4月29日 「1人で悩まなくてもいいんだよ」

今夜も、なかなか人に相談出来なくて、苦しい思いをしてるってヤツの話を聞いていきたいと思います。

家族のことでもいいし、学校のことでもいい。
1人で悩んでないで、まずは学校掲示板に書き込んでくれ!

そして、それを見たみんな。
何かを感じたらレスしてあげてほしい。お願いします!

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昨日電話に出てくれたRN ミルクマフィン。掲示板見てくれたかな?
たくさんの人が書き込みをしてくれました。本当にありがとう!

そして、大人の方からのメールも多かった。
これまた感謝です!
東京都 28歳 おとうちゃんからのメールでは、ミルクマフィンみたいな子たちのことを記事にしたニュースを職員室に届けてくれました。

これによると、「全国webカウンセリング協議会」というのがあって、ミルクマフィンみたいに、なりすましメールで悩んでる子たちの相談窓口になってくれるらしい!

他にも同じような悩みを抱えている人がいると思う。
親や先生に相談できないって子は、「全国webカウンセリング協議会」に相談してみるのもいいと思う。

他にも色んな意見、書き込み、本当にありがとう!
みんなのおかげでSCHOOL OF LOCK! は救われています。
そして、それはみんなが仲間だということです。

1人じゃないよ。
全国に仲間がいることを、忘れないでほしい。

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教頭「校長先生、ちょっと "喜" という漢字を横に並べて書いてみて下さい」

『喜喜』

教頭「この漢字! 知ってるでしょう?」
校長「ラーメンのドンブリに描いてある文字!」

この文字、昔は、ラーメンのスープを飲みきった時のみ見れたそうです。
"ラーメン美味しかったよ!" というお客さんの喜びが1つ。
"全部食べてくれてありがとう" という、お店の人の喜び。
2つの喜びで出来上がってるんですね。

教頭「どうですか!このちょっとした良い話」

今夜も、さっそく気になる書き込みをした生徒に、逆電をしたいと思います! みんなも、気になる書き込みがあったらレスしてやってくれ!

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気になる書き込みに電話をしてみます。


落ち着く場所がない
最近どこにいても自分が落ち着ける場所がないです。唯一安心出来るのは学校帰りのバスと電車の中だけ。学校はなにが嫌って訳じゃないんですけど、なんだか気疲れしてしまって…。家では親からの叫び声とかガラスが割れる音とかが耐えないです。それも少し前まではそんなことなくて、最近一気に現状が変わってしまって…。大好きな音楽と支えてくれているここのみんなや友達はいるけれど、やっぱり辛くて。 私はどうすればいいのだろう…。

夢風
女/15/兵庫県
2009/04/29 21:02


RN 夢風 兵庫県 15歳

夢風「主にお母さんなんですけど…ちょっと荒れてるっていうか」

校長「それは誰と…?」

夢風「お母さん1人 対 お父さん・弟・私みたいな…」

お母さんと言い合いの喧嘩になってしまった。
そこから一気にお母さんの態度が変わってしまう、話し掛けても無視されてしまう。。。話さなくなって1週間。原因はわからない。

校長「喧嘩なんてよくあることじゃん!」

教頭「でも無視されるってことは、お母さん相当怒ってるぞ」

お父さんとも会話をしていないRN 夢風。

夢風「お父さんは部屋にこもって好きな事をやっているので…それが唯一の息抜きなのに邪魔出来ないかな?って…」

教頭「 "お母さん最近おかしくない?" ってお父さんに言ったほうがいいと思うよ?」

夢風「うーん…」

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校長「もしかしたら、お父さんとお母さんの間でイザコザがあったのかもしれないし…やっぱりお父さん・弟と "今回は長いね" って話してみたり…」

教頭「俺も夢風と同じ年の時に、お母さんがヒステリーみたいになっちゃってね。
更年期障害になってきたから気をつけろって、お父さんに言われたよ。そういうこともあるからって言われても、全然わかんなかったりして、気にしないでいいやくらいの生活してたけど…」

