞をやろう!と言ってくれた、最もロックな出版社・幻冬舎の編集最高責任者!! つまり最高にロック!!

・・・石原正康さんですッ!!

石原さん「どうも、石原です。」

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まず、率直な感想としていかがでしたか?

石原さん「本当はもうちょっと前に連載がスタートする予定だったんだけど、あまりの質の高さに、編集者とSOL職員の方が作品を読みふけてしまって、愛着がわき過ぎて、絞り込むまでに予想外の時間がかかりました。」

それだけ質が高かったんですね〜! しかも、最終ノミネートで100通ぐらいまで選んでからがさらに大変だったんですよね? 幻冬舎の編集チームから「この100作品、すべて本にして出版したい!!」という声も!!

石原さんをはじめ、幻冬舎の編集チームは普段プロの作家さんたちの作品を見ているじゃないですか。そんなプロから見て10代が書く蒼き文章というのは、どんな魅力がありましたか?

石原さん「そうですね、みんな志を高く持っているなと思いました。うまく書けない所もあったけど、自分のビジョンを持っていますよね。ラジオ聴いてる方々のレベルが高いんだなって正直思いました。」

教頭「想像力が豊かな人が多いんでしょうね」

石原さん「校長・教頭の熱いスピリットがそうさせたのでは・・・」

校長・教頭「何をおっしゃってるんですかぁ〜(照)」

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数ある作品の中で、最終的にどんなところを見てノミネート作品を決めたんですか?

石原さん「約10週に渡って連載してもらうので、最後まで物語を書ききることが出来るか。そういう可能性を判断した上で選考しました。」

その辺は難しいですよね。
石原さん個人として「これちょっといい!」っていうのはありましたか?

石原さん「ありました! でも海賊先生と戦って敗れました(笑)」

海賊先生!? 我が校の海賊先生ですか???

石原さん「お互い譲れないところもありまして・・・」

そうですよね〜!
では・・・石原さんの方から発表してもらいましょう! 最終ノミネート作品は、全部で何作品でしょうか?

石原さん「はい、6作品になります!」

6作品!! 本来なら3〜4作品の予定だった最終ノミネート作品が、なんと6作品に増えてるッ!!

教頭「3作品とかだったら、もっと海賊先生とやりあってたかもしれませんもんね〜」

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(ゴ〜ン、ゴ〜ン・・・)

遠くから何やら鐘の音が・・・

校長「あぁっ!! この鐘は・・・アモーレの鐘!!」

実は石原さん、最高編集責任者ってこともあるんで、次の仕事場へ行かないといけないんだって!! いや〜とってもお忙しい方なんです。石原さん、最後に生徒のみんなへ一言お願いします!

石原さん「今回は3000通のうちの6通でした。でも、他の2994通も、どれも感動的な小説の芽でいっぱいでした。

これで落ちたと思っても、小説を書くということは自分を見つめ直す事や、自分の居場所を見つける事。
人生にとっても大きく左右する表現ですので、みんなこれからもどんどん書いていってください!」

石原さん、どうもありがとうございましたッ!!

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それでは、まず1作品目からの発表!!

『アシタのアタシ』
長野県 17歳 RN きつね

【あらすじ】
「明日、一緒に死のう。」
16年間女手ひとつ育ててきた母が言った。

「あたし」は考えを張り巡らせる。
そして、行き着いた結果は、自分のせいであるというもの。

主人公・森口 瑠璃は、一風変わった子だった。
東京生まれ東京育ちなくせに、関西弁を使い、
常識を理解しているようで、どこかずれていて、協調性もない。
学校の先生からは虐められていると勘違いされ、
喜怒哀楽が激しくて、だからと云って子供という訳でもない。

そんな彼女が友達なんか出来るはずもなく、
唯一の友達が「母親」であった。

そんな親友である母親が死ぬとなると自分には生きる場所が無い
そう考えた、瑠璃は翌日、死ぬことを決意するのだが・・・・

彼女は母親と共に死ぬ事を選ぶのか?
人生の分かれ目に彼女は、何を見るのか?
そして母親は何故、死ぬ事を選んだのか?
彼女の時間は、あと僅か。・・・選択の時を迫られる。


校長「このお母さんがさ、「死のう」とか言いそうなキャラじゃないんだよね。」

教頭「そうなんですよ。そこがまた不思議。」

唯一の友達が自分の母親という設定。
そしてその母親が言った「明日、一緒に死のう。」という一言。

1話だけじゃ、この先のストーリーはわからない! 主人公瑠璃のはどちらを選択するのだろう?

気になる〜〜! とりあえず第1話をチェックしたい君!
SOLのPC・携帯サイトで最終ノミネート作品の第一話・がアップされてるよ!! 各作品の専用掲示板も立ち上がってるから、感想や、作品に対してのメッセージもどしどし書き込んでねっ!!

