6月14日  『 夢の職業★3DAYS 』ーDAY3ー
 サッカーU-23日本代表、酒井 高徳選手

『夢の職業★3DAYS』本日が最終日☆
1日目の "芸人" 、2日目の "ミュージシャン" に続き、今夜は "スポーツ選手" !

ロンドンオリンピックで活躍が期待される、
サッカーU-23日本代表にして、ドイツの名門クラブチーム
"シュトゥットガルト" で活躍中!

酒井 高徳選手のスペシャル
インタビューをお届け!!!!


日本人であるにも関わらず、ドイツ代表からも声がかかるほどの21歳。そんな酒井選手も、10代の頃は挫折を繰り返していたのだとか…

「何をやっても、 "一番" になれない…」
「自分には、何の才能もない…」
「やっぱりまだまだ、自信を持てない…」

今夜は、そんなことを考えているキミにこそ、届けたい言葉がある。

スポーツ選手を目指しているキミへ。そうでなくとも、 "何か" へ向かっているキミへ。

― "夢を叶える" って、どういうことだろう?

"夢" の授業、最終日。
キミの登校、待っています。

そして今夜は、酒井選手からのとっておきのプレゼントも…!!

SCHOOL OF LOCK!
今週月曜日のSCHOOL OF LOCK! は、生徒が欲しいCDをかけて3択クイズに挑戦。
見事正解すると、そのCDをそのままプレゼント!
『MUSIC&RELEASE』を開催!!

生徒のみんなから、たくさんのエントリーがありました!!

そして!明日のSCHOOL OF LOCK! FRIDAYでは、みんなの欲しいCDを集計して、 "TOP10" をランキング形式で発表!!

さ・ら・に!
発表されたCD10枚全てをセットにして、3名の生徒にプレゼント!!
『MUSIC&RELEASE ランキングスペシャル』を開催だっ!!!!

TOP10入りしたCD全てがお前のその手に…!
詳しい応募方法は、我が校の特設ページからチェックしてくれ!
みんなの参加、待ってるぞーーー!!

SCHOOL OF LOCK!
さあ、今はまさしく、日本のサッカーにとっての正念場…!

現在開催中のワールドカップ・アジア予選!
そして7月からは、ロンドンオリンピックがスタート!!

ということで!今夜は、とーやま校長もよしだ教頭も日本代表のユニフォームを着用しております!

しかも、このユニフォーム…ロンドンオリンピックで選手が着るものと、全く同じデザイン!!

今夜は、世界を相手にする選手たちの気持ちを想像しながら、授業をして行きます!

SCHOOL OF LOCK!
そんな今夜の授業は…ロンドンオリンピックで活躍が期待される、サッカーU-23日本代表!
酒井 高徳選手のスペシャル
インタビューをお届け!!!!


酒井選手は、10代の頃から日本代表として活躍し、今では日本を越えて活躍するスーパーエリート!!

現在は、ドイツの名門サッカーチーム シュトゥットガルトで活躍中! 日本人でありながら、ドイツ代表候補の声が挙がるほどの21歳…!!

とは言え…酒井選手は、1990年代生まれ。
つまり!生徒のみんなと完全に同世代!!

SCHOOL OF LOCK!
そして、今回酒井選手へのインタビューを担当したのは…よしだ教頭!!

よしだ教頭「そうなんです! 行ってきたんです!」

とーやま校長「まさかの、よしだ教頭1人!? 何なんだよ、この人選!(笑)」

よしだ教頭「会いたかったんだからいいじゃん!!(笑)」

とーやま校長「インタビューはどうだったの?」

よしだ教頭「一言でいうと、 "曇りのない人" という印象でしたね。迷いがないというか。質問に対しての答えも早いですし…見えてる景色がクリアなんだなって思いました」

SCHOOL OF LOCK!
そして今夜は、インタビューだけではなく…生徒の中から3人に、adidasから酒井高徳選手のサイン入りユニフォームをプレゼント!!!!
酒井選手、ありがとうございます!!

よしだ教頭「自慢じゃないですけど…このユニフォームに酒井選手がサインを書くとき、俺がこのユニフォームをピーンと張ったんですよ〜!」

とーやま校長「その情報いらないよ(笑)」

SCHOOL OF LOCK!
このユニフォームは、今日SCHOOL OF LOCK! の学校掲示板に書き込んでくれた生徒の中からプレゼントします!