校長「うん。理由がわかれば、なんとなくそういうことなのかな?って、ちょっとはわかるんじゃない?」

教頭「夢風が家に居づらいなら、いつでもここに来てくれていいし、ただ、これを僕らは解決出来ない。これは絶対お父さんだよ。お父さんに相談しないとダメ」

友達にも心配を掛けたくないし、自分の家のことだから…と、ちゃんと相談出来ていない。

教頭「そういうとこ、甘えてもいいと思うんだけどね」

校長「家に帰りづらいから放課後付き合ってよーって、頼ってもいいと思うよ」

夢風「はい…」

校長「どっかで抜かないといけないし。本当にちゃんと話そう? お父さんと」

教頭「子供が生活しづらくなってるって理解出来たら、お父さんも無視出来ないと思うよ。
お前が気をつかう必要は何も無いよ。これは約束して? 相談しよう!」

夢風「はい」

校長「あとは学校のことか。学校ではどんな感じなの?」

夢風「友達がいないわけじゃないんですけど、なんとなく空気に馴染めないというか…中学までは気の合う子ばかりで集まってたので、高校に入ってから趣味が合う子がいなくて。話し掛けづらいし、なんか馴染めないな…みたいな感じです」



この後、RAD LOCKS! 中に話をした校長・教頭、夢風の3人。

校長「高校に入ってからのギャップはしょうがないよ。中学と違ってビックリするかもしれないけど」

教頭「それと家のことが一緒に来ちゃったからビックリしたかもしれないけど、乗り切ろう!」

頑張る! と、校長・教頭と約束してくれたRN 夢風。
いつでも書き込みしていいんだからね。待ってるよ。頑張れ!

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RN warp 大分県 16歳
わたしには友達が居ました。
その子とわたしは仲が良かったのですがわたしは仲の良い子には口調がきつくなってしまう癖があり、そのせいでその子は学校に来なくなりました。

わたしの口調がきつくなる理由も彼女は知っていました。
だけど理由を分かっていても彼女は耐えられない程に追い詰められていました。彼女は学校に行かなくなったいう理由で親からもきつく叱られていたそうです。

そんなことが重なったからか彼女は自殺をしました。
わたしの口調が原因で彼女は学校に来られなくなりそれにより彼女は親から叱られ追い詰められ自殺してしまいました。
わたしはその後、ずっと彼女の死の償いに自分も死のうと思っていました。 だけど「それじゃ何もならない、彼女の分まで生きよう」とある人に言われ最近まで生きてきました。そして来月、わたしとその彼女の親と事件についてくぎりをつけるため彼女の遺骨がまだ彼女の家にあるので彼女に会いに行って謝ってきます。
凄く怖いけど頑張って踏み出します。また報告させてくださいね。


それが事実なのかどうかは分からないけど、でもwarpは、「自分のせいで…」と苦しんでる。warpと話したい。

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校長「言いたくないことあったら言わなくてもいいからね?…その子とは中学の時から一緒?」

warp「はい。同じ高校にいって、同じクラスです」

校長「仲良くなるとな。友達だから口調が変わることはあるよね」

warp「はい…」

教頭「彼女の家に行ってくる?」

warp「はい」

教頭「怖いね」

warp「すごく怖いです」

校長「でも、行くと決めたんだよね?」

warp「はい」

校長「これまで行けなかったっていうのは、warpの気持ち?」

warp「向こうの親といろいろあって…私の中で、向こうの親に恨まれてるっていう感情があって、それで行きたかったけどずっと怖くて行けてなくて…こんなに延びてしまいました」

教頭「うん。怖いよこれは」

校長「warpはどう? 元気でやれてる?」

warp「笑ってても、その子がいないのに笑ってていいのかなって…すごく後ろめたくて…心から楽しむことは出来ないです」

校長「…いっぱい泣いたろ」

warp「はい…」

教頭「本当に死のうと思ったでしょ?」

warp「はい」

教頭「でも、死ぬのはダメだからね」

校長「ダメだね。人が1人死ぬって、思ってたよりとんでもないことでしょう?」

warp「今でもいないのがよくわらかないです」

校長「その子のことはさ、好きだったんだよね」

warp「大好きでした」

校長「目一杯泣きな、ほんとに」

warp「はい…」

校長「その子が不登校になってからさ、話は出来なかった?」

warp「その子が亡くなる前に電話があったんです。夜だったんだけど、私帰るのが遅くなって、電話出れなくて…次の日学校で話すことになったんですけど、次の日の朝、彼女が亡くなってしまって話せなくて・・・」