もしかしたら、その書き込みが今後作品の展開に影響するかも・・・!?

「アシタのアタシ」を読む

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『陽のあたるところ』
東京都 18歳 RN 海央

【あらすじ】
目の病気を持つ女の子・日向(ヒナタ)は、
海沿いの病院に十年近く入院していた。
毎朝屋上から朝日を見る事が、まだ目が見えていた頃からの彼女の日課。

日向――陽のあたるところ。それが彼女の名前。
「太陽見てると、あたし、まだ見えるんだって思えるから」

もう朝日が出てるかどうか 自分の目で確かめる事は出来ない。
しかし、日の出時間を頼りに太陽の光を見ることで自分が日向でいられると思っていた。

朝日の日課をこなして病室に帰り、
そして唯一目が見える時間「夢の中」へ。
・・・そんな無機質な生活が日向の全てだった。

ある日たまたま付けたラジオ番組。
その日のテーマは「世界が終わる夜に」
何気なく聞いていたラジオ。その時パーソナリティの言ったひとことが彼女の心に大きな影響を与えてしまう。


目が見えなくなっていく、少女の物語・・・
このラジオのパーソナリティは一体何を言ったんだろう?

校長・教頭もラジオに関わっている身! ひとごとではない!?

「陽のあたるところ」を読む

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そして3作品目は・・・

『アフターグロウ』
富山県 18歳 RN くり

【あらすじ】
2050年、温暖化と人口増加が続いた日本。
政府は、日本の人口を減らすための無差別テロの計画を進めていた。

主人公・こずえは、地方都市に住む高校2年生。
同じクラスの友人で山奥で霊園を経営している野生児の澪、超お嬢様育ちの真知子と共に、高校生活をエンジョイしていた。

ある日こずえは、政府に勤める父親の書斎から、彼女たちの住む小沢野市の人口削減計画案という書類を偶然発見してしまう。

それは、小沢野市の破壊、市民の無差別殺人の計画が事細かに書かれている計画書だった。

このままでは小沢野市のすべての市民が1週間後にはすべて殺されてしまう。こずえは澪・真知子と共に小沢野市の破壊を阻止しようとするのだが・・・


教頭「わかりやすくて丁寧!」

校長「最初の方はコメディっぽい感じなんだよね。でも急にしゅっ! っとくるのよ。」

楽しい雰囲気から一変する展開に、これからこの子供達がどうなっていくのか気になるところだよね・・・!!

「アフターグロウ」を読む

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今日はノンストップでいきます!
続いて4作品目!!

『 ×(かける) 』
東京都 18歳 RN 柚木椅子

【あらすじ】
明日の夜、世界が終わるというのはみなさんご存知だと思います。本日をもって全てのネット回線及び電気回線も途絶えるそうです。最後にみなさん、マンガ『空を駆ける』への思い、その他諸々を書き込んでください。

校長 世界が終わるという事実が世に広まったのは、今から3ヶ月前。その後、世界の終わりについて様々な情報が飛び交ったが、結局のところ多くの人々が釈然としないまま明日世界の終わりを迎えようとしていた。

主人公カオルは、引き篭もりでオタクの19歳。
大好きなSFマンガ「空を駆ける」の作者が、世界の終わりを前に、話しの結末を明かさずに行方知れずになってしまった事に若干の憤りを感じ、掲示板を立ち上げ管理人を務めていた。

そこで交わされた会話から、何故か作者を探し出し、クライマックスを問い詰めるという大役を担うハメになってしまうカオル。
死ぬまで引き篭もりでいたかったカオルが世界の終わりを目前に家を飛び出し、大好きなマンガの最終話を探す旅に出る。


校長も教頭も「リアルな話!」との声。

教頭「大好きな連載してたマンガの作者が、強引に話を終わらせたってとことかすごくイメージしてるよね。」

おいたてられるように飛び出してくる展開!

教頭「主人公の名前で荒らしにかかるやつ、絶対キーマンでしょう!わ〜いつか主人公と会うんだろうな〜」

膨らむ想像は止まらない!