これを着て、酒井選手の活躍を期待して、みんなで応援しよう!

今日は、酒井選手の言葉を聴いて、みんなが感じたことや考えたことをそのまま教えてください。

SCHOOL OF LOCK!
さて、酒井選手のプロフィールを簡単におさらいしておきましょう!

1991年に日本人の父親とドイツ人の母親の間に生まれ、小学校5年生の時に、地元新潟でサッカーをスタート。

中学校の時点で、年代別の日本代表に選ばれ、高校時代は学校の部活には入らず、クラブチームで活躍。

そして18歳の時に、Jリーグ アルビレックス新潟に入団。
10代のうちに、プロ選手たちの中で活躍。

その後、20歳を迎えた2011年。
ドイツのサッカーリーグ・ブンデスリーガの名門チーム シュトゥットガルトに入団。
21歳になった今では、ドイツ代表候補への声が上がるほどの活躍で、間違いなく! 今後の日本、そして世界の中でも貴重な才能!!

この経歴だけを見ると、小さい頃から "天才" と言われながら育ったサッカー少年! という感じがしますが、実際はどうなんだろう…?

SCHOOL OF LOCK!
酒井選手「サッカーを始めたのが小学校5年生くらいで、それまでは色んなスポーツをやってたので、運動に関しては活発にやってた子供だったのかなって思います」

よしだ教頭「その色んなスポーツから、サッカーに絞ったのはいつなんですか?」

酒井選手「1人でサッカーがしたくて、近くの河川敷に行ったんですよ。そしたら先に使ってる人がいたので、どうしようかな…と思ってポツンと立ってたら、クラブチームのコーチに "サッカー好きなのか?" って言われて、チラシ渡されて "ここでやらないか?" って言われたんです」

よしだ教頭「えぇーっ…!!」

酒井選手「サッカーが一番好きでしたけど、本格的にはやってなかったので、そこからちゃんと本格的にやり始めましたね」

よしだ教頭「高校で "部活" ではなく、 "クラブチーム" を選んだ理由は何ですか?」

酒井選手「よりプロに近かったというのが一番の理由ですかね。県外に行くという選択肢もあったんですけど、新潟でアルビレックスをよく見てたので、そこでやりたいなという気持ちもありましたし、プロになりたいという気持ちもあったので、クラブチームを選びましたね」

よしだ教頭「選手権みたいなものは…?」

酒井選手「それは憧れましたよ。何で高校サッカーはテレビに出て、俺らは出ないんだ?って(笑) 高校生の選手権を見てて、こんなところで活躍できたらヒーローになれるよなって、みんな思ってましたね。
でも、 "選手権に出て、そこからプロになりたい" なのか、 "プロになりたい" なのかの違いだと思うんですよ。僕は "プロになりたい" というだけだったので、そこにすぐ行けるならクラブチームでやろうと」

自分で行動したのが、サッカーを本格的に始めるキッカケに繋がった。
そのくらい、自分から動くことは大事なんだね!

SCHOOL OF LOCK!
ここまでのところ、順風満帆のサッカー人生に見えるんだけど…。

よしだ教頭「中学生・高校生時代に挫折した経験はあったんですか?」

酒井選手「僕はサッカーを始めたのが遅かったので、ボール扱いが周りより上手くなくて…。でも走るのは自信があったので、そこを活かしたプレーで何とかやってたんです。それで、新潟県の選手に選ばれて、そこから全国の選抜があったんですけど…市内でしかサッカーをやったことがなかったので、県の選手たちと一緒にやったときに、自分のヘタクソさを痛感しましたね。恥ずかしくて、みんなと一緒にやりたくなかったんですよ。そういうことがあって、落ち込んで落ち込んで…でも、選ばれたからやるしかないじゃないですか。だから落ち込みながらも、自分のプレーを出しながらやっていて、だんだん慣れてきたら、自分のやりたいこともできるようになってきて。そしたら、選抜で上がって、中学校3年生のときに初めて日本代表の年代別に行かせてもらいました。
挫折って言われたら、常にあった感じですね。選抜に行ったら "こいつら上手いな…" って落ち込んで、その上に行ったらまた "こいつら上手いな…" って落ち込んで…っていう感じでやってましたね」