校長「うん…ごめん。シンドイことを聞いてしまいました…彼女に会いにいくじゃない?」

warp「はい…」

校長「何を、彼女に言うんだい?」

warp「私、去年の今頃いじめられてて、その時その子が守ってくれたんですよ。だから、そのお礼と、気づいてあげれなくてごめんなさいって…ちゃんと謝りたいです」

教頭「うん」

校長「ちゃんと、言おう。な。warpが出来ること、全部やろう」

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教頭「warpはね、この学校の生徒なので幸せになってほしいと思う。だけども、その…やっぱり彼女も、彼女の家族のこととかもね、考えると、そういう言葉をwarpにかけてもいいのかなと思ってしまうけれども…それでもやっぱりwarpには…不謹慎で失礼かもしれないけど、幸せになってほしいし。俺ら以上に、warpの近くにいる人はその気持ちを持ってるし。

残酷な言い方になるかもしれないけど…このことはね、一生ついてくると思う。
でもね、それでもやっぱりwarpが決めたように生きていかなきゃいけない。長い長い人生になっちゃうけど、他の人より長く感じる人生になるかもだけど、それでも生きていかなきゃいけないし。俺らや周りの人は、warpに幸せになってほしいと思っているよ。何もアドバイスもないけど…頑張ろうね」

校長「一生、その子のこと忘れずに。その子のためにいっぱい泣いて、笑いたい時は笑う。いっぱい泣いて、いっぱい笑う」

warp「はい」

校長「向き合ってさ、いくしかないから」

教頭「いつでもここにおいでね。シンドイことが続くと思うけど」

校長「待ってる。またな」

warp「はい、また」

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僕は本当にみんなに幸せになってほしいと思います。

この3日間、いろんなヤツと話してきて
勇気がない、強くない、友達がいない、
楽しいことがない…
いろんな "ない" ことが沢山あると思うんだけども、
その、いろんな“ない”の最後、
僕は "諦めない" というのがあってほしくて
僕は諦めてほしくなくて

涙した子はその涙を笑顔に変えてほしいし
明るい未来をあげたいし
僕は嘘みたいなことを、本当にしたいと思います
嘘をなんぼでも本当にしたいと思っています
それだけで、やっていきます。

まだちょっとこの黒板には、
なんの字も書けませんけれども
ちゃんと、この黒板に自信を持って

『幸せ』

という字を書けるようにしますので


今夜のFAXイラスト
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RN カル(犬) 三重県

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RN プレアデス星団

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RN TGN 静岡県

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RN TGN 静岡県

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RN TGN 静岡県

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RN Madder glow 岩手県

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RN ひん

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RN どっぴ

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RN カルタリア 北海道

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RN そうた 大分県

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RN Madder glow 岩手県

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RN 琴重 北海道

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RN clown 佐賀県

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RN チャドリーキャノンズ

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RN やはっち 大分県

本日の逆電リスナー!!
RN 夢風 兵庫県 15歳
RN warp 大分県 16歳

ON AIR LIST
22:04 人にやさしく  / THE BLUE HEARTS
22:15 あかり  / セカイイチ
22:29 ジョン・L・フライの嘘  / 清 竜人
22:51 メロディーフラッグ  / BUMP OF CHICKEN
23:03 青春  / おとぎ話
23:23 魔法鏡  / RADWIMPS
23:46 Last Dance  / AIR
23:52 キズナソング  / THE BACK HORN

だから
君も
一緒にがんばって下さい
お願いします

やましげ
校長

教頭
皆の楽しいが今よりも1つ多く。
皆の悲しいが今よりも1g軽く。
皆の幸せが今よりも1cm長く。
そんな気持ちで毎日やってます。
ぼくらはヒーローでも神でも悪魔でもない
ただの人間だけども、だからこそ人間らしく人間に対して向き合って、寄り添って、一緒に笑っていくよ!

教頭のやしろ

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