「×(かける)」を読む

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『孤独星』
東京都 15歳 RN ベニ

【あらすじ】
200X年、異常気象により星の光が届かなくなった地球の空から星が消えた。政府は、絶望に満ちた世界を立ち直すべく「星という存在の抹殺」の政策を発表し強制する。反対者は数多くいたものの弾圧され、結局は時代の流れにより星を知らない者が増え、現在―――300X年、星という存在は世界から無くなっていた。

星に関する書物、音楽、絵画その全てが消され、昼の空にはまぶしさが減った太陽、夜の空にはおぼろに傘をずっとかぶっている月が浮か世界。それが当たり前の世界。

時代に飲まれて消えた「星」という存在。

高校生・高藤尚人(タカトウ ナオト)は同じような夢を見ていた。真っ黒な空に光る粒が散りばめられている夢。それはかつて「星」と呼ばれているものの姿そのものだった。あるわけが無い幻想的で心が吸い付くその光がなんなのか? 気になって調べる尚人。

そして彼は新月の日に図書館で「星」に関する資料を発見する。嬉しさのあまり屋上で思いを叫ぼうする尚人。そんな彼の眼に飛び込んできたのは・・・・給水塔から飛び降りようとしている一人の女の子だった。


校長「これ、俺の中で勝手に“ロマンティック冒険ファンタジー”にしちゃってるから! なんかキレイだよね。」

教頭「なんだろ、だだっ広い中を上から見てる感じなんだよな〜。思ったんですけど、この話、今の段階では“世界が終わる夜に”っていうテーマとはちょっとズレてますよね。」

これからの展開で、少しづつテーマに近づいて行くのか・・・!?
ある女の子の登場で、物語は開けていく。

校長「この女の子が気になるんだよね! どんな子なんだろ〜な〜」

「孤独星」を読む

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ラスト、6作品目・・・!!

『満月の扉』
東京都 15歳 RN ベニ

【あらすじ】
高校生・石島浩輔(イシジマコウスケ)は、半年前に不慮の事故で自分以外の家族全員を失った。それは彼にとって、今まで構築してきた世界の終焉を告げる事と同じ意味を持っていた。

事故以来、悪夢にさいなまれる浩輔は、家族の分まで生き続けていく事を誓いながらも、頭のどこかで家族との再会を夢見ていた。

その日も浩輔は、いつも通りに家路に着く。
しかし、いつもと違う事が2つあった。
1つはアパートの鍵が既に開いていた事、そしてもう1つは死んだはずの妹が当たり前のように部屋で寛いでいる事。

目の前の現実を受け止められない浩輔に、妹と瓜二つの少女は、笑顔で衝撃的な言葉を口走る。

「あのね、お兄ちゃん。あたし、生き返っちゃったの」。

こんなこと有り得ない。浩輔は自分にそう言い聞かせるように、その日は深い眠りについた。だが、翌朝目を覚ますと、やはり部屋には妹そっくりな少女がいる。困惑する浩輔だったが、少女の説明を聞くうちに、有り得ない現実を受け入れざるを得なかった。

少女との出逢い、それは世界の終わりを告げる・・・前兆だった。


校長「主人公の辛い気持ちが、ぐっと引き付けられるよね。あ〜もう、とにかく読んで欲しいな!!」

そう。どの作品もそうなんだけど、とにかく読んでみてッ!! 1つ1つ、同じテーマなのに世界感もストーリーも全然違う。だからあれがいい、これがいいなんて言えないんだ。

とにかく、今日発表した6作品全部読もう!!
すべてはそこから・・・そして、次回“第2話”は再来週の9月1日(月)に発表!!

お楽しみにねッ!

「満月の扉」を読む

本日のまとめ by やましげ校長
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今日の最後の黒板は・・・最初のまま!!

「今を文字に刻め」

今回“蒼き賞”に応募してくれたみんな。
最終ノミネートに選ばれたヤツも、そうでないヤツも・・・

こうやって、書いたことがスゲェッ!

今しか出せない文章をみんな刻んでて、
本当にすごいと思った。
だから、俺からの勝手なお願い。

今回駄目だった子も、続きを書いて欲しい!!

音楽やりたいやつは音を奏でて、
文章書きたいやつは書けばいいって思うんだ。
だから、続きを書いてください。

勝手なお願いだけど・・・
これからも、書き続けてください。

お願い!

ON AIR LIST
22:26 ふたりごと / RADWIMPS
22:37 WINGS / 宇多田ヒカル
22:43 Skyline / YUI
22:48 裸の王様 / 湯川潮音
23:03 ワンダーフォーゲル / くるり
23:09 太陽とビキニ / RIP SLYME
23:21 楽園ベイベー(Album Version) / RIP SLYME
23:36 炭酸少年 / plane
23:41 プラネタリウム / BUMP OF CHICKEN
23:47 キズナソング / THE BACK HORN
23:52 あるがまま / MONGOL800

今しか出来ない事は今やる

今しか書けない事は今書く

やましげ
校長

教頭
早く続きが読みたい。
面白いとか面白くないとかじゃなくて、結局は人間が決めている以上は、好きか嫌いのような、好みの問題になると思うのです。
だから自分の書いた作品をまずは愛してあげて下さい。
もしも、それを誰も評価してくれなくても、ずっと愛してください。

やしろ

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