よしだ教頭「でも、決して "辞める" という選択肢はなかったんですね」

酒井選手「そうですね。サッカーが好きでしたからね。 "上手くなりたい" っていう、ただのサッカー少年みたいな気持ちでサッカーをやってましたね」

酒井選手ですら、どこに行っても自分よりも上手い人がいて、常に挫折していた。
それでも諦めなかった理由は、 "サッカーが好きだから" 。

とーやま校長「これが、たまに見えなくなっちゃうんだよな…」

よしだ教頭「わかります。好きで始めたことなのにね。もっともな理由をつけて、逃げたり諦めたりしてるんだけど…。でも、酒井選手の "選ばれたからやるしかないじゃないですか" っていう一言が…! "この人、辞める選択肢ないんかい!" って思って!(笑)」

とーやま校長「でも、結局やるしかないんだよね。だって好きなんだもん! 始めたのは自分だし、自分でやると決めたことだから、見えなくなることもいっぱいあるけど、一番最初のときの自分ともう一度話をしてみることって大事なんだな…」

SCHOOL OF LOCK!
ここからは、生徒のみんなから届いた質問に答えてもらいます。

RN ゆりちゃんまん 岐阜県 18歳 女
私は小学校の時から男の子に混ざってサッカーをしてきました!
でも高校でも女子サッカー部に入ってましたが、勉強しなくちゃで卒業とともにサッカーから離れました。
高徳選手は、サッカーをやめるという道はなかったんですか?
プロになるのはとても簡単なことではないですが、どうやってここまで続けてこれましたか?


酒井選手「難しいですけど…プロになることしか考えていなかったです。辞めるということは考えてなかったので。プロになるという目標を持ちながら、今やってることはその過程だと思っていましたね」

よしだ教頭「シンプルに好きなことだけをしてた、と」

酒井選手「サッカーも好きでしたけど、プロになる決意をしていたので、プロになるまでは辞める気がなかったですね」

RN まりーぴーちゃん 長野県 15歳 女
酒井選手は、試合前に緊張しますか?
緊張するなら、その緊張をどうやって試合に生かしていけば、楽しくプレーできますか?
キャプテンとして、3年生として、全国大会の大事な試合があるので、是非、教えてほしいです!


酒井選手「おぉ、すごいですね! 試合前はだいぶ緊張します。特にデビュー戦とかは緊張しますね。緊張すると、どうしても失敗のほうを考えがちなんですけど、 "こういうプレーができるぞ" とか "こういう舞台だし、周りにこういうプレーを見せたいんだ" という良いイメージを持つと、楽しくプレーできると思います」

よしだ教頭「試合前に、 "俺、緊張してる…" って思うことはあるんですか?」

酒井選手「あります! 試合が始まってすぐミスをしたりすると、 "今日はヤバイな…" って思います。でも、そういうときはすぐ切り替えて "デビュー戦だし、みんな緊張してると思ってるだろう" と思いながら、 "次はこういうプレーをやりたいな" とか考えてますね。
緊張は避けられないものだと思うので、ネガティブな考えではなくポジティブな考えを持ちながら…。その大会で最後に自分はどういうふうにいたいのかということを良いイメージで持ち続ければ、良いプレーになっていくんじゃないかと思いますし、そういうプレーを心がけてます」

SCHOOL OF LOCK!
RN ともやんくん 富山県 17歳 男
高校生最後の大会で目標のインターハイにいけず、すごく悔しいです。
なにもやる気がでません。
時間がたてばたつほど、後悔とか悔しさって大きくなりますよね?
酒井選手だったらこいういうとき、どうしますか?


酒井選手「高校生のとき、僕らも大会で上に行けなくて、悔しい想いをしてましたけど…僕も一緒で、時間が経てば経つほど後悔します。でも逆にそういうふうに思っていたほうが、だんだん "どうしたらいいか" という道が見えてくるので、俺は悩むことは悪くないと思います。むしろ僕は最後まで落ち込んでるタイプなので…それを忘れた頃に、そういうことがあったなって思って、勝負強くなっていくと思います。だから、悩むことも大事ですし、悔しいことを悔しいと思うことも大事だと思いますね」

RN キャロさん 千葉県 17歳 男
僕は5月までサッカーをしていたのですが、今は引退して受験勉強をしています。
僕はサッカーをやっててうまくいかなかったことが多かったんですが、酒井選手は、今までの中でそういう体験はありますか?
またそういう時は、どういうふうにして乗り越えましたか?
僕自身スランプの時に苦労した経験があるので、ぜひ教えてほしいです。


酒井選手「誰でもそうですし、サッカー以外でも上手くいかないことはあると思いますけど…僕自身もサッカーでそういうことが沢山ありました。でも、そういうふうに見せないことが一番大事かなと。 "スランプだと思ったら負け" くらいの気持ちで、良くないことを良いほうに持っていくことを意識して、いつもやってました」

よしだ教頭「すごい…!!」

SCHOOL OF LOCK!
そんな酒井選手の "これからの目標" も聞きました。

酒井選手「プロになってからは、色んなことが起きるので、あんまり先に目標を持たなくなりましたね。今日1日や1回の練習の中で、 "自分が上に行くためには?" ということを意識してやってるので、大きい目標はないんですよ。だから、 "目の前のこと" をしっかり終わらせて、 "最終的に…" ということは楽しみに待っているという感じです」

よしだ教頭「数年後よりも明日を見ているんですね」

酒井選手「そうですね。僕は元々 "世界で活躍する" と言えるようなプレーのタイプではなかったので、あんまり先は見ないで、今日1日や明日を大事にしていきたいです」

先の "未来" よりも、 "明日" を。
そして、 "明日" よりも "今" を見ている、酒井選手。

とーやま校長「今この時間を沢山積み重ねた先に、大きな目標があるわけで、それが一番大事なのかもしれないな…」

よしだ教頭「先を見過ぎて、何をしていいかわからなくなるよりは、今だけを見て、今できることをしていくほうがいいのかもしれないですね」

とーやま校長「遠い先ばかりを見てたら、 "あれをやったほうがいいのかな?これをやったほうがいいのかな?" とか不安になるけど…今だね!」

よしだ教頭「今です!」

SCHOOL OF LOCK!
そろそろ最後の黒板の時間です。

今夜は、せっかくなので、酒井選手から生徒のみんなに向けて、黒板をもらってきました!

本日のまとめ by 酒井 高徳
SCHOOL OF LOCK!
僕なら、サッカーをやる以上、
色んな犠牲を払っていかなければいけないし、
それは、勉強にしろ仕事にしろ、
何かを犠牲にして自分が伸びていかなきゃいけない部分があるはずです。

そういうところで、何かを犠牲にして、それを糧にして、
すべてをかけて、やっていってほしいです。

SCHOOL OF LOCK!
今週は、火曜日から3日間 "夢" をテーマに、芸人の森三中・大島美幸先生、ミュージシャンの道を歩み始めたばかりの米津玄師先生、サッカー選手の酒井 高徳選手の話を聴かせてもらいました。

とーやま校長「夢を叶えるということは、思い描いた理想の場所に到着するということではない。そこに留まることでもない。"夢を叶える" ということは、今、目の前にあるドアを開け続けるということだと思う。ドアを開けたらまたドアがあって、その間には色んな困難があって…その繰り返し。」

よしだ教頭「カギがかかってるドアがあったりね」

とーやま校長「うん。でも、ドアの向こう側を想像する時の胸騒ぎ、ドアが開いた瞬間のドキドキ、それは、俺たちを揺さぶって、打ちのめして、最高の幸せを与えてくれる!
これからも、目の前のドアを開け続けよう。そのドアを開ける鍵探しだったら、いつでも手伝う。明日も来週も、そのずっと先も! お前がドアを開け続けるその姿を、俺たちは、ここからずっと見ている!!!!」

SCHOOL OF LOCK!
最後に…ロンドンオリンピックに向けての意気込みを聞きました。

酒井選手「サッカー選手としての、大きな一つのイベントだと思うし、今後に向けての大事な大会だと思うので、すべてをかけて! オリンピックでメダルを取りに行けるように頑張ります!」

SCHOOL OF LOCK!
酒井 高徳選手!
本当にありがとうございました!!


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本日のFAX
写真
RN ろすとちきん(仮)

写真
RN 赤い糸魔法 福岡県


酒井選手はすごい。でも負けてらんないっしょ。そうでしょ?

校長のとーやま
校長

教頭
酒井高徳選手が鍵をくれました
みんな、続け!!

教頭のよしだ

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